北オホーツク100kmマラソン(北海道) 100km
つづきです。
2015年7月26日(日) 50km地点
休憩後の後半の走り出しの調子次第で、自己記録を狙えるかどうか、ある程度見えてくるのですが、実際走ってみると、かなり身体が重く、両足の親指も痛く、走りのリズムもぎこちなく、厳しい後半になりそうです。
序盤は町の中心部で応援が多く、エイドも充実していて、食事を補給して、悪い流れを変えようと思いました。
55kmまでの5kmは、休憩をのぞいても、36分以上かかってしまいました。
もう我慢の展開になってきました。
60キロは、7時間1分で通過。この5キロは、37分台。
残り40kmを約5時間で自己ベスト。何とかなりそう。でも、厳しそう。
頭の中で、色々考えながら、走って行きます。
60キロを過ぎて、再びコースはアップダウンが出てきました。牧場に向かう道は、ランナーとすれ違うところ。元気をもらって、進んで行きますが、完全に脚が止まってしまいました。
65キロまでの5キロは、38分かかってしまい、もう自己ベストは厳しくなってきました。
あとは、集中力を切らさず、できるだけ、早くゴールする事に切り替えました。
折り返しの牧場のエイドに到着。ここでは、スイカを頂いて、英気を養いました。
再び走り始めますが、やはりペースが上がりません。我慢、我慢と言い聞かせながら、走って行きます。
68キロ過ぎ、一旦止んでいた雨が降り出し、強くなってきました。
ビニール雨具をかぶり走り出しますが、気温はそれほど低くなく蒸れて暑く、走りにくく、再びビニールを脱いで、走ることにしました。
70キロ地点は、8時間23分。残り30km。近くて、遠い距離。アップダウンが続きますが、上り坂でも決して歩かないことを目標に走り続けました。
水たまりができ、走りにくくなった道路で、気持ちが切れそうになりながら、走っていきます。
雨はやまずに、むしろ強くなる一方で、苦しくなってきます。
80キロまでの10kmは、1時間20分以上かかりました。
歩かない分、エイドでの休憩時間が長くなってきました。
残り20kmを切り、先が見えてきましたが、雨が止む気配はなく、厳しい状況が続きます。
上り坂で歩いているランナーを抜くことを糧に、ゴールを目指します。
ペースは落ちたものの、順位的には、若干上げて、90キロまで何とか到達しました。
この10kmも1時間26分かかって、キロ9分近いペースになっていました。
野辺山、飛騨高山、阿蘇カルデラと高低差のきついウルトラマラソンを走ってきて、高低差60mほどの北オホーツクは大丈夫だろうと甘くみていたのですが、常に上ったり、下ったりを繰り返すコースは、ボディーブローのように効いてきて、完全に脚が止まってしまいました。
ラスト10kmを切って、気持ちは前向きですが、動かない脚を必死に動かしていきます。
緩やかな上り坂が続く道、一人では心が折れそうなところ、前のランナーについていき、何とか歩かずに進んで行きます。
95kmを12時間1分で通過。残り5km、記録へのモチベーションがなくなり、気持ちが切れそうになるところ、エイドの方の応援を頂いて、何とか走っていきました。
残り2キロ、上り坂も終わり、あとわずか、ゴールのアナウンスも聞こえてきます。
街の中心部で応援が増えて、安堵の気持ちが出てきました。
自己記録を出せなかったり、後半ペースをかなり落としたりと反省点も多いですが、野辺山、飛騨高山、阿蘇カルデラは、途中歩きましたが、今度はしっかりと走りきることができ、ゴール後の疲労度はかなりあり、出し切った感があり、その部分は収穫でした。
ゆっくり着替えて、ゴール後、カレーのサービス。ホタテ、タコなど入ったシーフードカレーでした。
午後7時前、まだゴールを目指すランナーで交通規制がある中、枝幸のホテルに戻りました。
ホテルでは、つくばマラソンのエントリーも無事行うことができました。
7月27日(月)大会翌日
前日より天気がよくなり、海沿いの道、寄り道しながら、稚内空港に向かいました。
東京に戻ったら、うだるような暑さ。稚内の涼しさが嘘のようでした。
LAP TIME
0- 5km 32:20 (6:28.0/km)
5-10km 32:45 (6:33.0/km)
10-15km 31:57 (6:23.4/km)
15-20km 32:17 (6:27.4/km)
20-25km 32:20 (6:28.0/km)
25-30km 32:43 (6:32.6/km)
30-35km 33:39 (6:43.8/km)
35-40km 35:27 (7:05.4/km)
40-45km 36:28 (7:17.6/km)
45-50km 35:31 (7:06.2/km)
(休憩12分)
50-55km 36:43 (7:20.6/km)
55-60km 37:12 (7:26.4/km)
60-65km 38:32 (7:42.4/km)
