2011年6月28日火曜日

2011全日本大学駅伝 関東地区予選 (結果)

全日本大学駅伝の関東地区予選会は、実力伯仲で大接戦となりました。
通過上位6校は、エースが29分台前半で稼いで、遅くとも全員30分30秒台までにまとめている。
という傾向で、一人でも失速したら、予選通過できない厳しいレースでした。

秩父宮賜杯第43回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

2011年6月25日 国立競技場

1位 青山学院大学 3時間58分24秒

出岐 雄大 (3) 29:02.1= 1位 (4組1位)
福田 雄大 (2) 29:22.7=17位(4組17位)
横山 拓也 (3) 29:42.0=24位(2組1位)
大谷遼太郎(3) 29:48.9=30位(3組1位)
川村 駿吾 (4) 30:01.4=63位(3組12位)
遠藤 正人 (2) 30:02.6=67位(1組13位)
三野 貴史 (1) 30:09.8=88位(1組19位)
藤川 拓也 (1) 30:14.7=101位(2組24位)

2位 帝京大学 3時間58分29秒

蛯名 聡勝 (2) 29:10.1=7位(4組7位)
田中 健人 (2) 29:17.4=15位(4組15位)
小山     司 (2) 29:48.3=28位(2組4位)
香川 竜一 (4) 29:48.3=29位(1組1位)
早川 昇平 (1) 29:51.2=36位(1組5位)
後藤 郁晃 (3) 30:01.5=64位(3組13位)
難波 幸貴 (2) 30:04.5=77位(3組18位)
稲葉 智之 (4) 30:28.6=123位(2組29位)

3位 城西大学 3時間58分59秒

村山 紘太(1) 29:03.2=2位(4組2位)
橋本 隆光(4) 29:13.3=9位(4組9位)
山本 隆司(4) 29:51.0=35位(2組6位)
吉元 真司(3) 29:56.0=48位(3組7位)
石橋 佑一(3) 30:03.5=72位(1組15位)
平田 啓介(2) 30:08.4=83位(2組17位)
田村 優典(4) 30:16.6=106位(3組26位)
玉澤 悠輝(4) 30:27.0=122位(1組29位)

4位 中央大学 3時間59分05秒

新庄  翔太(1) 29:09.4=5位(4組5位)
須河  宏紀(2) 29:32.7=21位(4組21位)
大須田優二(3) 29:50.1=33位(2組5位)
棟方  雄己(4) 29:52.7=39位(1組7位)
代田  修平(2) 29:54.2=43位(1組8位)
西嶋       悠(2) 30:11.2=91位(3組20位)
塩谷  潤一(3) 30:12.8=99位(3組22位)
服部  峰祥(3) 30:22.7=112位(2組27位)

5位 日本体育大学 3時間59分48秒

本田       匠 (2)29:12.0=8位(4組8位)
服部  翔大 (2)29:31.9=20位(4組20位)
谷永  雄一 (3)29:50.2=34位(1組4位)
早川  智浩 (3)29:56.0=47位(3組6位)
高柳  祐也 (3)30:06.0=81位(2組16位)
矢野  圭吾 (2)30:09.6=86位(2組19位)
福士優太朗 (3)30:25.3=118位(3組31位)
鈴木  悠介 (2)30:38.0=134位(1組33位)

6位 上武大学 3時間59分49秒

佐藤     舜 (1) 29:09.8=6位(4組6位)
山岸 宏貴 (2) 29:59.0=56位(3組10位)
石川 拓馬 (3) 30:00.2=59位(2組11位)
氏原 健介 (3) 30:01.1=62位(1組12位)
渡辺 力将 (3) 30:01.7=65位(3組14位)
園田     隼 (4) 30:05.0=79位(2組15位)
倉田 翔平 (1) 30:08.9=84位(4組31位)
松元     航 (1) 30:23.9=114位(1組27位)

