2012年6月18日月曜日

2012飛騨高山ウルトラマラソン(その2:レース編1)


2012年6月10日(日)

朝3時半起床、富士五湖、サロマ、野辺山は、スタート地点と宿が離れていたので、起きるのが午前2時台でしたが、今回はスタート地点は歩いて5分ほど、100キロの中では、それなりに睡眠がとれました。

朝食は高山名物の朴葉ずしとパンで、結構お腹いっぱいの状態で、4時半にホテルをチェックアウト、スタート地点の高山市役所に向かいました。

曇っていて肌寒く、走るには上々のコンディション、暑くなったら大変なコースなのでちょっとほっとしました。

スタート20分前に会場に到着、もう走る格好になっていたので、54km地点行きとゴール行きの荷物をトラックに預けて、スタートを待ちました。


難易度が高いと言われる大会ですが、仮装ランナーが結構多くてびっくりでしたが、たくさんのテレビ・新聞等報道陣がいて、仮装ランナーに取材する風景があちこちで見られ、自分も仮装すればよかったかもと思ってしまいました。

今回は、まず完走を目標に、高低差を考慮して以下のような目標タイムを立てました。
最低限この時間内で走っていれば、関門閉鎖や制限時間の恐怖を味わわずにゴールできると思い、昨日の受付で頂いたA5サイズのコースガイドにメモして、ポケットに入れました。

目標タイム (ラップ)

5km 0:32:00 (32:00)
10km 1:05:00 (33:00)
15km 1:42:00 (37:00)
20km 2:17:00 (35:00)
25km 2:57:00 (40:00)
30km 3:38:00 (41:00)
35km 4:20:00 (42:00)
40km 5:03:00 (43:00)
45km 5:38:00 (35:00)
50km 6:15:00 (37:00)
55km 7:05:00 (50:00)
60km 7:47:00 (42:00)
65km 8:29:00(42:00)
70km 9:11:00 (42:00)
75km 9:51:00 (40:00)
80km 10:31:00 (40:00)
85km 11:13:00 (42:00)
90km 12:03:00 (50:00)
95km 12:48:00 (45:00)
100km 13:33:00 (45:00)

関門1 19.1km 道の駅ひだ朝日村  目標2時間10分 (制限3時間00分)
関門2 36.7km 飛騨高山スキー場  目標4時間34分(制限5時間45分)
関門3 54.4km 丹生川支所  目標6時間47分(制限8時間15分)
関門4 82.5km 丹生川支所  目標10時間52分(制限11時間30分)
ゴール 100km  国府B&G体育館  目標13時間33分(制限14時間00分)



午前5時、記念すべき第1回大会、約1000人のランナーによって、スタートしました。

市街地は白バイ誘導、車両通行止めにして、道幅いっぱいにランナーが走っていきます。
(高山市・警察の大会への協力体制がすごいです。)
朝5時なのに、沿道には多くの方が応援してくれています。


そして、100㎞コースの一番のハイライトである古い町並みへ、ここもテレビ局や新聞社のカメラが待ち構える中を、ランナーが独占して走っていきます。

江戸時代にタイムスリップした雰囲気の中、渋滞もあり、ゆっくりと進んで行きました。


市内中心部の商店街を抜けると、早くも上り坂が登場、最初の2~3キロまではサービスで、ここからがいよいよ鬼とも、地獄ともいえるコースが始まりました。


そんな中で、トップの方で転倒したランナーが救急車に運ばれる場面に遭遇して、少し不安がよぎりました。

5キロ地点を約36分で通過、スタートロスを考慮しても、想定よりも遅いタイムだったので、この辺りから少しペースを上げていきました。



市街地から離れ、緑豊かな風景が広がり、住宅もポツリ、ポツリと点在する感じになってきましたが、そんな家からパジャマ姿の子供たちがコースに出てきて、朝6時前なのに、熱心に応援してくれています。そんな光景に感動しながら、10キロ通過、上り坂ですが32分台、走りにリズムが出てきました。




山間道路、このあたりで細かい雨が降り始めましたが、心地よい雨、峠道で斜度がきつくなってきますが、思ったより順調に走っていました。

14.1キロ、峠の頂上の美女高原(名前にそそられますが。。)エイドに到着、新鮮トマトジュースで喉を潤して、下りに入りました。


15キロは、32分台で、想定より4分以上速いタイムで通過しました。
急な下り坂のあとは、緩やかに下って行く道、今思えば、この時間帯が一番気持ちよく走っていたと思います。



