第4回100マイル・ベルリン ベルリンの壁一周マラソン 161.85km
Der Mauerweglauf / 100MeilenBerlin / The Berlin Wall Race 2015
2015年8月15日-16日
http://100meilen.de/
つづきです。
2015年8月15日 10時45分 33.9km地点 荷物を預けて、再び走りはじめました。
休憩をとって、逆にリズムが悪くなって、ペースが落ちてしまいました。
気温も上昇してきて、厳しいコンディションになってきました。
ここからしばらく、川沿いを走るコースになり、木陰も少なく、直射日光がより厳しく肌に当たって苦しくなってきました。
38.7kmの第7エイド通過。キロ8分ペースに落ちていました。
川沿いから、再び森の中へ、日陰になると暑さは和らぎますが、もうペースは上がる気配がありません。
川や池で海水浴をしている人を横目に、暑さに耐えながら走って行きます。
自分だけでなく、周りのランナーのペースも遅くなってきて、歩いているランナーもかなり増えてきました。
暑さには弱い方ですが、ドイツの人に比べたら、日本の蒸し暑さを知っている自分の方が慣れているはず、と思い込むようにして踏ん張って走るようにしました。
51.9km 第9エイド通過。キロ9分以上かかるようになりました。
給水では、水、炭酸飲料などがぶ飲み状態です。
気にしていた硬水の水、ここにきて、喉につまる感じで、多少吐き気を催してきました。
エイドのあと、しばらく歩いて、落ち着いてから走り出すという感じで、かろうじて踏ん張っている状態です。
住宅街の石畳、鉄道の陸橋と、最初の頃は、苦にならなかった道も、足にくるようになってきました。
このあたりから、前も後ろもランナーを見る事が少なく、単独走となり、道間違えていないのか不安になりながら、進んで行きます。
58.5kmの第10エイド通過。エイドにビール瓶らしきものを見かけました。
休んでいるランナーの中には、ビールを飲む人もちらほら。
やはり、ドイツ、ビールが力水のようです。
再び走り始めると、空は徐々に曇ってきました。
多少気温が下がって、少し走りやすくなって、少しペースは回復してきました。
ここは、今までのエイドと違って、民家の中に用意されて、音楽、アナウンスもあり、かなり盛り上がっていました。
別途、ホームパーティでバーベキューもやっていました。
おまけに、強い雨が降り出したので、止むまで待とうと思い、ここでしばらく寛いでしまいました。
雨が小降りになり、再び走り始めました。
雨で濡れた路面、石畳は、かなり滑りそうだったので、無理せず、歩きを入れながら、進んで行きました。
趣のある建物が続き、久しぶりの街の中を走っていきます。
71.0km(第12エイド、第2ドロップバッグポイント)Schloss Sacrowに到着。
スタートから10時間半が経過していました。
できれば24時間以内のゴールはこの時点で不可能、そして27時間以内もかなり厳しい感じで、とりあえず、完走に向けて、このポイントでは、しっかり足を休めました。
雨がぽつりとぽつりと降り、暑さの心配はもうなくなりました。
長閑な景色を見ながら進んで行きます。
左にハーフェル川とそれにつながる湖を見ながら、ポツダムの住宅街を進んでいくと
ここでは、ビールがサーバーで用意されていました。
今まで、我慢してきましたが、さすがに飲みたくなって、頂いてしまいました。
美味しい。の一言です。
ここに来るランナーは、「ビア」「ビア」と叫んで、エイドに入ってきます。
後で知ったのですが、ここは、Brauhaus Meierei
ドイツでも有名なポツダムのビール工場で、ビールの美味しい理由、ランナーがこのエイドでビールを飲む理由が分かりました。
ハーフェル川沿いのコースは、日が暮れ始め、より美しい景色になってきました。
距離も残り半分を切り、気分的に少しゆとりができました。
しかし、足取りは重いままです。残り距離を考えると、ここで頑張りすぎずに、足を休めて、最後ラスト頑張れるように、歩き中心に変えて行きます。
