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2015年7月18日土曜日

横浜マラソンが高速道路を利用する理由

先日、次回の横浜マラソンの大会概要が発表になりました。 http://bit.ly/1giTelB
2016年3月13日開催の第2回大会でも、首都高速道路を利用するコースで行われます。

レンタカー


距離不足の原因ともなった首都高速道路を何故利用するのか、というネットの書き込みをよく見ます。
こちらの記事でも、その点について、指摘しています。


【本日の新着記事】186メートル距離不足だった横浜マラソン2015、同じコースで2016年も開催!アノ人がモノ申した記者会見をレポート! http://hamarepo.com/story.php?story_id=4293横浜マラソン2016の全貌が明らかに! 昨年の横浜マラソンに参加した有名人も登場し、さらなる盛り上がりをみせる!?#横浜マラソン2016 #会見
Posted by はまれぽ.com on 2015年7月6日


しかし、制限時間6時間半の横浜マラソンは首都高速道路を走らなければ、実現しなかったと思っています。

では、なぜ横浜マラソンは、高速道路を利用するのか、整理したいと思います。

まず、マラソンコースは、どのように作られるのでしょうか。
各大会の目的で若干異なりますが、以下のようなポイントになると思います。

マラソンコースを選定のポイント
(1)観光スポットを巡るコースにしたい

(2)沿道の応援が多いコースにしたい
 
(3)平坦で走りやすいコースにしたい
 
(4)制限時間は長くしたい
 
(5)交通規制の時間、場所はできるだけ少なくしたい

こうのようなコースができるのは、理想ですが、
一方で、マラソンコースの選定に際して、制約条件がいくつかあります。

マラソンコースの制約条件
(1)スタート、ゴール地点の広い敷地の確保
(更衣、荷物預け、トイレ、出店等、参加者が不自由なく利用できる。)

(2)スタート、ゴール地点へのアクセスの確保
(広い駐車場がある、又は駅から近い、駐車場や駅が遠い場合はシャトルバスの確保)

(3)交通渋滞の影響を最小限にとどめたい
(交通量が少ないコース、通行止めしても迂回路が確保できるコース)

(4)警備、交通規制、ボランティアのスタッフの人数は最小限にとどめたい
(折り返しコース、交差点が少ないコース)

広い場所の大会会場を確保して、交通渋滞への配慮、スタッフの人数(予算)を考えた上で、マラソン大会のコースを決めることになります。

横浜マラソンの場合

それでは、横浜マラソンは、どうなるでしょうか。

1)大会会場の選定
参加者2万5000人が収容できる会場で、アクセスもしやすい場所を横浜で考えると、
第1回大会会場のパシフィコ横浜以外では、新横浜の日産スタジアムが候補として考えられます。屋根もあり、雨も凌げ、敷地も広く、マラソン大会会場として、申し分のない施設といえます。

日産スタジアム

パシフィコ横浜

2)日産スタジアム発着のコースは難しい?
(1) 日産スタジアムスタート・ゴール
(2) 日産スタジアムスタート、パシフィコ横浜ゴール
(3) パシフィコ横浜スタート、日産スタジアムゴール
といったコースも考えられますが、なぜ選ばれなかったのでしょう。

まず、(2) (3)スタート、ゴールが日産スタジアムとパシフィコ横浜を結ぶワンウェーコースを考えてみます。

東京マラソン、京都マラソン、大阪マラソン、神戸マラソン 等、都市型マラソンでは、よくあるパターンではあります。

地図を見て分かる通り、国道1号線、国道15号線、県道13号線を横切らないとコースを作れないことになります。
箱根駅伝は、国道1号や15号線を利用しますが、交通規制時間も短く、全面通行止めではなく車線規制だけで、ランナーとランナーの間が空けば、途中、車を通行させることもできるので、コースとなっています。
しかし、市民マラソンの場合は、長時間通行止めにしなければいけないので、実現は不可能に近いといえます。

実際、今まで横浜では、横浜国際女子駅伝、横浜国際女子マラソンは開催されてきましたが、駅伝は2時間半程度、マラソンは3時間15分の制限時間が短く、交通規制の時間も限定的な大会でも、新横浜ーみなとみらいを走るコースは採用されていません。


