2016年10月8日土曜日

2016別海町パイロットマラソン (その1)

2016年10月2日 別海町パイロットマラソン (北海道・フルマラソン)
http://betsukai-marathon.jp/


レンタカー


秋は、別海町から。
13回連続、13回目、今年も北海道別海町に行ってきました。


10月1日(土) 昼、羽田空港から中標津空港に向かいました。


東京は、肌寒く雨模様でしたが、北海道は晴れ、空から摩周湖も綺麗に見えました。


中標津空港に降り立つと、例年だったら、肌寒さを感じるのですが、今年は、日差しが強く、暑さを感じました。


いつものレンタカーを借りて、30分ほどで、別海町に到着。
受付を済ませて、毎年、民泊でお世話になっているお宅へ今年も伺いました。


最初2回は、ホテルでしたが、その後11回、丸10年は民泊で、長いお付き合いになりました。


そして、毎年の定番となっているべつかい郊楽苑の温泉に入りました。

午後5時過ぎからは、開会式に出席、今年も、アイスクリーム・牛乳が振る舞われました。





夕食は、民泊先のお宅で、たくさん頂いて、明日に備えて、早めに就寝しました。

2016年10月2日(日)大会当日

綺麗な秋空、晴れました。
この季節は、冷え込むはずなのですが、朝から過ごしやすい気温です。



朝食もたくさん頂いて、午前8時50分頃、民泊のお宅に別れを告げて、2kmほどの会場にレンタカーで向かいました。


午前9時過ぎに会場に到着。
別海町の過去13年で、一番、暑いのではないかという気温、風もあり、タフなコンディションになりそうです。



今回は、4時間10分ぐらい(あわよくばサブ4)を目標に、向かい風の序盤を抑えて、後半勝負の気持ちでスタートラインに立ちました。


午前10時スタート、トラックを一周して、別海の市街地コースに出ます。


最近は都市型フルマラソンが増えましたが、のどかな景色、雰囲気が心地よく感じます。


1キロ5分40秒を切るペース、とりあえず、このぐらいでリラックスして走れればと思いながら、走っていきます。


このコースの大半を走る国道243号線に入って、向かい風になりましたが、ペースを維持しながら進んでいきます。




別海の街中を抜け、建物がなくなると、5km。28分21秒で通過しました。


想定内のペースで、序盤はおとなしく走ります。


しかし、防風林がなくなり、一面、牧草地が広がると、向かい風を感じるようになってきました。


10kmまでの5kmは、28分24秒。ここもペースを落とさず走れています。


しかし、12km付近から異変を感じます。呼吸がきつくなり、吐き気を催してきました。


徐々にペースも落ちて、ランナーに抜かれるようになってきました。


14km、中西別の市街地。ここは余裕を持って走らなければいけないのに、身体がかなり重く、動きがおかしくなってきました。


15kmまでの5kmは29分30秒。この時点で早くも大幅なペースダウン、かなりまずい状態になってきました。


17kmで左折すると、真正面から強い向かい風が当たり、完全に体にブレーキがかかってしまいました。


ゴールまで、まだ半分以上、果たして、制限5時間20分以内に完走できるのか。完走賞の鮭を初めてゲットできないのではないか、不安がよぎります。

一方で、別海町では、後半復活してペースアップする時があるので、今は、ひたすら我慢。辛さを耐えて走ります。


20kmまでの5kmは32分以上かかり、もう目標タイムは厳しく、いかに完走するか、それだけが目標になってきました。


暑さと風は気になりましたが、それよりも自分の体調の問題が大きく、呼吸の辛さが治りません。


中間点は、約2時間6分で通過。
制限時間まで残り3時間10分ちょっとしかないと感じてしまうほど、
残り半分が、とてつもなく長い距離に思ってきました。


折り返すと、追い風になりましたが、一向にペースは上がりません。
給水所では、立ち止まって、歩くことも増えてきました。


25kmまでの5kmは、34分台。この1年は苦しい走りが多かったのですが、今日は特に厳しい状況になってきました。


28km、復路の中西別のサービスエイド付近では、長い距離を歩いてしまいました。


呼吸が落ち着いたら、走り出し、苦しくなったら歩く、そんな状態を繰り返すようになってきました。


30kmまでの5kmは、39分近くかかりました。
国道243号線を毎年走っていますが、下り基調の帰りの道も、上り坂のように感じ、長い直線がなかなか終わらず、気持ち的にとても厳しくなってきました。