以上6校通過
********************************************
7位 國學院大学 3時間59分54秒

荻野 皓平(4) 29:29.0=18位(4組18位)
宮澤 公孝(4) 29:46.9=26位(2組2位)
中山 翔平(3) 29:56.1=49位(4組26位)
寺田 夏生(2) 29:57.1=50位(3組8位)
桑原 圭治(4) 29:58.1=53位(1組9位)
安曇 大輔(4) 30:09.1=85位(2組18位)
青木 信夫(4) 30:12.8=98位(1組23位)
大下 稔樹(1) 30:25.1=117位(3組30位)

8位 順天堂大学 4時間00分06秒

的場  亮太(4) 29:08.5=4位(4組4位)
田中  秀幸(3) 29:30.7=19位(4組19位)
的野  遼大(1) 29:49.2=31位(1組2位)
大池  達也(3) 29:49.3=32位(1組3位)
松村  優樹(1) 29:55.7=46位(2組8位)
堀     正樹(3) 30:01.1=61位(3組11位)
小澤  一真(2) 30:29.6=126位(3組33位)
岩崎  祐樹(2) 31:22.6=156位(2組39位)

9位 神奈川大学 4時間00分10秒

坪内 武史(4) 29:14.6=11位(4組11位)
久門 大輔(4) 29:57.2=52位(2組9位)
福田 健太(3) 29:58.2=54位(1組10位)
小嶋 直耶(4) 30:03.7=73位(4組30位)
鈴木      駿(3) 30:04.1=76位(3組17位)
小堀 佑真(4) 30:11.4=92位(3組21位)
高久 芳裕(3) 30:12.3=96位(2組22位)
森津 祐一(4) 30:28.9=124位(1組30位)

10位 東京農業大学 4時間00分39秒

青木     優(3) 29:13.8=10位(4組10位)
木村 翔太(3) 29:52.7=40位(3組2位)
浅岡 満憲(1) 29:53.3=41位(3組3位)
竹内 竜真(1) 29:55.1=45位(2組7位)
内藤 寛人(3) 30:02.1=66位(2組13位)
佐藤 達也(2) 30:06.8=82位(1組17位)
山本 和樹(2) 30:19.9=109位(1組25位)
松原 健太(4) 31:15.6=152位(4組37位)

11位 大東文化大学 4時間01分03秒

市田   孝(1) 29:40.3=23位(4組23位)
吉田 明広(4) 29:51.3=37位(1組6位)
村雲 将太(2) 29:57.2=51位(3組9位)
市田   宏(1) 30:02.7=68位(4組28位)
片川 準二(2) 30:03.2=71位(1組14位)
平井 章宏(4) 30:17.0=107位(3組27位)
大西   亮(2) 30:31.1=128位(2組30位)
池田 紀保(1) 30:40.7=137位(2組34位)

12位 専修大学 4時間01分07秒

星野 光汰(3) 29:38.6=22位(4組22位)
安島 慎吾(4) 29:58.5=55位(4組27位)
上野 大空(2) 29:59.0=57位(2組10位)
宮坂 俊輔(2) 29:59.1=58位(1組11位)
澤野 健史(2) 30:09.7=87位(1組18位)
住中      翔(3) 30:16.5=104位(3組25位)
斎藤 翔太(1) 30:20.6=110位(2組26位)
松尾 修治(2) 30:45.5=141位(3組37位)

13位 山梨学院大学 4時間01分41秒

オンディバコスマス(4) 29:16.0=13位(4組13位)
松枝      翔(4) 29:19.8=16位(4組16位)
伏島  祐介(3) 30:03.0=70位(2組14位)
青木  達哉(4) 30:14.4=100位(2組23位)
松山雄太朗(2) 30:24.5=116位(3組29位)
小久保雄太(3) 30:39.2=136位(1組34位)
松岡  勇気(1) 30:45.4=140位(3組36位)
小笠  和也(2) 30:58.7=145位(1組36位)

