2015年2月20日金曜日

2015泉州国際市民マラソン 完走記

2015年2月15日(日)泉州国際市民マラソン (フルマラソン)

前週の愛媛マラソンに続き、二週連続のフルマラソンです。
愛媛、泉州、東京と抽選大会なので、どれか一つでも当たれば思いエントリーしてみたら、東京以外の2大会が当選して、初の大阪のフルマラソンは泉州国際市民マラソンとなりました。

2月14日(土)午後、羽田から富士山の雪景色を見ながら伊丹空港へ。


2月14日ということで、空の上ではCAさんから、伊丹空港でもチョコレートを頂きました。


 バスでなんば駅まで行き、6年ぶりに道頓堀をしばし散策しました。





その後、南海電車で堺東駅へ、教科書でよく見た「仁徳天皇陵」を実際に見たくて、堺市役所の21階の展望ロビーに上がりました。

函館の五稜郭のように、鍵穴がくっきり見えるのではないかと期待したのですが、そこまではっきり見えず緑豊かな公園といった感じでした。


それでも、無料の展望ロビーは、大阪の街を一望できてよかったです。

その後、堺駅まで歩いて、ホテルにチェックインしました。


夕食は、串かつ、立ち飲み屋に入る勇気がなく、駅のフードコートで、お好み焼きとイカ焼き、タコ焼きのセットを頂きました。


その後、堺の夜の街を少し散策してから、ホテルに戻り、早めに就寝しました。


2015年2月15日(日)大会当日 朝7時前に起床、朝食を済ませ準備して、8時前にホテルをチェックアウト


南海電車の堺駅の方が近いのですが、阪堺電車に乗りたくて、宿院駅まで歩きました。
大会会場のある終点の浜寺駅前まで、路面電車で15分、のんびりした雰囲気を楽しみました。
(これで日本全国の現存の路面電車19のうち18に乗車、残すは富山の万葉線だけになりました。)

8時半過ぎに会場の浜寺公園に到着しました。



結構、広々としています。
先週の愛媛はお祭りモードでしたが、今週の泉州は制限5時間と厳しいこともあり記録狙いの真剣モードの雰囲気が場内漂っていました。


ゆっくり準備をして、10時半スタートということもあり、空腹にならないようにパンを少し食べてスタートラインに立ちました。

午前10時半、曇り空、微風の好コンディションの中、スタートしました。


二週連続フルマラソンは、過去4回

前回、NAHAマラソンを4時間半かけてゆっくり走って、青島太平洋マラソンでは3時間37分で自己ベストを更新することができましたが、2週連続でサブ4で走ったことは過去にありません。

前週はある程度余力を残して走ったものの、中1週間(4日前には府中駅伝5km)どのくらい走れるか想像つきませんでしたが、3時間50分切りを目標に走ることにしました。


公園を抜けると、4キロ過ぎまでは、堺方面 北に向かいます。
緩やかな追い風、混雑もなく、駅伝5km走っていたこともあり、思ったより身体が動いてキロ5分ペースで進んでいきます。


そして、折り返し地点、ここから泉佐野の29キロ手前まで、約25キロまっすぐの道が続きます。

若干の向かい風に変わりましたが、いいペースで5kmを通過、25分6秒で自己記録を上回るペースで、予定より1分速いタイムで、もしかしたら、今日の調子は良いかもと思い始めます。


8キロ過ぎ、スタート地点の浜寺公園に戻り、多くの声援を受けます。


10キロまでの5kmは、25分33秒。意識的にペースを落としましたが、自己記録ペース、ちょっと自分に期待をし始めました。


片側2車線から片側1車線になり、スピードを感じつつ順調に進んでいきます。



15kmまでの5kmは、25分54秒。自分ではイーブンで走っているつもりでしたが、ペースが若干落ち始めているのが気になります。

橋を渡り、少し景色が変わって、リラックスできましたが、徐々にランナーに抜かれはじめ、思った以上にペースが落ち始めてきました。


 岸和田市内に入り、だんじり太鼓での応援、やはりテンションが上がります。

20キロ地点、この5kmは26分27秒。5キロ毎に徐々にペースが落ちていて、終盤大失速した2012年の東京マラソン と全く同じようなラップタイムになっていることに気づき、この時点で自己ベストは諦めて、いかにサブ4を維持するかに目標を下方修正することにしました。




中間点は、1時間48分台で悪くないタイムで通過したものの、明らかに先週とは余裕がない状態になってきました。



完全にペースダウンをして、平坦で走りやすいコースが逆に、景色が変わらず苦しく感じるようになってしまいました。
25kmまでの5kmは、27分25秒。タイム以上に厳しく全く余裕がなくなりました。


