2014年6月29日日曜日

2014全日本大学駅伝 関東地区予選(結果、個人総合順位)

昨年は、国立競技場でしたが、今年は、世田谷砧公園隣の大蔵の陸上競技場で11月の愛知・三重で開催される全日本大学駅伝の関東地区予選会が行われました。

雷雨で、1組目の前のオープンの組がレース途中で中止になりましたが、その後の組は天候が回復して予定通り行われました。

実力伯仲で、一つの失速が命取りで、秒差での戦いとなりました。


秩父宮賜杯
第46回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
2014年6月29日 世田谷区立総合運動場陸上競技場
(1万メートル4組(各組1大学2人)、8人の合計タイムで競う)
http://www.kgrr.org/event/2014/kgrr/46_zennisennkou/result.pdf

1位 神奈川大学 3時間59分54秒79
  7位 29:22.20 柿原 聖哉 (4) (4組-7位)
 22位 29:41.48 西山 凌平 (3) (4組-17位)
 27位 29:45.80 柏部孝太郎 (4) (3組-7位)
 30位 29:49.13 我那覇和真 (3) (3組-9位)
 33位 29:50.74 赤松 宏樹 (4) (1組-2位)
 72位 30:19.74 淺利宗一郎 (1) (2組-5位)
 76位 30:24.41 大川 一成 (1) (1組-18位)
108位 30:41.29 東  瑞基 (2) (2組-22位)

2位 順天堂大学 3時間59分55秒24
12位 29:28.29 松村 優樹 (4) (4組-10位)
21位 29:40.17 田中 孝貴 (3) (3組-5位)
25位 29:43.73 松枝 博輝 (3) (4組-19位)
28位 29:47.73 森  湧暉 (2) (3組-8位)
53位 30:06.76 聞谷 賢人 (2) (1組-11位)
63位 30:12.68 花澤 賢人 (1) (2組-3位)
78位 30:25.45 稲田 翔威 (3) (2組-8位)
88位 30:30.43 栃木  渡 (1) (1組-20位)

3位 東海大学 4分00秒06秒07
  9位 29:25.99 川端 千都 (1) (4組-9位)
15位 29:34.16 吉川 修司 (4) (3組-3位)
18位 29:37.65 石川 裕之 (4) (4組-14位)
44位 29:57.86 髙木登志夫 (3) (1組-6位)
67位 30:15.67 成田 元一 (2) (1組-14位)
69位 30:17.50 桐原 翔太 (2) (2組-4位)
73位 30:20.82 廣田 雄希 (2) (3組-21位)
101位 30:36.42 土屋 貴幸 (2) (2組-20位)

4位 上武大学 4時間00分19秒87
10位 29:27.06 倉田 翔平 (4) (3組-1位)
24位 29:43.03 佐藤  舜 (4) (3組-6位)
39位 29:55.18 松元  航 (4) (4組-24位)
41位 29:57.23 三好 慎平 (3) (1組-4位)
49位 30:01.35 田林 希望 (3) (1組-9位)
57位 30:09.67 山岸  塁 (3) (2組-2位)
93位 30:33.04 井上 弘也 (1) (2組-16位)
94位 30:33.31 坂本 佳太 (1) (4組-33位)

5位 大東文化大学 4時間00分32秒22
   4位 29:04.85 市田  孝 (4) (4組-4位)
 37位 29:53.54 平塚 祐三 (4) (1組-3位)
 45位 29:58.12 原  法利 (1) (1組-7位)
 47位 29:59.58 池田 紀保 (4) (3組-14位)
 50位 30:02.36 大隅 裕介 (3) (3組-15位)
 68位 30:16.00 市田  宏 (4) (4組-31位)
 83位 30:27.18 植木 章文 (4) (2組-11位)
123位 30:50.59 森橋 完介 (3) (2組-28位)

6位 城西大学 4時間00分37秒20
  2位  28:42.09 村山 紘太 (4) (4組-2位)
46位 29:58.37 菊地 聡之 (2) (3組-13位)
51位 30:04.06 松村 元輝 (4) (4組-27位)
55位 30:08.04 松村陣之助 (2) (3組-16位)
74位 30:21.29 黒川  遼 (4) (1組-17位)
75位 30:23.64 寺田 博英 (4) (2組-6位)
77位 30:24.47 菅  真大 (1) (2組-7位)
98位 30:35.24 河名真貴志 (3) (1組-22位)

