2017年4月28日金曜日

2017長野マラソン完走記(その2)

2017年4月16日(日)長野マラソン(フルマラソン)
つづきです。
脚やせ

スタート前のセレモニーのあと
午前8時30分、自身16回目の長野マラソンがスタートしました。


昨年は、強風で撤去されていたスタートアーチも2年ぶり復活です。


例年のように、沿道から多くの声援に見送れてスタートして行きます。


走り出しは、やはり体が重たい感じで、調子が悪いことを実感しました。
キロ5分半ペースですが、あまり無理をしたら、最後まで持たないと感じ、どんどんランナーに抜かれてますが、焦らず、ゆっくりを心がけました。


湿度は低く暑さは、それほど気になりませんが、汗を大量にかきはじめました。
喉も乾き気味です。


長野市の歓楽街、権堂に入って、5km地点27分26秒で通過。
今日は、これ以上ペースを上げると厳しいので、我慢の走りが続きます。


5kmの給水ポイントは、ほとんどのランナーが給水をとり、コップが不足気味。過去の長野マラソンでも経験のない光景です。
体感以上に喉の乾きを感じている人が多いことが想定されます。


改めて、今日は体調・気候だと制限5時間以内の完走が最大目標と感じました。


善光寺に向かう上り坂、サングラスから汗が滴り落ちて、前方が見えづらい感じになりながら、走って行きます。


上り坂が終わり、長野駅前まで続く中央通りの下り坂。
応援も多く、走っていて一番気持ちいい場所です。
天気もよく、いつもよりも応援が多いと感じます。


上がりそうなペースを抑えて走っていきます。




湿度が低いので、ウェアはそれほど濡れいていないのですが
気温が上昇して、汗をかきつづけています。


国道19号線の跨線橋のアップダウンを通過して、前日受付会場のビッグハットへ


10kmは、27分52秒で通過。
ランナーに抜かれ続けていますが、それでも、このペースだと速いと感じ、スピードを抑えるようにします。


日陰に入ると涼しく、体感的にはそれほど暑く感じていないのですが、喉は乾いており、動きも鈍くなってきています。


コースは堤防道路に入り、自然豊かな景色、山々が美しく、草木も鮮やかで、壮観です。


15kmまでの5kmは、28分42秒。このタイムで今日は十分と考え進んでいきます。


エムウェーブが近づき、先を走るランナーとすれ違うところ。
応援も多いです。



ペースは徐々に落ちてきて、疲れも感じてきました。
いかに完走するか考え、ペースが落ちても無理せず、着実に進んでいきます。


エムウェーブを周回する道路。細かなアップダウンがきつく感じています。


普段であれば、止まらず通過する給食所も、今日は止まって、ゆっくり補給して、体力を回復させました。


時刻は、お昼に近づき、気温が上昇してきました。
給水所付近は、例年以上に混雑して、各ランナー多めに水分を補給しています。


20kmまでの5kmは、30分5秒。あとは、キロ6分台のペースで着実にゴールを目指します。


五輪大橋のアップダウンは、例年以上にきつく感じました。


中間点は、2時間で通過。しかし、身体の余裕度はあまりありませんでした。


ホワイトリング近くになり、応援が多いポイント。
今日は走るのは厳しいですが、過去一番の応援日和になっています。


途中、私設のシャワーゾーンがあり、オアシスのように感じました。


第2折り返し地点、周りのランナーもかなりバテているように見受けられます。


汗は引き続きかいて、喉も乾きが続きます。
その中、マイペースで走っていきます。



25kmまでの5kmは、31分37秒で通過。踏ん張っていますが、
長野マラソンは25km以降が辛い。コースを知り尽くしている分、ここからの残りの大変さを感じ始めました。 


ここからは、コースの大半が堤防道路になります。
正午が近づき、雲が増えて、徐々に風も吹いてきました。


最近の長野マラソンは気温が低いことが多かったですが、
今年は暑さと終盤の風、久しぶりに長野マラソンらしい天気に感じました。


序盤、抑えて走っていたものの、足は止まり、ジョギングのようなペースになってきました。


コースは松代が近づき、大河ドラマで話題となった真田幸村の六文銭や武士の格好をした応援なども増えてきました。



30km地点を通過。この5kmは34分31秒。順調にペースが落ちています。
風が強く吹き、雲が出始め、暑さは落ち着いてきましたが、喉は異常に乾いています。


名物のふたこぶらくだの坂、ランナーを追い抜くことが増えてきましたが、ペース自体は上がってきていません。


昨晩苦しんだ歯の痛さは、序盤、水を飲むときに多少感じましたが、身体の他の部分が気になるので、終盤は、完全に忘れていました。


再び、堤防道路に戻ってきたあたりで、体力的にはまだ余力があったのですが、喉の乾きが続いたことで、3年前の土佐の国横断遠足での脱水症状で意識障害に陥ったことが頭をよぎりました。

そう思った途端、足取りが悪くなり、ペースは一段と遅くなっていきました。
安全に、無理をしないようにと、無意識に体が反応してしまった感じです。


向かい風が厳しくなったこともあり、ペースはキロ8分近くに落ちてきました。
ただし、完走するには、問題のないペース。ラストは苦しみながら、楽しむことを忘れずに走ることにしました。


