2010年9月9日木曜日

2010北海道マラソン 結果 と 今年の難易度


今年の北海道マラソンは、昨年と異なり暑くて厳しいレースとなりました。
男子は、独走しては、失速逆転、独走しては、失速逆転という展開で、最終的にはサイラス・ジュイが賢いレースをして、15分30秒前後のペースを守り切って優勝しました。モグスも、惜しかったのですが、もう5キロ猛追するのを我慢できれば、優勝の可能性がありました。

夏のレースは、自分で大丈夫だと思っても、ペースが落ち始めたらあっという間に失速してしまい、とてもペース配分が難しいのですが、ジュイ選手の記録は、冬であれば6分台に相当するほどの好記録だと思います。

一方、女子は、原選手が復活優勝、こちらも、ペースが安定していて、最後は経験の差で逃げ切りました。那須川選手は、やはり暑いレースよりは、冬場のほうが、向いている気がしますが後半は粘りました。

2010 北海道マラソン 結果 (2010年8月29日、午後0時10分スタート )

<男子>
1 サイラス・ジュイ(日立電線) 2:11:22
2 アルン・ジョロゲ・ブグア(小森コーポ) 2:13:04
3 メクボ・ジョブ・モグス(アイデム) 2:16:38
4 高見澤 勝(佐久長聖教員ク) 2:18:17
5 西村 哲生(YKK) 2:18:31
6 下重 正樹(コニカミノルタ) 2:20:06
7 高田 千春(JR東日本) 2:20:30
8 大塚 良軌(愛知製鋼) 2:21:54
9 ジョセフ・ギタウ(JFEスチール) 2:21:54
10 田上 貴之(九電工) 2:22:29

ラップタイム (1位)
5km 0:15:37 3:07/km (中田)
10km 0:30:28 (14:51) 2:58/km (ギタウ) 27秒差  (ジョロゲ)
15km 0:45:20 (14:52) 2:58/km(ギタウ) 56秒差(ジョロゲ)
20km 1:00:19 (14:59) 3:00/km(ギタウ) 59秒差(モグス)、1分21秒差(ジョロゲ)
25km 1:16:12 (15:53) 3:11/km(ギタウ) 0秒差 (モグス)
30km 1:31:22 (15:10) 3:02/km(モグス) 1分41秒差(ジュイ)
35km 1:47:29 (16:07) 3:13/km(モグス) 1分31秒差(ジュイ)
40km 2:04:29 (17:00) 3:24/km(ジュイ) 1分4秒差(ジョロゲ)
Goal 2:11:22 (06:53) 3:08/km(ジュイ)

<女子>
1 原 裕美子(ユニバーサル) 2:34:12
2 宮内 宏子(京セラ) 2:35:42
3 那須川 瑞穂(ユニバーサル) 2:36:07
4 深港 千浪(大塚製薬) 2:40:28
5 山下 郁代(三井住友海上) 2:41:19
6 鈴木 澄子(ホクレン) 2:42:28
7 吉住 友里(大阪長居AC) 2:43:14
8 岡本 美鈴(北國銀行陸上部) 2:48:14
9 田中 千洋(アスレックRC) 2:49:34
10 吉冨 博子(佐賀陸上競技協会) 2:53:27

ラップタイム (1位)
5km 0:18:08 3:38/km(原)
10km 0:35:31 (17:23) 3:29/km(原)
15km 0:53:07 (17:36) 3:31/km(宮内)
20km 1:11:07 (18:00) 3:36/km(宮内)
25km 1:29:19 (18:12) 3:38/km(宮内)
30km 1:47:57 (18:38) 3:44/km(宮内)
35km 2:06:58 (19:01) 3:48/km(原)
40km 2:25:51 (18:53) 3:47/km(原)
Goal 2:34:12 (08:21) 3:48/km(原)

ということで、今年は、気温だけみると、例年と変わらないように見えて、湿度が非常に高く、序盤ハイペースで走ったランナーは、急激に失速して苦戦されたような気がします。

過去10年を比較しても、2006年が一番暑くて大変だったという印象があったのですが、サブ3ランナーの数、100位のタイムで比較すると、今年の方が悪く、ここ10年では、2001年並みに厳しい条件だったと思います。昨年が一番優しい条件だっただけに、今年は、さらにきつく感じたのかもしれません。

過去10年間の北海道マラソンの気象条件とタイムの比較

0 件のコメント:

Buy me a coffee

マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)