65-70km 43:13 (8:38.6/km)
70-75km 40:33 (8:06.6/km)
75-80km 44:42 (8:56.4/km)
80-85km 40:52 (8:10.4/km)
85-90km 46:31 (9:18.2/km)
90-95km 45:40 (9:08.0/km)
95-100km 41:58 (8:23.6/km)
前半 5:35:27 (6:42.5/km)
(休憩12分)
後半 6:55:58 (8:19.2/km)
12時間43分25秒 (7:38.1/km)
5km 0:32:20
10km 1:05:05
15km 1:37:02
20km 2:09:19
25km 2:41:39
30km 3:14:22
35km 3:48:01
40km 4:23:28
45km 4:59:56
50km 5:35:27
再スタート 5:47:29
55km 6:24:12
60km 7:01:24
65km 7:39:56
70km 8:23:09
75km 9:03:42
80km 9:48:24
85km 10:29:16
90km 11:15:47
95km 12:01:27
100km 12:43:25
出走者 372人
完走者 295人
完走率 79.3%
【100km男子】
1位 平田 武(釧路町) 7:23:48
2位 橡木 広明(札幌市) 7:53:36
3位 多賀 克倫(釧路市) 7:56:38
【100km女子】
1位 下河原 敦(北広島市) 8:52:34
2位 土居 綾(東京都) 9:31:37
3位 細谷 知子(浜頓別町) 9:56:07
【50km男子】
1位 阿部 雅行(旭川市) 3:22:26
2位 青木 嘉郎(千葉県) 3:24:38
3位 伊藤 太樹(愛知県) 3:30:24
【50km女子】
1位 池田 亜紀子(札幌市) 4:07:30
2位 中田 千尋(札幌市) 4:32:39
3位 小野 優子(旭川市) 4:41:06
参加賞:タオル、ランドリーバック、乾燥ホタテ、雨具ビニール、カレー、前夜祭・後夜祭食事、(完走メダル)
http://www.north100.jp/index.html
つづきです。
2015年7月26日(日) 50km地点
休憩後の後半の走り出しの調子次第で、自己記録を狙えるかどうか、ある程度見えてくるのですが、実際走ってみると、かなり身体が重く、両足の親指も痛く、走りのリズムもぎこちなく、厳しい後半になりそうです。
しかし、ペースは上がらず、キロ7分を越える状況に。
キロ7分以内で、70キロぐらいまで行ければ、自己ベストの可能性があると思っていたので、苦しい展開になってきました。
コースはオホーツク海が近づき、潮の香りもしてきました。
55kmまでの5kmは、休憩をのぞいても、36分以上かかってしまいました。
もう我慢の展開になってきました。
左にオホーツク海、右に風車群。普段であれば、風が強いであろう場所ですが、この日は穏やかでした。しかし、ペースは一向に上がってきません。
60キロは、7時間1分で通過。この5キロは、37分台。
残り40kmを約5時間で自己ベスト。何とかなりそう。でも、厳しそう。
頭の中で、色々考えながら、走って行きます。
60キロを過ぎて、再びコースはアップダウンが出てきました。牧場に向かう道は、ランナーとすれ違うところ。元気をもらって、進んで行きますが、完全に脚が止まってしまいました。
65キロまでの5キロは、38分かかってしまい、もう自己ベストは厳しくなってきました。
あとは、集中力を切らさず、できるだけ、早くゴールする事に切り替えました。
折り返しの牧場のエイドに到着。ここでは、スイカを頂いて、英気を養いました。
再び走り始めますが、やはりペースが上がりません。我慢、我慢と言い聞かせながら、走って行きます。
68キロ過ぎ、一旦止んでいた雨が降り出し、強くなってきました。
ビニール雨具をかぶり走り出しますが、気温はそれほど低くなく蒸れて暑く、走りにくく、再びビニールを脱いで、走ることにしました。
70キロ地点は、8時間23分。残り30km。近くて、遠い距離。アップダウンが続きますが、上り坂でも決して歩かないことを目標に走り続けました。
水たまりができ、走りにくくなった道路で、気持ちが切れそうになりながら、走っていきます。
雨はやまずに、むしろ強くなる一方で、苦しくなってきます。
80キロまでの10kmは、1時間20分以上かかりました。
歩かない分、エイドでの休憩時間が長くなってきました。
残り20kmを切り、先が見えてきましたが、雨が止む気配はなく、厳しい状況が続きます。
上り坂で歩いているランナーを抜くことを糧に、ゴールを目指します。
この10kmも1時間26分かかって、キロ9分近いペースになっていました。
