2009年8月31日月曜日

2009北海道マラソン (その1:レース編)

2009年8月30日 北海道マラソン (フルマラソン)

大会当日、暑い天候を覚悟していたのですが、曇り空で肌寒く、マラソン日和になってくれました。
今年はサロマ湖、奥武蔵に続いて涼しい気候で天候に恵まれています。

スタートは12時10分で遅いのですが、さらにスタート地点が、真駒内から中島公園に変更になって札幌の中心地に近くなり、朝ゆっくり過ごせることができました。といってもホテルのチェックアウトが10時なので、10時前にはホテルを出て、会場の中島公園には10時20分前に到着しました。

仲間と合流して、走る準備をします。暑さ対策用のグッズも必要なくなり、より身軽な格好で走ることにしました。しかし、エイドがないのでポケットにはゼリー飲料など入っていていつもより、重たいです。
それから、トイレを済ませて、スタート地点へ向かいました。今年の参加者は8000人、例年よりも混雑してました。

12時10分にスタート、制限時間が緩和されたこともあり、まわりのランナーも昨年のようなピリピリムードの雰囲気はなく、穏やかな雰囲気でした。

上って下る最初の5キロは、マイペースで走りましたが、自分の感覚より実際のタイムが遅く、後ろからもどんどん抜かされました。8月上旬に痛めた足は完治していましたが、練習は控えていたので、どうしてもペースがあがらないようです。

最初の5キロは、29分58秒 (スタートロスを除いても28分20秒)ちょっと遅めの出足です。

5キロから10キロまでは、長い下りになるのですが、いつものように調子よく下れておらず、ここでもたくさんの人に抜かされました。ただこの区間は、長いトンネルがあったり、札幌駅の中心部に近く、多くの応援があったりで、楽しむことができました。

10キロを過ぎてようやく、リズムに乗れてきた感じがして、ちょっとペースが上がってきました。このあたりは、昨年と同じコースで過去の暑いレースを思い出し、今年は走りやすいな思いながら走っていました。さらに、18キロぐらいからは、折り返してきたランナーとすれ違うようになり、男子の先頭争い、女子の先頭争いを一視聴者のように応援しながら走っていたので、気分的に楽になってきました。

19キロ以降からは、今大会の一番の難関といわれている往復10数キロの新川通りの長い直線に入りました。最初は上位ランナーをみながら楽に走れて、ハーフも1時間58分で通過し、4時間切れそうなペースでしたが、徐々に辛くなりはじめ、足も止まってきました。25キロ過ぎてようやく折り返し地点ですが、ゴールまで走りきれるか心配なくらい、呼吸も足もきつくなってきました。


それでも30キロは、29分16秒で30分は切れているので、4時間切りは無理でも、4時間1ケタ台を目指そうと、一旦足を止めて、膝のテーピングをはずして、残りの12キロを頑張ることにしました。

そうすると、長かった新川通りが終わり、沿道の声援の数も増えてきて、徐々にスピードが回復してきました。
35キロは、29分15秒で、立ち止ったロスを考えると、ペースを上げることができました。札幌駅の中心部の高いビルがみえてきて、走りもちょっとだけ軽快になってきました。(しかし、ここでメイド姿に仮装した女性には抜かされてしまいました。)

37キロを過ぎて、北海道大学の構内へ、入口は人があまりいませんでしたが、中を走るにつれて応援が増えてきました。そして、40キロ地点が見えてきました。昨年の場合、3時間48分以内で通過すると完走になるのですが、今年緩和されたとはいえ、この時間以内で通過したいなと思い、40キロ直前でペースを上げて、何とか3時間47分52秒で通過しました。

これで、何とか目標達成した気分になっていたのですが、沿道から「4時間切れるよ」という声援が増えてきました。しかし、残りの2.195キロは、今まで速くても12分30秒かかっており、12分(キロ5分半を切る)で走るのは厳しいなと思いながらも、4時間をちょっとだけオーバーするのも、悔いが残るかなと思い、スパートをかけました。