19.1キロの第1関門「道の駅ひだ朝日村」に到着、ここでも多くの住民が出迎えてくれました。
設定タイムより数分速かったので、ここでの特別メニュー「よもぎうどん」をゆっくり食べて、コース最高地点に向けてこの後15キロ以上続く上り基調の道に備えました。



つづく

2012年6月14日木曜日

2012飛騨高山ウルトラマラソン(その1:前日編)



毎年100㎞以上のウルトラマラソンを走るのは1回だけで、

2006年 しまなみ海道(福山-今治)
2007年 チャレンジ富士五湖(100km:唯一DNF)
2008年 えびすだいこく(美保神社‐出雲大社)
2009年 サロマ湖(北海道)
2010年 野辺山(長野)
2011年 チャレンジ富士五湖(112km)

こんな感じで過去6年走ってきました。特に、ここ3年は完走率が低い大会を無事クリアして、次なる目標をどうするか迷っていたときに、累積高低差2700m、第1回飛騨高山ウルトラマラソン開催のニュースが飛び込んできました。

実家からもそれほど離れていないので、帰省がてら参加できるということでエントリーしました。

2012年6月9日(土)










高山へは、新幹線で名古屋乗り換えで特急で向かうルート、高速バスで松本経由をして安房トンネルを抜けて向かうルート2つありますが、今回は、1時間ほど時間は余計にかかりますが、値段は新幹線の半額で済む、高速バスで向かうことにしました。

朝8時に新宿を出発して、諏訪湖SAで休憩、松本インターを降りて、国道158号線へ、山間道路に入ります。1年前も乗鞍天空マラソンで同様の道を通過したのですが、その時も雨、数年前も雨、いつも雨の印象があります。




安房トンネルを抜けると岐阜県平湯温泉へ、そこはもう高山市、中心部まではあと1時間ですが、さすが日本一広い市です。













そして午後1時45分ごろ、高山バスセンターに到着、駅前にテレビ局のカメラが来ていました。東海地区での100kmのウルトラマラソンの開催は珍しいので、地元の注目度が大きいようです。












徒歩で受付会場の高山市民文化会館に向かい、14時からのコース説明会に出席しました。
今までは過去出場した参加者の情報で、だいたいコースのイメージやつかめたのですが、今回は初開催ということで、じっくり聞きました。










とにかく坂の写真ばかり、やはり一筋縄ではいかないコースのようです。どこで頑張り、どこで休みか、ポイントになってきそうです。







その後、ホテルにチェックインして、高山市街地を散策、12年ぶりの高山、駅前はこんなに人が少なかったかなと思ったのですが、古い町並みなどの通りに入ると、観光客でいっぱいでした。明日は、このあたりを走るのかと思いつつ、ブラブラ歩いていました。









夕食は、ラン仲間と、飛騨牛のお店へ、串焼き、串揚げ、飛騨牛にぎり寿司、飛騨牛丼・・・明日に向けて、栄養をいっぱい蓄えました。









つづく

2012年6月9日土曜日

2012飛騨高山ウルトラマラソン(目標タイム)

2012年6月9日(土)

明日は、第1回の飛騨高山ウルトラマラソンに出場します。
まずまずの天気で行われそうです。




日本一過酷とも噂される大会、どうなるかわかりませんが
無事ゴールできるように頑張ってきます。

目標タイム

5km 0:32:00 (32:00)
10km 1:05:00 (33:00)
15km 1:42:00 (37:00)
20km 2:17:00 (35:00)
25km 2:57:00 (40:00)
30km 3:38:00 (41:00)
35km 4:20:00 (42:00)
40km 5:03:00 (43:00)
45km 5:38:00 (35:00)
50km 6:15:00 (37:00)
55km 7:05:00 (50:00)
60km 7:47:00 (42:00)
65km 8:29:00(42:00)
70km 9:11:00 (42:00)
75km 9:51:00 (40:00)
80km 10:31:00 (40:00)
85km 11:13:00 (42:00)
90km 12:03:00 (50:00)
95km 12:48:00 (45:00)
100km 13:33:00 (45:00)


道の駅ひだ朝日村 19.1km 2時間10分 (関門1 3時間00分)
飛騨高山スキー場 36.7km 4時間34分(関門2 5時間45分)
丹生川支所 54.4km 6時間47分(関門3 8時間15分)
丹生川支所 82.5km 10時間52分(関門4 11時間30分)
国府B&G体育館 100km 13時間33分(ゴール14時間00分)



2012年6月7日木曜日

2011福岡国際マラソン 結果(ラップタイム)


