2015年11月14日土曜日

2015おかやまマラソン(その2)


ハワイ旅行

2015年11月8日(日)おかやまマラソン(フルマラソン)

つづきです。

大会当日朝、先週は快晴でしたが、今週は雨模様。
11月第2週は何故か雨に祟られる大会が多く、晴れの国、岡山ですが、雨の朝になってしまいました。


雨対策の準備をして、午前7時半、ホテルをチェックアウトして、徒歩で会場に向かいました。
 ホテルは残り3キロ地点の近く、スタート地点はゴールより600mほど手前にあるので、約2.5kmの道のり歩きました。


午前8時前に会場に到着しましたが、すでにスタートラインには、多くの人が整列していました。

取り急ぎ、手荷物預かり会場の体育館の中へ、かなり広い体育館ですが、入口は大混雑でした。富山マラソンは1万人強、おかやまマラソンは約1万4000人ということで、人の多さを実感します。
同日の福岡マラソンよりも多いランナーが集結しているので、凄い大会です。


荷物を預けて、外に。雨も気にならないほど小降りになっていました。


トイレは入れないかなと思っていましたが、スタートブロック内のトイレは比較的すいていて、並ぶ前に入ることができました。

そして、スタートラインへ。
開会式のセレモニーが始まります。


おかやまマラソンの企画段階が携わっている地元出身の有森裕子さんが挨拶、感極まって、言葉が詰まる場面もありました。
(先週の富山マラソンもゲストですが、岡山は特別という雰囲気が伝わってきました。)


そして、雨も上がって、午前8時45分。第1回大会がスタートしました。


昨日、飾ってあった五郎丸選手の絵は、なくなってしまいましたが、その前を通過していきます。


昨日、車で大渋滞していた通りを、この日はランナーで埋め尽くされます。


先週の高岡と比べると、道は広いですが、参加者数が多いので、混雑している感じです。


岡山駅に向かう桃太郎大通りに入ると、路面電車と併走します。


岡山の中心部、こんな所まで走れるんだと思いつつ、進んで行きます。


岡山駅前で左折すると、市役所筋、イオンモール岡山が見えてきました。


先週よりは良いタイムで走りたいと思っていたのですが、


岡山市役所を過ぎたところの5kmの通過タイムは27分42秒。
先週より遅く、厳しい立ち上がりです。


桃太郎、金太郎、鬼、岡山らしい仮装が目立つ中、コースは中心部から徐々に郊外へと向かいます。


 7キロ過ぎには、2007年東京マラソンの引退レース以来、8年ぶりにフルマラソンを走る有森裕子さんが、ボランティアの感謝の言葉をかけながら、テンション高く多くのランナーを引き連れて、迫ってきました。



時折、雨が降るので、ビニールをかぶっていたのですが、この日は気温と湿度が高く、蒸し風呂状態になっていました。
ビニールを脱いで走ったら、幾分ペースが上がって、有森さんの集団よりは前方で走るようになりました。


10km地点通過、この5kmは、27分57秒。あわよくば、サブ4で走りたいと思ったのですが、今回も無理そうです。サブ4での走り方を忘れてしまいました。


12km過ぎぐらいから、吐き気をもよおして、早くも辛くなってしまいました。
最近は調子が上がらず、悔しい気持ちですが、ここは、切り替えて、おかやまマラソンをゆっくり、楽しんで走ることにしました。


岡山駅前の中心部では、応援が富山マラソンよりは静かかなと思ったのですが、郊外になってからは、ずいぶん、盛り上がってきました。


15km地点までの5kmは29分かかり、声援を受けてテンションを上げたいところですが、この時点でかなり苦しく、制限時間は6時間あるとはいえ、完走をできるか、不安を抱えながら中盤戦に入りました。


