2015年8月29日土曜日

100マイル・ベルリン2015(ベルリンの壁一周マラソン) その1

第4回100マイル・ベルリン ベルリンの壁一周マラソン 161.8km
Der Mauerweglauf / 100MeilenBerlin / The Berlin Wall Race 2015
2015年8月15日-16日
http://100meilen.de/

初めての海外でのウルトラマラソン
いきなり160km超のコース、まさかのドイツ、ベルリンで走ってきました。

きっかけは、2年前欧州海外出張の際にお世話になったベルリン在住の通訳の方に、この大会を紹介していただきました。
超長距離のウルトラマラソンなので、食べ物、飲み物、言葉の問題など、不安要素はかなりありましたが、思い切って参加を決めました。

大会ホームページ http://100meilen.de/ より、個人参加費189ユーロと、通訳の方にサポートをお願いして、30ユーロ(サポートはTシャツ付)をPayPalを通じて支払い、エントリーが完了しました。

その後、ドイツでは、健康診断書の提出が必要のため、人間ドックを受けた病院に趣き、書類にサインをしてもらいました。(ドイツ語、フランス語、英語で書かれた書類で、病院もとまどっていました。)
健康診断書フォーマット(ドイツ)
http://www.ultra-marathon.org/images/dokumente/dauerhaft/attest.pdf

航空券は、お盆時で多少高くなっていましたが、10数万円で、ルフトハンザ航空での往復を購入。ホテルは、スタート、ゴールに歩いて行ける場所に1泊当たり7500円ほどのところがあり、予約しました。とりあえず、この時期ツアーで行く料金よりも安くできたと思います。


2015年8月13日(木)早朝 

日暮里からスカイライナーで成田空港に向かいました。
昔と比べて速くなって、成田まで40分強、寝ている暇なく着いてしまいました。



荷物を預け、保安検査場を通り、出国審査を受けて、搭乗口に向かうと、高校野球「早稲田実 対 広島新庄」戦が放映されていました。シーソーゲームの白熱の展開でしたが、搭乗時間が迫り、結果が分からないまま、機内に乗り込みました。




長時間の機内ですが、数年ぶりに乗ると、パーソナルテレビなど色々充実していて、それほど苦にならずに、フランクフルト空港まで到着しました。


フランクフルト空港での乗り継ぎでは、本場のフランクフルトを食べたくて、 ホットドックを食べました。やはり美味しかったです。


フランクフルト空港の売店では、ミネラルウォーターよりビールの方が安く売られているところもあり、さすがドイツと感じてしまいました。


成田からは、ベルリン上空を通り、フランクフルト空港に着陸して、再びベルリンへ、何か損した気分にはなるのですが、仕方ないです。


午後6時頃、ベルリン・テーゲル空港に到着。東京から脱出しましたが、ベルリンも暑く、レース当日への不安を感じました。

テーゲル空港は2年前にも訪れていますが、首都の空港にしては狭く、拍子抜けする感じです。しかし、移動はあまり歩かなくてすみます。


テーゲル空港からは、ベルリン市内まで鉄道がなく、バスで向かうのですが、どのバスに乗れば良いのか、どの切符を買えばいいのか、苦慮しながら、乗車。途中で、東京の山手線のような環状線 リングバーン に乗り換えて、何とか宿泊先のホテルの最寄り駅に到着しました。 


地図を頼りに、何とか宿泊先のホテルに到着。20時近くになっていますが、まだ外は明るかったです。

ホテルとアパートが一緒になった感じで中庭のある珍しいつくりなっていました。
エレベータがなく、3階(外国では1階が0階なので、表示は2階)まで、トランクを持って、階段を上がって、ようやく部屋で落ち着くことができました。


日本時間では、深夜の時間帯になっていたこともあり、早めにこの日は就寝しました。


2015年8月14日(金)大会前日

この日は、夕方から説明会があるので、それまで、ホテル近辺を散策しました。

大会のスタート、ゴール地点の運動公園をチェック。

日本でいえば、立地的には、国立競技場のある神宮外苑。公園の雰囲気は、駒沢公園といった感じで、午前中は走ったり、テニスをしたりしている人を多く見かけました。


アレクサンダープラッツ駅にあるベルリンテレビ塔(スカイツリーみたいですが)は、私のような旅行者にとっては、道を間違えそうになった時、よい目印になっています。


ベルリンは、海から離れているので、肉料理が中心になるのですが、一方でお寿司関連のお店が目立っていて、買ってみました。お魚は美味しいですが、シャリが日本人にとっては、もう一つかなと思う味でした。



午後は、受付、説明会会場のラマダホテル


欧州を中心に、世界から強者ランナーが集まり、アウェイ状態。果てして完走できるか、不安になります。


受付では、ナンバーカードや、スポーツドリンク粉末、エナジーバーのようなもの、ガム、シャンプー、絵はがき、地図、ドロップバック用のランドリーバック、そしてベルリンの壁も、頂きました。


タイム計測用
そして、説明会では、最初の1時間は、海外ランナー向けに英語、イタリア語で、次の1時間ではドイツ語で行われました。



コースが複雑で道に迷わないか心配でしたが、とりあえず、道路の矢印を頼りに走れば何とかなりそうだと思いほっとしました。



その後は、パスタパーティの会場へ。ホテル提供の食事なので、かなり豪華です。
不足がちの野菜をたくさん食べて、明日に備えました。




さあ、明日と言いたいところでしたが、ここで、トラブルが発生。

夜間走行時、ヘッドライトと共に、蛍光テープ、反射板を用意していたのですが、ドイツでは、夜21時頃から朝6時頃まで、蛍光色のジャケットで走ることが義務づけられているとのことで、ジャケットがないと失格となる可能性があるということが、通訳の方との話で分かりました。


駅前のスポーツ店で何軒が探すのですが、なかなか見当たらず、ようやく3軒目で、発見。24ユーロで購入しました。

これでようやく翌日の大会の準備ができました。
いよいよ、異国での100マイルの旅のスタートが近づいてきました。

その2へつづく

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)