2017年1月8日 午前9時スタート
直前まで強い雨が降ったため、水たまりが所々にあり、避けながら走っていきます。
しばらくは、指宿市内の郊外の大規模店が並ぶ通りですが、ヤシの実が南国らしい雰囲気を醸し出しています。
最初の1キロは、6分で通過。今回は、4時間半ぐらいで楽しんで走れればと思っていたので、予定通りのペースです。
指宿枕崎線の跨線橋を越えると、コースは徐々に自然豊かな風景になり、平坦な道から坂の多い道に変わっていきました。
まだ、走り始めたばかりなのに、暑さと高い湿度によって、上り坂では、大量の汗を書きはじめ、呼吸も、きつくなってきました。
平坦な道がなくなり、序盤から厳しい坂が続き、ぶっつけ本番の状況では、完走できるかかなり不安な気持ちになり始めました。
5kmは、29分で通過。タイム以上にきつく感じています。
一旦、下って、またすぐ上り坂、10kmまでは、厳しいコースが続きます。
そんな中、沿道の声援を励みに耐えながら、走っていきます。
1月とは思えない蒸し暑さに苦しみ、序盤とは思えないほど呼吸の辛さが続きます。
給水所で水分、エイドでみかんやサツマイモをとって、休み休み走っていきます。
10kmまでの5kmは30分半、ゴールまで5時間かかりそうな雰囲気です。
この辺りで、再び、雨が降り始め、先ほどよりも体感気温が下がりました。
長く続いた上り坂も終わり、緩やかな下り坂が続き、ここで少し楽になってきました。
コースは、九州最大の湖、池田湖に近づいて来ました。
薩摩富士と呼ばれる開聞岳の山頂が見えませんが、徐々に風光明媚な景色がコース上に広がってきました。
湖と菜の花を見ながら、ようやく呼吸も、気持ちを落ち着いて、走れるようになり、景色や応援を楽しむ余裕が出てきました。
15kmまでの5kmも30分半で、落ち着いたペースとなりました。
相変わらず、上り坂、下り坂が続く厳しいコース。
小豆島のタートルフルマラソンも、同じようなコースでしたが、気温差も影響しているのか、指宿の方が、きつく感じてしまっています。
15km過ぎてからは、雨は止み、風が強く吹き始め、徐々に青空が見えるようになってきました。
追い風、そして、高かった湿度は強風で低くなり、スタート時点と比べると、かなり走りやすい気候になってきました。
青い空が見えてきましたが、開聞岳には雲がかかったまま、それでも、どんよりとした色から、菜の花の黄色、空の青、山の緑と景色が鮮やかになってきました。
時よりの突風で、給水所のコップが散乱する感じになってきましたが、沿道の応援は相変わらず多く、温かいです。
豚汁もいただきました。
20kmまでの5kmは33分以上。エイドで寄り道したので、かなりかかってしまいました。
しかし、エイドが続々と登場して、タイムも気にしていないので、寄って色々と頂きます。
また、豚汁やみかん、餅を頂いて、しっかり栄養補給して、中間点を通過しました。
2時間12分、予定の4時間半のゴールよりは、かかりそうです。
相変わらず、上り、下り、平坦の道はないですが、序盤よりは、苦しむことなく走れています。
遠くに海を見ながら、コースは住宅街へ
25kmまでの5kmは、31分48秒。エイドでの滞在時間が少なかった分、少しペースが上がりました。
再び、長い上り坂を登りきると、浜田鉄工所。
テレビで見た覚えがある名物エイドに到着しました。
カツオの腹皮、そして、焼酎もありました。
飲んだら、確かに焼酎でした。
そして、生のカツオも捌いていて、待って、刺身も頂いてしまいました。
このエイドのために、どのくらいのお金をかけているのか、ちょっと心配になるぐらいの大盤振る舞いで、驚いてしまいました。
(エイドだけでなく、足湯もありました。)
4〜5分、滞在して再び走り始めました。
雲より青空が増えて、直射日光も気になり始めましたが、横から強い風を受けて、それほど暑さを感じず走れています。
その後も、私設エイドが続々と登場して、鮭雑炊や果物などを頂きました。
わたあめエイドもありましたが、ここは立ち止まらずに通過しました。
30kmまでの5kmは、エイドでの寄り道が長く、37分以上かかっていました。
しかし、前半と違って、体は余力があったので、走ればキロ6分ちょっとのペースで走ることはできていました。
コースは鹿児島湾の海と菜の花と青空と白い雲ととても綺麗で、癒される道に入りました。
下り坂で、とても気持ちよく走れます。
山川港付近に入り、港の景色に変わり、海沿いの道を走っていきます。
この辺り、かなり歩き始めるランナーが増えてきましたが、その中を淡々と走り、ランナーをどんどん抜いていきます。