7位 中央学院大学 4時間00分52秒77
  3位 28:46.88 潰滝 大記 (3) (4組-3位)
23位 29:42.22 及川 佑太 (4) (4組-18位)
36位 29:51.72 村上 優輝 (2) (3組-11位)
61位 30:11.64 木部 誠人 (4) (1組-13位)
92位 30:32.35 山本 拓巳 (3) (2組-15位)
97位 30:34.77 塩谷 桂大 (3) (2組-18位)
100位 30:36.14 芝山 智紀 (4) (1組-23位)
102位 30:37.05 蘆田 恵伍 (2) (3組-26位)

以上、出場権獲得 (駒沢、東洋、早稲田、明治、青山学院、山梨学院、日体大は出場権あり)
2014全日本大学駅伝 関東地区予選 10000m 第4組 (動画)
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8位 帝京大学 4時間01分07秒52
17位 29:37.29 柳原 貴大 (4) (4組-13位)
40位 29:56.51 髙橋 裕太 (3) (4組-25位)
42位 29:57.65 君島 亮太 (3) (1組-5位)
52位 30:05.77 佐藤 真路 (4) (1組-10位)
54位 30:07.39 熊崎 健人 (4) (2組-1位)
80位 30:26.43 堤  悠生 (3) (3組-22位)
84位 30:27.87 竹本 紘希 (3) (2組-12位)
86位 30:28.61 髙橋 勝哉 (4) (3組-23位)

9位 日本大学 4時間01分13秒85
   1位 28:15.99 ダニエル・ムイバ・キトニー (3)  (4組-1位)
 16位 29:36.56 石川 颯真 (2) (3組-4位)
 19位 29:39.05 荻野眞乃介 (3) (4組-15位)
 56位 30:08.21 林  慎吾 (4) (3組-17位)
 85位 30:28.46 竹ノ内佳樹 (4) (1組-19位)
116位 30:45.90 村越 直希 (4) (2組-24位)
129位 31:03.13 金子 陽央 (3) (2組-30位)
144位 31:16.55 新関 涼介 (1) (1組-35位)

10位 法政大学 4時間01分21秒12
  5位 29:20.07 西池 和人 (4) (4組-5位)
 11位 29:28.18 足羽 純実 (2) (3組-2位)
 34位 29:50.76 関口 頌悟 (4) (4組-23位)
 35位 29:51.24 中村   涼 (3) (3組-10位)
105位 30:39.80 佐藤 和仁 (3) (1組-25位)
106位 30:40.15 黒山 和嵩 (4) (2組-21位)
110位 30:43.53 細川翔太郎 (1) (1組-26位)
119位 30:47.39 大久保誠吾 (4) (2組-26位)

11位 國學院大學 4時間01分23秒31
 20位 29:40.14 沖守  怜 (4) (4組-16位)
 32位 29:50.46 畑中 大輝 (2) (1組-1位)
 38位 29:53.84 廣川 倖暉 (3) (3組-12位)
 43位 29:57.83 吾妻 佑起 (3) (4組-26位)
 58位 30:09.76 大下 稔樹 (4) (1組-12位)
 90位 30:30.96 稲毛 悠太 (2) (3組-24位)
 95位 30:33.73 中瀬  薫 (3) (2組-17位)
118位 30:46.59 湯川 智史 (4) (2組-25位)

12位 専修大学 4時間03分04秒00
 26位 29:45.58 斉藤 翔太 (4) (4組-20位)
 31位 29:49.37 上手  慶 (3) (4組-22位)
 48位 29:59.78 小澤 勇斗 (2) (1組-8位)
 62位 30:11.89 風岡 永吉 (1) (3組-19位)
 82位 30:26.94 中山 賢太 (4) (2組-10位)
112位 30:44.56 森  夏樹 (3) (1組-27位)
128位 31:02.23 阿部 良平 (3) (3組-32位)
131位 31:03.65 渡辺 瑠偉 (2) (2組-32位)

13位 中央大学 4時間03分29秒15
   8位 29:22.94 新庄 翔太 (4) (4組-8位)
 13位 29:29.08 多田  要 (4) (4組-11位)
 59位 30:11.01 町澤 大雅 (2) (3組-18位)
 79位 30:26.16 三宅 一輝 (3) (2組-9位)
 87位 30:29.29 鈴木 修平 (2) (2組-13位)
125位 30:52.25 出口  遼 (4) (1組-30位)
127位 30:58.67 徳永  照 (3) (3組-31位)
151位 31:39.75 竹内 大地 (1) (1組-37位)