次に (1) 日産スタジアム スタート・ゴール を考えてみます。

日産スタジアム発着の場合、前述したとおり、みなとみらい方面を走るコースはとれません。そして、新横浜近辺は、住宅地が多く、交通量もありコース取りが難しいです。強いてあげれば、鶴見川沿いのジョギングコースを利用すれば、制限時間6時間以上の大会が開けそうですが、道幅が狭く2万5000人が走ることは困難です。また、海が見えない横浜マラソンでは、魅力は半減すると思います。

そうなると、必然的に、パシフィコ横浜発着のコースが選ばれることになります。



3)首都高速道路を走る必然性

パシフィコ横浜発着で、観光地を巡り、応援があり、交通規制を短く、渋滞の影響を最小限にとどめたいという条件で、コースを考えることになります。

横浜国際女子駅伝では、赤レンガ倉庫や横浜スタジアム発着で、八景島折り返し
横浜国際女子マラソンでは、山下公園発着で、新杉田、みなとみらい折り返し

のコースでした。

迂回路があり、観光地を巡るコースとなると、この2つの大会に近いコース設定となることが想定されます。

実際、横浜マラソンも南部市場まで、南下するコースとなりました。

しかし、そのまま、折り返しのコースとなると、山下ー本牧ー磯子ー杉田地区の一般道を長時間閉鎖することになり、大渋滞をもたらすことになります。

そのような状況の中で、復路を首都高速道路を利用する案が浮上したと思います。

実際、首都高速道路を利用することで、一般道の交通規制は、山下公園、みなとみらい地区以外は、午前の交通規制のみでよくなりました。


さらに、単純に折り返しだと、高架下で単調なコースですが、高速道路の利用で、アップダウンがあるものの海が見えるコースとなりました。

(一般の応援がない分、大会側で応援団やラッキー給食を準備)

一方で、ほぼ一日有料道路を閉鎖することで、首都高速道路株式会社には、料金収入が入らず、損害が生じるので、主催者はその分を補償することが必要となりますので、参加料も通常の大会よりも高くなります。

日経ビジネスにおいても、事務局長も以下のように語られています。
「首都高をコースに選んだのは交通規制のしやすさが理由です。大都市のマラソンは交通への影響が大きいので、なるべく規制を少なくすることが求められます。高速道路なら車線の出入り口を数カ所、規制するだけで、長距離のコースを確保できます。(中略)
ですが、事前計測という点ではそれが課題となってしまいました。」
資料:敗軍の将、兵を語る〜期待のレース、距離が足らず 勝山秀男氏[横浜マラソン組織委員会事務局長]日経ビジネス 第1797号 2015.6.29


4)まとめ

東京マラソンが始まって以来、東京マラソン基準で他の大会でマラソンを見てしまっている傾向が見受けられます。
しかし、各都市で事情が異なるので、それぞれ独自なマラソン大会の道を考える必要があります。
横浜マラソンも、制限時間3時間半以内のエリートランナーの大会であれば、公認大会で高速道路を利用しないコースも考えられると思います。
しかし、横浜で制限時間6時間以上で、多くの方が参加できるフルマラソン大会を目指して、企画されたこの大会。ランナーはそのような事情を鑑みる必要があると思います。

2015横浜マラソン 動画

横浜マラソン距離不足問題に対する誤解
2015横浜マラソン (レース編) http://bit.ly/1bhGtFc
2016横浜マラソン 第2回大会は3/13 非公認コースで開催 http://bit.ly/1giTelB
抽選大会のフルマラソン大会の申込者数の推移 http://bit.ly/1BE9JNQ

民衆の敵~世の中おかしくないですか!?~

2015年7月6日月曜日

2016横浜マラソン 第2回大会は3/13 非公認コースで開催

2016年7月6日 第2回横浜マラソンの概要が発表されました。
http://www.yokohamamarathon.jp/about.html

昨年、186.2m 距離が短かったコースは、20kmの南部市場の折り返し地点を93.1m伸ばして、対応することとなりました。

距離不足に泣いた石原良純 横浜マラソン主催者に「今年は大丈夫?」(スポニチ)



「横浜マラソン2016」2016年3月13日開催決定!本日午後、「横浜マラソン2015」にご参加いただいた皆さんにご出演いただき、開催概要等の発表を行ないました!エントリーは、9月1日から開始です。エントリーに関する情報は、公式サイトに順次アップしていきますので、よろしくお願いいたします!
Posted by 横浜マラソン on 2015年7月6日


