2015年2月14日土曜日

2015愛媛マラソン(その2:当日レース編)

愛媛マラソンつづきです。
2015年2月8日(日)愛媛マラソン(フルマラソン)大会当日

スタートが10時、会場まで徒歩圏内ということもあり、午前7時までゆっくり寝ていました。

新聞のテレビ欄を見ると、愛媛マラソンは、南海放送がスタートから制限時間の16時まで、6時間を超える完全生中継、この日、愛媛はマラソン一色のようです。


 8時半過ぎにホテルをチェックアウトして、松山市内、をゆっくり歩いて会場の城山公園に向かいました。



9時前に会場に到着。曇り空、風が強めです。


荷物を預けて、ブロック整列へ。道路に並ぶ前に公園内で、ブロック毎に整列します。
高橋尚子さん、土佐礼子さん、元五輪マラソン代表の豪華ゲストが揃う開会セレモニーの後、ブロック順に県庁前のスタートラインに移動します。

午前10時、並行して走る路面電車の坊ちゃん列車の汽笛と共にスタートしました。


二番目のBブロックでしたが、スタートライン通過まで1分以上、ゆっくり慌てずスタートしました。

今回は、二週連続フルマラソンの一週目、調子も上がっておらず、体重も増加気味で、記録を狙える状態ではないので、次週の泉州国際市民マラソンに向けて、7〜8割の力で、余力を残しながら、サブ4でゴールすることを目標に走りました。


松山の中心市街地を1万人のランナーが独占。とても気持ちいいです。


2キロぐらいから、徐々にばらけてきて、走りやすくなってきました。
ペースも5分10秒台ぐらいで安定してきました。




5キロ地点を通過、27分3秒。最初の混雑を差し引くと予定通りのペースです。


松山市の中心街を離れ、コースは196号線に入り、北条方面(北西)に向かいます。
風は強いですが、追い風で思ったよりペースが上がっていきます。


このコースの最大の難所と言われている平田の坂も、往路は追い風ということもあり、あまり苦にならずに通過しました。


中心街から離れたのですが、沿道の声援は変わらず多く励みになります。


10キロ地点を通過、この5kmは26分9秒。思ったより速いペースでしたが、復路は逆に強い向かい風になることを考えると、これ以上ペースを上げずにかなり後半に備えて余力を残すよう心がけました。


左には、海、前方にはみかん畑が見える、長閑な光景。



トンネルを抜けて、15km通過。この5kmも26分20秒で、まずまずです。


そして、エイドには、ご当地名物一六タルト、抹茶味を迷わず頂きました。



先頭集団とすれ違いはじめ、コースも196号線と一旦別れを告げて、旧北条市内を周回するコースに入りました。


今まで追い風で楽をしてきましたが、そろそろ向かい風が始まる。これから本番といった感じです。


数百メートル強い向かい風のある場所を通過後、20km地点、この5キロは26分39秒。問題はこれからです。

中間点は、1時間52分で通過。3時間50分切りの可能性もあるかなとかすかに期待しながら、いよいよ本格的に向かい風の道が始まりました。


かなりきつい向かい風、給水所では、前方のランナーがこぼした水が、強い向かい風で、すべてこちらにかかってしまって、大変な状況になってきました。

さらに空が急激に暗くなり、強い雨、みぞれも混じって、顔にかかってきました。
(ふと、昨年の静岡マラソンも似たような状況だったことを思い出しました。)

5kmで一旦暑くて脱いだ、ビニールのポンチョを再び着て、寒さを凌ぎました。

(ちょうどそのころ、ゴール付近では、ゴールゲートが倒れるということがあったようです。マラソンゴール地点のゲートが突風で倒れ5人軽傷 ― スポニチ Sponichi Annex 社会 http://bit.ly/1vIb7Ri


