2015年3月20日金曜日

2015横浜マラソン (レース編)

→ 2015横浜マラソン (EXPO 受付、スタート地点編)

2015年3月15日(日)大会当日 いよいよ第1回の横浜マラソンの当日の朝を迎えました。

スタート時刻は朝8時半、荷物預かりの締切時間は7時半、
第1回大会なので、混雑状況を予測しづらいですが、荷物預かり締め切り時間近くは、かなり混乱しそうな気がしたので、できる限り、早めに家を出ることにしました。

という訳で、午前4時起き(この4週間で3回、日曜日はこの時間に起きています。)
5時半前には家を出ました。

渋谷午前6時9分発の副都心線、東横線、みなとみらい線直通の特急電車に乗り、みなとみらい駅に向かいました。

6時40分頃、ランナーで満員の電車がみなとみらい駅に到着。パシフィコ横浜へと続く道は、早朝にも関わらず人で溢れていました。


クイーンズスクエアで走る格好になり、荷物を預けるだけに状況にして、パシフィコ横浜の荷物預かり会場に入り、午前7時前には荷物を預けました。


給水で水を飲んで、450基以上ある仮設トイレへ


15分以上並ぶことを覚悟していたのですが、まだガラガラ状態、待ち時間なしでトイレに入ることができました。

その後は、ゆっくり歩いてスタート地点のみなとみらい大橋へ向かいました。
マリノスタウン
スタート地点
ロンブーの亮さん
午前7時15分過ぎには、スタート地点に到着して、スタートまでの1時間以上は、身体を動かしながら、FacebookやTwitterを見ながら、時間を潰していました。


橋の上はいつのまにか、人で埋まりいっぱいになりました。
スタート地点の左にあるベイクォーター、そして、その先は高層マンションから、多くの人がスタートの様子を見つめています。

スタートセレモニーの後、8時25分の車いすの部スタートに続き、8時30分にフルマラソンがスタートしました。


ハーフマラソン時代の横浜マラソンでは、山下公園付近しか、観光スポットを走れなかったので、特に最初と最後、みなとみらい地区を走れるというのは、一番の楽しみです。


横浜市中央卸売市場を過ぎると、ランドマークタワー、インターコンチネンタルホテル、横浜らしい風景が見えてきました。


パシフィコ横浜を過ぎ、コスモロック21の観覧車が見え、沿道の応援も増えてきました。


混雑も徐々に解消されて、ペースもキロ5分半から5分近くに上がってきました。


赤レンガ倉庫の脇を通って、横浜税関、これぞ横浜の風景が続き、気持ちが高揚してきます。


今大会は、18の給水所に、ドリンクなどの他に、横浜名物のお菓子等のラッキー給食が用意されているので、普段より、お腹に余裕を持たせてスタートしたので、

3.6kmの第1給水所では、ラッキー給食のチョコクランキーを頂きました。
いきなり、喉がカラカラになる強敵?でしたが、水もしっかり飲んでクリアしました。

横浜スタジアムが5km地点、26分17秒。まずまずの出足、日差しもなく、走るにはちょうどよい天気で、うまくいけば、自己ベストも狙える状況です。


山下公園付近になると、さらに応援が増えてきて、ペースもキロ5分を切るぐらいに上がってきました。

ここからしばらく、ハーフマラソンだった頃の横浜マラソンのコースと重なり、馴染みのある道です。

港湾の近くで、普段は大型トラックが通行する道のため、路面が硬いという特徴があり、足への負担は大きいですが、スピードが出やすいので、いいペースを刻んでいます。

10km地点までの5kmは、25分10秒。自己記録ペースになってきました。

コースは首都高速の下に入りました。駅や住居がないので、沿道は寂しく、走りに集中する区間です。それでも時折、集団での応援、給水所でのパフォーマンスが励みになりました。

途中、高速下でGPS時計が一時的に作動しないというハプニングがありましたが、三渓園を過ぎて、根岸駅に近づくと、応援も増えて、またテンションが上がりながら、走って行きました。


15km地点通過。この5kmは、25分39秒。落ち着いたタイムで、何とかこのペースで最後までいければ、3時間37分の自己ベストも可能性は出てきました。



コースは再び、首都高の高架下に。このあたりは、毎年2月行われている神奈川マラソンのコースで、走ったのは10年近く前ですが、この場所を通ると、色々思い出してきます。


磯子駅付近は、また大声援に迎えられ、バーテンダーからノンアルコールのカクテルも頂きました。


あっという間に、新杉田を過ぎて、折り返し地点が近づいてきました。

南部市場も多くの方が集まっていて、音楽も鳴り響いて賑わっています。エイドでは、いちご「とちおとめ」を食べて折り返して、20km通過。この5kmは25分45秒。自己新ペースで、復路に入りました。


中間点を1時間48分27秒で通過して、応援でいっぱいの新杉田のポイントを過ぎると、いよいよ本大会の目玉、首都高速に入りました。

入口の坂が、今コースで一番長く、傾斜のきつい坂ですが、難なく上ることができました。


そして、初の首都高速道路に入りました。

とはいえ、2011年に開通前に行われた新東名マラソン(完走記)の悲劇を経験しているので、応援がなく、変わらない景色、緩く続く上り坂や傾斜、道路のつなぎ目の溝など、高速道路を走ることの厳しさ、きつさは、経験済みなので、我慢の10kmだと思って走ることにしました。


しかし、新東名マラソンでは少なかった給水ポイントは、今回は頻繁にあり、ラッキー給食や様々な応援もあり、何とか耐えながら進んで行きます。


25km地点までの5kmは、26分00秒。ペースをあまり落とさずにいけましたが、自己ベストを狙うには厳しくなってきました。

そして、マジック給水、走っている時はあまり見てる余裕がありませんでしたが、写真でみると、人体浮遊のパフォーマンスしていました。

他の方は、路面の傾きが気になったと言っていましたが、個人的には道路の内側、右側をずっと走っていたので、気になりませんでした。しかし、緩やかに続く長い上り坂がボディーブローのように効き始めました。