14位 東京農業大学 4時間03分51秒69
  6位 29:22.18 浅岡 満憲 (4) (4組-6位)
 29位 29:48.73 竹内 竜真 (4) (4組-21位)
 64位 30:14.37 戸田 雅稀 (3) (3組-20位)
 70位 30:17.69 折居 卓哉 (2) (1組-15位)
 96位 30:33.93 小澤 洸太 (3) (1組-21位)
120位 30:47.84 遠藤 凌平 (3) (3組-30位)
140位 31:14.12 高橋 悠平 (1) (2組-34位)
148位 31:32.83 木山 雄生 (2) (2組-37位)

15位 国士舘大学 4時間05分45秒76
 60位 30:11.25 浪岡 健吾 (4) (4組-28位)
 81位 30:26.91 武藤 健太 (3) (4組-32位)
 99位 30:35.63 餅﨑 巧実 (2) (2組-19位)
104位 30:38.40 堀合 修平 (3) (3組-27位)
113位 30:44.65 櫻井 亮太 (4) (2組-23位)
115位 30:45.89 三田 眞司 (1) (1組-29位)
135位 31:09.57 石井 秀昂 (2) (1組-33位)
138位 31:13.46 中村 大介 (3) (3組-35位)

16位 創価大学 4時間06分40秒17
 14位 29:31.73 山口 修平 (3) (4組-12位)
 66位 30:15.29 後沢 広大 (3) (4組-30位)
 89位 30:30.51 蟹澤 淳平 (1) (2組-14位)
111位 30:44.37 大山 憲明 (1) (3組-29位)
141位 31:15.34 山本真紗也 (3) (1組-34位)
143位 31:16.44 セルナルド祐慈 (2) (3組-37位)
147位 31:22.18 沼口 雅彦 (4) (1組-36位)
152位 31:44.31 江藤 光輝 (1) (2組-39位)

17位 亜細亜大学 4時間09分58秒36
107位 30:40.37 関口 海月 (2) (4組-34位)
121位 30:48.67 工藤 隼人 (2) (4組-36位)
126位 30:56.32 矢後 健太 (2) (1組-31位)
136位 31:11.31 梅宮 佑介 (2) (3組-34位)
142位 31:15.79 芝  陽盛 (1) (2組-35位)
146位 31:20.44 須佐 郁也 (1) (2組-36位)
153位 31:44.40 村川 恵太 (4) (3組-39位)
156位 32:01.06 佐々木直人 (1) (1組-39位)

18位 東京国際大学 4時間10分40秒84
109位 30:41.49 関  竜大 (3) (3組-28位)
114位 30:45.56 鈴木 大貴 (2) (1組-28位)
117位 30:46.40 照井 明人 (2) (4組-35位)
124位 30:50.77 濱登 貴也 (1) (2組-29位)
139位 31:13.69 荒井 大輝 (1) (3組-36位)
154位 31:53.40 湊  太一 (3) (2組-40位)
155位 32:01.05 貝﨑 秀哉 (2) (1組-38位)
158位 32:28.48 小針 旭人 (3) (4組-39位)

19位 平成国際大学 4時間12分21秒90
103位 30:37.33 佐竹 信哉 (3) (1組-24位)
130位 31:03.18 杉村  純 (4) (2組-31位)
137位 31:13.02 柴田 拓真 (2) (4組-37位)
145位 31:18.30 東山 知弘 (2) (3組-38位)
149位 31:33.03 太田  明 (4) (4組-38位)
150位 31:33.49 佐藤  玲 (3) (2組-38位)
157位 32:23.01 佐々木良章 (2) (3組-40位)
159位 32:40.54 工藤 天輝 (2) (1組-40位)

拓殖大学 記録なし
 65位 30:14.92 金森 寛人 (3) (4組-29位)
 71位 30:17.71 東島 彰吾 (3) (1組-16位)
 91位 30:32.04 櫻井 一樹 (4) (3組-25位)
122位 30:50.36 宇田 朋史 (2) (2組-27位)
132位 31:04.30 栩山  健 (3) (3組-33位)
133位 31:04.69 尾上慎太郎 (4) (2組-33位)
134位 31:05.35 大島 千幸 (4) (1組-32位)
途中棄権 ジョン・マイナ(4) (4組)