そして、残り1キロ、残された時間は5分35秒、非常に厳しいなと思いながら、このコースのハイライトの北海道庁の建物もあまり目に入らず、さらにスパートをかけました。メイドさんを再び抜き返し、その他の人も抜かして、最後の直線、時計は3時間58分台、力を振り絞って駆け抜けてゴールしました。

3時間59分17秒 

最後の1キロは、4分50秒ぐらいでした。北海道マラソン3回目にして初完走、そして、昨年の制限時間内にもゴールすることができました。

完走メダルがもらえて本当に嬉しかったです。


ということで、事前の目標ラップと比べると、1分の差のないところで推移しました。よかったのは、10キロから19キロとラスト2.195キロぐらいですが、それでも4時間切れたので、よかったです。

目標タイム 差
5km  0:29:58 (目標0:30:00 -2秒)
10km 0:57:21 (目標0:57:15 +6秒)
15km 1:24:47 (目標1:25:15 -28秒)
20km 1:52:34 (目標1:53:15 -41秒)
25km 2:20:34 (目標2:21:25 -51秒)
30km 2:49:50 (目標2:49:45 +5秒)
35km 3:19:05 (目標3:18:15 +50秒)
40km 3:47:52 (目標3:46:55 +57秒)
ゴール3:59:17 (目標3:59:55 -38秒)

0-5km 0:29:58
5-10km 0:27:23
10-15km 0:27:26
15-20km 0:27:47
20-25km 0:28:00
25-30km 0:29:16
30-35km 0:29:15
35-40km 0:28:47
40-ゴール 0:11:25


参加賞:Tシャツ、バーム、ノート、アリナミン、水





2009年8月30日日曜日

北海道マラソン当日

本日は北海道マラソンです。
スタートが12時10分なので、朝ゆとりがあります。

今日の札幌は、今晴れていますが、レース中は、くもり、雨になるとの予想で、昨年に比べるとかなり涼しい というか 夜はむしろ寒いくらいです。

走りやすい天気になりそうなので、がんばってきます。

2009年8月27日木曜日

2009北海道マラソン(展望編)

週末は北海道マラソンです。
今までは、制限時間4時間だったので、
2006年は17キロで、2008年は32キロ と2回とも途中リタイアで
完走がまだありません。

(悪いことしていないのに、最後尾の白バイに追われ、走行中止勧告が出される恐怖を2度味わいました。)


今年は、制限時間が5時間に延長されたので、スタートラインに立てれば完走は大丈夫だと思いますが、
できれば、4時間以内のゴールを目指したいです。

今回は、コースが変更になり、中島公園からのスタートで、北海道大学構内、北海道庁を通って大通公園脇がゴールになりました。一度も走れなかった中島公園のゴールが変わったのは寂しいですが、大通公園付近も大観衆が集まりそうなので楽しみです。

コース
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/hokkaido-marathon2009/


北海道マラソンを走り切るには以下の3つの課題を克服しなければいけません。
・暑さ(昼12時スタートで、30度を超える気温)
・スピード(制限時間が厳しい)
・スタミナ(エイドに給食がない)

昨年はスピードが足りずリタイアになってしまいました。

今年は、サロマ湖(100キロ)、奥武蔵(77キロ)で自己記録を大幅に更新していますが、これは当日の気温も低く、スピードの必要がないウルトラマラソンだったので達成したもので、
北海道マラソンを4時間以内で走り切れるかは微妙です。

おまけに、左足の踵を奥武蔵で痛めてから、十分な練習はできていないので、無理もできないかなと思っています。

ということで今回の目標LAPはこんな感じです。

<目標タイム>
0-5km 0:30:00 (スタートロス含む)
5-10km 0:27:15 (下りが多い)
10-15km 0:28:00
15-20km 0:28:00
20-25km 0:28:10
25-30km 0:28:20
30-35km 0:28:30
35-40km 0:28:40
40-ゴール 0:13:00

目標ゴールタイム 3:59:55

暑くなったら、5キロごと+1分遅いペースで4時間10分以内で走れたら合格点かなと思います。

ポイントは、10キロ過ぎからの平地の走りと、19キロ手前から新川通りの長い直線道路の往復10数キロ、日陰がなく一番暑く感じる地点でどれだけ我慢できるかだと思います。
それを越えれば、北海道大学構内では、大声援が待っているはず?