14位 亜細亜大学 4時間02分10秒

宮川  尚人(4) 29:14.7=12位(4組12位)
見形  駿介(4) 29:52.3=38位(4組25位)
橋本  俊樹(4) 30:05.2=80位(1組16位)
大沼  恭教(3) 30:14.8=102位(3組23位)
河田雅由紀(2) 30:16.0=103位(3組24位)
内尾  行雲(2) 30:33.3=131位(2組32位)
吉本  駿亮(3) 30:44.9=139位(1組35位)
田口  拓美(1) 31:08.9=149位(2組38位)

15位 国士舘大学 4時間02分15秒

小野 浩典(4) 29:47.5=27位(2組3位)
福田      穣(3) 29:53.4=42位(3組4位)
中山 裕貴(4) 30:02.7=69位(4組29位)
西尾 尚貴(4) 30:04.1=75位(3組16位)
菊池 貴文(2) 30:11.5=93位(2組21位)
狩野 優輝(3) 30:11.7=94位(1組21位)
伊藤 正樹(4) 30:43.0=138位(4組35位)
中山 祐介(2) 31:21.8=155位(1組38位)

16位 拓殖大学 4時間02分29秒

ダンカンモゼ(2) 29:06.6=3位(4組3位)
野本 大喜(3) 29:42.3=25位(4組24位)
兼実 省伍(3) 30:26.7=121位(2組28位)
北澤 健太(3) 30:29.6=125位(1組31位)
甲斐 優人(4) 30:31.3=130位(3組35位)
堅谷     真(3) 30:34.2=132位(2組33位)
奥谷 裕一(2) 30:34.6=133位(1組32位)
櫻井 一樹(1) 31:04.0=148位(3組39位)

17位 創価大学 4時間03分55秒

原田 直樹(3) 30:00.3=60位(2組12位)
樋口 正明(4) 30:12.2=95位(4組32位)
山口 智永(2) 30:19.2=108位(1組24位)
太田 清史(3) 30:24.3=115位(3組28位)
南雲     誠(4) 30:26.5=119位(1組28位)
小島 一貴(1) 30:29.6=127位(3組34位)
小嶋 大輝(1) 30:52.7=144位(2組36位)
福島 正樹(4) 31:11.0=150位(4組36位)

18位 法政大学 4時間04分05秒

田子 祐輝(2) 29:54.5=44位(3組5位)
近藤 洋平(4) 30:04.7=78位(3組19位)
関口 頌悟(1) 30:10.5=89位(1組20位)
西池 和人(1) 30:23.4=113位(1組26位)
品田 潤之(3) 30:31.1=129位(2組31位)
鍵谷     亮(4) 30:38.0=135位(4組34位)
岩﨑     瑛(1) 31:03.7=147位(2組37位)
皆川 雄太(4) 31:19.6=154位(4組39位)

19位 中央学院大学 4時間04分21秒

藤井 啓介(3) 29:16.8=14位(4組14位)
室田 祐司(3) 30:04.0=74位(3組15位)
太田 成紀(4) 30:12.4=97位(1組22位)
清家 恒哉(1) 30:16.5=105位(2組25位)
渡邊 嵩仁(4) 30:45.7=142位(3組38位)
岡本 雄大(2) 30:51.2=143位(2組35位)
冨山 莉己(4) 31:25.6=158位(1組39位)
芝山 智紀(1) 31:29.6=159位(4組40位)

20位 麗澤大学 4時間08分08秒

中島  裕貴(1) 30:10.7=90位(2組20位)
船井慎太郎(3) 30:22.3=111位(4組33位)
前田  赳志(2) 30:26.7=120位(3組32位)
佐々木  将(2) 31:01.6=146位(1組37位)
東       恭兵(1) 31:11.4=151位(3組40位)
小山  雄平(2) 31:17.2=153位(4組38位)
小西  雄介(1) 31:22.9=157位(2組40位)
杉山  慧斗(1) 32:16.0=160位(1組40位)
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2011年6月22日水曜日

2011乗鞍天空マラソン

2011年6月19日(日)乗鞍天空マラソン
Jun 19Heavenly Marathon in Norikura(Mt. Norikura Echo Line)