横浜マラソン2016 大会概要発表2016年3月13日開催(名古屋ウィメンズと同日)http://www.yokohamamarathon.jp/index.html今年短かった距離は、南部市場20kmの折り返しを93.1m伸ばして補...
Posted by マラソン経済研究所 on 2015年7月6日


しかし、コースは高速道路を利用するため、おそらく距離の再計測は、大会当日しかできないため、2016年大会は、最初から非公認コースとして開催されるようです。




幹線道路の多い横浜で、制限時間6時間半のフルマラソン大会を開催するためには、首都高速利用するしかないので、この方針でよいかと思います。
(第1回大会も最初から非公認コースで行っていれば、大きな騒ぎにならなかったのですが)

追記
「敗軍の将、兵を語る〜期待のレース、距離が足らず」 勝山 秀男 氏[横浜マラソン組織委員会事務局長]
日経ビジネス 第1797号 2015.6.29発売 
「再度の公認申請は未定:
 理由は陸連の規程が変わったからです。公認のコースとなるためには、公認大会でないといけないことになりました。従来はそれぞれ別の話でしたので、2015年大会では公認コースの設定を得ることだけを目指していました。

 公認大会になるには公認審判員の配置など様々な項目が条件として設定されています。2015年大会の体制のまま、そうした項目をクリアできるのか、見極めたいと考えています。」

横浜マラソン距離不足問題に対する誤解
http://marathon-world.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html

抽選大会のフルマラソン大会の申込者数の推移 http://bit.ly/1BE9JNQ

横浜マラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト(動画)

2015 9/1より申込開始
横浜市民枠:2,000名(抽選)
神奈川県民枠:1,000名(抽選)
一般枠:19,450名(抽選)
参加料15,000円
チャリティ枠 50,000円 500名(先着順)
外国人優先枠:17,000円 500名(先着順)

2015横浜マラソン (レース編) http://bit.ly/1bhGtFc

2015年4月18日土曜日

誤った記事「横浜マラソン186m距離不足 千葉マラソンにも計測ミスあった」

週刊ポスト2015年4月24日号
「横浜マラソン186m距離不足 千葉マラソンにも計測ミスあった」
http://www.news-postseven.com/archives/20150416_316165.html

の中、以下の記載がありました。
" 高速道路使用コースの“先輩”でもある千葉県のちばアクアラインマラソンの準備室担当者に尋ねると、なんと同マラソンの第1回大会(2012年)にも“計測ミス”があったという。
 
「東京湾アクアラインも事前の通行止めはできませんので、大会前は地図上で距離を測って準備しました。当日の朝、自転車で計測すると、予定していた距離が実際よりも22メートル長かったことが判明したので、その分コースを短くしてから大会を開催しました」"

まず、日本陸上競技連盟の公認コースの基準は、誤差+0.1%まで認められています。
つまり、少しでも短いのは認められませんが、42.195m長くても、公認コースと認められていますので、22m長くても公認条件を満たしていますので、計測ミスではありません。

したがって、わざわざコースを短くして開催する必要はありません。

さらに、ちばアクアラインマラソンは、非公認コース、非公認大会であるため、距離がたとえ正確でなくても問題なく、元々記録は公認されず、大会として成立しています。

したがって、距離が長かろうと短かろうとフィニッシュ地点を変えることはなく、その分コースを短くしてから大会を開催しました という記載は虚偽になります。

ホームページでも22.78m長い42.21778kmで実施した旨が記載されています。


大会の実施結果-ちばアクアラインマラソン
日本陸上競技連盟の公式計測員による計測結果

****************
一般の人は、全ての大会が、42.195kmちょうどの距離でフルマラソンが行われていると思われているので、このような記事になると思うのですが、

そもそも、フルマラソンの公認コースでは 
ぴったり 42.195km のコースは存在しません。
少しでも短いと分かると公認されないため、多少長めに(上限42.195m)設定してあります。

例えるなら、30cmものさしで、カーブの多い100mの距離を、10人が測って、皆が同じ距離になるとは限りません。計測はとても困難な作業で、当然計測には誤差がつきものです。

しかし、誤差を認めず、上記のように計測ミスとしてしまうのは、とても怖い話のような気がします。

● 42.195kmにこだわり過ぎる日本人
● ミスに厳しい日本人
● ミスを隠したがる日本人

許容されるミスとそうでないミスをしっかり区別しないと、とても生きづらい世の中になってしまいます。


横浜マラソン 距離不足問題に対する誤解

ちばアクアラインマラソン 公式

2015年4月7日火曜日

横浜マラソン 距離不足問題に対する誤解

横浜マラソンの距離について

#NAME?

