2013年7月30日火曜日

2013奥武蔵ウルトラマラソン

2013年7月28日(日) 78キロ

真夏の恒例行事、奥武蔵ウルトラマラソン。
今年も走ってきました。

2007年初参加して以来、今回が7度目。
過去、猛暑の日、雷雨の日、寒い日、様々な天候で参加してきましたので、どんな天候であっても大丈夫!(ただし、雷だけは、ちょっと怖いかな)という気持ちで迎えました。

27日(土)大会前日
夕方、電車で宿泊場所の飯能に向かいました。
道中、轟音と共に、勢いよく雨が降り始めました。本大会は過去6度中、3回は雨(うち2回は雷雨)に遭遇しています。
それも一年おきに、晴れ、雨を繰り返していて、今年は雨の年?大会当日も雷雨があるのではないかと気になります。


19時半過ぎ、飯能駅に到着。
今年は、「奥むさし駅伝」(練習、本番)、「飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルラン」に引き続き、早くも4度目の飯能です。

飯能の駅周辺はかなり詳しくなりましたが、雨が降り続いており、駅直結のホテルから外出するのは諦めて、駅ビルの中の飲食店・コンビニで夕食、そして翌日の朝食の準備を行いました。

大会当日、午前4時起床。

朝食など済まして、午前5時にホテルをチェックアウト。
東飯能駅まで歩きました。

昨年と比べると明らかに涼しい空気。
前夜の雨が、生温かい空気を吹き飛ばしたようで、快適です。


東飯能駅のホームは、午前5時台なのに、マラソン参加者で混雑しています。


八高線を乗り継いで、毛呂駅からは送迎バスで、会場の毛呂山総合公園には、午前5時50分頃到着しました。


やはりいつもよりは、涼しい。そう感じながら、準備しました。


仮装ランナーなど、毎年と同じような会場の雰囲気ですが、出場者は6年前より倍近く増えて約1500人、とても賑やかになりました。

午前7時、制限時間12時間の飲み放題・食べ放題の旅?がスタートしました。





過去6回、初めて参加した2007年が10時間越え、そして、雨で気温が下がり走りやすかった2009年の大会に9時間を切っていますが、それ以外は、10時間を少し切るタイムでゴールしています。

昨年は、暑さが厳しく、距離も77キロから78キロへ、より起伏の激しいコースに変更されましたが、前半タイムを狙わずに体力を温存する作戦が功を奏し、9時間58分で完走しました。

毎年、前半、棄権したくなるほど苦しく辛い状況に陥るのですが、昨年だけはそういう状況に陥らずに走り切れたので、今年も前半はタイムを狙わずに余力を残して、50キロ手前の折り返しで下り坂に入ってから頑張る作戦で走ることにしました。

コースは、最初の3分の1で会場近くを周回して、次の3分の1で奥武蔵グリーンラインの上り基調の道を走り、最後の3分の1で折り返して奥武蔵グリーンラインの下り基調の道を走ります。


例年、最初の3分の1が、コースに日陰が少なく暑さに苦しむのですが、この日は、例年のような湿気の多い暑さがなく、幾分ペースが速めです。



2.5キロ過ぎの最初の鎌北湖の給水も、何も取らずに通過しました。
昨年からコースが変わり、非舗装の道に入ると、昨夜の雨の影響か、所々で路面が削られている場所があり、気をつけて走ります。




5キロ地点は36分で昨年より2分ほど速く通過していました。


いつもよりは涼しいとはいえ、この日の最高気温は30度を超えており、5キロ走ったところで大量の汗をかいています。

途中の給水で十分に補給します。


アップダウンの繰り返しの道、ただし、前半は住宅地も通るので、沿道からの声援もあり、元気に答えながら、進んでいきます。



エイドでは、氷を調達して、頭を冷やしたり、食べたりして体を冷やしました。



20キロ地点は、2時間20分で通過して、昨年よりは6分ほど速いタイム。
とりあえず、無理をしないでも、昨年より速いペースで走れています。


ゴルフ場の横を通過して、再び、鎌北湖の前のエイドを通過すると、いよいよ中盤戦の長い上り坂が始まります。

昨年は、この地点でしゃがみ込んでいる人を多数見かけましたが、今年はそのような人は少なく、やはり今年は走りやすい気候のようです。

いつもよりは水位が低めの鎌北湖を横目に、奥武蔵グリーンラインの上り坂に入りました。



ここからは、日陰が多く、涼しく感じます。
記録を狙うランナーは上り坂が続き厳しいところですが、急な上り坂を歩くと決めてしまえば、呼吸を整えて休める場所でもあります。


とりあえず約3キロごとのエイドを待ち望みながら、歩いて、時折、走ります。


エイドでは、頭から水をかけてもらい。冷えたコーラやお茶などを飲み、オレンジやメロンの果物や、おにぎり、そうめんなど栄養補給をしながら、登っていきます。



35キロから過ぎでは、トップのランナーが勢いよく下っていきます。
その中、マイペースで登っていきます。


名物の水着のお姉さんが水をかけてくれるエイドもいくつかありました。


40キロ地点は、5時間24分で通過、半分を過ぎると気持ちも楽になてきます。昨年よりは速いですが、走りやすい気候の割にはそれほど速くはなく、今年も10時間を切るタイムがゴールの目安になってきました。


折り返しが近くなると、坂の斜度も緩やかになり、上り坂でも走れるようになってきます。
昨年はこのあたりから、一気にペースアップできた記憶がありましたが、今年はその勢いがないなと感じ始めました。


