2016年7月31日日曜日

2016サマーナイトラン 埼玉スタジアム2002 (12時間走)

BROOKS presents SUMMER NIGHT RUN 埼玉
http://www.summer-night-run.jp/saitama/
2016年7月23日(土)~24日(日) 12時間 (埼玉スタジアム2002)

1.3kmの周回コース12時間かけてリレーまたは個人で走り続けるサマーナイトラン。
8月13日に行われる100マイル・ベルリン(ベルリンの壁一周マラソン)に向けて、深夜走り続ける練習も兼ねてエントリーしました。

2016年7月23日(土) 大会当日 夕方

地下鉄南北線直通、埼玉高速鉄道に乗って、終着駅の浦和美園駅へ。



駅からは、歩行者専用道路を歩いて15分ほどで、埼玉スタジアムに到着しました。





のどかな景色の中で、大きなスタジアムが目立っています。



12時間走は、2010年の平塚以来(24時間ゆめリレー in 湘南ひらつか) 6年ぶり。
100kmウルトラマラソンは、制限時間内で走らなければいけないので、頑張れるのですが、時間走は、何キロ走らなければいけないという制約はない分、いつでも休めるという誘惑があるため、中々思うように走れません。

6年前の12時間走は73kmしか行きませんでした。その後も6時間走1回、2時間走1回出ていますが、満足いくような走りが出来ません。

苦手意識のある12時間走、今回は、リレーの部に仲間が参加しているので、途中サボることも少なくなるのではないかと思い、6年前の73kmより上回ることを目標に走ることにしました。


午後7時:3時間リレーの部、12時間リレーの部、3時間ソロの部、12時間ソロの部揃って、一斉にスタートしました。


1.3kmだけ全力で走る人と、12時間ずっと走る人が混在しているので、ペースがまったく違います。
私は、速いペースに惑わされないように、淡々と走るように心がけます。


コースは、最初に2階回廊を通るため、長めの上り坂と下り坂を走り、その後、いよいよ、埼玉スタジアム2002の中を走ります。


6万3000人収容の大きな観客席と緑の芝生、走るコースは、人工芝でしたが、とても気持ち良いです。




ゆっくり味わいながら、スタンドの外を出ると、スタート・フィニッシュ地点が近づきます。1周終わらないうちに、リレーの部のチームに抜かされ、あっという間に周回遅れとなりました(笑)。


1周は、約8分で通過。スタートから1時間は、暮れゆく埼玉スタジアムを楽しみながら、7周回し、思ったよりは時間的にもペース的にも早く(速く)通過しました。


東京マラソンでお馴染みのジョセフさんもリレーの部で参加していて、暗闇に電飾が輝き、会場も盛り上がります。


その他に、AKB48の曲を流し続けているランナーや、仮装しているランナーなど、リレーマラソンならではの和やかな雰囲気です。


2時間過ぎてからは、足が痛くなり始め、ペースも落ちてきました。新鮮だった埼玉スタジアム内の風景も徐々に飽きてきました。


スタートから3時間が経過して、長めの休憩を入れました。コース内のエイドは、飲み物とバナナだけでしたが、コース外のエイドでは、トマトやスイカなどがあり、エネルギー補給をして、足の回復を待って再び走り始めました。


3時間の部が終了して、コース上走っているランナーが減りました。
ペースも、1周交代から、複数周回での交代のチームが増えて、全体的に落ちてきました。
最初の方は抜かれっぱなしでしたが、自分のペースも落ちてはいたものの、徐々にランナーを追い抜くことができるようになりました。


しかし、かなり飽き始めて、上り坂では歩くことも増えてきました。
時間は、深夜24時を過ぎて、疲れもかなり蓄積してきました。埼玉スタジアムの芝生を見るたびに、ピッチの上で、寝転がりたい。そんな衝動に駆られました。