 倉敷川を渡ると、折り返してくるランナーと沿道の声援で、とても賑やかになってきました。



ペースは落ちるばかりでしたが、この声援を受けて何とか踏ん張って、約18kmの折り返し地点に到達。時折、日が差し、コンディションがよくなってきました。


折り返してからは、弱い向かい風になりましたが、高い湿度に苦しんでいた分、多少楽になりました。


まだまだ往路も復路もランナーでいっぱい、その光景は壮観です。


再び、倉敷川は渡ると、岡山名物のスイーツが登場するエイドに到着しました。


ブッセ、おかき、まんじゅうとありましたが、そのうち、おかきとまんじゅうを食べて、後半に備えました。

20キロを過ぎて、コースは国道を離れ、右折します。中間点は2時間7分台で通過。
先週よりは、かなり時間がかかりそうです。


給水所では長めに休みを入れながら、重い足を少しずつ走らせます。



11月なのに、まだ稲刈りせずに、稲が残っている。日本は広いなと改めて感じながら、田園地帯を走って行きます。


遠くに児島湖が見える笹ヶ瀬川の橋を渡り切ると25kmを通過。


ここ10kmは、キロ7分ペースになり、ゴールタイムは4時間台の後半が確実になってきました。



そんな中で、きびだんごエイドが登場しました。
マラソン用に作られた塩味のきびだんごをはじめ、いくつか種類がありました。

きびだんごを食べたら、元気が戻ってきました。
桃太郎の家来の気持ちが分かる気がします。


気持ち悪さはなくなり、足は重いものの、ゴールに向けては前向きに走れるようになりました。

応援も再び、増え始めて、終盤に向けて力になりました。


次の給食ではみかんを食べて、この後にくるコース一番の難所に備えます。




30km地点までの5kmもキロ7分を超えるペースで、このコース一番の難所
岡南大橋に入りました。


旭川を渡るこの橋は、上り坂がきついですが、上からの景色は、岡山市内を一望でき、眺めは最高です。天気だったら言う事なしでしたが、今日は仕方ないです。




数キロ前を行く、旭川沿いを走るランナーを見ながら、橋を下りきると、2つ目の折り返し地点に到達しました。

そして、すぐに醤そばの看板が見えました。
昨日食べた小豆島ラーメンだと、再び出会うことができました。
(事前にラーメンが出ると調べていなかったので、驚きました。)

タイムを気にする必要がないので、躊躇なくエイドに向かいました。
コースが少し離れて、橋の下に設けられたエイドでは、ランナーの列が出来ていましたが、それほど待たされることもなく、熱々のラーメンを頂きました。


塩気のある食べ物を欲していた頃だったので、濃いめの醤油味はよかったです。


コースは旭川沿いに入り、
エイドで水を飲んで、ラーメンで乾いた喉を潤してから、ラスト10kmの道に向かいました。

かなり遠くに、岡山の中心部が見えるので、精神的にきついところですが、沿道の応援に励まされながら進んで行きます。


雨がぽつり、ぽつりと降ってきましたが、それでも多くの方が応援に出向いてくれています。

35kmまでの5kmはラーメン休憩もあり、40分かかりましたが、前半の辛さはなくなり、ラスト7kmはなんとかなりそうです。


後ろから有森裕子さんがかなり疲れた様子ながら、近づいてきました。
あまりに疲れた様子だったので、
「ゴールしたら自分で自分を褒めましょう。」(アトランタ五輪の時の言葉)と話しかけたら、苦笑いされました。

