2011年11月26日土曜日

2011新東名マラソン


来年開通予定の新東名高速を走る最初で最後の大会に出場しました。


2011年11月20日(日)
フルマラソンは、地方大会ばかりの参加で前泊ばかりですが、今回は3年前の大田原マラソン以来、久しぶりの日帰りでの参加です。

場所は、駿河湾沼津サービスエリアといっても、まだ建物は完成していないはずなので、全て仮設のテントやトイレ、施設で1万人以上収容するので、現場は混乱するだろうなと想定しつつ、ただ、事前にゼッケンが送付されていたので、すぐに走れる格好で行けば、現場での準備時間が短くても何とかなると思って、三島駅8時前に到着する新幹線で行くことにしました。


朝6時に家を出て、新幹線で行くとあっという間に三島駅へ到着しました。そこから、会場までは送迎バス、多少並びましたが、無事乗れて、途中からまだ開通していない新東名をバスが走り、バルーンとヘリコプターが飛ぶ、会場に到着しました。

高台となっている会場からは、駿河湾を望むことができ、開通すれば、人気スポットになるようなロケーションです。多くの人が利用するので、揺れが激しい仮設の階段を上ったところに、出店や着替えやトイレや荷物置き場のスペースがあり、荷物を預けると、スタートまで30分を切り、長蛇の列なので、トイレに入るのは厳しいと思い、スタート地点に並ぶことにしました。

スタート地点では、地元のテレビ局の放送のため、石原良純さん、内山くんの姿も見かけました。今回は調子が上がっておらず、4時間を切れたらいい方かと思い、午前9時30分、フルマラソンの部がスタートしました。


片道2車線の開通前の路面は、思ったよりも柔らかく、陸上競技場のトラックを多少固くした感触で、とても走りやすく、気候も曇りで涼しく、快適にスタートを切りました。トンネルをくぐると、しばらくは下り、沿道の応援は全くないだろうと思ったのですが、高架橋の上や、両脇の坂の上から、応援があり嬉しく感じました。

5キロ地点通過、25分46秒、久しぶりの25分台の出足、下りとはいえ、上々のスタート、もしかして、自己記録も狙えるかと、あらぬ期待をこの時は持ちました。

5キロを過ぎると、今度はしばらく上り坂が続きます。一般の道路と違って、極端の上り、下りはないのですが、一度上り、下りが始まると、ずっと同じ斜度で地味な上り、地味な下りが続きます。

そして、左手に駿河湾、右手に富士山が見え始め、太陽も顔を出し、急激に気温が上昇しているのを肌で感じました。

少しペースを落として、進みます。10キロ地点は27分52秒、そんなにペースを落とした気はなかったのですが、やはり予想以上に上り坂の影響があったようです。

距離表示が少なかったのですが、ペース感覚は、高速道路の距離確認の看板、0m、50m、100mがあったので、それを見ながら今のペースを確認していました。

12キロ過ぎから下りになり、15キロは27分12秒、暑さを感じはじめ、やはり今回の目標は4時間以内に修正することにしました。

富士宮トンネルをくぐって、一時の涼しさを感じました。富士宮は2月の駅伝以来、あの時は、前日雪が降っていましたが、今回は真夏ような日差し、それでも粘って、20キロは27分47秒で通過、そして中間点は1時間54分台、先月のツルマラソンより3分早いタイムで折り返しました。



折り返しにあるはずの給水がなく、少し戸惑いつつ、それでも、前方に富士山が見え、気を取り直して、走りました。

23キロ過ぎ、ようやく給水・給食が登場して、のどの渇き、空腹を満たしたのですが、バナナ、みかん丸ごと1個置かれていて、果たして全員に行き渡るのか、心配になりました。(実際、大変だったようです。)

25キロは、29分58秒で通過、やはり、この暑さとのどの渇きが足が止まってきました。しかし、順位は落ちておらず、周辺で走っている人、全員が失速している感じでした。

だらだら続く上り坂で、走るのがやっとのペース、喉の乾きが続き、今思えば、5キロ地点の給水のペットボトルをそのまま持参すればよかったなと、後悔しつつ、ようやく30キロ地点通過、ラップは34分48秒。完全に足が止まりました。道路上の日陰は右側で、多くのランナーがそちらを走って暑さをしのいでいます。

残り12キロは、頑張れないことはないですが、頑張りすぎると、大変な状況になりそうな気候だったので、無理をすることはせず、12月にもう一度フルマラソンがあるので、それに懸けることにして今回は、ゴールだけを目指すことにしました。

失速すると、高速道路は厳しく、普段と遠近感が違って、なかなか景色が近づかず、単調できつかったです。35キロまでの5キロは37分かかり、そこから、ほぼ歩くことに、残り5キロの給水でペットボトルがあり、それを持ちながら、40キロまで、喉を潤しながら走りました。この5キロは46分かかりました。

コース上はもう歩く人がほとんどで、ふらふらの様子です。最後のトンネルをくぐり、残り1キロ、最後ぐらいはしっかり走ろうと思い、スパートをして、ようやくゴール、4時間30分を超えるタイムでした。



景色は最高でしたが、思わぬ高温で、とてもハードなレースとなってしまいました。

今回は、すぐに東京に戻らなければならず、着替えて、静岡おでんだけ食べて、送迎バスで三島駅まで戻り、新幹線ひかりに乗って、熟睡しないうちに38分で品川に到着、職場に直行しました。


ある程度予想はしていたのですが、開通していない高速道路は、私設エイドも、自動販売機もないので、今回、途中、給水所で水不足になり、大変な状況になってしまいました。

高速道路は人が走るためでなく、車が走るためのものだと、実感したレースでしたが、貴重な体験でした。(高速道路を走るレースは、ハーフマラソンの距離が限度かなと思いました。)


LAP TIME
 0- 5km 25:46
 5-10km 27:52
10-15km 27:12
15-20km 27:47
20-25km 29:58
25-30km 34:47
30-35km 37:19
35-40km 46:22
40-Goal 17:17

4時間34分20秒

参加賞;タオル、メダル、ペットボトル、入浴剤

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)