三週連続遠征の最後は、標高差1200m、30kmの乗鞍天空マラソンでした。

乗鞍へは、3年前に出場しましたが、その時は、中止になるのではないかと思うほどの大雨で、道路を走っているというよりも、川上りをしている感じで、開催されたものの距離は11キロに短縮されて、山頂の雪壁までは行けず、消化不良で終わりました。

その後、日程の都合が合わず、なかなか参加できませんでしたが、今年ようやく、3年ぶりに参加することができました。

3年前は23キロで行われていたのですが、一昨年から距離は30キロに延長にされ、スタート時刻も午前9時スタートから8時スタートとなり、前回は実家に泊って参加したのですが、今回は乗鞍に前泊することにしました。

新宿から乗鞍高原までは、高速バスとセットになった「白骨温泉・乗鞍高原ゆうゆうきっぷ」が往復8000円と格安だったので、それを利用して現地に向かいました。
http://www.alpico.co.jp/access/ticket/shirahone_yuyu.html#shinjuku

土曜の昼、中央道は多少混雑していて、接続の電車に乗れないかもしれないと思い、松本駅まで乗らず、松本インター前で途中下車して、上高地線の大庭駅まで歩きました。 

高校時代は、しばしば通っていた場所で、懐かしく感じました。大庭駅から松本電鉄上高地線(ドラマ白線流しで使われていた電車)に乗って、新島々駅に向かいました。
(ちなみに上高地線は、昔の井の頭線の車両を利用しています。)

新島々駅からバスに乗り換えて、乗鞍高原の観光センターに16時半前に到着しました。3年前と同じく強い雨が降っていました。翌日の天気予報も傘マークがあり、今回も駄目かなと思いつつ、受付を済ませました。


受付会場は、大小いくつものてるてる坊主が飾られていました。乗鞍エコーラインを利用して開催されるこの大会、道路の開通は7月からなので、開通前の6月、梅雨時の時期にしか開催できないので、どうしても雨に祟られることが多くなってしまいます。

雨の中、少々歩いて、夕食の買い物をして、宿にチェックイン、寝不足だったので、温泉に入った早めに就寝して明日に備えました。

6月19日(日)大会当日、雨は止んでいました。何とか距離の短縮なく走れそうです。何といっても折り返し近くの大雪渓がこのコースの見所、とりあえず一安心です。

午前7時前に宿を出て、バスに乗って、7時10分過ぎに会場の観光センターに到着しました。過酷なコースですが制限時間が6時間と長いこともあり、女性ランナー比率も結構高かったです。

スタートは観光センターですが、ゴールはここから7キロ先の三本滝ゲートなので、ゴール用と観光センター用の2つに荷物を分けて預けました。

観光センター内のトイレは大混雑していたので、少し歩いて近くの宿泊施設のトイレを貸して頂き、スタート地点に向かいました。 

開会式では、アルプホルンの演奏などがあり、事務局から、来年以降、30キロからフルマラソンに距離を伸ばすかアンケートがありました。7割方、手を上げていました。(やはり走る前なので強気の考えの方が多いこと。。。)


午前8時、曇り空の中、今まで参加した中で一番、標高の高い所を目指すレースがスタートしました。よくよく考えてみたら、箱根駅伝の5区山登りでさえ、標高差800m、23.4キロ、それよりも、距離も、高さもはるかに超えている大会、皆さんもの好きです。

スタートしてから7キロは、3年前は走らなかったところ、アスファルトの林道をひたすら上っていきます。さすがに、周りのランナーも、そんなに無理したスピードで走っておらず、ゆっくり着実に上っていきました。

国民休暇村で、従業員や宿泊客の声援を受け、永遠と続く上り坂を我慢しながら走りました。5キロを36分11秒で通過。といっても、今回あまりタイムを気にしても仕方ないので、とりあえず、山頂まであと13キロと思うようにしました。


