この1ヶ月で3度目の地元長野遠征です。
全国を旅行しつつも、地元長野県の中で行ったことがない場所が結構多く、今回も初めての場所です。
今回は、東日本大震災のもう一つの被災地である長野県栄村を訪れることも兼ねて行ってきました。
(6月28日(木)に地元の松本の方でも震度5強の地震があって、そちらの方も心配ですが。。。)
2011年7月2日(土)
目的地は長野県ですが、乗る電車は、上越新幹線、土曜の昼過ぎに越後湯沢駅に到着しました。
6年前のコスモスマラソン以来の越後湯沢だったのですが、
駅構内は、新しくなっていて、店舗も増えて賑わっていました。
駅を出ると、オフシーズンということもあり、とても静かでした。
時間がなくて寄れませんでしたが「石川遼記念館 リスの家 YUZAWA」も近くにできたようです。(まだ10代なのに、すでに記念館が建つなんて。。)
http://www.ryo-ishikawa.jp/risunoie/index.html
越後湯沢駅から栄村(森宮野原駅)行きのバスが出ており、それに乗車しました。こういった路線バスは乗客が10人未満のことが多いのですが、このバスはほぼ満員の状態で出発しました。
山道の登って、下って、急カーブの連続でした。集落を通ると、家の屋根は、豪雪地帯、雪降ろしをしなくてもいいように鋭角になっています。
新潟県と長野県の県境津南町に入ると、歩道が凸凹で通行不能だったり、壊れた屋根を修理していたりと、地震の影響が残っている光景がしばしば見られました。
バスに乗ること1時間、終着の森宮野原駅に到着しました。(岩手の大槌を訪れた後なので)一見すると、それほど被害はないのではと思ったのですが、駅前を歩いてみると、取り壊し作業を行っているお店、診断で危険と判定されて、立ち入り禁止となっている住宅がほとんどで、人の気配があまりない中心部でした。
歩道はうねっていて、よそ見をしたら、転倒してしまいそうな感じ、あくまで応急処置で、むき出しになっている配管、山を見たら、がけ崩れが発生した形跡。補修工事が続いていて片側通行が続いている幹線道路。復旧にはまだまだ時間がかかりそうな状況でした。
その後、駅近くの栄村物産館・道の駅へ向かいました。栄村は、野菜、山菜、そば、お米、お菓子、木工品などの数多くの特産品があり、復興支援も兼ねて、何点か購入しました。中でも、黒蜜えごまソフトクリームは、食感がよく甘さ控えめで美味しかったです。
道の駅も、建物本体は大丈夫でしたが、外の屋根付きのベンチ・休憩所は、倒壊の可能性があり立ち入り禁止となっていました。
その後、栄村役場に入りました。役場は通常通りの業務が行われているようでした。役場内には栄村の応援メッセージなど、数多く飾られていました。また、義援金ボックスもあり、少額ですが入れてきました。
また、翌日(7/3)に「栄村復興祈願 清水アキラ スペシャルショー」が行われるそうで、ポスターも貼ってありました。
http://www.vill.sakae.nagano.jp/topics/oshirase5.html
http://ameblo.jp/akira-shimizu/entry-10942617575.html
駅から歩いてすぐに県境があり、新潟県津南町があります。津南町や十日町市も、地震の被害を受けているのですが、長野県北部地震という名前の影響もあり、栄村ほど義援金が集まっていないとのことです。(ということで栄村で商店で津南牛乳を購入しました。)
新潟県津南町の境界は、道の駅から数百㍍ |
電車の時間が近づき、森宮野原駅に戻りました。この駅は、7.85m最高積雪量を観測した駅で、標柱が建っています。また、駅構内は、お土産、喫茶、複合施設があり、現在は、栄村復興支援機構『結い』が入っていて、復興に向けた支援・ボランティアの拠点となっています。最後に栄村のトマトジュースを買って、ホームに向かいました。
駅のホームは地震で崩壊したようですが、綺麗に修復されていました。1両編成の列車(電化されていない)がきて、この駅から乗車するのは、自分一人。一日8往復しかない列車ですが、乗客の少なさに驚いてしまいました。
車内の乗客もわずか3人、長閑な感じで、本日の宿のある戸狩野沢温泉駅へと向かいました。地震時には、飯山線のレールが宙づりになり、復旧にかなり時間がかかるのではないかと見られていたのですが、4月末には運転再開となりました。
途中、工事などが行われていて徐行運転しながら、車窓からも、土砂崩れ、家の崩壊などあり、地震の爪痕が残されていましたが、千曲川沿いの美しい光景の中、戸狩野沢温泉駅に到着しました。
そこから、送迎(軽トラ)で戸狩温泉の民宿へ、鉄道駅のような内部で、各部屋も特急列車の名前がつけられた部屋に宿泊しました。
料理は、飯山名物のみゆきポーク、タケノコ汁、馬刺し、天ぷらなど豪華で、温泉とともに楽しみました。
その2へつづく
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