2011福岡国際マラソン 結果
2011年12月4日 12時10分スタート

1位 ジョセファト・ダビリ (小森コーポレーション)  2:07:36
 
 0-5km 15:05 (3:01/km)
 5-10km 15:02 (3:00/km)
 10-15km 14:57 (2:59/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 14:59 (3:00/km)
 25-30km 14:32 (2:54/km)
 30-35km 14:57 (2:59/km)
 35-40km 15:45 (3:09/km)
 40-Goal 07:12 (3:17/km)

前半 1:03:29
後半 1:04:07

2位 ジェームス・ムワンギ (NTN)  2:08:38

 0-5km 15:05 (3:01/km)
 5-10km 15:02 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:06 (3:01/km)
 20-25km 14:59 (3:00/km)
 25-30km 14:46 (2:57/km)
 30-35km 15:19 (3:04/km)
 35-40km 16:04 (3:13/km)
 40-Goal 07:19 (3:20/km)

前半 1:03:29
後半 1:05:09

3位 川内 優輝(埼玉県庁) 2:09:57

 0-5km 15:05 (3:01/km)
 5-10km 15:02 (3:00/km)
 10-15km 14:59 (3:00/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 15:17 (3:03/km)
 25-30km 15:43 (3:09/km)
 30-35km 16:02 (3:12/km)
 35-40km 15:52 (3:10/km)
 40-Goal 06:50 (3:07/km)

前半 1:03:34
後半 1:06:23

4位 今井 正人 (トヨタ自動車九州) 2:10:32

 0-5km 15:07 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:57 (2:59/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 14:59 (3:00/km)
 25-30km 15:39 (3:08/km)
 30-35km 16:14 (3:15/km)
 35-40km 16:05 (3:13/km)
 40-Goal 07:23 (3:22/km)

前半 1:03:30
後半 1:07:02

5位 ドミトリー・サフロノフ (ロシア) 2:11:29

 0-5km 15:05 (3:01/km)
 5-10km 15:02 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:08 (3:02/km)
 20-25km 15:17 (3:03/km)
 25-30km 15:42 (3:08/km)
 30-35km 16:03 (3:13/km)
 35-40km 16:55 (3:23/km)
 40-Goal 07:19 (3:20/km)

前半 1:03:34
後半 1:07:55

6位 前田 和浩 (九電工) 2:11:46

 0-5km 15:06 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 14:59 (3:00/km)
 25-30km 15:39 (3:08/km)
 30-35km 16:14 (3:15/km)
 35-40km 16:32 (3:18/km)
 40-Goal 08:10 (3:43/km)

前半 1:03:29
後半 1:08:17

7位 ドミトロ・バラノフスキー (ウクライナ) 2:12:08

 0-5km 15:05 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 15:00 (3:00/km)
 25-30km 15:49 (3:10/km)
 30-35km 16:29 (3:18/km)
 35-40km 17:17 (3:27/km)
 40-Goal 07:22 (3:21/km)

前半 1:03:29
後半 1:08:39

8位 マーティン・デント オーストラリア) 2:12:23

 0-5km 15:26 (3:05/km)
 5-10km 15:38 (3:08/km)
 10-15km 15:29 (3:06/km)
 15-20km 15:36 (3:07/km)
 20-25km 15:44 (3:09/km)
 25-30km 15:25 (3:05/km)
 30-35km 15:32 (3:06/km)
 35-40km 16:12 (3:14/km)
 40-Goal 07:21 (3:21/km)

前半 1:05:39
後半 1:06:44

9位 リドゥアヌ・ハルーフィ (モロッコ) 2:13:40

 0-5km 15:06 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:59 (3:00/km)
 15-20km 15:29 (3:06/km)
 20-25km 16:01 (3:12/km)
 25-30km 16:18 (3:16/km)
 30-35km 15:56 (3:11/km)
 35-40km 16:45 (3:21/km)
 40-Goal 08:05 (3:41/km)

前半 1:04:08
後半 1:09:32

10位 アレクセイ・ソコロフ (ロシア)2:14:00

 0-5km 15:08 (3:02/km)
 5-10km 15:27 (3:05/km)
 10-15km 15:25 (3:05/km)
 15-20km 15:20 (3:04/km)
 20-25km 15:49 (3:10/km)
 25-30km 16:10 (3:14/km)
 30-35km 16:19 (3:16/km)
 35-40km 17:06 (3:25/km)
 40-Goal 07:16 (3:19/km)