7キロ地点三本滝ゲート、ここで給水、上りが続いて、喉の渇きが速いです。ここまでは、普段、一般の車両も入れますが、ここからは冬季通行止め中で、7月以降もマイカーでは通行できない道路になります。見上げると、はるか高い位置に走っている人がいます。もうすでにあそこまで到達しているのかと思うと、羨ましいというか、あきれる感じです。




ここから5キロちょっとは、3年前も走ったコース、前回は大雨で川の水が氾濫してほとんど洪水だった道路、今年は穏やかです。

徐々に高度は上昇して、残雪もちらほら、雪解け水の流れる川から、冷たい空気も流れてきて、冬場のマラソンのような寒さを感じました。


昔は大の苦手だった上り坂、今は苦手意識が改善されて、ずるずる後退することはなく、まわりの人とカーブで抜きつ抜かれつしながら、上っていきました。

車は通らない道路、対向車を気にしなくていいので、辛いですが、気持ちよく走れます。10キロ地点も36分台、最初の5キロと変わらないペースで走ることができました。

しかし、10キロを過ぎると、徐々に傾斜がきつくなり、標高も2000mを越えて、息切れが激しくなり、動きも緩慢になってきました。頭が痛くなり、高山病にかかるかもしれないと、ふと恐怖感が出て、つい歩いてしまいました。周りも、歩き始めていたので、甘えが出てしまいました。

このあたりで、早くも山頂から折り返してきた先頭ランナーが、豪快に下りはじめていて、ただただ賞賛するばかりです。

だんだん、周囲が緑から白に覆われるようになり、雪に囲まれて、苦しさを惑わすために、写真をとるという感じで、普段よりも撮影枚数が増えていきました。

15キロ通過、この5キロは45分かかってしまいました。折り返しまではあと3.5キロ、近くて遠い距離に感じました。


水を飲む回数も増え、ほとんど歩いて上っていくと、目の前に雪の壁が現れてきました。ほとんどのランナーが携帯を取り出し、撮影タイムが始まりました。(この大会、8割合方のランナーがカメラ持参で走っています。)

皆、上りの苦しさを惑わすために、写真撮影しています。

進めば、進むほど、雪の壁は高くなり、雄大さに圧倒されます。上りの辛さも半減していました。



そして、ついに18.5キロの折り返し地点の大雪渓に到達、標高2700m、約2時間半かけてたどりつくことができました。皆ゴールした雰囲気で喜んでいます。

ここは、地元の山菜、煮物、おにぎりなど、たくさんの食べ物が置いてあり、自分も含め、皆時間を気にすることなく、味わって食べていました。

そして、帰りは11.5キロの下りです。後は勢いに身を任せ下っていきました。上っていくランナーとすれ違うのですが、楽しそうに皆、上っていく姿が印象的でした。

20キロ通過、この5キロは45分、残り10キロ、当初は4時間かかるのでは、ないかと覚悟していましたが、3時間30分台では戻ってこられそうです。

さすがに足は疲れていてキロ5分を切るのがやっとのスピードでしたが、F1レーサーになった気分で、下り勢いをつけて、ヘアピンカーブをインをついてオーバーテイク、順位を着実に上げていきました。

25キロ通過、この5キロは25分台でした。ラスト5キロ、普段は大変ですが下りなので、気分は楽です。ゴール付近が、下に見えてきて、太鼓やアナウンスの音も聞こえてきました。そして、30キロのゴール地点へ、苦しくも楽しいレースでした。

ゴール会場からスタート会場へは、バスで7キロ下ります。バスでも15分ほどかかる道、よく7キロ上ってきたなと感じました。途中、バスを使わずに走って戻るランナーが、まさしく兵です。

スタート会場の観光センターで荷物を受け取り、隣りの日帰り入浴施設の湯けむり館に移動しました。すぐそばにお風呂があるのは、本当に助かります。乳白色の温泉、気持ちよかったです。http://www.norikura.co.jp/kanko/yukemurikan/home.htm