2013年結果

2014年6月27日金曜日

もし全日本大学駅伝方式でW杯の出場枠を決めたら

2014FIFAワールドカップ ブラジル大会

南米勢が活躍する一方で、日本、韓国、オーストラリア、ブラジルのアジア勢は結局1勝もできず、次回のアジア枠の削減が叫ばれています。

毎年11月に開催される全日本大学駅伝は、前年の成績に応じて、次年の地域別出場枠が決定されます。

具体的には、8地区に1校ずつの基本枠、6位までの大学にシード権(関東6校)、7位〜17位までに入った地区(関東7校、関西4校)に成績枠が配分されるので、今年は、

  • 北海道  1
  • 東 北  1
  • 北信越  1
  • 関 東  14
  • 東 海  1
  • 関 西  5
  • 中国四国  1
  • 九 州   1

となっています。
http://daigaku-ekiden.com/hirokoji/

これを今年のワールドカップの成績で当てはめてみます。

【基本枠】
欧州、南米、アフリカ、北中米カリブ海、アジア、オセアニアに 1カ国ずつ

【成績枠】
予選落ちチームを勝ち点、得失点で順位付けをすると

17位 エクアドル
18位 ポルトガル
19位 クロアチア
20位 ボスニア ヘルツェゴビナ
21位 コートジボワール
22位 イタリア
23位 スペイン
24位 ロシア
25位 イングランド
26位 ガーナ
*****************************
27位 イラン
28位 韓国
29位 日本
30位 オーストラリア
31位 ホンジュラス
32位 カメルーン

26位までに入った国は、地域別に以下のようになります。
欧州 13 
(オランダ、ギリシャ、フランス、スイス、ドイツ、ベルギー、ポルトガル、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イタリア、スペイン、ロシア、イングランド)
南米 6
(ブラジル、チリ、コロンビア、ウルグアイ、アルゼンチン、エクアドル)
アフリカ 4
(ナイジェリア、アルジェリア、コートジボワール、ガーナ)
北中米カリブ海 3
(メキシコ、米国、コスタリカ)
アジア 0
オセアニア 0 (不出場)

したがって、次回大会の出場枠はこのようになります。

  • 欧州 14  (13)
  • 南米 7 (5.5)
  • アフリカ 5  (5)
  • 中南米 4  (3.5)
  • アジア 1 (4.5)
  • オセアニア 1 (0.5)


実力的には、確かに、この方がいいかもしれませんが、
地域バランスとしては、悪くなってしまいますね。

ちなみに、前回、南アフリカ大会は、アジアのチームが26位以内に3カ国入ったので、アジア枠4.5は妥当だったのですが。

次回、ロシア大会、出場枠はどうなっているでしょうか。

2014年6月26日木曜日

【トレラン問題】KFC "TBS番組「噂の!東京マガジン」に苦言を呈す" に関して

昨今、問題となっている都市部でのトレイルランについて、

5月25日にTBSテレビの噂の東京マガジンで取り上げられました。

その際、「成木の森トレイルラン」が取材を受けて、その模様が放送されたのですが、その件で、主催者のKFCトライアスロンクラブが以下の抗議文がホームページに掲載されました。

TBS番組「噂の!東京マガジン」に苦言を呈す
2014年5月25日(日)放映のテーマ「トレイルランニング」に関して
KFCトライアスロンクラブのホームページ
KFCの主張
【作為的な番組作り】
トレイルランは、悪しきもの前提で、番組が作られており、インタビューも反トレラン派の意見ばかりで、偏った内容である。

【司会者と出演者の無責任発言】
加工された放映部分だけを観て、 トレランはハイカーを危険に陥れる反社会的スポーツ、と厳しく論じていた。

【最も責任を負うべきは番組スポンサー】
番組スポンサーも一蓮托生です。 スポンサーなら番組内容に注意を払う義務があり番組を放映した最大の責任は、それを容認しているスポンサーにある。

かなり、怒りがこみ上げている内容でした。

私は、実際の当日の放送を見ていないので、TBSの噂の東京マガジンのホームページを調べてみました。そこに担当ディレクターの編集後記が以下のように示されていました。
http://www.tbs.co.jp/uwasa/genba/20140525.html
噂の現場 以下引用
2014年5月25日放送
急激な人気!! 山道を走るトレイルランニング ルールは必要か?
私は普段から丹沢や奥多摩に登っていますが、最近登山道を走っている人が多くなり気になっていました。
「トレイルランニング」(通称トレラン)という山道を走るスポーツの人気が急上昇しているというので興味があり調べたところ、現場では様々な懸念の声がありました。