珍しくフラットな道が数キロ続く中、
35km 日本最南端のJR有人駅の山川駅前を通過しました。
この5kmは、32分54秒。エイドが少なかった分、かなりペースが上がりました。
海沿いで、見通しの良い道、遠くに上り坂が見えます。
36kmを過ぎて、最後の難所の上り坂が始まりました。
この上り坂もほとんどの人が歩いていたので、遅いペースでしたが、かなりのランナーを追い越していきました。
最初は緩やかな坂も徐々に急になり、最後は息を切らして、上りました。
上りきって、エイドで少し休んで、残り5km、再び走り始めました。
指宿枕崎線の踏切がありましたが、列車の横断はなく、足止めなく無事通過。
菜の花と海が見えるT字路を左折すると、指宿の温泉街に入りました。
ここからゴールの競技場まで4km近く直進します。
再び、賑やかな応援、特に音楽の演奏が増えてきました。
負けないでの生歌と演奏を聴きながら、自分に負けずに走ります。
40km地点通過、この5kmは、34分18秒。トータル4時間20分を超えていました。
序盤はどうなることかと思いましたが、当初の目標に近い4時間半近くでゴールできそうです。
長い直線に苦しみながら、ラスト着実に走っていきます。
あと1キロを切り、再び、菜の花を見ながら、ラスト走っていきます。
スタートの時に雲に覆われていた空は、晴れ渡り、風は強いですが、心地よい天気の中、陸上競技場のマラソンゲートをくぐりました。
ネットタイム4時間34分42秒、スタートから1時間の暑さと高湿度とアップダウンに苦しみましたが、後半は持ち直して、楽しみながらゴールすることができました。
昨年、このアップダウンの厳しいコースを2時間15分で走った川内優輝選手は、やはりすごいと感じました。
完走証をもらい順位は、1万4000人以上走って2000番よりも速かったです。
制限時間8時間で、コースも厳しく、エイドが豊富ということで、ゆっくり楽しんで走る人がやはり多いようです。
レース後は、預けた貴重品を受け取り、着替えて、ランナー無料のぜんざい、うどん、サツマイモなどを頂きました。
参加料5000円なのに、充実しています。
ゲストの瀬古利彦さんのトークショーを聞きながら、出店でお土産を買って会場を後にしました。
ゴールに向かうランナーを応援しながら、スタート地点にある温泉施設 指宿こころの湯に向かい、汗を流しました。
指宿市内の銭湯はランナー100円で入ることができましたが、こちらは600円ですが、お風呂の数が多く、ゆっくりすることができました。
出る頃には、かなり混雑していたので、早めにゴールできてよかったです。
駅では、ランナーにお土産を配っていて、地元の方の心配りをここでも感じることができました。
鹿児島マラソンよりも参加規模の大きい いぶすき菜の花マラソン、今まで、仕事の都合もあり、中々行けなかったのですが、走って見て人気の秘密が分かった気がしました。
指宿駅からの帰りの列車は、座ることができませんでしたが、快速列車で、往路よりも速く1時間ちょっとで、鹿児島中央駅に到着しました。
その日の夜は、レース中・レース後と、かなり食べてしまったので、食欲はなくあまり食べずに、天文館公園のライトアップ ミリオネーションを見に行き楽しみました。
連休の中日ということもあり、多くの人で賑わっていました。
2017年1月9日(月)
翌朝は、朝一の飛行機ということもあり、午前6時にはホテルをチェックアウトして、鹿児島空港に向かいました。
12月に走った青島太平洋マラソンのコースを空から見ながら、午前中に東京に戻りました。
LAP TIME
0- 5km 29:04 (5:48.7/km)
5-10km 30:29 (6:05.8/km)
10-15km 30:33 (6:06.6/km)
15-20km 33:49 (6:45.8/km)
20-25km 31:48 (6:21.5/km)
25-30km 37:25 (7:29.1/km)
30-35km 32:54 (6:34.8/km)
35-40km 34:18 (6:51.7/km)
40-Finish 14:21 (6:32.3/km)
前半 2:12:02 (6:15.5/km)
後半 2:22:40 (6:45.7/km)
ネットタイム 4:34:42 (6:30.6/km)
グロスタイム 4:35:16
参加賞:Tシャツ、タオル、かつお節、うどん又はそば、おにぎり、ぜんざい、さつまいも茶節、銭湯当日100円
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