キロ6分にペースが落ちて、29キロ手前、24キロ以上直進したコースはようやく左折しました。


泉州は33km以降に2つの橋を往復する厳しいコースになるのですが、橋を前にして、スタミナが切れて、吐き気もして、かなりのピンチです。


とりあえず、ペースを落として、身体が復活するのを期待しつつ我慢の走りを続けました。

 30キロ地点までの5kmは、30分15秒。3年前の東京マラソン(4時間7分)と同じパターン。残り12キロ、キロ6分半以内のペースを維持しないとサブ4が達成しない微妙な状況です。

私設エイドでチョコレートなど補給しますが、回復せず、ペースは落ちるばかりです。

そして、前方に田尻スカイブリッジが見え、ランナーが走っています。
気分が萎えそうなところですが、景色が変わって少しリフレッシュしました。


そして、ゴールのりんくう公園が目前に見えますが、Uターンして橋のアップダウンが始まりました。


きつかったですが、橋からの景色が綺麗で和みました。



そして、下って、2つ目の橋、泉南マリンブリッジの上り坂が始まりました。上り坂きついですが、何人かランナーを追い抜くことができ、ちょっと回復してきました。
35kmまでの5kmは、32分9秒。サブ4までは、もうペースダウンは許されない状況になってきました。


それでも、橋の上り下りで、今まで悪かったリズム、悪い流れを断ち切ることができて、ペースも少し上がってきました。


折り返して、再び、2つの橋のアップダウンですが、上りで頑張り、下りで休む作戦で、ペースを落とさず我慢の走りが続きます。


 そして、40km地点通過。この5km30分51秒でペースアップに成功。
3時間45分以内に通過すればサブ4は何とかなると思っていましたが、1分以上速く通過。これでサブ4ではゴールできると確信しました。


かなり苦しかったですが、りんくう公園に入っても、ペースを落とさず、沿道から多くの声援を受けてフィニッシュ。


 3時間57分。
前週よりタイムが落ちましたが、2週連続サブ4だけは死守できました。


フルマラソン80回以上走っているのに、最初の5キロのオーバーペースに気づかない。
反省も多いレースでした。

かなり疲労困憊でしたが、ゴール後の豚汁は温まり、生き返る感じでした。




りんくう公園内では、泉州地域の地元9市4町の物産展があり賑わっていました。




レース後は、りんくうタウンでうどんを食べて、岩塩温泉りんくうの湯で汗を流しました。



そして、帰りは、りんくうタウンから一駅(370円しますが)関西空港から飛行機で東京に戻りました。
この日は、羽田空港周辺が強風で滑走路が2本しか使えず、出発が遅れ、1時間近く到着も遅れました。



関西国際空港 開港の年に始まった泉州国際市民マラソン。
泉州9市4町(堺市、高石市、和泉市、泉大津市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町)が共催の大会で、
コースも9つの自治体(堺市、高石市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、田尻町、泉南市)を通過する。おそらく、日本で一番多い?大会。

フラットで長い直線で、アップダウンは最後だけなので、記録が狙えるコースだと思いました。それだけに万全な状態で走れなかったのは少し残念でした。

これで、福知山マラソン(京都)、篠山ABCマラソン(兵庫)、あいの土山マラソン(滋賀)、泉州国際市民マラソン(大阪)と関西の老舗のフルマラソン大会4レース完走することができました。

都市型の大阪マラソン、神戸マラソン、京都マラソンは、まだ一度も走った事はありませんが。。。

第22回泉州国際市民マラソン(動画)

LAP TIME
  0-  5km 25:06 (5:01.2/km)
  5-10km 25:33 (5:06.6/km)
10-15km 25:54 (5:10.8/km)
15-20km 26:27 (5:17.4/km)
20-25km 27:25 (5:29.0/km)
25-30km 30:15 (6:03.0/km)
30-35km 32:09 (6:25.8/km)
35-40km 30:51 (6:10.2/km)
40-Finish 13:20 (6:04.5/km)
 
前半 1:48:52 (5:09.6/km)
後半 2:08:09 (6:04.5/km)

ネットタイム 3:57:01(手元) 
グロスタイム 3時間57分17秒

参加賞:Tシャツ、バスタオル、豚汁、ドリンク
http://www.senshu-marathon.jp/



結果
総合男子
 1位 塚田 空(SGHグループ/京都) 2時間17分52秒
 2位 厚地 翔太(住友電工/兵庫)  2時間21分36秒
 3位 Julian Matthew Spence(オーストラリア) 2時間28分08秒  
ーーーーーーーーーーーーーー
中山 卓也 2時間42分10秒
中山 竹通 2時間54分26秒

総合女子
 1位 中野 円花(ノーリツ/兵庫)  2時間37分43秒
 2位 田中 由美子(YMRC/大阪)   3時間00分39秒
 3位 Renee Tanya Lane(オーストラリア)3時間01分45秒

47都道府県別出場マラソン大会の完走記
http://marathon-world.blogspot.jp/2014/07/47.html

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)