そんな中、毎年、牧草ロールのメッセージなどで励まされながら、何とか振り絞って前に進みます。


今までなら、回復してペースアップできるであろう終盤も、全く回復する気配が見られません。


走っては歩く、歩いては走りを繰り返し、35km地点を通過。この5kmはついに41分台に。過去ワーストは確定的、せめて完走だけを目指して、進んでいきます。


気がつけば、気温も下がって、走りやすいコンディションになってきましたが、ペースは落ちたまま、足は全く問題ないのに、呼吸が苦しく中々進みません。


あと5kmを切り、完走はできそうなタイムで、ホッとはしてきましたが、ペースは上がらず、エイドで牛乳2杯飲み干しました。



別海町市街に入り、応援が増えてきて、最後の力を振り絞ります。


4時間半以上かけて、ようやく40km地点を通過。この5kmも41分以上、結局、ペースが回復することなく、ゴールへと向かいます。


そこまで、調子は悪くなかったのに、なぜ失速したのか、反省しながら、ラストの道を走ります。朝食の摂り過ぎによる高血糖だろうということは、想像できましたが、以前も同じ量食べても大丈夫だったという過信があったのがいけなかったのだと思います。


マラソンゲートをくぐる頃には、陽も横に傾きかけてきました。


最後のトラック一周も、とても長く感じながら、4時間51分。過去13度目で、最も悪いタイムで、何とかフィニッシュラインを超えました。


フルマラソンは98回目の完走にはなりましたが、全く成長していない。
何とも恥ずかしい内容のフィニッシュで、反省ばかりのレースでした。

しばらく芝生で横になった後、記録証と参加賞の乳製品を受け取り、名物の秋味鍋と牛乳を頂きました。



エイドでは食べ物は取らずに、この時点でも満腹状態に近かったですが、秋味鍋は美味しく頂くことができました。


最後は、完走賞の鮭を受け取ります。
今年は不漁であまり鮭が取れていないと聞いていましたが、今年も1本頂きました。



その横で、ゆうパック(冷凍)の手配ができますが、今年も自力で持ち帰ります。


どんなに苦しくてもゴール後の楽しみがあるので、やはり毎年、訪れてしまいます。

とりあえず13年連続完走という最低限の目標を達成して、会場を後にしました。

LAP TIME
  0-  5km 28:21 (5:40.3/km)
  5-10km 28:24 (5:40.9/km)
10-15km 29:30 (5:54.0/km)
15-20km 32:03 (6:24.6/km)
20-25km 34:24 (6:52.8/km)
25-30km 38:53 (7:46.6/km)
30-35km 41:31 (8:18.2/km)
35-40km 41:49 (8:21.8/km)
40-Finish 16:35 (7:33.4/km)
  
前半 2:05:59 (5:58.3/km)
後半 2:45:32 (7:50.8/km)

ネットタイム 4:51:31 (6:54.5/km) 
グロスタイム 4:51:44 


過去の別海町パイロットマラソンの成績 (開催年をクリックすると完走記にリンクしています)
2004年 4:15:25
2005年 4:14:14
2006年 4:22:34
2007年 4:38:29
2008年 4:24:55
2009年 4:08:53
2010年 3:58:18
2011年 3:55:26
2012年 3:53:46
2013年 4:10:59
2014年 3:58:55
2015年 4:16:37
2016年 4:51:44

参加賞:秋味鍋(又は豚汁)、バター、ヨーグルト、甘酒、牛乳、スポーツドリンク、アイスクリーム
完走賞:新巻鮭、バスタオル

その2へ続く

2016別海町パイロットマラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト https://youtu.be/cBar-fC7iP4

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)