前半 1:04:52
後半 1:09:08
 
11位 入船  敏 (カネボウ)2:15:08

 0-5km 15:06 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:06 (3:01/km)
 20-25km 15:53 (3:11/km)
 25-30km 17:05 (3:25/km)
 30-35km 17:15 (3:27/km)
 35-40km 17:05 (3:25/km)
 40-Goal 07:39 (3:29/km)

前半 1:03:31
後半 1:11:37

12位 瀬戸口賢一郎 (旭化成) 2:15:51

 0-5km 15:06 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:59 (3:00/km)
 15-20km 15:08 (3:02/km)
 20-25km 15:54 (3:11/km)
 25-30km 16:24 (3:17/km)
 30-35km 17:08 (3:26/km)
 35-40km 18:11 (3:38/km)
 40-Goal 08:00 (3:39/km)

前半 1:03:42
後半 1:12:09

13位 大塚 良軌 (愛知製鋼) 2:16:10

 0-5km 15:07 (3:01/km)
 5-10km 15:01 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:25 (3:05/km)
 20-25km 16:04 (3:13/km)
 25-30km 16:19 (3:16/km)
 30-35km 16:57 (3:23/km)
 35-40km 18:09 (3:38/km)
 40-Goal 08:10 (3:43/km)

前半 1:03:59
後半 1:12:11

14位 岡本 直己 (中国電力) 2:18:14

 0-5km 15:06 (3:01/km)
 5-10km 15:02 (3:00/km)
 10-15km 14:58 (3:00/km)
 15-20km 15:07 (3:01/km)
 20-25km 15:02 (3:00/km)
 25-30km 15:35 (3:07/km)
 30-35km 17:02 (3:24/km)
 35-40km 19:51 (3:58/km)
 40-Goal 10:31 (4:47/km)

前半 1:03:31
後半 1:14:43

15位 諏訪 利成 (日清食品グループ) 2:19:13

 0-5km 15:39 (3:08/km)
 5-10km 16:05 (3:13/km)
 10-15km 16:02 (3:12/km)
 15-20km 16:32 (3:18/km)
 20-25km 16:56 (3:23/km)
 25-30km 16:38 (3:20/km)
 30-35km 16:51 (3:22/km)
 35-40km 17:04 (3:25/km)
 40-Goal 07:26 (3:23/km)

前半 1:08:00
後半 1:11:13

福岡国際マラソン
http://www.fukuoka-marathon.com/results/index.php

2012年5月30日水曜日

2012鯖街道ウルトラマラソン(その3)

2012鯖街道ウルトラマラソンつづきです。その1 その2

2012年5月20日 36㎞地点/76km


次の関門は通過できたとして、その次の関門が果たして間に合うのか。平地だったらある程度見通しがつきますが、険しい山道もある中で、無事たどりつけるか不安がよぎります。

京都市の看板が見え、いよいよ京都に入りました。

ほどなく、38.6㎞川合の関門閉鎖地点に。
時計や看板などありませんが、多くのスタッフが待ち構えているので、閉鎖地点だと気づきます。
5時間10分、閉鎖20分前にかろうじて通過です。
距離的には、残り半分を切りました。制限時間までは6時間50分です。

ここから再び、上り坂が始まりました。


広めの道路を上りきると、今坂峠の看板、意外と簡単に2つ目の峠を上り切れたなと思ったのですが、そうではないことに後で気づかされます。


下りと上りを繰り返して、41kmの5番目の久多エイドに到着しました。ここではおにぎりがあり、小休憩をする人もいます。ちょっと時間を気にしながら、それでも少し休みをとって、後半にのぞみました。



再び、山の中の非舗装の道、石、岩が多く、足場を気にしながら進みました。上り坂が続き、歩きに。それでも、ここからは、抜かれるよりも、抜くことが多くなり、悪いペースではないと思い、安心し始めます。

つづら折りの山道がまた始まり、ひたすら繰り返される上り坂、片側は険しい崖になっている道、「江戸時代の人は、よくこの道で、鯖を運んでいたな」と歩いていてふと、そんなことを思いました。

ようやく第2の峠、オグロ坂峠(44.7㎞、標高870m)を超えました。




 


このあたりは登山客も増えて、道もいくつか分かれていて、道を間違わないように気をつけながら下って、46.8キロの八丁平エイドに到着しました。残り30キロを切りましたが、まだまだ先は長いです。

ここでは、甘い冷たいドリンクの「冷やしあめ」が名物ということで飲んで、次の坂に向けて英気を養いました。


 

しばらく、また下り坂が続き、ペースを上げて、前のランナーを抜きつつ、調子があがってきました。
52キロ、7番目の大見エイドに到着。順位は挽回したと思うのですが、エイドのコーラは売り切れ、やはり順番的には後ろから数えた方が早そうです。