入浴後、外は晴れてきて、観光センターからも乗鞍の頂上が見えるようになりました。改めて、あそこの白いところまで走ったと思うと何とも感慨深いです。

帰りは路線バスで、新島々バスターミナルまで戻ったのですが、運転手さんが面白く、「車内混雑していて申し訳ございません。新島々からの電車が間にあわない可能性があるので飛ばします。」と、路線バスでは、なかなか聞けない発言、その言葉通り?余裕を持って、バスは新島々駅に到着しました。(昔に比べると、某地元バス会社の接客は改善された気がします。)

そこから、松本電鉄上高地線で松本駅まで行き(NHKの朝ドラのヒロインが出迎えてくれます。)、


松本から高速バスに乗ったのですが、土日高速千円の最終日ということもあり、大渋滞に巻き込まれ新宿まで2時間遅れの5時間以上の長旅になってしまいました。

この3週間の遠征、自分の体調も、景色・風景も変化に富んでいましたが、色々勉強になった3週間でした。


乗鞍天空マラソン
http://www.norikura.gr.jp/topics/?page_id=3936

サービス:ミネラルウォーター、温泉割引券、ワッペン
(参加賞は簡素化し、その費用は、東日本大震災の義援金に)
LAP TIME
0- 5km  36:11
5-10km 36:26
10-15km 45:21
15-20km 45:56
20-25km 25:52
25-30km 25:30

ゴール 3時間35分16秒
http://www.norikura.gr.jp/topics/?page_id=3936

2011年6月19日日曜日

乗鞍天空マラソン結果

念願の大雪渓まで到達。
無事30キロ完走しました。
辛い上りでしたが、景色が良かったので耐えられました。

乗鞍天空マラソン 結果
http://www.norikura.gr.jp/topics/?page_id=3936
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Jun 19 Heavenly Marathon in Norikura (Mt. Norikura Echo Line)

乗鞍天空マラソンスタート前

昨日の雨がやみました。
三年前は、行けなかった大雪渓までいけそうです。
高低差1200メートル、30キロの過酷なコースですが楽しんで走りたいと思います。
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2011年6月17日金曜日

2011いわて銀河100kmチャレンジマラソン (その3:翌日編)

2011年6月13日(月) いわて銀河100kmチャレンジマラソン 大会翌日

盛岡市内は、中心市街地も、震災の影響は感じられず活気があります。ホテルで朝食を済ませ、朝8時前の新幹線で盛岡から新花巻へ、JR東日本パスが使えるので一駅分だけ新幹線に乗るという贅沢な乗り方ができます。




新花巻駅の駅レンタカーで、車を借りて、岩手横断のドライブを、ジャージ姿でスタートさせました。本来の予定は、新花巻-遠野―大槌-釜石-新花巻でしたが、湯川温泉の宿に洋服を忘れて取りにいかなければならないので、全く反対方向に55キロ車を走らせました。

花巻・北上市内は、交通量が多いですがそこを離れると、森の中、北海道を彷彿とさせる道で気持ちよかったです。有料道路は使いませんでしたが、午前10時前には、湯川温泉に到着、女将さんとまさかの再会、無事、洋服が元に戻りました。

温泉に入りたいところですが、そんな時間はなく、ほっとゆだ駅でお土産を購入、ジャージから普通の服に着替えて、次の目的地へ、遠野に立ち寄ると時間がなくなる可能性があったので、大槌を目指すことにしました。

湯川温泉のある西和賀町は秋田県境にあり、大槌町は、釜石の北、三陸海岸側にあり、西から東へ岩手を横断する形になります。カーナビは目的地まで130キロ、長旅になりそうです。予定到着時間は4時間後?果たして、無事たどりつけるか、心配になります。

一度走った道を戻るのですが、何カ所か道路の補修工事をやっており、地震から3カ月、内陸部でも、まだ爪痕が残っていました。北上市内を抜けて遠野へ、救援物資を載せたトラックや、道路工事用の車などの通行が目立ってきました。さらに、自衛隊の車、テントもたくさん遠野市内で見かけました。
沿岸部の大槌、釜石、大船渡、陸前高田の支援拠点として、被害が少なかった遠野がバックアップしています。