奥多摩では、主催者と地元が一体となって町を盛り上げるために大会を開催しています。
参加者の多くは、もともとロード(公道のマラソン)をやっていたが、トレランは自然の中で走るので気持ちがいいといいます。スポーツとしては土の上を走り、山を楽しみながらランニングするのでとてもいいと思います。主催者も、地元の人も人のいない場所をコースとして選び、みんなで整備しているといいます。なるほどこういう町おこしもあるのかと思いました。また、参加者もとても楽しんでいるようです。
しかし、一方で登山者には、同じコースに入ると接触の危険性などがあります。
ゆっくり歩く登山者と、タイムを競うランナーが同じ場所を共有することで事故などが起こる懸念があります。環境省の調べで国立公園内での大会は年間50件以上と増えているといいます。

観光地の鎌倉では、アクセスがよく、アップダウンの少ないハイキングコースにランナーが増えて、これまで大会も行われています。
山道を整備、清掃している地元のボランティア団体は、地盤がゆるい鎌倉のハイキングコースを多くの人が走るのに不安を感じて条例規制の陳情書を提出しています。
しかし自然の山を走ってはいけない理由もなく、大会の開催は基本的には届け出の必要がないため行政では、自粛をお願いしています。またコースの持ち主が多岐にわたるため、その声をまとめることが難しいといいます。
関東では、高尾山、奥多摩、鎌倉ハイキングコース、丹沢などが人気の場所とききます。今回、こうした問題を解消して登山者と共存を目指そうとトレランの講習を行っている人にも話をききました。印象として、ほとんどのランナーは、登山者に対して気を使っているようでした。
山は安全の為に走ってはいけないと思っている登山者と、走って自然を感じたいというランナー。同じフィールドでどのように共存できるのか、今後を期待したいと思います。

これを読むと、トレイルランの長所、短所が整理されていて、特に青梅での取り組みを評価していて、それほど偏った内容とは思えません。(実際の放送内容は偏っていたかもしれませんが。)

一方で、テレビは、視聴率重視ですし、短期間で番組を作るのでシナリオありきというのは否定できません。トレイルランの短所が強調されることは十分に考えられます。

その中で、今回は、青梅の大会を取材したことで、鎌倉市の問題が、まるで、青梅市でも存在するかのような印象を持たれる放送内容で、KFCの方の怒りも納得できます。

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しかし、反論の文章に関しては、この取材以外についての憶測での批判もあり、ちょっと感情的すぎる印象があります。

特に
【最も責任を負うべきは番組スポンサー】は、企業名を書いて批判していますが、
この番組は、提供しているスポンサーはなく、スポットCMです。
番組に関係なく、局が定める時間に挿入されるCM枠内でのCMなので、スポンサーは番組に意見を言える立場ではなく、責任があるとはいえず、この批判は不適切です。
(提供番組スポンサーだとしても、抗議すべきはテレビ局であり、企業にすべきではないと思います。)

※マラソン大会、トレイル大会では、企業からの協賛金も運営費の中で重要な位置づけであり、不用意な批判は避けた方がいいと思います。

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都市部のトレイルランは、今回のような問題があることも事実なので、
今回のKFCの反論については、感情的にならず、事実に反することを坦々と反論すればよかったと思います。

マラソン大会・トレイル大会は、テレビ・新聞で報じてもらって評判を得るという側面もあるので、
どのように報じられるか考えてから、取材を受ける、受けないを決める必要があるかなと今回の件で感じました。

ちなみに、成木は、奥多摩ではなく青梅市という反論もありますが、奥多摩町ではなく、奥多摩地域として、奥多摩という表現を番組で使っていると思われます。

2014年6月24日火曜日

2014奥尻ムーンライトマラソン (その3)

