2016年3月13日日曜日

2016鹿児島マラソン(その2)

2016年3月6日(日)鹿児島マラソン 
つづきです。

空には、何機もヘリコプターが飛び、地元のこの大会への注目の高さを感じます。

午前8時半、記念すべき第1回大会がスタートしました。



今回も、ゆっくりファンランを楽しむことにしました。


コースは、最初の10kmは、鹿児島市街地を一周して、その後、錦江湾の添いに姶良市まで往復して市内に戻ってくる42.195kmです。


まずはウォーターフロントゾーンで、海の近く、桜島を時折、見ながら走ります。


2kmもしないうちに、暑さで大量の汗をかきはじめました。2週間前のおきなわマラソンよりも湿気がある分、きつさを感じました。


とりあえず、無理をしないように気をつけました。


海沿いでは、船からの応援を受けながら、走っていきます。


甲突川を渡ると、海を離れます。


鴨池公園付近になり、応援が増えてきました。


5km地点は、27分20秒。今の調子ではまずまずのペースです。


アンダーパスを抜けると、さらに沿道の人が増えてきました。



昨晩泊まった騎射場からは、しばらく鹿児島の市電、路面電車と並走します。


雨がポツリ、ポツリと肌に当たりましたが、この時だけでした。


沿道からの声援が倍増、段々テンションが上がってきます。



このあたりで、4時間のペースランナーに抜かれましたが、今回はタイムを意識していないので、自分のペースを守ります。



そして、コースは南九州一の繁華街、天文館に入ります。
軌道の向こう側に、踊りでの応援があったり、とても賑やかになってきました。



普段は、車でいっぱいの街の中心部の道をこの日は、ランナーが占拠しています。
都市型マラソンが増えて、当たり前のようになってきましたが、10年前は想像できなかったことです。


老舗百貨店の山形屋の建物はひと際、目立っています。

ファンランの部8.9kmは山形屋がゴール地点になります。


私設エイドのお饅頭を頂きながら、気持ち良く街の中心部を走っていきます。


このあたりで、サブ4を達成した石原良純さんに抜かされました。


コースは前日受付をした中央公民館前に入りました。


西郷さんの銅像の前を右に曲がると、国道10号線に入ります。


国道10号は、北九州まで続く道です。
別府大分毎日マラソンコースの別大国道も、国道10号線です。
ここからは、姶良市まで1本道です。



鶴丸城跡では、袴姿の応援も。


10kmまでの5kmは、27分40秒で通過。
今までは街の中心部で、比較的フラットで応援も多いコースでしたが、ここからの1本道が本番と思って、気を引き締めました。



鹿児島駅前付近を過ぎると、給食。
サツマイモが出てきました。今日はタイムを気にせず、食べようと思ったので、頂きました。



コースは、鳥越トンネルへ


このトンネルをくぐると、建物が減り、自然豊かな景色に変わりました。

そして、久しぶりに桜島が姿を現しました。


世界文化遺産 仙巌園(磯庭園) 前を通過、ここでも、多くの方の応援を受けます。



その後は、桜島と海と鉄道(日豊本線)の風景に。


建物がないので、沿道の声援はなくなりますが、行き交う電車から応援を受けることができます。


15kmまでの5kmは28分32秒で通過。
スタート時は、とても暑さを感じていましたが、海沿いのコースに変わって、向かい風が心地よく、体感温度も下がってきました。