フルマラソンは186.2m
10kmは 94.1m
距離が不足していたため、日本陸連公認コースとはならなかったと発表がありました。
http://www.yokohamamarathon.jp/2015/dl/20150407.pdf

新聞やテレビで大きく報道していますが、ちょっと誤解している記述が見られるので、整理したいと思います。

◆首都高速をコースにしないと実現しなかったフルマラソン

幹線道路が多く、渋滞も多い横浜での市民参加型のフルマラソンは不可能だと思われていましたが、首都高速をコースに利用することで、関内、みなとみらい地区以外の一般道は、午前中の交通規制だけですみ、交通渋滞は最小限に抑えることができました。

◆高速道路を利用する「ちばアクアラインマラソン」も非公認

日本陸連の公認コースを取得するための距離計測は、自転車による計測のため、高速道路での測定は、道路を通行止めにしない限り不可能なため、事前に計測できません。

したがって、第1回の横浜マラソンは、大会当日に計測を行って、公認条件の距離42.195km〜42.237kmの場合のみ公認コースとなる予定でしたが、その距離にならず非公認となりました。

同じく高速道路を利用している「ちばアクアラインマラソン」は、大会当日の計測しかできないため非公認コースとなっています。(ただし、当日の距離計測で42.21778kmと判明しています。)

1回の計測で、誤差42mの範囲に収まることは、至難の業なので、距離が足りなくても、あまり驚くことではありません。(通常の大会では、距離を長めに設定することが多いですが。)

私も横浜マラソン走りましたが、アクアラインと違い、首都高速は直線ではなく、右カーブが続き、距離のずれが生じても仕方ないと感じます。


◆横浜マラソンは公認大会ではない

一部の記事では、距離が短いため記録は公認されないとの記述がありましたが、これは誤りです。
日本陸連登録者でかつ公認大会で出した記録でなければ、公認記録となりません。
仮に今回の計測で距離が正確であったとしても横浜マラソンは、公認大会ではありませんから、公認記録とはなりません。

したがって、今回第1回横浜マラソンで、福岡国際マラソン(2時間40分)や大阪国際女子マラソン(3時間13分)等の参加標準記録よりも速いタイムで走っても、出場資格を得る事は元々できません。

ただし、最近、北海道マラソンや大阪マラソン等、公認コースの記録を申請タイムや出場資格としている大会に関しては、今回、公認コースになっていれば対象となっていた可能性があります。

※公認大会とは、公認競技場(公認コース)を使用していることは当然ながら、日本陸連あるいは都道府県陸協(またはその傘下の地区陸協)、などが主催または主管し、公認審判員が競技審判を行っていることが条件となります。

◆10kmの部が94.1m不足していた事の方が問題

横浜マラソンの運営を擁護した意見が続きましたが、横浜マラソンの運営側に問題が全くなかったとも言えません。

まず、横浜マラソンは、元々陸連公認大会ではないのですから、距離が短くても隠さず、すぐに距離を公表すればよかったと思うのですが、発表を遅らせたことが、逆に事を大きくしたと思います。

そして、高速道路を使用せず、コースの3分の1が公道ではなく山下公園、山下埠頭を通る10kmの部が94.1m不足していたのは問題です。10kmの部については、他の大会と同様に大会事前に距離を確認することは可能ですので、この点は責められても仕方ないと思います。

◆横浜マラソンが公認大会となるのは2年後の可能性が高い

記者会見では、次回大会に公認コース申請を目指すと述べていますが、大会ではない日に首都高を通行止めして再計測することは考えられないので、次回計測は来年の大会当日になると思われます。そうなると、公認コースになるか、ならないか分からない状態で公認大会を行うことは考えにくいので、公認大会は早くても2年後となる可能性が高いと思われます。

通常は、マラソンコースは距離不足にならないよう若干、距離長めに設定することが多く、計測機会が限られている横浜マラソンの場合は、その点を考慮して長めに設定すべきだったと思います。

◆ボストンマラソン、LAマラソンも非公認コース

WMM(ワールドマラソンメジャーズ)世界6大マラソンの1つボストンマラソンは、ワンウェイの下りコースで未公認コースで、2011年には当時の世界記録より速い2時間3分2秒でジェフリームタイ選手が走りましたが、公認されませんでした。それでも、ボストンマラソンは決してコースを変更しません。
米国ロサンゼルスマラソンもワンウェイコースで未公認です。

したがって、公認コースでない大会はフルマラソンではないのか?公認記録は公認コースである必要がありますが、フルマラソンを完走したという事実については、公認コースにこだわるか、こだわらないか、各々個人の考え方の問題です。

◆42.195kmにこだわりすぎる国民性?