奥尻ムーンライトマラソン つづき です。

2014年6月14日(土)19:00前

フルマラソンゴール後、次の関門が迫っていました。

完走記念品(シャーベット、水、タオル)と缶ビール、記録証、預けていた荷物を受け取って、急いで、温泉行きのバスへ。

出発30秒前、ぎりぎり19時発の神威脇温泉行きの無料シャトルバスに間に合いました。


マラソンコースになっていない島の西側を通るので、初めて見る景色、明るいうちに乗ることができてよかったです。



20分ほどで、神威脇温泉に到着しました。
時間が限られていて、ゆっくり入ることはできませんでしたが、二階の展望風呂の眺めがよく、気持ちよく汗を流しました。


温泉から戻ると、20時10分過ぎ、空は完全に暗くなりましたが、海は漁船の漁り火、コースもライトで照らされ、幻想的な雰囲気です。




食事も解禁となり、アワビの焼き物は、長い列ができていました。


ウニとアワビの海鮮汁、タコ飯、アスパラ、イカ、ワインカクテルなど、奥尻グルメを堪能しました。

21時前には最終ランナーもゴールし、後夜祭が始まりました。




表彰式の後は、モノマネショー。

デーモン小暮閣下、浜崎あゆみ、矢沢永吉、吉川晃司。。。。+道南地区のゆるキャラ


会場内とても、盛り上がりました。









23時過ぎまで、宴が続いて、宿に戻ったのは24時近くになっていました。

2014年6月15日(日)大会翌日
午前4時半起床

江差行きのフェリーが6時50分のため、大会当日よりも早起きです。

午前5時前、こんな早朝なのに、朝食を用意していただきました。

アワビとウニ、今まで生きていた中で、一番、贅沢な朝食だった気がします。
(民宿は一泊朝食付きで5000円)


午前5時45分過ぎにシャトルバスに乗って、午前6時15分にフェリーターミナルに到着しました。


フェリーターミナルがこれほど混雑したことは、あまりないそうです。


昨夜は遅くまで後夜祭があったのですが、島の方がたくさんお見送りに来て頂きました。


船の上から紙テープ、一度やってみたかったのですが、それが実現しました。


フェリーの中で、サッカーワールドカップのテレビを見たり、寝たり、景色をみたり寛ぎました。


午前9時に江差港に到着しました。
帰りは、函館から安い運賃の飛行機の予約が取れなかったので、青函トンネルを通って新幹線で戻ることになったので、江差からは木古内行きのバスに乗るのですが、バスの時間に余裕があったので、しばし、江差観光をすることにしました。


江差港隣りの開陽丸と海の駅や江差の趣きのある町並みの中にあるパン屋に立ち寄りました。



ぱんやBecky



午前10時からは、サッカーワールドカップ 日本対コートジボワール戦が始まり、ラジオを聴きながら歩いていました。

そして、先月に廃線となったばかりの江差駅、街の中心部から離れてこともあり、ちょっと寂しい雰囲気が雰囲気が漂っていました。



江差駅ー木古内駅間が廃線となり、代替バスが江差駅ではなく江差バスターミナルから出ているということで、地図を頼りに探したのですが、なかなか見当たりません。
道路の案内板にもバスターミナルがなく、バスの出発時間が無情にも過ぎてしまいました。

さらに、日本が逆転されたというラジオの実況が聞こえてきて、何とも暗い気持ちになりました。

結局、江差駅から2キロ以上歩いて、ようやく、江差ターミナルを発見しました。

下調べ不足を反省しつつ、この地図だと、私と同じように江差駅と江差ターミナルが近いと勘違いする人が多いだろうなと思いました。

江差木古内線 代替バスの案内http://www.jrhokkaido.co.jp/esashi/pdf/esashi_bus.pdf


江差の町外れにあるバスターミナル

次のバスまでは1時間半、江差のにしんそばを食べにいこうと思って、窓口で聞いたら、やはり「徒歩圏内に店はありません」とのこと、仕方なく、バスターミナルで時間を潰しました。

午後1時前、代替バスに乗車、しかし、乗客は自分1人でした。やはり、町外れのバスターミナル、人の気配がありません。
(※この代替バスは、近いうちに江差の中心部からの発着に変更になるそうです。)

途中、休憩などあり、長閑なバスの旅を楽しみ、1時間20分ほどで、木古内駅に到着しました。
最初から最後まで、乗客は1人、完全貸切状態でした。
(やはり廃線は、仕方ないとかなと思ってしまいました。)