その後は、有森さんを引き離して、少しペースを回復して走って行きます。


だんだん周囲の建物が大きくなり、ゴールが近づいてきたことを感じます。


 岡山城、後楽園が左手に見えるようになりました。

 昨晩、泊まったホテル(岡山プラザホテル)も見えて、ゴールが近くなってきたことを実感できました。



 旭川沿いの道も終わり、苦労しましたが、いよいよフィニッシュ地点が近づいてきました。


制服を着た学生が並ぶ就実中学・高校の黄色い声援を受けると、40km地点通過。


何とか4時間50分は切れそうです。


最後の上り坂を上り切ると、あと1キロちょっと

いよいよ競技場に向かう直線道路に入りました。


三たび有森裕子さんが後方からペースを上げて近づいてきました。貴重な機会なので、一緒のゴールを目指し、ついて走ることにしました。

沿道の応援も大きく、テンションも上がる中、大きなシティライトスタジアム(陸上競技場)に入りました。

場内アナウンスで盛り上がる中、トラックを4分の3周して、フィニッシュラインを有森さんと共に集団でゴールしました。




4時間46分、
先週は調子が悪いなりに4時間12分で走て復調気配だと思ったのですが、
また、今週は悪い状態に戻ってしまって、もどかしい状況でしたが、調子が悪かったおかげで、途中でラーメン食べることができたり、有森さんとゴールができたりと貴重な体験ができました。


ゴール後は、備前焼の完走メダルやタオル、ドリンクの他、昨晩立ち寄ったキムラヤのパンも頂きました。



ゴール後、体育館に戻って着替えると、帰りの飛行機の時間が迫ってきていました。
空港行きのバスが交通規制でどれだけ時間がかかるのか分からなかったので、岡山駅までバス(100円)で戻ってから、空港行きのバスに乗り、岡山空港に向かいました。



空港では少し時間があったので、鍋焼き担々麺を食べて、東京に戻りました。


岡山県は、元々、天満屋があり、倉敷高、興譲館といった駅伝が強い高校があり、有森さんがいたり、マラソン、駅伝の文化が根付いているところがあり、ボランティアの方、応援の方ともに素晴らしかったです。

中国地方のフルマラソンでは、下関海響マラソンが大きいですが、位置的に九州に近いので、中国地方で参加できる人は限られていたと思うのですが、岡山マラソンができたことで、中国地方はもちろん、四国地方にとっても秋に都市型フルマラソン大会がなかったので、フルマラソンを目指す人が増えると思います。

今後のおかやまマラソン、強いてあげるのであれば、もう少し、倉敷市とも協力体制をとれば、さらに盛り上がると思います。
(岡山ー倉敷往復で、美観地区付近を通るコースができれば、また走ってみたいです。)

男子優勝 三木 啓貴(岡山陸協、青山学院大学卒)2:24:49
女子優勝 鈴木 純子(三菱重工高砂陸上部) 2:53:39

出走者 13,952人
完走者 12,412人(男子 10,283人、女子 2,129人)
完走率 89.0%

LAP TIME
   0- 5km 27:42 (5:32.4/km)
  5-10km 27:57 (5:35.4/km)
10-15km 29:20 (5:52.0/km)
15-20km 34:19 (6:51.8/km)
20-25km 35:40 (7:08.0/km)
25-30km 38:16 (7:39.2/km)
30-35km 40:52 (8:10.4/km)
35-40km 36:48 (7:21.6/km)
40-Finish 14:27 (6:35.0/km)

前半 2:07:46 (6:03.4/km)
後半 2:37:35 (7:28.2/km)

ネットタイム 4:45:21 (6:45.8/km)
グロスタイム 4:46:32

参加賞:Tシャツ、ドリンク、パン、まんじゅう、各種割引券(コンビニ、おみやげ)、タオル、完走メダル(備前焼)


2010ぶどうの里ふれあいマラソン(レース編) http://bit.ly/1qRITO7
2010ぶどうの里ふれあいマラソン(倉敷・岡山観光編) http://bit.ly/1HHaxcn
2015富山マラソン (その1) http://bit.ly/1NwTpqW
2015富山マラソン(その2) http://bit.ly/1SxaDV0
2015年以降新規開催のフルマラソン http://bit.ly/17tpsp4
都道府県庁所在地でのフルマラソン大会 一覧 http://bit.ly/1Ekq11r

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)