諸外国ではフルマラソンは、42.2kmだったり、26.2マイルで現すことが多く、日本ほど42.195kmにこだわっている国はありません。
今回の件をみても、とても距離に敏感な国だと感じます。


横浜で完走したことが大事で、もう少し、おおらかになってもいいかなとも思います。
(とはいえ、初サブ4、初サブ3達成した人にしてみればとても複雑な心境だと察しますが。)

*************************
● 42.195kmにこだわり過ぎる日本人
● ミスに厳しい日本人
● ミスを隠したがる日本人
今回の件、典型的な日本人の話のような気がします。

追記 
2015年5月〜12月のフルマラソン大会(公認コースと非公認コースの区別あり)
http://marathon-world.blogspot.jp/2015/03/2015512.html


横浜マラソン ホームページ
http://www.yokohamamarathon.jp/2015/








2015年3月20日金曜日

2015横浜マラソン (レース編)

→ 2015横浜マラソン (EXPO 受付、スタート地点編)

2015年3月15日(日)大会当日 いよいよ第1回の横浜マラソンの当日の朝を迎えました。

スタート時刻は朝8時半、荷物預かりの締切時間は7時半、
第1回大会なので、混雑状況を予測しづらいですが、荷物預かり締め切り時間近くは、かなり混乱しそうな気がしたので、できる限り、早めに家を出ることにしました。

という訳で、午前4時起き(この4週間で3回、日曜日はこの時間に起きています。)
5時半前には家を出ました。

渋谷午前6時9分発の副都心線、東横線、みなとみらい線直通の特急電車に乗り、みなとみらい駅に向かいました。

6時40分頃、ランナーで満員の電車がみなとみらい駅に到着。パシフィコ横浜へと続く道は、早朝にも関わらず人で溢れていました。


クイーンズスクエアで走る格好になり、荷物を預けるだけに状況にして、パシフィコ横浜の荷物預かり会場に入り、午前7時前には荷物を預けました。


給水で水を飲んで、450基以上ある仮設トイレへ


15分以上並ぶことを覚悟していたのですが、まだガラガラ状態、待ち時間なしでトイレに入ることができました。

その後は、ゆっくり歩いてスタート地点のみなとみらい大橋へ向かいました。
マリノスタウン
スタート地点
ロンブーの亮さん
午前7時15分過ぎには、スタート地点に到着して、スタートまでの1時間以上は、身体を動かしながら、FacebookやTwitterを見ながら、時間を潰していました。


橋の上はいつのまにか、人で埋まりいっぱいになりました。
スタート地点の左にあるベイクォーター、そして、その先は高層マンションから、多くの人がスタートの様子を見つめています。