木古内駅は、2016年に開業する北海道新幹線の駅が設置される予定で、新幹線の駅舎の建設が着々と進んでいるようでした。



木古内駅から満員の特急スーパー白鳥に乗って、青函トンネルをくぐって新青森駅へ、
新青森駅から新幹線はやぶさに乗って、東京に戻りました。



第1回奥尻ムーンライトマラソン、奥尻島で様々の人との出会いがあり、楽しい旅行となりました。

さて、今後、奥尻島の観光客を増やすには、やはり島へのアクセスの改善が必要かなとお思いました。

現状 奥尻へは、飛行機以外、函館や札幌で前泊しないと奥尻に行けないダイヤとなっています。
したがって、北海道新幹線が開通したら、木古内駅または新函館北斗駅から、フェリーの接続に合わせて江差港行きの直通バスを出して、奥尻行きのフェリーを12時頃にすれば、東京から朝早い新幹線で、奥尻島に到着できるようになるので、実現してほしいと思います。

LAP TIME
0-5km     27:09
5-10km   26:36
10-15km 26:28
15-20km 26:03
20-25km 27:42
25-30km 28:28
30-35km 29:49
35-40km 30:04
40-Goal   13:20

3時間55分39秒

参加賞:Tシャツ、ランドリーバック、タオル、奥尻の水、いちごシャーベット(奥尻産)、うにまるストラップ、前夜祭・後夜祭飲食、温泉無料入浴、島内バス無料





奥尻ムーンライトマラソン 翌日 (動画)

2014年6月22日日曜日

2014奥尻ムーンライトマラソン (その2)

奥尻ムーンライトマラソン つづき です。

2014年6月14日(土)大会当日
いつもなら早起きしなければ、いけないですが、今大会は15時スタート。
ゆっくり寝ました。

朝食は、漁師の方が行っている民宿ということもあり、魚介類たっぷりのメニューでした。


午前中は、青苗地区を散歩しながら観光しました。


海沿いの道を歩いていると、北海道南西沖地震の時の津波の高さを示す看板をよく見かけます。



青苗岬の先端には、徳洋記念碑 があります。
昭和6年に建立されましたが、北海道南西沖地震の津波で、青苗地区は壊滅的な被害に遭ったのですが、この記念碑は津波に耐え抜き、今も青苗岬の象徴となっています。

地震前は、このあたりは住宅地となっていましたが、現在は公園として整備されています。


今回のムーンライトマラソンでは、仮設シャワー施設が用意され、ゴール後利用できるように準備されていました。


そして、同じ敷地内にある。時空翔は、北海道南西沖地震で犠牲となった方の慰霊碑  で198名の方の名前が刻まれています。





さらに、奥尻島津波館では、事故当時の写真や映像などを見ることができます。


東日本大震災では、地震後、30分程度で津波が襲来しましたが、
南西沖地震では、1993年7月12日22時17分地震(奥尻島は当時地震計がなかったが、震度6と推定されています。)が発生して、2〜3分後には10m以上の津波(最高は29m)が襲来し、さらに火災も発生し、漁港近くに住宅や建物が密集していた青苗地区壊滅状態となりました。

津波が来ることは島の人も10年前の日本海中部地震を経験して分かってはいたのですが、なす術がなかったようです。

今回宿泊した民宿も、元々は海沿いに家があって、津波で家は流され、なんとか避難することができ、現在の民宿は、地震後に海から1キロ離れた場所に建て直したそうです。


21年前のことですが、初めて奥尻島に訪れて、地震について詳しく知ることができ、よい機会でした。

その後は、近くの商店で食べ物の買い出しをして、走る準備をして、スタート地点、奥尻地区行きのバスに乗りました。


午後1時半頃、スタート地点に到着。
雨は、降ったり、止んだりで、ムーンライトは残念ながら期待できそうにありません。


それでも、海沿いのコース、期待感がいっぱいです。



ゴールは、16キロほど離れた青苗地区なので、荷物を預けて、スタート地点に向かいました。


第1回大会、先導の白バイ (島外から助っ人のようです。)、張り切っているように見えます。



そして、15時フルマラソンの部が、スタートしました。


土佐乃国横断遠足242キロ走った後で、フルマラソンでも、あまり長く感じないという変な感覚に陥っていますが、スピード練習もしていないので、今回のタイムが全く想定できないのですが、今年は、北九州静岡佐倉長野と、全てサブ4で走れています。

また、ゴール後、無料入浴できる神威脇温泉への送迎バスが、18時30分、19時、19時40分に出るので、その後の後夜祭のスケジュールを考えると、できれば19時のバスには乗りたい。