遠野はとりあえず素通りして、大槌を目指します。道路はいくつかありますが、一番山道を走る道路を選択してしまい、対向車におびえながら、何とか山を越えて沿岸部が近づいてきました。この時、すでに13時を過ぎていました。

山道に、仮設住宅らしき建物が、いくつか見られそこを通り過ぎると、突然、景色が変わりました。崩壊した家、逆立ちした状態のままの車、中には、何も無かったように建っている家、そして、特定の場所にまとめられた瓦礫の山、もう言葉になりません。海から遠く離れた場所でこの被害、海へ近づくのが怖くなってきました。

しばらくすると、「津波到達予想区域」の看板が見えました。その場所よりも、はるか内陸まで津波は到達しており、何とも虚しい看板になってしまいました。


今回、ボランティアできればよかったのですが、時間的制約や、作業に必要な道具、また、マラソンの後で体調も不十分の可能性があり断念、何か少しでも役に立てることを考え、大槌町のホームページを見たら、支援物資を募集しており、Tシャツ、蚊取り線香、紙皿を調達して、届けることにしました。

大槌町災害対策本部 支援物資関係
http://otsuchi.web.fc2.com/sub10.html


海岸から少し離れた高台にある災害対策本部「おおつちふれあい運動公園野球場」に到着しました。ここは自衛隊設営の入浴施設もありました。

球場内に入ると、係の人が丁寧に対応して頂き、少しですが無事に物資を届けることができました。

それから、大槌町の中心部に向かいました。瓦礫の撤去、建物の解体、道路の補修などの工事車両が多く作業が進んでいます。そして、大槌町で一番被害の大きかった市街地に来ると、視界が開けてきます。大半の建物は流され、頑丈な建物がほんのわずか残されているだけでした。



車を停めて歩いてみました。瓦礫はかなり撤去されていましたが、津波に耐えた建物は、マンガ本などが散乱して、当時のまま残っていました。そして、いたる所に花束が置かれ、一瞬のうちに、多くの命が奪われた現場、胸が詰まる思いです。


後で分かったのですが、JR山田線の大槌駅があった場所ですが、電車が走っていた面影は全く残っていませんでした。そして、大槌町役場、建物はかろうじて残っていますが、内部はひどい状態です。この町の町長もこの役場で、命を落とされています。



【津波前の大槌町】
http://tamagazou.machinami.net/otsuchi-town.htm


すぐそばに裏山の高台があり、ここまで津波が来ることが分かっていれば、逃げられただろうと思うと、何とも言えない気持ちになり、手を合わせました。

このような光景が三陸沿岸を中心に広範囲に及んでいると考えると、元の町に戻るのにどれほどの時間を要するのか、普通の暮らしができている我々が頑張らなければと、つくづく感じました。

裏山には、「Thanks」の垂れ幕が、このような状況でも、必死に前へ前へ進もうとしています。


大槌から海沿いの道路で、釜石方面を運転すると、津波で家が流され見るに堪えない光景が続きます。道路も、がけ崩れで、片側通行の場所もあり、復旧作業途中です。

釜石の商店街は、多少標高が高く、建物の大半は無事でしたが、信号機は未だに消えたままでした。全国の警察・消防が集まっていて、岩手以外のナンバーが目立っています。

釜石駅周辺は、津波の被害を免れ、支援拠点となっています。海沿いを走る三陸鉄道、JR山田線は運休していますが、花巻-釜石間のJR釜石線は運行しており、駅前の市場や商店も営業しており、大槌よりもライフラインが維持されています。

三陸鉄道 釜石駅 (入口は閉鎖されてました)
 










駅前には新日鉄釜石があり、すでに工場は稼働し、復興に向けて動き出しているようです。駅前の施設に救援物資が集められ、仕分けには、民間の宅配会社があたっていて、スピーディーに動かれていました。