三渓園をすぎて、30km通過、この5kmは26分26秒かかり、自己ベストは絶望的になりました。

ずっと耐えてきましたが、長い高速道路に気持ちが切れはじめてしまいました。
そんな中、日体大の元気な応援で、少し息を吹き返しました。

遠くにベイブリッジ、ランドマークタワーが見えはじめ、ようやく首都高速に別れを告げて、下の道に入りました。


下り坂になっても、勢い良く下れず、やはり首都高でかなり、力を使い過ぎてしまったようです。

コースは、本牧ふ頭のD突堤に、この辺も以前の横浜マラソン(ハーフ)で走ったことがあり、見覚えのある景色でした。


しかし、このあたりでは、給水所で立ち止まるようになり、ペースもかなり落ちてしまいました。

折り返し地点を過ぎると、35km地点。この5kmは29分40秒。記録的には、自己ベストは無理、サブ4は余裕というタイムで、モチベーションの維持が難しくなり、エイドをかなり楽しむようになりました。

崎陽軒のシウマイも頂きました。


このあたりは、給水所の応援も華やかで、タヒチアンダンスの応援もありました。

ラッキー給食も、頂きました。

コースは山下公園に近づき、マリンタワーやみなとみらいが見えてきました。
今までの横浜マラソン(ハーフ)は、山下埠頭がゴールなので、ゴールした気分になっていましたが、ここからまだ4kmあります。


それでも、最高の景色、応援のラスト4キロ、きついけど楽しもうと思いました。


道の左右、二重三重の人垣、きついけど、とても気持ちよい雰囲気です。

40キロ通過、この5kmは、30分23秒。とりあえず3時間50分切りを目標にラスト2.195km走ることにしました。
今までずっと曇っていて、一時的に雨が降った事もありましたが、ゴール間際で晴れてきました。

ランドマークタワーも綺麗に見えます。
赤レンガ倉庫を過ぎると、残り1キロ、人垣も増えて、たくさんの声援を受けて、ラストを目指します。


12時15分、コスモクロックの大観覧車が時刻を示しています。そんな中、力を振り絞って、最後、パシフィコ横浜に向かいました。
海が見えるフィニッシュ地点を駆け抜けて、ネットタイム3時間48分21秒、グロスタイム3時間49分33秒でフィニッシュしました。


ゴール直後は、いつも以上に足にきて、歩くのも大変でした。
横浜のコースは路面が硬いので、スピードが出て記録も狙えそうですが、足の負担も大きく、練習をしっかり積んでいないと厳しいコースでもあると分かりました。

とりあえず、2015年ではベストのタイムですが、30キロ以降の踏ん張りが最近できていないので、課題の残るレースで、30代最後のフルマラソンを終えました。



レース後は、ドリンク、完走メダルを受け取り、広い広いパシフィコ横浜に戻りました。

そういえば、背中のポケットには、ラッキー給食が残っていました。





横浜では、横浜国際女子駅伝、横浜国際女子マラソンと行われてきましたが、市民参加のフルマラソンは初開催。
横浜国際女子マラソンは、13kmの周回コースだったり、同じ道を2往復したりと、制限時間3時間ちょっとのエリートの大会でも、横浜の交通事情から、かなり苦労したコース設定でした。

それだけに、横浜マラソンは、本当に実現できるか、東京マラソンよりも、かなり難しいと思ったのですが、首都高速道路をコースにすることで、一般道の大半は、午前中の交通規制だけで済むことになり、制限6時間半の大会が実現しました。さらに、一般の方が入場できないところで、給水や応援ポイントを設けるなど工夫をして、よい大会になったと思います。

参加料は1万5000円と高額でしたが、なかなか経験のできないコースで、横浜の街を堪能することができました。

横浜マラソン ダイジェスト(動画)


Yokohama Marathon 2015 (Course)

LAP TIME
  0-  5km 26:17 (5:15.4/km)
  5-10km 25:10 (5:02.0/km)
10-15km 25:39 (5:07.8/km)
15-20km 25:45 (5:09.0/km)
20-25km 26:00 (5:12.0/km)
25-30km 26:26 (5:17.2/km)
30-35km 29:40 (5:56.0/km)
35-40km 30:23 (6:04.6/km)
40-Finish 13:01 (5:55.8/km)
  
前半 1:48:27 (5:08.4/km)
後半 1:59:54 (5:41.0/km)

ネットタイム 3:48:21 (5:24.7/km)
グロスタイム 3:49:33 

参加賞・完走賞:Tシャツ、タオル、完走メダル、スポーツドリンク
横浜マラソンHP http://www.yokohamamarathon.jp/2015/

フルマラソンの部
出走 22,462 人  
完走 21,572 人
完走率 96.0%
(同じ制限時間:6時間半の湘南国際マラソン(2014)が91.3%なので、高い完走率でした。参加料が高いので、全くの初心者の人のエントリーが少なかったと思われます)

男子
1 位 小山 祐太 2時間24分39秒
2 位 北沢 正親 2時間25分34秒
3 位 小泉  淳 2時間27分22秒

女子
1 位 高田佐知恵 2時間56分31秒
2 位 湯川 千穂 3時間00分09秒
3 位 三沢 明子 3時間01分47秒

横浜国際女子駅伝のコース
横浜国際女子マラソン(第6回)のコース
第1回横浜国際女子マラソンのコース
横浜マラソン(ハーフ)のコース
神奈川マラソンのコース

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)