という訳で、何とかサブ4で楽しんで走ってゴールすることを目標にしました。


最初500mほど奥尻港方面へ向かった後、折り返して、スタートの海洋研修センターを通過して北上します。


フルマラソン出場は250人ほどなので、混雑なく進んでいきます。

前半は、稲穂岬方面に北上して、12キロ付近で折り返します。



後半の奥尻ー青苗間は、バスで往復しているので、コースは分かっているのですが、前半は、初めて通る道で、どのような景色が見られるか、楽しみでもあります。


ペースはキロ5分20秒程度で落ち着いて、サブ4を狙うには今日の調子だとギリギリかなという感じですが無理せず走っていきます。


海沿いを走るコースは、雨なのは残念ですが、気持ちよいです。


島の北側は、住宅地が少ないのですが、それでも、みなさん、今日はコースに出て応援してくれるので、励みになります。




5キロは、27分9秒で通過。

宮津弁天宮あたりで、このコース一番の長い上り坂があり、そこを上りきると、また海が見えてきました。







下り坂は、右に海を見ながら、気持ちよく下っていきます。


子どもたちの大きな声援を受けながら、コースはさらに海に近くになり、波の音が大きくなってきました。



10キロ通過、この5キロは26分36秒。まずまずのペースになってきました。
稲穂岬を通過し、折り返しが近づいてきました。


12キロ付近、上り坂の途中が折り返し、向きを変えると、しばらく堤防で見えなかった海が見えてきました。



このあたりで、雨も止んで、走りやすくなってきました。


15キロ通過、この5キロは26分28秒。


ランナーもばらけて、このあたりから単独走となってきました。


少しペースも上がってきて、20キロは、26分03秒で通過。


往路で超えた峠を再び上ったあたりで、ちょうど半分、1時間53分ぐらいでした。
サブ4に向けて、後半の落ち込みを少なくしないとギリギリとなってきました。


本大会は、エイドが8箇所と少ないので、エイドに来たら、いつもより時間をかけて、しっかりと飲み物、果物をとって、次に向かいました。


高台から、奥尻の島を眺められるのですが、20キロ先のゴールは、半島の先、まだ見えてきません。


島内では、スピーカーで、マラソン大会の先頭、最後尾の情報が流されていて、何とも長閑な雰囲気になります。


奥尻地区のスタート地点が近づいて、
午後5時スタートのハーフマラソンの部のランナーとすれ違い始めます。



25キロまでの5キロは、27分42秒で通過、エイドで少しロスをしたものの、ペースは落ちてきました。


スタート地点では、また大声援を受けて、奥尻の市街地に入ってきました。



しばらくして、奥尻島のシンボル、鍋釣岩 を通過。
この形、自然の力は本当に不思議です。




町の中心ということもあり、このあたりの島民の応援は熱烈さを感じました。



街を抜けると、左の海を見ながら、細かなアップダウンが続きます。
まだ、余力があると思ったのですが、ペースは徐々に落ちてきました。





30キロを通過。この5キロは28分28秒。奥尻島のゆるキャラうにまるくんのかぶり物をした方とずっとデットヒートを繰り返していましたが、離されてしまいました。


おばあちゃんの声援も温かかったです。


長浜海岸に入ると、午後6時を過ぎて、暗くなってきましたが、海には多くのイカ釣り漁船の漁り火で、幻想的な雰囲気です。


35キロは、29分49秒でこの5キロを通過。身体は元気ですが、ストライドが縮まってきているようで、ペースが上がってきません。とりあえずキロ6分を守れば、サブ4なので、踏ん張るようにしました。



住宅が増えて、青苗のゴールが近づいてきたことを感じ始めます。


空はずっと黒い雲で覆われていたのですが、進行方向は雲が多少とれて薄明かりが見えて、夕焼けの空に近づいてきました。


ハーフマラソンの部のランナーに、抜かれながら、最低限踏ん張って、40キロを通過。
3時間42分19秒。この5キロは30分4秒。何とかサブ4は達成できそうです。

あとは、19時発の温泉行きのバスに間に合うように、少しでも早くゴールすることです。

ゴール地点の人工地盤がかなり遠くに見え、果たして間に合うか不安になりましたが、青苗の中心部では、大きな声援を受けて、スパート。

3時間55分39秒。夕方スタートのフルマラソンで、どうなるかと思ったのですが、スタート時から気温も低く、とても走りやすいコンディションで、無事サブ4達成することができました。


奥尻ムーンライトマラソン スタートからゴールまで(動画)

次は、温泉行きのバスの発車時間が迫っていました。

その3へ つづく

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)