 

この後は、再び、最後の3番目の峠、杉峠に向けて、登っていきます。今までより緩やかですが、それほど走れず、歩きが多くなっています。

この日は、UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)153km、野辺山ウルトラマラソン100kmが行われていました。どちらも鯖街道よりも険しい高低差でかつ長い距離で格闘中の時間、その2つの大会のきつさに比べたら、楽なはずと思って、最後、踏ん張って、登っていきました。



そして、56.8キロ、杉峠の第8エイドに8時間41分で到着。標高850m、ここからは、ほとんど下りです。名物の豆腐ソーメンを食べて、次の関門閉鎖時間を確認、7キロ1時間30分以内なので、何とかなりそうです。


ここからは、舗装路を一気にブレーキをかけずに駆け下っていきます。結構長く続きますが、トレランシューズなので、スピードは出ませんが、足への負担は抑えられている感じです。

徐々に交通量が増えて、家も増えてきて、京都らしい街並みになってきました。
63.6キロの鞍馬エイドに到着、関門閉鎖まで38分、間に合いました。

(間に合わないと、自腹で鞍馬駅から出町柳駅まで叡山電車に乗ります。410円)



観光客に応援されながら、まだゴールではないですが福井から京都まで辿り着いたと実感しました。
しかし、まだ、レースは終わっていません。残り12キロちょっと、もう一頑張りが必要です。
再び、走りはじめました。

追い越された路線バスの行き先が「出町柳」と書かれていて、ゴールが近いそんな気持ちになってきました。

かなりペースが落ちてきましたが、10番目の市原エイド(66.7キロ)に到着、ここも関門閉鎖時間が10時間30分と設定されていましたが、30分前の10時間で無事通過しました。あと10キロを2時間以内で走れば完走です。

ここで名物のマーマレードたっぷりのクラッカーを食べて、ラストに備えました。




ここから、もうないと思っていた上り坂に苦戦しながら、ゆっくりとしたペースで走っていきました。
そして、ついに、賀茂川の河川敷にコースが入って行きました。

賀茂川(鴨川)沿いを走るのは、2005年のサンタクロースマラソン以来7年ぶり、久しぶりに戻ってきました。

(※賀茂川と高野川が合流して鴨川になるので、今回走ったコースは、ほぼ賀茂川沿いになります。サンタマラソンは丸太町なので鴨川沿い。(初めて知りました。))



71.5キロ、最後の西加茂橋南エイドに到着。ここまで来ると、ゴールは間近なのですが、景色が単調なので、長く感じます。

温かいお茶を頂いて、ゴールを目指します。
京都マラソンは、全員注目して応援していたと思いますが、鯖街道を走るランナーも疎らなので、泥だらけ、汗だらけのランナーを奇異な眼差しで、河川敷きのカップルや家族等に見られています。

それでも、この大会を分かっていて応援してくれる人もたくさんいて、時折、飲み物も提供して下さる方もいて、ありがたく、コーラを頂きました。


 

そして、出雲路橋を渡って左岸に移動すると、ラスト1キロ、最後は京都マラソンと同じコースです。



ラスト200mを切ると、すでにゴールした人たちがたくさん応援してくれ、その中をゴール。
11時間15分。変化に富んだ76キロ、無事、京都まで到着できました。

前半は苦労しましたが、後半は踏ん張れました。




ゴール後は、荷物と参加賞の焼き鯖と大型バッグを受け取り、豚汁とドリンクも頂きました。
河川敷きの芝生に寝転んで休んだのが気持ちよかったです。

実は、小浜から京都までなので、オバマのマスクを持って走ろうかと当初考えていたのですが、過酷なコースで完走できないかもしれないと思い直前に断念して、ゴール後、かぶって記念撮影だけしました。



近くの銭湯の無料入浴のサービスがついていたので、ゴール後、銭湯で汗を流しました。
そして、京都の地下鉄に乗ったことがなかったので、今出川駅から京都駅まで乗って、その日の夜の新幹線で焼鯖の匂いを漂わせたバッグと一緒に東京に戻りました。



翌朝の金環日食も、全身筋肉痛の中、眠い目をこすりながら、自宅でちゃんと見ました。
(サングラス2つとゴーグル1つ重ねて。。。)


鯖街道ウルトラマラソン、手作りの大会で、ここまでのおもてなし、素晴らしかったです。


初めて福井を走ったので、残る都道府県は、兵庫、佐賀、高知の3県になりました。
兵庫は、神戸マラソン抽選待ちです。

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)