住居がほとんどないので、静かだなと思ったら、時折、海から応援の声が聞こえます。
船に乗って、応援してくれています。


海沿いの道路に入って、細かいアップダウンが続きます。
カーブが多く、道路はバンクがつけられていて傾いているので、注意が必要です。


なるべく、最短距離、平らな道を選んで走っていきます。


片道15km以上の道のり、並行する日豊本線の駅は、竜ヶ水駅と重富駅の2つだけ、自然豊かな道が続きます。


18km付近、給食でつけ揚げ(さつま揚げ)等を食べて、後半に備えます。


このあたりで、折り返してきた先頭ランナーとすれ違いました。トップは実業団の選手で接戦でした。


長く続く海沿いの道、半島の先にどんな景色が待っているのか、想像しながら、進んでいきます。



20kmまでの5kmは、30分かかりました。しかし、エイドで休憩したこともあり、体力的にはまだまだ余裕がありました。


中間点は、ちょうど2時間、おきなわマラソンの時とほぼ同じタイムです。
気温が上昇しなかったこともあり、おきなわよりは後半、大丈夫そうです。


国道10号線は、片側1車線になったり、2車線になったり、道幅が変化しています。


応援がまた徐々に増えてきて、折り返しが近づいてきたことを感じます。


コースは姶良市に入りました。


久しぶりの街中に入って、建物が増えてきました。
また、熱烈な応援が増えて、元気をもらいます。


25kmまでの5kmは29分、ペースは維持しています。


26.1kmで折り返し、復路は残り16km、風はほとんどありませんが、追い風気味で気分的には、楽になりました。



折り返して、すぐのエイドでは、みかんやパン類を食べると、元気が出てペースも維持できました。


帰りは、前方に桜島を見ながらのコースになります。



29kmで、鹿児島のお菓子げたんはを食べて、再び走り始めます。


30kmまでの5kmは、31分55秒。キロ6分ペースですが、エイドで休んでいる分、時間がかかってしまいました。


身体は余裕があるのですが、前半のようにキロ5分半で走ることはできず、キロ6分かかるようになりました。



沿道に住居はほとんどないのですが、時折、音楽や応援隊がいて、最後の力になります。




臨時列車からも、スピードを緩めて、マラソンの応援をしてくれます。


復路は、海側を走る分、往路よりもアップダウンが減っていて、多少楽になっていました。





左に海を見ながらのコース、奥尻ムーンライトマラソン土佐の国横断遠足のことを思い出しながら、走っていきます。



歩く人が増える中、ペースを落とさず耐えています。


35kmまでの5kmは、31分53秒。ペースは維持しています。おきなわマラソンよりは速くゴールできそうです。


ここから、再び、細かなアップダウンが続き、ボディブローのように足にくるようになりました。




あと5km、鹿児島市内の街並みも遠くに見えるようになりました。


上ったり、下ったりが続きますが、踏ん張ります。


39km手前の最終エイドでは、お蕎麦が用意されていました。
ここは、しっかりと食べました。



立ち止まったので、良いリズムではなくなりましたが、残り距離が少なくなったので、何とか力を奮って走ります。


帰りの鳥越トンネルをくぐると、40km地点通過。この5kmは33分。そばの分、遅くなりましたが、いつもよりは体が動いています。


鹿児島市内の街中に入り、ちょっと安心してペースが落ち始めました。


ラストも、細かなアップダウンが続きます。


最後の力を振り絞って、走りました。



フィニッシュ地点が近づいて、沿道の声援が増えてきました。


鹿児島市役所前、4時間14分でフィニッシュ。


今年3本目のフルマラソンで、スタミナがついて、後半の落ち込みは少なかったは良かったですが、まだスピードが戻ってきていないと感じました。





フィニッシュ後、地下駐車場内で荷物を受け取り、着替えて、外へ。


時間に余裕があれば、霧島温泉に行こうと思ったのですが、時間も身体も余裕がなかったので、会場内でしばらくまったりしました。


おにぎりと豚汁そして、焼酎も無料だったので、頂きました。




雨は結局降らなかったので、中央公園の芝生の上で、休むことができました。


鹿児島マラソンは、地元の放送局2局(MBC午前、KTS午後)で、朝から生中継をしていて、公園内でパブリックビューイングがありました。

鹿児島出身の前園真聖さん、国生さゆりさんが活躍されていました。



その後は、天文館の商店街を歩き、むじゃきの白熊で、テイクアウト用のハンディ白熊を買って、頂きました。



そして、市内の銭湯(温泉)へ


ランナーは100円で入れる割引券があり、汗を流しました。


鹿児島中央駅からバスで鹿児島空港に戻り、鹿児島空港では最後に鹿児島ラーメン。
そして、再び、焼酎も頂きました。




18年前は、慌ただしい旅行でしたが、今回は、2日間でしたが鹿児島市内を十分に堪能した旅となりました。


結果 (制限7時間)
出走者 9,803人
完走者 9,205人
完走率 93.9%
男子
1 吉村 大輝 (旭化成) 2:17:16 (3:15.2/km)
2 松枝 翔 (MHPS長崎) 2:18:52 (3:17.5/km)
3 坪内 淳一 (黒崎播磨) 2:19:15 (3:18.0/km)

女子
1 坂口 一美 (鹿児島県) 2:55:19 (4:09.3/km)
2 種田 沙織 (鹿児島陸協) 3:07:35 (4:26.7/km)
3 新留 礼子 (SCC) 3:09:02 (4:28.8/km)

LAP TIME
  0-  5km 27:20 (5:28.0/km)
  5-10km 27:40 (5:32.0/km)
10-15km 28:32 (5:42.4/km)
15-20km 30:13 (6:02.6/km)
20-25km 29:23 (5:52.6/km)
25-30km 31:55 (6:23.0/km)
30-35km 31:53 (6:22.6/km)
35-40km 33:10 (6:38.0/km)
40-Finish 13:59 (6:22.2/km)
  
前半 2:00:04 (5:41.5/km)
後半 2:14:01 (6:21.1/km)

ネットタイム 4:14:05 (6:01.3/km)
グロスタイム 4:15:00

参加賞・完走賞:Tシャツ、バスタオル、完走メダル、ドリンク(水)、ボンタン飴、温泉入浴割引券(100円)、豚汁、おにぎり、バナナ

2016鹿児島マラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト 動画

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)