2010年8月4日水曜日

第17回奥武蔵ウルトラマラソン2010

奥武蔵ウルトラマラソン 2010年8月1日 77km

今年も真夏の77キロに参加してきました。
前日は、飯能市内で来年1月に行われる奥むさし駅伝のコースの試走を5キロほどしたのですが、都心よりも気温が低めだったのにもかかわらず、大粒の汗が流れて、翌日のレースの厳しさが容易に想像できました。

レース当日の朝5時半、外はすでに生温かい空気、今年は暑い奥武蔵です。
暑いレースは汗っかきでもあり、大の苦手としておりますが、奥武蔵だけは暑くないと楽しめないという気持ちもあり、この暑さは歓迎でした。(スタート前の気持ちとしては。。。。)

宿泊先の飯能から、走友の車に同乗して、6時前に到着、今年も1000人を超える変わり者?が集結しました。この暑い中、着ぐるみなどの仮装している人も多かったです。

朝7時、熱い一日がスタートしました。過去3回の経験で、スタートから15㎞は標高が低く木陰が少ないため暑くてきついところで、それを我慢できれば、上は木陰で涼しくそれなりに走れます。前半はあまり飛ばし過ぎず、我慢の走りでした。

昨年の5キロごとLAP表を持参して走ったのですが、5キロは32分で昨年より若干遅めに通過し、長い上り坂があった10キロでは約36分かかり昨年と3分近く遅いタイム、体も熱く呼吸もきつくなってきて、この気候では昨年のタイムは参考にならないとあきらめて、マイペースに切り替えました。

15キロを通過して、一旦、スタート地点のそばに戻ってくるのですが、この暑さでリタイアする人も多く、ふとそんな誘惑に駆られつつも、前を目指しました。昨年は走っていた上り坂も歩いてしまい、なんでこんな暑い中走っているのだろうと後悔しつつ、鎌北湖を抜けて、いよいよ往復60キロの奥武蔵グリーンラインの林道が始まりました。

このあたりから、頻繁に吐き気を催し、上り坂は歩いていても気持ちが悪くてなってきて、レースが続けられるかどうかも厳しくなってきました。回復することを願って、ペースを落としながら、10キロ近く歩を進めました。

こんなときは、3キロごとのエイド、沿道からの声援が力になりました。スイカ、メロン、トマト、きゅうり、そーめん、冷奴、今年もたくさん頂きました。そして、氷、かぶり水で体温を下げて、何とか走り(歩き?)続けることができました。

30キロ過ぎて、例年だとペースが上がってくるところなのですが、エンジンがかからず苦しい状況が続きました。ただ、昨年よりかなり遅いペースだったのですが、先頭ランナーとなかなかすれ違いません。今年はみな苦しんでいるだと感じました。

37キロぐらいで、ようやく体が軽くなって、上りも走れるようになってきました。ここからは折り返してきたランナーとエールを交わすことで、元気を頂きました。

42.195キロ地点は5時間45分で通過、ようやく完走が視野に入ってきました。46キロ過ぎの折り返し、ここは名物カキ氷、そして水着のお姉さんが水をかけてくれます。ここまで来れて良かったと感じつつ、残りの30キロを走りはじめました。

帰りは、得意の下り中心で、勢いよく下って、前半抜かれされた人数ぐらい抜き返しました。50キロ過ぎトイレに行きましたが、今回はこの1回だけ、相当エイドで水分を補給したのですが、相当汗をかいたということでしょう。

55キロ、60キロと勢いよく通過すると、エイドのビールが気になりだしました。65キロ手前のエイドでは、4年目にして初めてビールを頂くことに、あまりの美味しさに一気に飲み干してしまいました。

あと10キロになり、走りの勢いを増したいところでしたが、山から下りてきて、気温がまた上昇しているのを感じ、また途中現れる上り坂に苦慮して、思うように速く走ることはできませんでした。それでも、下り坂で勢いをつけて走りました。

そして、再び鎌北湖に戻るとあと3キロ、ここまでくるとゴールは間近、平地になってかなり暑さを感じましたが、ラストスパートしました。残り2キロゴールが見えてもなかなか近づかず、大変でしたが、ようやく運動公園へ、4度目の出場で一番厳しいコンディションでしたが、何とかゴールテープを切りました。

9時間46分39秒、自己ベストからは50分、セカンドベストの記録より30秒ほど遅く、少々残念ですが、総合順位は昨年とあまり変わらず、厳しいコンディション、苦手な暑いレースの中では、粘走だったかなと思います。

ゴール後、体育館に入ると、仰向けになって寝ている人が多数いました。それだけ昨年と違って大変なレースだと実感しました。自分自身もゴール後の疲労度は過去4回で一番で、なかなか疲れが抜けませんでした。

それでも、走りたくなるのが、奥武蔵ウルトラマラソン。
今年も暑い中、尽力してくださった運営スタッフ、ボランティア、
応援の方々に感謝したいと思います。

参加賞:Tシャツ、ゼリー

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LAP TIME ( )は、昨年

0- 5km 32:05 (31:33)
5-10km 35:57 (33:09) 
10-15km 31:30 (29:12)
15-20km 45:57 (37:57)  
20-25km 47:55 (37:50)
25-30km 44:38 (39:29)
30-35km 48:23 (43:31)
35-40km 41:39 (38:53)
40-45km 38:47 (37:31)
45-50km 39:07 (34:57)  
50-55km 34:13 (33:26)
55-60km 31:46 (32:06) ※
60-65km 32:16 (30:17)
65-70km 37:03 (34:35)
70-75km 33:49 (31:24)
75-77km 11:34 (11:04)

ゴール 9時間46分39秒

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)