こんな悪天候でも、沿道の声援は変わらず多く、有り難い限りです。


それでも前半、温存していた分、踏ん張って、25キロまでの5キロは27分29秒でした。


一旦、コースは追い風になったものの、その後またすぐに向かい風のコースに、


196号線に戻ると、雨はやみ、日差しが出始めました。


かぶっていたビニールポンチョは、今度は強風に煽られて凧状態、全く前に進まないので、脱ぐことにしました。


この風だと、途中の愛媛名物のエイドは、ゆっくりするしかない思って、味わって食べることにしました。


30km地点を通過。この5kmは、28分4秒。一部、追い風だった分、まだ踏ん張っています。


永遠に続く向かい風、集中力が切れそうになるのは、我慢して走り続けます。

じゃこ天や、ポンジュース、みかんゼリーをエイドで食べて踏ん張ります。

トンネルが見えてきて、向かい風を凌げると思ったら、トンネルの中も、外と変わらないくらいの向かい風で心が折れそうになりました。


35kmを通過、ずっと向かい風のこの5kmは30分26秒でした。
まだ体力的に余裕はありましたが、さすがにこの風でペースダウンしてしまいました。


そんなところで、高橋尚子さん(Qちゃん)が、待っていました。
ハイタッチして元気をもらって、難所の平田の坂を超えました。


下り坂も、向かい風が強いとなかなか進みません。


長かった196号線が終わり、松山の中心部へ。
坊ちゃんだんごを食べてゴールを目指します。


建物が増え、コースの方向も変わったことで、向かい風の影響は少なくなりましたが、思った程ペースが上がってきません。


40キロ地点までの5kmは、29分59秒。
身体は余裕がありましたが、足はあまり動いていませんでした。

それでも今回は、来週に備えて、余力を残してゴールしたかったので、
ラストも無理しないペースで走っていきました。


広い道、松山のど真ん中を大声援を受けて走る、とても気持ちの良いラスト。
天気もいつのまにか、よくなっていました。


城山公園に入ってゴール。3時間55分8秒(ネットタイム)。
大変な天候でしたが、無理をせずに、サブ4で走れたので、まずまずでした。


完走バスタオルと記録証を受け取り、その後は、各ブースをまわり、色々食べました。



芋たき、JALのスープ、おにぎり、パン、ショウガ汁、マシュマロ。。
お腹も満たされました。



JAL オリジナルスープ

パンの無料サービス Pasco





その後は、路面電車に乗って、道後温泉へ。マラソン参加者には、道後温泉の無料入浴券がついています。




9年前、福山から今治までのしまなみ海道100kmウルトラ遠足で完走した翌日に訪れて以来です。その時は、本館に入ったので、今回は別の椿の湯に入りました。


マラソン会場から近く、移動も楽でとても便利です。

道後温泉から松山空港行きのバスに乗り、空港内でじゃこ天入りのうどんを食べて、ランナーいっぱいで混雑していた松山空港から羽田空港に戻りました。




レースは風に悩まされましたが、帰りの飛行機は、強い追い風で、いつもより早かったです。

LAP TIME
  0-  5km 27:03 (5:24.6/km)
  5-10km 26:09 (5:13.8/km)
10-15km 26:20 (5:16.0/km)
15-20km 26:39 (5:19.8/km)
20-25km 27:29 (5:29.8/km)
25-30km 28:04 (5:36.8/km)
30-35km 30:26 (6:05.2/km)
35-40km 29:59 (5:59.8/km)
40-Finish 12:59 (5:54.9/km)
  
前半 1:52:15 (5:19.2/km)
後半 2:02:53 (5:49.5/km)

ネットタイム 3時間55分8秒
グロスタイム 3時間56分31秒

参加賞・完走賞・サービス: Tシャツ、温泉無料入浴、バスタオル、いもたき、パン、おにぎり、ましゅまろ、スープ、水、県外参加者(歯みがきセット)

大会公式 http://ehimemarathon.jp/

http://ehimemarathon.jp/course/index.html


2015愛媛マラソン スタートからフィニッシュまで ダイジェスト(動画)

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)