野辺山、飛騨高山、阿蘇カルデラと高低差のきついウルトラマラソンを走ってきて、高低差60mほどの北オホーツクは大丈夫だろうと甘くみていたのですが、常に上ったり、下ったりを繰り返すコースは、ボディーブローのように効いてきて、完全に脚が止まってしまいました。
ラスト10kmを切って、気持ちは前向きですが、動かない脚を必死に動かしていきます。
緩やかな上り坂が続く道、一人では心が折れそうなところ、前のランナーについていき、何とか歩かずに進んで行きます。
95kmを12時間1分で通過。残り5km、記録へのモチベーションがなくなり、気持ちが切れそうになるところ、エイドの方の応援を頂いて、何とか走っていきました。
残り2キロ、上り坂も終わり、あとわずか、ゴールのアナウンスも聞こえてきます。
ゴール近くになり、その時だけ雨はやんでくれました。そして
12時間43分25秒。自己2番目の記録で、100km完走しました。
自己記録を出せなかったり、後半ペースをかなり落としたりと反省点も多いですが、野辺山、飛騨高山、阿蘇カルデラは、途中歩きましたが、今度はしっかりと走りきることができ、ゴール後の疲労度はかなりあり、出し切った感があり、その部分は収穫でした。
ゆっくり着替えて、ゴール後、カレーのサービス。ホタテ、タコなど入ったシーフードカレーでした。
午後7時前、まだゴールを目指すランナーで交通規制がある中、枝幸のホテルに戻りました。
ホテルでは、つくばマラソンのエントリーも無事行うことができました。
7月27日(月)大会翌日
前日より天気がよくなり、海沿いの道、寄り道しながら、稚内空港に向かいました。
東京に戻ったら、うだるような暑さ。稚内の涼しさが嘘のようでした。
LAP TIME
0- 5km 32:20 (6:28.0/km)
5-10km 32:45 (6:33.0/km)
10-15km 31:57 (6:23.4/km)
15-20km 32:17 (6:27.4/km)
20-25km 32:20 (6:28.0/km)
25-30km 32:43 (6:32.6/km)
30-35km 33:39 (6:43.8/km)
35-40km 35:27 (7:05.4/km)
40-45km 36:28 (7:17.6/km)
45-50km 35:31 (7:06.2/km)
(休憩12分)
50-55km 36:43 (7:20.6/km)
55-60km 37:12 (7:26.4/km)
60-65km 38:32 (7:42.4/km)
65-70km 43:13 (8:38.6/km)
70-75km 40:33 (8:06.6/km)
75-80km 44:42 (8:56.4/km)
80-85km 40:52 (8:10.4/km)
85-90km 46:31 (9:18.2/km)
90-95km 45:40 (9:08.0/km)
95-100km 41:58 (8:23.6/km)
前半 5:35:27 (6:42.5/km)
(休憩12分)
後半 6:55:58 (8:19.2/km)
12時間43分25秒 (7:38.1/km)
5km 0:32:20
10km 1:05:05
15km 1:37:02
20km 2:09:19
25km 2:41:39
30km 3:14:22
35km 3:48:01
40km 4:23:28
45km 4:59:56
50km 5:35:27
再スタート 5:47:29
55km 6:24:12
60km 7:01:24
65km 7:39:56
70km 8:23:09
75km 9:03:42
80km 9:48:24
85km 10:29:16
90km 11:15:47
95km 12:01:27
100km 12:43:25
出走者 372人
完走者 295人
完走率 79.3%
【100km男子】
1位 平田 武(釧路町) 7:23:48
2位 橡木 広明(札幌市) 7:53:36
3位 多賀 克倫(釧路市) 7:56:38
【100km女子】
1位 下河原 敦(北広島市) 8:52:34
2位 土居 綾(東京都) 9:31:37
3位 細谷 知子(浜頓別町) 9:56:07
【50km男子】
1位 阿部 雅行(旭川市) 3:22:26
2位 青木 嘉郎(千葉県) 3:24:38
3位 伊藤 太樹(愛知県) 3:30:24
【50km女子】
1位 池田 亜紀子(札幌市) 4:07:30
2位 中田 千尋(札幌市) 4:32:39
3位 小野 優子(旭川市) 4:41:06
参加賞:タオル、ランドリーバック、乾燥ホタテ、雨具ビニール、カレー、前夜祭・後夜祭食事、(完走メダル)
http://www.north100.jp/index.html
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