途中、通行人の方に「何キロ走るんだい?」と聞かれ、「100マイル」と答えると、かなり驚かれていました。(日本でも土佐乃国横断遠足242kmで似たようなことを聞かれることがよくあり、やはり世界共通だなと感じました。
日本の桜が植えられていて、久しぶり日本語を見ました。
住宅街を抜けると、非舗装の林道に入りました。
長い、長い直線、次第に日も暮れて、あっという間に真っ暗になりました。
街灯もないので、ヘッドランプがないと全く前が見えません。
ここは、前を行くランナーの後ろについて、道を間違えないように気をつけながら、進みました。
完全にナイトトレイルランの状態で、心細い状況になりながら、次のエイドを目指して進んで行きます。
97kmの第16エイドに到着。真っ暗なのに、多くの食べ物、飲み物を用意してボランティアの方が待っています。とてもありがたいです。
次はドロップバッグポイント、もうひと頑張りです。
コースは大きな道路になり、次のエイドが近づいてきました。
103.2km 第17エイド (第3ドロップバッグポイント)に23時頃到着しました。
ここの関門閉鎖時刻は、午前1時。ここを通過できれば、ゴールまで関門閉鎖はありません。とりあえず、ほっとしました。
この先、どこで休めるか分からないので、
ここでは、まず横になって15分ほど体を休めました。
その後、エイドで、そうめんらしきものを発見。でも、さすがに違うだろうと思い。
「何ですか?」と聞いてみたら、「いいから食べてみな」(想像)という感じで、スープを注ぎ、差し出されました。
コンソメ味のスープパスタで、これは、これで美味しくて、そうめん代わりにお腹を満たしました。
ここでは、ホットコーヒーもあったので、眠気冷ましに頂きました。
残り58.65km、ゴールに向けて再出発しました。
⇒その4へつづく
大会動画
大会Facebook https://www.facebook.com/pages/Der-Mauerweglauf/184528001561451
Der Mauerweglauf / 100MeilenBerlin / The Berlin Wall Race 2015
2015年8月15日-16日
http://100meilen.de/
つづきです。
2015年8月15日 10時45分 33.9km地点 荷物を預けて、再び走りはじめました。
気温も上昇してきて、厳しいコンディションになってきました。
ここからしばらく、川沿いを走るコースになり、木陰も少なく、直射日光がより厳しく肌に当たって苦しくなってきました。
38.7kmの第7エイド通過。キロ8分ペースに落ちていました。
川沿いから、再び森の中へ、日陰になると暑さは和らぎますが、もうペースは上がる気配がありません。
46.2km 第8エイド通過。フルマラソンの距離をようやく越えました。
すでに、6時間半。我慢のレース展開になってきました。
自分だけでなく、周りのランナーのペースも遅くなってきて、歩いているランナーもかなり増えてきました。
給水では、水、炭酸飲料などがぶ飲み状態です。
エイドでは、水もかけてくれてるので、少し暑さを凌ぐ事ができました。
エイドのあと、しばらく歩いて、落ち着いてから走り出すという感じで、かろうじて踏ん張っている状態です。
休んでいるランナーの中には、ビールを飲む人もちらほら。
やはり、ドイツ、ビールが力水のようです。
多少気温が下がって、少し走りやすくなって、少しペースは回復してきました。
雨がぽつり、ぽつり降り始めた頃、63.4kmの第11エイドに到着しました。
パスタやじゃがいもなど野菜も豊富で、ビールも当然のようにありました。
おまけに、強い雨が降り出したので、止むまで待とうと思い、ここでしばらく寛いでしまいました。
雨で濡れた路面、石畳は、かなり滑りそうだったので、無理せず、歩きを入れながら、進んで行きました。
今までは、車道と歩道(自転車道)が分かれていましたが、この箇所あたりのみ、車も一緒に走る道で、多少、車を気にしながら、2つ目のドロップポイント(荷物預かり)のある場所に急ぎました。
71.0km(第12エイド、第2ドロップバッグポイント)Schloss Sacrowに到着。