今回は、男女とも有力ランナーが出て、衆議院選挙よりも優勝者予想が難しい?かもしれませんが、折り返し地点でどの選手と最初にすれ違うかも楽しみです。

当日の30日(日)、フジテレビ系列で正午から15時まで生中継するので、お時間がある方はご覧ください。
(ゴールしてもサライが流れないマラソン中継です。)

ホームページ
http://uhb.jp/h_marathon/
http://www.hokkaido-marathon.com/


結果速報
http://m.hokkaido-marathon.com/

2009年8月25日火曜日

世界陸上 ベルリン大会 女子マラソン 結果

女子マラソンは、2時間20分を切るタイムを持つ有力選手が相次いで欠場したことにより大混戦となりました。

レース展開も大方の見方どおりスーローペースで25キロ以降からレースが動き、30キロから35キロは16分31秒までペースがあがり、最後は中国の白雪選手が抜け出して優勝しました。

まず、日本選手は赤羽選手が苦戦しましたが、そのほかの選手は実力通りの結果だと思います。尾崎選手が銀メダルになりましたが、昨年の東京国際の強いレース展開を見れば、予想通りの結果だともいえます。実力の割にあまり注目されなかったのもよい結果になったともいえます。

今回は、中国勢の強さが目立ちました。このメンバーでは、周春秀選手が優勝の最有力候補かと思われましたが、4位に終わりました。しかし、35キロから40キロは、唯一の16分台を出しており、戦略ミスだったかもしれません。

白雪選手の最後の2.195kmは、7分5秒で、男子の佐藤選手を上回るタイムです。そう考えるとやはりラスト勝負となると日本は弱いので、金メダルを狙う場合は、シドニー、アテネのような早めのスパートが必要になってくるといえるでしょう。

女子は、まだアフリカ勢が上位に来ておらず、戦力図も欧州、アジア、アフリカと分散して面白いです。ロンドンまでに2時間20分を切る選手が何人出てくるか注目です。

世界陸上 ベルリン大会 女子マラソン結果 【2009年8月23日】

1 Xue Bai 中国 2:25:15
(自己記録2:23:27 5位)

0-5㎞ 17:43
5-10㎞ 17:21
10-15km 17:07
15-20km 17:37
20-25km 17:44
25-30km 17:01
30-35km 16:31
35-40km 17:06
40-ゴール 7:05

2 Yoshimi Ozaki 日本 2:25:25
(自己記録 2:23:30 6位)

3 Aselefech Mergia エチオピア 2:25:32
(自己記録 2:25:02 14位)

4 Chunxiu Zhou 中国 2:25:39
(自己記録 2:19:51 1位)

5 Xiaolin Zhu 中国 2:26:08
(自己記録 2:23:57 7位)

6 Marisa Barros ポルトガル 2:26:50
(自己記録 2:26:03 25位)

7 Yuri Kano 日本 2:26:57
(自己記録 2:24:27 8位)

8 Nailiya Yulamanova ロシア 2:27:08
(自己記録 2:26:30 27位)

9 Alevtina Biktimirova ロシア 2:27:39
(自己記録 2:25:12 16位)

10 Kara Goucher 米国 2:27:48
(自己記録 2:25:53 21位)

11 Desireé Davila 米国 2:27:53 (2:31:33 42位)
12 Julia Mumbi Muraga ケニア 2:28:59 (2:26:00 22位)
13 Weiwei Sun 中国 2:29:39 (2:25:15 17位)
14 Yoshiko Fujinaga 日本 2:29:53 (2:28:13 31位)
15 Svetlana Zakharova ロシア 2:29:55 (2:21:31 2位)
16 Bezunesh Bekele エチオピア 2:30:03 (2:23:09 4位)
17 Sabrina Mockenhaupt ドイツ 2:30:07 (2:26:22 26位)
18 Lisa Jane Weightman オーストラリア 2:30:42 (2:32:32 46位)
19 Zivilé Balciünaité リトアニア 2:31:06 (2:25:15 18位)
20 Kum-Ok Kim 北朝鮮 2:31:24 (2:26:56 29位)