深夜1時、6時間近くが経過して、2度目の休憩を入れました。栄養補給をしつつ、横になって少し休みました。

半分が終わって35周回(45.5km)を走っていました。
ここで、初めて順位表をチェック。最初の1時間は18人中15位でしたが、直近では12位と上がっていました。思ったより悪くありませんでした。


平塚の時は、左カーブだけで、左足にかなり負担がかかって、走りのバランスが悪くなっていましたが、今回は、右カーブも左カーブもあり、また負担がかかりそうな下り坂の右カーブも気をつけて走り、走りのバランスは崩れてはいませんでした。


後半の6時間をいかに、踏ん張れるか。ここからが勝負です。60周を目標に地道に走ることにしました。


深夜2時、足がいっぱいいっぱいで、埼玉スタジアム内の人工芝が足の負担が軽く、オアシスのような感じになってきました。


ランナーしか入れない埼玉スタジアムは、走りながら、撮影する人が目立っていました。
さらに、ポケモン GOをしながら、走っている人もいて、リレーの部も、先頭争いのチームを除いては、それぞれ楽しみながら走っている感じです。




スタートしてから6時間から9時間は、精神的にとてもきつい時間帯、1時間で5周するという目標を頭の中で立てながら、何とか走りきりました。


午前4時、9時間経過して、3度目の休憩を入れました。空が徐々に明るくなってきました。順位表を確認すると、9位まで上がっていました。今まで、個人のマラソン大会でトップ10に入ったことはないので、ちょっと元気になりました。



何とか1桁順位を維持しよう、そんな気持ちになりました。


ペースは上がらないものの、ラスト3時間を切って、気持ち的には楽になり、一定ペースで走れるようになってきました。


1周回ごと、ペースを維持しながら走っていきます。


今回は、眠気も感じず、1桁順位を目指して、踏ん張っています。


朝日が昇り、気温も上昇し始めます。夜間は、この時期にしては気温が上がらず、助かっていましたが、コースの一部では日が当たり、暑くなってきました。


ラスト1時間を切り、トイレ休憩と順位表をチェック。7位まで上がっていました。
これで1桁順位は何とかキープできそうで、あとは周回数を増やすことだけに注力しました。


残り時間が少なくなると、再び元気が出てきます。リレーの部のランナーもかなりペースが上がってきているのが分かります。


何十周ま走って飽き始めていた埼玉スタジアムも、あと数周しか走れないと思うと寂しさを感じます。


60周に到達。あと2周すれば80km超えになるので、ペースを上げて頑張ります。

61周をして、残り13分ほどあり、ラスト1周間に合いそうです。ファイナルラップ。
最後、ペースを落とさず、埼玉スタジアムの観客席を目に焼き付けながら、フィニッシュラインを通過しました。


リレーの部のランナーから大きな拍手に迎えられて、心地よい気分でした。

そして、午前7時、12時間のレースは終了しました。

結果は、62周 80.6km 8位でした。

順位は1つ下げたものの、初めての1桁順位でした。

ただ、夏の奥武蔵ウルトラマラソンでは、78kmを9時間で走れることができるのですが、周回走の場合、12時間で80kmがやっと。周回走はやはり苦手です。
そして、ウルトラマラソンは、気持ちが大事だと改めて感じます。

とりあえず、最低限、眠らず80km走りきり、161kmのベルリンに向けてはまずまずだったと思います。


レース後は、かき氷を食べて、クールダウンしました。


12時間走の後、埼玉スタジアムから浦和美園駅まで、道のりは、とても長く感じましたが、日曜の朝、爽やかな気持ちで、東京に戻りました。




参加賞:Tシャツ、エイドでドリンク、バナナ、スイカ、トマト、かき氷

2016サマーナイトラン埼玉大会 (埼玉スタジアム2002) ダイジェスト  動画https://youtu.be/ozP2SlG1u90

24時間ゆめリレーin湘南ひらつか2010(個人12時間走) http://bit.ly/2amSVpv

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)