スタートから10時間半が経過していました。
できれば24時間以内のゴールはこの時点で不可能、そして27時間以内もかなり厳しい感じで、とりあえず、完走に向けて、このポイントでは、しっかり足を休めました。
荷物は、夜間用に向けて、ライトと前日購入した蛍光ジャケットをバックに入れて、エイドの食べ物も十分とって、(ビールは我慢して)次に向けて走りはじめました。
コースは、ベルリンからポツダムに入ってきています。
日本人にとって8月15日に、ポツダムの地を走るというのは、感慨深いというか、平和について、改めて考えるところでもあります。
雨がぽつりとぽつりと降り、暑さの心配はもうなくなりました。
77.2km 第13エイドを通過。時刻は18時を過ぎましたが、まだまだ外は明るいです。
ペースは順調に遅れています。
道路は帰宅ラッシュなのか渋滞しています。その中、快調に。。走ることはできず、ゆっくり歩を進めて行きます。
大きなお城のような建物があり、そこが第14エイド、83.2kmでした。
ここでは、ビールがサーバーで用意されていました。
今まで、我慢してきましたが、さすがに飲みたくなって、頂いてしまいました。
美味しい。の一言です。
ここに来るランナーは、「ビア」「ビア」と叫んで、エイドに入ってきます。
後で知ったのですが、ここは、Brauhaus Meierei
ドイツでも有名なポツダムのビール工場で、ビールの美味しい理由、ランナーがこのエイドでビールを飲む理由が分かりました。
ここで、リタイアを宣言するランナーもいました。
ビールを飲んでも、特に体調の方は問題ないのですが、気持ち的に記録狙いモードからエンジョイモードに変わってきました。
距離も残り半分を切り、気分的に少しゆとりができました。
夜20時過ぎ、まだまだ明るい中、90.1km 第15エイドに到達しました。
日没は21時前後ということで、このエイドで、夜間用の装備を準備しました。
日本の桜が植えられていて、久しぶり日本語を見ました。
長い、長い直線、次第に日も暮れて、あっという間に真っ暗になりました。
街灯もないので、ヘッドランプがないと全く前が見えません。
ここは、前を行くランナーの後ろについて、道を間違えないように気をつけながら、進みました。
完全にナイトトレイルランの状態で、心細い状況になりながら、次のエイドを目指して進んで行きます。
97kmの第16エイドに到着。真っ暗なのに、多くの食べ物、飲み物を用意してボランティアの方が待っています。とてもありがたいです。
次はドロップバッグポイント、もうひと頑張りです。
森を抜けて、住宅街になりましたが、街灯がなく、暗闇が続きます。
途中、トラのような吠える声を道端で聞き、前を行くランナーと一緒に驚き、恐る恐る進んで行きました。
100キロ付近を通過、スタートから15時間半以上かかっており、242km走った時の100kmとほぼ変わらないペース。予定よりは、時間がかかっています。
コースは大きな道路になり、次のエイドが近づいてきました。
103.2km 第17エイド (第3ドロップバッグポイント)に23時頃到着しました。
ここの関門閉鎖時刻は、午前1時。ここを通過できれば、ゴールまで関門閉鎖はありません。とりあえず、ほっとしました。
この先、どこで休めるか分からないので、
ここでは、まず横になって15分ほど体を休めました。
その後、エイドで、そうめんらしきものを発見。でも、さすがに違うだろうと思い。
「何ですか?」と聞いてみたら、「いいから食べてみな」(想像)という感じで、スープを注ぎ、差し出されました。
コンソメ味のスープパスタで、これは、これで美味しくて、そうめん代わりにお腹を満たしました。
ここでは、ホットコーヒーもあったので、眠気冷ましに頂きました。
残り58.65km、ゴールに向けて再出発しました。
⇒その4へつづく
大会動画
大会Facebook https://www.facebook.com/pages/Der-Mauerweglauf/184528001561451
0 件のコメント:
コメントを投稿