釜石市内で食事をし、土産物を購入して、遠野に戻りました。釜石市内で交通量が多く、海から離れた場所では、普通の生活が戻ってきているようでした。

遠野に到着したのは16時過ぎ、16時半に新花巻に戻る予定でしたが、レンタカー料金も変わらないので、帰りの新幹線を1本遅らして1時間返却を伸ばすことにしました。

遠野市は、内陸部の町で津波の被害は免れましたが、遠野市役所の庁舎は全壊、市内のショッピングセンターの一角で業務を行っています。それでも、被災地支援に向けて、沿岸部に職員を派遣しています。遠野市の方と短い時間でしたがお話しましたが、元気な様子でした。

遠野市役所




遠野は、4年前遠野じんぎすかんマラソンの時にも訪れていてます。遠野物語のカッパ伝説が有名、街中カッパのオブジェがあり、交番も河童の形をしています。カッパ淵は、本当にカッパが出てきそうなところです。面白く奥深い街です。また、近いうちにゆっくり観光で来たいと思ってます。


2007年遠野じんぎすかんマラソン(日記)
http://marathon-world.blogspot.com/2007/08/blog-post_544.html

遠野市観光協会
http://www.tonojikan.jp/

遠野 かっぱ捕獲許可証
http://tonojikan.shop-pro.jp/?pid=11485471

16時半過ぎに、遠野を離れ花巻へ、三陸沿岸から花巻、道中、支援感謝のメッセージの看板がいくつもありました。

新花巻駅周辺にはガソリンスタンドがないため、その手前の旧東和町で給油する必要があります。無事、ガソリンスタンドに到着しましたが、セルフスタンド、ペーパードライバーのため、生まれて初めてのセルフ給油です。

店員の方の助けを借りて何とか給油完了、17時半過ぎ、新花巻駅に事故なく無事到着しました。1日で約270キロ(東京-福島間ぐらい)運転しました。過去5年分の距離を1日で運転した感じです。

新花巻駅から新幹線に乗って、夜10時には帰宅の途につきました。

こうして被災地を訪れて、やはり東京と現地の温度差を感じました。また、現地に行って分かったことも色々ありました。


大槌町では、食料を調達しようにも、街の商店街が壊滅的な被害を受け、お店らしいお店がほとんどありません。線路も流され電車は使えず、自家用車があれば、釜石に買い物に出られますが、その車も流されている人がほとんどで、送迎バスだけが頼りで、仮設住宅が出来たからといって、課題は全然解決しません。(大槌町では、自転車の配給も始まっているようです。)

仮設住宅と共に、コンビニなど商業施設ができないことには生活もできないと感じました。購買活動が行われることで、雇用も生まれ、町も活気づくと思われます。働ける環境づくりが大切だと実感しました。

いわて銀河チャレンジマラソンのゴール、雫石にもありましたが、岩手県の復興支援ポスターが話題となっています。大変厳しい状況ですが、前に進もうとしています。



復興の狼煙 ポスタープロジェクト
http://fukkou-noroshi.jp/posters/index.shtml#otsuchi

我々ができることは、些細なことかもしれませんが、
岩手の食品を購入することは、義援金よりも大きな効果をもたらすことができるかもしれません。

これから長く続く再建への道、継続的にささやかですが支援を続けていきたいと思います。


【岩手県関連の食品販売】

いわて銀河プラザ(アンテナショップ:東銀座)
http://www.iwate-ginpla.net/tokusan/ranking.html

岩手 エーデルワイン
http://www.edelwein.co.jp/

北上まきさわ工房
http://www.makisawa.jp/

岩手三陸の菓子 銘菓「かもめの玉子」さいとう製菓 (大船渡市)
http://www.saitoseika.co.jp/top.php

岩手県釜石市 「三陸海宝漬」有限会社 中村家
http://www.iwate-nakamuraya.co.jp/app/article_list.php

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2011いわて銀河100kmチャレンジマラソン(その1:前日編)
http://marathon-world.blogspot.com/2011/06/2011100km.html

2011いわて銀河100kmチャレンジマラソン(その2:当日編)
http://marathon-world.blogspot.com/2011/06/2011100km_16.html

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)