スタートセレモニーの後、8時25分の車いすの部スタートに続き、8時30分にフルマラソンがスタートしました。


ハーフマラソン時代の横浜マラソンでは、山下公園付近しか、観光スポットを走れなかったので、特に最初と最後、みなとみらい地区を走れるというのは、一番の楽しみです。


横浜市中央卸売市場を過ぎると、ランドマークタワー、インターコンチネンタルホテル、横浜らしい風景が見えてきました。


パシフィコ横浜を過ぎ、コスモロック21の観覧車が見え、沿道の応援も増えてきました。


混雑も徐々に解消されて、ペースもキロ5分半から5分近くに上がってきました。


赤レンガ倉庫の脇を通って、横浜税関、これぞ横浜の風景が続き、気持ちが高揚してきます。


今大会は、18の給水所に、ドリンクなどの他に、横浜名物のお菓子等のラッキー給食が用意されているので、普段より、お腹に余裕を持たせてスタートしたので、

3.6kmの第1給水所では、ラッキー給食のチョコクランキーを頂きました。
いきなり、喉がカラカラになる強敵?でしたが、水もしっかり飲んでクリアしました。

横浜スタジアムが5km地点、26分17秒。まずまずの出足、日差しもなく、走るにはちょうどよい天気で、うまくいけば、自己ベストも狙える状況です。


山下公園付近になると、さらに応援が増えてきて、ペースもキロ5分を切るぐらいに上がってきました。

ここからしばらく、ハーフマラソンだった頃の横浜マラソンのコースと重なり、馴染みのある道です。

港湾の近くで、普段は大型トラックが通行する道のため、路面が硬いという特徴があり、足への負担は大きいですが、スピードが出やすいので、いいペースを刻んでいます。

10km地点までの5kmは、25分10秒。自己記録ペースになってきました。

コースは首都高速の下に入りました。駅や住居がないので、沿道は寂しく、走りに集中する区間です。それでも時折、集団での応援、給水所でのパフォーマンスが励みになりました。

途中、高速下でGPS時計が一時的に作動しないというハプニングがありましたが、三渓園を過ぎて、根岸駅に近づくと、応援も増えて、またテンションが上がりながら、走って行きました。


15km地点通過。この5kmは、25分39秒。落ち着いたタイムで、何とかこのペースで最後までいければ、3時間37分の自己ベストも可能性は出てきました。



コースは再び、首都高の高架下に。このあたりは、毎年2月行われている神奈川マラソンのコースで、走ったのは10年近く前ですが、この場所を通ると、色々思い出してきます。


磯子駅付近は、また大声援に迎えられ、バーテンダーからノンアルコールのカクテルも頂きました。


あっという間に、新杉田を過ぎて、折り返し地点が近づいてきました。

南部市場も多くの方が集まっていて、音楽も鳴り響いて賑わっています。エイドでは、いちご「とちおとめ」を食べて折り返して、20km通過。この5kmは25分45秒。自己新ペースで、復路に入りました。


中間点を1時間48分27秒で通過して、応援でいっぱいの新杉田のポイントを過ぎると、いよいよ本大会の目玉、首都高速に入りました。

入口の坂が、今コースで一番長く、傾斜のきつい坂ですが、難なく上ることができました。


そして、初の首都高速道路に入りました。

とはいえ、2011年に開通前に行われた新東名マラソン(完走記)の悲劇を経験しているので、応援がなく、変わらない景色、緩く続く上り坂や傾斜、道路のつなぎ目の溝など、高速道路を走ることの厳しさ、きつさは、経験済みなので、我慢の10kmだと思って走ることにしました。


しかし、新東名マラソンでは少なかった給水ポイントは、今回は頻繁にあり、ラッキー給食や様々な応援もあり、何とか耐えながら進んで行きます。


25km地点までの5kmは、26分00秒。ペースをあまり落とさずにいけましたが、自己ベストを狙うには厳しくなってきました。

そして、マジック給水、走っている時はあまり見てる余裕がありませんでしたが、写真でみると、人体浮遊のパフォーマンスしていました。

他の方は、路面の傾きが気になったと言っていましたが、個人的には道路の内側、右側をずっと走っていたので、気になりませんでした。しかし、緩やかに続く長い上り坂がボディーブローのように効き始めました。

三渓園をすぎて、30km通過、この5kmは26分26秒かかり、自己ベストは絶望的になりました。

ずっと耐えてきましたが、長い高速道路に気持ちが切れはじめてしまいました。
そんな中、日体大の元気な応援で、少し息を吹き返しました。

遠くにベイブリッジ、ランドマークタワーが見えはじめ、ようやく首都高速に別れを告げて、下の道に入りました。


下り坂になっても、勢い良く下れず、やはり首都高でかなり、力を使い過ぎてしまったようです。

コースは、本牧ふ頭のD突堤に、この辺も以前の横浜マラソン(ハーフ)で走ったことがあり、見覚えのある景色でした。


しかし、このあたりでは、給水所で立ち止まるようになり、ペースもかなり落ちてしまいました。

折り返し地点を過ぎると、35km地点。この5kmは29分40秒。記録的には、自己ベストは無理、サブ4は余裕というタイムで、モチベーションの維持が難しくなり、エイドをかなり楽しむようになりました。