コースの一番南・岩野橋まで到達、この付近も応援が多く、励みになります。




千曲川の対岸の堤防道路に入り、追い風になりますが、ペースは上がらず35km地点を通過。この5kmは、38分4秒でした。


ゴールのオリンピックスタジアムが見えますが、ここから長いのが長野マラソン、厳しい道のりが続きます。


36km、過去にはなかった大型ビジョン。
前日収録した選手・家族など応援メッセージが流されています。
もう少し、頑張ろう、そんな気持ちにさせてくれました。





残り5kmを切っても、ペースが上がらず、4時間30分のペースランナーにも抜かされました。それでも、今日は完走することが大事だと思い、マイペースで走ります。




救急車の音も何度か、聞こえはじめ、今回のレースの過酷さを改めて感じます。



39kmで長かった堤防道路が終わり、残り3km、オリンピックスタジアムに向かう直線道路に入りました。



15年前は、オリンピックスタジアム以外に目立つ建物がほとんどなかったのですが、ここ最近は、沿道に大規模店舗などが増え、風の影響や、(ゴールのスタジアムが見えるのになかなか到達しない等)視覚的なきつさもなくなり、楽になったとはいえ、この日は長かったです。


40km地点までの5kmは、39分8秒。昨年のフィニッシュタイムもすでに上回っていました。


最後は、着実に、ペースを刻みゴールを目指します。



残り1kmとなり、ゴールのオリンピックスタジアムが見えてきました。



そして、スペシャルゲストの高橋尚子さんが、ハイタッチでフィニッシュ間近のランナーを出迎えていました。


例年にも増して、多くの沿道の応援を受けて、運動公園内に入ってきました。


スタジアム内に入ったら、ダンサーの子供たちとハイタッチしながら、ゆっくり周回しました。


不調、歯痛による睡眠不足、暑さの三重苦の中、4時間33分57秒。
77.9%過去最低の完走率となった今年の長野マラソン、無事、完走することができました。


最後、ゆっくり走ったので、フィニッシュ後も思ったよりダメージが少なかったですが、周りを見ると、多くのランナーが横たわり、今回のレースの厳しさを感じました。


昨年現役を引退した那須川瑞穂さんもフィニッシュでランナーを出迎えていました。


ゴール後は、おしぼり、タオル、完走メダル、おにぎり、ドリンク等をいただきました。



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スタジアムの外は、芝生でダウンしている人が目立っていました。

自分の体調不良もあって、暑さがどれだけ大変だったか、分かりかねていますが、
今回、気温は高かったですが、湿度も低く、途中から風も吹き、体感的には、そこまで完走率が低くなったのは不思議な感じもしました。
しかし、ここ数週間、気温が低い中で、突然、暑くなったことで、暑さに慣れておらず、多くのランナーが苦戦したと思われます。



いつもであれば、着替えが終われば、最終ランナーを観戦する時間がありますが、今回は、ゴールが遅く、着替え終わるとレースは終了していました。




そのあとは、今年も、バスで、湯田中駅へ行き、駅前の湯田中温泉 楓の湯へ
ウェアは乾いていますが、体中が乾燥して塩だらけだったので、汗を流して、スッキリしました。




湯田中駅前は、外国人観光客が目立っていました。


湯田中駅からは、長野電鉄の特急、ゆけむり号(昔の小田急ロマンスカーの車両)に乗って、長野駅に戻りました。







長野駅では、昨年と同じく、ソースカツ丼で有名な明治亭に入りました。
今回は、馬刺し丼を頂きました。肉のボリュームと柔らかさ、格別でした。



帰りも、北陸新幹線かがやき号に乗って、東京に戻りました。


来年は、20回記念大会。ということは、長野五輪から20年。あっという間ですが、来年はしっかり調整をして、長野マラソンでのベストタイムで走れるよう頑張りたいです。

LAP TIME
  0-  5km 27:26 (5:29.2/km)
  5-10km 27:52 (5:34.4/km)
10-15km 28:42 (5:44.4/km)
15-20km 30:05 (6:01.0/km)
20-25km 31:37 (6:19.4/km)
25-30km 34:31 (6:54.2/km)
30-35km 38:04 (7:36.8/km)
35-40km 39:08 (7:49.6/km)
40-Finish 16:32 (7:31.9/km)
  
前半 2:00:39 (5:43.1/km)
後半 2:33:18 (7:16.0/km)

ネットタイム 4:33:57 (6:29.5/km)
グロスタイム 4:35:44


長野マラソン全成績
ネットタイム (グロスタイム)
2001年 4:54:01(4:56:26) 
2002年 <37km DNF> 
2003年 4:57:05(4:59:14)
2004年 4:37:17(4:39:05)
2005年 4:08:09(4:10:19)
2006年 4:02:48(4:04:22)
2007年 4:21:37(4:22:54)
2008年 4:01:35(4:03:29)
2009年 3:59:14(4:01:41)
2010年 4:07:20(4:09:20)
2011年 中止
2012年 3:52:13 (3:52:33)
2013年 3:52:32 (3:53:03)
2014年 3:51:40 (3:55:00)
2015年 3:54:40 (3:55:33)
2016年 4:16:46 (4:18:37)
2017年 4:35:44 (4:33:57)

過去の完走率 (制限5時間)
1999年 89.0%
2000年 88.1%
2001年 82.9%
2002年 83.3%
2003年 85.4%
2004年 83.9%
2005年 85.2%
2006年 86.8%
2007年 86.2%
2008年 85.1%
2009年 86.4%
2010年 88.1%
2011年 中止
2012年 87.4%
2013年 85.8% (雪)
2014年 87.0%
2015年 87.6%
2016年 84.5% (向かい風の強風)
2017年 77.9%

参加賞:Tシャツ、バスタオル、おにぎり、スポーツドリンク、サプリ、おしぼり、完走メダル

→ 2017長野マラソン 結果 (ラップタイム) http://bit.ly/2ps7P3C
長野マラソン 公式
http://www.naganomarathon.gr.jp/

長野マラソン2017 スタートからフィニッシュまでダイジェスト Nagano Marathon https://youtu.be/ffWUhNVt9IY


脚やせ

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)