2014年5月30日金曜日

2014土佐乃国横断遠足 (室戸岬-足摺岬 242km)  (その3)

土佐乃国横断遠足つづきです。

2014年5月23日 午後6時前  
エイドで30分ほど休憩したあと、再び走りはじめました。


コースは、途中から、土佐くろしお鉄道と並行して走っているのですが、なかなか列車の写真を撮れません。なぜかと思ったら、高架で踏切がないので、直前まで列車が来るのが分からずシャッターチャンスを逃していることに今さら気づきました。


スタートからずっと国道55号線でしたが、左折して県道14号線に入りました。


日が沈みかけたところで、CP1:物部川大橋(約67km地点)に到着しました。
ここで写真を撮るのがルール。


撮影して、長い橋を渡ります。



その先には、高知龍馬空港で、ジェット機が飛び立つ姿も間近にみることができました。


南国市に入り、これでスタートして8つ目の市町村、着実に足摺岬には近づいています。(そう思い込むようにしています。)


暗くなりヘッドライトを点灯しながら走りはじめていると、私設エイドがありました。凍ったタオルを頂き、クールダウンできました。


コースはついに県庁所在地、高知市内に入りました。

真っ暗でよくわかりませんが、しばらくは、2月に行われる高知龍馬マラソンと同じコースのようです。

浦戸大橋に入って、急激な上り坂が始まりました。ここからは、無理せず歩いていくのですが、下を見ると怖くなるくらいの橋の高さです。


高知の夜景をみながら、橋の上りきり、下ってしばらくすると、
21時過ぎ、82キロの第3エイドの桂浜に到着しました。


予定より時間かかりましたが、気がつくと、7位グループに順位が上がっていました。
しかし、まだ3分の1、ここからが本番。次のエイドは、150kmまでないので、ここ十分、休憩することにしました。


カツオのタタキ、温麺、カレーライスと平らげて、食欲は旺盛、足の痛みを除けば、順調です。


坂本龍馬像の前に記念撮影。あとは、足摺岬のジョン万次郎像だけです。


ここからは、高知市内や近隣市内のホテルや自宅に宿泊するランナーと、眠らず150キロのエイドまで目指すランナーと分かれます。
(コースを外れる場合は、外れる地点で車等の利用可)


とりあえず、当初の予定通り、ゆっくり歩きを増やしながら、150キロを目指すことにしました。

次、目指すポイントが高知競馬場。海沿いの道を進んでいきます。

今までは集団で走ることが多かったのですが、ここでは単独走になり、暗い夜道の一人歩きとなりました。

(途中、バイクのエンジンの轟音に震えながら?)

しかし、ここで痛恨のミス。

地図を見ながら走行していたのですが、右折ポイントを誤って、2キロほど進んでしまいました。春野の看板を見て、慌てて引き返して、2キロ進んだ道を戻ります。

ただでも超長距離なのに、この4キロのロスは痛過ぎる。

気持ちを切り替えようとしますが、ショックが大きく、動揺が隠せません。

30分のロスで、後方で走っていたグループに合流して、第2チェックポイント(90km地点)の高知競馬場で写真撮影しました。


しばらくして、また、単独になり、足取りも完全に鈍くなってしまいました。


真っ暗な道、かなり心細いです。


四万十市まで100kmという看板を見ると気が遠くなります。
(四万十町は、四万十市より数十キロ手前ですが。)


それでも、何とか、土佐市に入りました。

コンビニで夜食を購入して、しばし休憩、食欲は相変わらずありますが、さすがに眠くなってきました。


草木も眠る丑三つ時、もう完全に歩きです。
時折、休みながら、進んでいきます。

眠くなるので、一人で歌をうたっていました。。
「南国土佐を後にして。。」その続きが分からず、このフレーズばかり繰り返しています。


午前4時を過ぎて、辺りが明るくなり始めました。
眠気が最高潮で、缶コーヒーを購入して、目を覚まします。



こんな早朝でも、私設エイドを用意して頂いて、有り難くコーヒーを頂きます。
眠気覚ましの薬も頂きました。


徐々に眠気もおさまり、足も回復して、多少、走りを入れながら、進むと、須崎市に入りました。


前半は、海沿いのフラットな道ですが、このあたりから山道、坂が増えてきました。


2日目の朝を迎えてまだ須崎、四万十町の第4エイドに午前中に到達するのは難しくなりました。


とりあえず、朝食。久しぶりの飲食店を発見したので、すき家で牛丼を頂きました。


再び、歩きはじめて、先を目指します。


須崎の道は、変化に富んでいて、眠気覚ましにはよいです。


道の駅でトイレ休憩、水の補給をして、再び走り始めます。


トンネルを抜けると、絶景が。
そんな目を覚ます光景が、気持ちを和ましてくれます。




多くのトンネルを抜けて、須崎から中土佐町に入りました。



山道、上り坂も辛いですが、下り坂はもっと辛い。そんな足の状況になって、なかなか進まなくなってきました。


そして、このコースの最大の高低差、七子峠の道に入りました。

再び、眠気が出てきて、うとうとしながら、山を登っていきます。
車がスピードを出して抜いていくので、ちょっと怖く感じながら、進んでいきます。


途中、無意識に、ヒッチハイクして、車に乗ってしまおう、という衝動にかられながら、なんとか6キロの峠道を上りきりました。





遠くに海を臨む風景、最高ですが、疲労がピークに達してきました。



峠を越えると、四万十町に入りました。
しかし、エイドまでは、まだ十数キロあり、もう一踏ん張りが必要です。


田園風景、初めて来た場所なのに、以前、訪れたことがある気がしてしまっていて、不思議な感覚になりながら、歩いていきます。


当初の予定では、午前中に着いて、暑い時間帯は、休憩する予定でしたが、土曜正午を過ぎて、暑くなってきました。



エイドまで残り3キロ。
ここからが、果てしなく遠く感じましたが、ようやく13時50分に最後のエイドステーション、クラインガルテン四万十に到着しました。




その4へつづく
大会公式HP⇒  第1回土佐乃国横断遠足 
土佐の国横断遠足

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)