世界陸上 賞金

個人
1st 60,000 ドル
2nd 30,000
3rd 20,000
4th 15,000
5th 10,000
6th 6000
7th 5000
8th 4000

リレー (チーム毎)
1st 80,000  ドル
2nd 40,000
3rd 20,000
4th 16,000
5th 12,000
6th 8000
7th 6000
8th 4000

マラソン団体
1st 20,000  ドル
2nd 15,000
3rd 12,000 
4th 10,000
5th 8000
6th 6000

世界記録 100,000ドル

2009年8月24日月曜日

世界陸上 ベルリン大会 男子マラソン結果

男子マラソンは、北京と同様にスピードレースになり、上位はアフリカ勢(ケニア、エチオピア勢)が占める結果になりました。

自己記録と今回の順位を比較すると、上位6選手は、自己記録も10位以内の選手であり、今まではタイムが悪くても暑さに強い(世界選手権やオリンピックは強い)選手がいたのですが、優勝タイムが2時間6分台になると、ある程度のスピードがないともはや通用しなくなってきました。

日本選手は健闘して、佐藤選手が6位に入りました。後半猛追して6位になった印象がありますが、35㎞以降のラップをみると、35-40kmは16分35秒で完走選手中12位、40キロ以降は7位で、猛追ほどのスピードではありませんでした。

最近の日本選手のマラソンをみても35㎞からの15分台前半で走れる選手がいません。今回は入賞ラインが2時間14分と低かったですが、ロンドンでは2時間10分を切らないと入賞は難しい気がします。そうすると、35-40㎞は15分台で走る必要が出てきますので、前半のペース配分も考えなければならないでしょう。

世界陸上 ベルリン大会 男子マラソン結果 【2009年8月22日】

1 Abel Kirui(ケニア) 2:06:54  
(自己記録1位2:05:04)

2 Emmanuel Kipchirchir Mutai(ケニア) 2:07:48
(自己記録4位2:06:15)

3 Tsegay Kebede (エチオピア) 2:08:35
(自己記録2位2:05:20)

4 Yemane Tsegay (エチオピア)2:08:42
(自己記録5位2:06:30)

5 Robert Kipkoech Cheruiyot(ケニア)2:10:46
(自己記録10位2:07:14)

6 Atsushi Sato(日本)2:12:05
(自己記録9位2:07:13)

7 Adil Ennani(モロッコ)2:12:12
(自己記録25位2:10:15)

8 José Manuel Martínez(スペイン)2:14:04
(自己記録15位2:08:09)

9 José Moreira(ポルトガル) 2:14:05 (72位2:14:57)
10 Luís Feiteira(ポルトガル) 2:14:06 (41位2:11:57)
11 Masaya Shimizu(日本) 2:14:06  (33位2:10:50)
12 Norman Dlomo(南アフリカ) 2:14:39 (28位2:10:39)
13 Fernando Silva(ポルトガル) 2:14:48 (42位2:12:09)
14 Satoshi Irifune(日本) 2:14:54 (21位2:09:23)
15 Dejene Yirdaw(エチオピア) 2:15:09 (17位2:08:30)
16 Marilson dos Santos(ブラジル) 2:15:13 (19位2:08:37)
17 Johannes Kekana(南アフリカ) 2:15:28  (65位2:14:37)
18 André Pollmächer(ドイツ) 2:15:36 (52位2:13:09)
19 Adriano Bastos(ブラジル) 2:15:39 (80位2:16:20)
20 Oleg Kulkov(ロシア) 2:15:40  (24位2:10:13)


Abel Kirui   佐藤敦之選手
(2時間6分54秒)   (2時間12分5秒)

0-5km   0:15:10   0:15:10
5-10km  0:14:59   0:15:01
10-15km 0:14:49   0:14:53
15-20km 0:14:44   0:15:21
20-25km 0:14:56   0:15:43
25-30km 0:15:05   0:16:08
30-35km 0:15:13   0:16:07
35-40km 0:15:14(1位)0:16:35 (12位)
40-ゴール0:06:44(1位) 0:07:07 (7位)

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)