崎陽軒のシウマイも頂きました。


このあたりは、給水所の応援も華やかで、タヒチアンダンスの応援もありました。

ラッキー給食も、頂きました。

コースは山下公園に近づき、マリンタワーやみなとみらいが見えてきました。
今までの横浜マラソン(ハーフ)は、山下埠頭がゴールなので、ゴールした気分になっていましたが、ここからまだ4kmあります。


それでも、最高の景色、応援のラスト4キロ、きついけど楽しもうと思いました。


道の左右、二重三重の人垣、きついけど、とても気持ちよい雰囲気です。

40キロ通過、この5kmは、30分23秒。とりあえず3時間50分切りを目標にラスト2.195km走ることにしました。
今までずっと曇っていて、一時的に雨が降った事もありましたが、ゴール間際で晴れてきました。

ランドマークタワーも綺麗に見えます。
赤レンガ倉庫を過ぎると、残り1キロ、人垣も増えて、たくさんの声援を受けて、ラストを目指します。


12時15分、コスモクロックの大観覧車が時刻を示しています。そんな中、力を振り絞って、最後、パシフィコ横浜に向かいました。
海が見えるフィニッシュ地点を駆け抜けて、ネットタイム3時間48分21秒、グロスタイム3時間49分33秒でフィニッシュしました。


ゴール直後は、いつも以上に足にきて、歩くのも大変でした。
横浜のコースは路面が硬いので、スピードが出て記録も狙えそうですが、足の負担も大きく、練習をしっかり積んでいないと厳しいコースでもあると分かりました。

とりあえず、2015年ではベストのタイムですが、30キロ以降の踏ん張りが最近できていないので、課題の残るレースで、30代最後のフルマラソンを終えました。



レース後は、ドリンク、完走メダルを受け取り、広い広いパシフィコ横浜に戻りました。

そういえば、背中のポケットには、ラッキー給食が残っていました。





横浜では、横浜国際女子駅伝、横浜国際女子マラソンと行われてきましたが、市民参加のフルマラソンは初開催。
横浜国際女子マラソンは、13kmの周回コースだったり、同じ道を2往復したりと、制限時間3時間ちょっとのエリートの大会でも、横浜の交通事情から、かなり苦労したコース設定でした。

それだけに、横浜マラソンは、本当に実現できるか、東京マラソンよりも、かなり難しいと思ったのですが、首都高速道路をコースにすることで、一般道の大半は、午前中の交通規制だけで済むことになり、制限6時間半の大会が実現しました。さらに、一般の方が入場できないところで、給水や応援ポイントを設けるなど工夫をして、よい大会になったと思います。

参加料は1万5000円と高額でしたが、なかなか経験のできないコースで、横浜の街を堪能することができました。

横浜マラソン ダイジェスト(動画)


Yokohama Marathon 2015 (Course)

LAP TIME
  0-  5km 26:17 (5:15.4/km)
  5-10km 25:10 (5:02.0/km)
10-15km 25:39 (5:07.8/km)
15-20km 25:45 (5:09.0/km)
20-25km 26:00 (5:12.0/km)
25-30km 26:26 (5:17.2/km)
30-35km 29:40 (5:56.0/km)
35-40km 30:23 (6:04.6/km)
40-Finish 13:01 (5:55.8/km)
  
前半 1:48:27 (5:08.4/km)
後半 1:59:54 (5:41.0/km)

ネットタイム 3:48:21 (5:24.7/km)
グロスタイム 3:49:33 

参加賞・完走賞:Tシャツ、タオル、完走メダル、スポーツドリンク
横浜マラソンHP http://www.yokohamamarathon.jp/2015/

フルマラソンの部
出走 22,462 人  
完走 21,572 人
完走率 96.0%
(同じ制限時間:6時間半の湘南国際マラソン(2014)が91.3%なので、高い完走率でした。参加料が高いので、全くの初心者の人のエントリーが少なかったと思われます)

男子
1 位 小山 祐太 2時間24分39秒
2 位 北沢 正親 2時間25分34秒
3 位 小泉  淳 2時間27分22秒

女子
1 位 高田佐知恵 2時間56分31秒
2 位 湯川 千穂 3時間00分09秒
3 位 三沢 明子 3時間01分47秒

横浜国際女子駅伝のコース
横浜国際女子マラソン(第6回)のコース
第1回横浜国際女子マラソンのコース
横浜マラソン(ハーフ)のコース
神奈川マラソンのコース

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)