折り返しのエイドまで近づいてくると、下ってくる復路のランナーが増えて、エールの交換をし合います。


そして、雨がぽつり、ぽつりと落ちていて、時折吹く風が涼しく感じます。
雷の雰囲気ではなさそうなので、雨でも歓迎モードでしたが、激しい雨にはなりませんでした。

50キロ手前の折り返しの県民の森駐車場に到着、(今年は5月のトレイルランでもこの付近を走っており2度目です。)

いつものように頭から水をかけてもらい、かき氷をいただきます。




残り30キロを切って、ここからは毎年、ゴールまで勢いよく下るだけです。




駅伝でごぼう抜きする選手をイメージして走るのですが、今年は、調子が悪いわけではないのですが、どうも昨年より勢いよく下れていないと感じで、少し焦ります。



エイドでリズムを取り戻すつもりが、走り始めると、どうも波に乗り切れずペースが上がらない状況が続きますが、エイドで美味しい物を飲んで、食べたり、そして、声援を頂くと、ゴールまでの力が湧いてきます。





とりあえず、昨年の記録は上回りたい、そんな思いで、最後の力を振り絞ります。




70キロ地点は、8時間55分で通過。残り8キロを1時間かけても、昨年の記録よりは上回ることができます。

ラストスパートをかけたいところですが、今年はどうも、その勢いがやはりありません。(昨年は10時間ぎりぎりだったので、気持ちに勢いがあったということもありますが。。)

苦しみながら、坂を下りきり、みたび鎌北湖へ。ここからゴールまでは、2キロちょっと近いようで遠い道のりです。


ペースダウンして、ランナーに抜かれることが多くなりながら、9時間50分で毛呂山総合公園にゴールに到着しました。



第20回の記念大会、これで7回目の完走、グリーンゼッケンがもらえる10回完走まで、あと3回。
先が見えてきました。

ゴールゲートのすぐぞばには、ビールのサービスがありました。



今回は、昨年より8分速かったですが、順位的には、9時間30分ぐらいで昨年と同水準という感じなので、今年は今ひとつ足りなかったいう感じでした。

本来、汗っかきなので、夏の暑いレースは大の苦手(特に北海道マラソン)なのですが、奥武蔵ウルトラマラソンに限って言えば、過去の大会を振り返ると、35度を超すようなレースの方が、相対的に順位は良く、よい結果を残しています。

暑いと結果は残せないが、暑すぎると(我慢強いのか)結果は残せるという勝手な結論が出た気がします。

ということで、大変ではありますが、やはり奥武蔵ウルトラマラソンは、猛暑の中、走りたい?と思いました。

LAP TIME ( )は昨年
 0-  5km 36:46 (38:47)
 5-10km 32:16 (33:29)
10-15km 38:50 (39:25)
15-20km 32:45 (34:33)
20-25km 45:50 (46:42)
25-30km 45:18 (45:08)
30-35km 43:18 (46:21)
35-40km 49:19 (47:41)
40-45km 38:10 (40:36)
45-50km 41:17 (45:11)
50-55km 30:40 (30:45)
55-60km 32:19 (31:45)
60-65km 34:30 (32:03)
65-70km 34:03 (31:09)
70-75km 34:24 (35:05)
75-78km 20:42 (19:45)

9時間50分27秒

Split Time ( )は昨年
 5km  0:36:46 (0:38:47)
10km 1:09:02 (1:12:16)
15km 1:47:52 (1:51:41)
20km 2:20:37 (2:26:14)
25km 3:06:27 (3:12:56)
30km 3:51:45 (3:58:04)
35km 4:35:03 (4:44:25)
40km 5:24:22 (5:32:06)
45km 6:02:32 (6:12:42)
50km 6:43:49 (6:57:53)
55km 7:14:29 (7:28:38)
60km 7:46:48 (8:00:23)
65km 8:21:18 (8:32:26)
70km 8:55:21 (9:03:35)
75km 9:29:45 (9:38:40)
78km 9:50:27 (9:58:25)

参加賞:Tシャツ、ゼリー

完走率
2007年 93.3% (男94.0% 女90.8%)
2008年 90.6% (男91.3% 女87.6%)
2009年 95.3% (男95.4% 女95.2%)
2010年 81.9% (男81.8% 女82.1%)
2011年 85.5% (男85.3% 女86.0%)
2012年 79.1% (男79.8% 女76.6%)
2013年 92.1% (男92.0% 女92.5%)

2013年 (年代別完走率)
女子39歳以下  89.7%
女子40歳台 95.8%
女子50歳台 90.7%
女子60歳以上 87.9%

男子39歳以下 91.9%
男子40歳台  94.4%
男子50歳台 91.9%
男子60歳台 86.9%

全体 完走者1307人 完走率92.1%


過去7回全成績

1回目10時間11分 (75km) 猛暑 午後から雷雨
http://marathon-world.blogspot.jp/2007/08/2007.html

2回目 9時間46分  (77km) 曇りがち 気温も低め
http://marathon-world.blogspot.jp/2008/08/2008.html

3回目 8時間57分  (77km) 雨 寒め
http://marathon-world.blogspot.jp/2009/08/2009.html

4回目 9時間46分 (77km) 猛暑
http://marathon-world.blogspot.jp/2010/08/17.html

5回目 9時間57分  (77km) じめっとした暑さ 
http://marathon-world.blogspot.jp/2011/08/2011.html

6回目 9時間58分 (78km) からっとした暑さ
http://marathon-world.blogspot.jp/2012/08/2012.html

7回目 9時間50分 (78km) ほどほどの暑さ


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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)