2014年12月26日金曜日

【東京荒川マラソン中止騒動続報】被害に遭わないためには

12/19 大会2日前に東京・荒川マラソンが公園の利用申請が出ていないことを理由に中止が発表されてから一週間が経過しました。

この間、新聞、テレビ、インターネット、多くのメディアに取り上げられ、大きな騒動へと発展していきました。

この騒動について先日、書きましたが、その後、進展がありましたので、まとめたいと思います。
【東京・荒川マラソン中止騒動】エントリー時に主催者の確認を

12/21(日)大会当日
中止を知らずに参加者が集まり、主催者も現地に姿を見せる。

マラソン2日前中止に参加者70人「聞いてない」荒川河川敷で主催者に抗議
2014年12月22日 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/topics/20141221-OHT1T50185.html
"東京・江戸川区の荒川河川敷で21日、予定されていた「東京・荒川マラソン」が急きょ中止になり、知らずに会場に訪れたランナーたちが主催者に詰め寄るトラブルがあった。

 主催する任意団体「黎明」(東京都豊島区)の説明によると、インターネットで約1500人の参加者を募ったが、主会場となる平井運動公園を管理する「公益財団法人 えどがわ環境財団」などへの利用許可申請が出されていなかったことが19日に判明。中止を決め、同日の夜に同団体のホームページとメールで中止を告知した。江戸川区もホームページで「申請されていない」と注意を呼び掛けたが、気づかなかった約70人の参加者が会場を訪れた。
       =中略=
 代表の男性によると「黎明」はマラソン大会開催を目的に2012年にたち上げ、3人で運営しているという。男性は京都府でも別の団体を運営しており、マラソン大会を開催したことがあるが、東京での開催は今回が初めてだった。許可申請を担当したスタッフとは連絡が取れていないという。

12/24(水)
ランネットが主催者に代わり参加者への返金を代行
https://runnet.jp/form2/fm/20141224

「東京・荒川マラソン」開催中止に伴う返金対応につきまして
~たいせつなお知らせ(2)~

東京・荒川マラソン参加者 各位
===
通常、大会開催の有無の判断や開催中止に伴う参加料の返金処理は、主催者の責任において行われております。しかしながら、誠に遺憾ではありますが、本大会については、大会主催者である「NPO団体 黎明」の対応は、不適切であると言わざるを得ないと考えております。

返金対応について、大会主催者と協議いたしましたが、速やかに、かつ、確実に返金するべく、弊社から大会参加者の皆様方に、直接、返金処理をすることといたしました(返金相当額については、弊社から大会主催者に対し返還を求める予定です)。

返金の具体的な方法は確定次第、大会参加者の皆様宛にメールにてご案内させて頂きます。
返金システムの構築等に2~3週間程かかる予定ですので、返金は2015年1月下旬以降となる見込みです。

このたびは本大会に申し込まれた皆様方に混乱とご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫びいたします。

2014年12月24日
株式会社アールビーズ
代表取締役 橋本治朗

12/25(木) 
東京・荒川マラソン事務局からのお詫び文 発表
資金不足が中止の原因と表明
http://arakawamarathon.atdawn.tokyo/arakawamarathon.html
この度は、大変にご迷惑をお掛けしております事、誠に申し訳御座いません。

開催にあたり、設営業者や計測業者、物資等、予算計画を進めてはおりましたが、予定しておりました支払い時期が
これまでの経験上の後日支払いを想定しておりましたものが、事前の支払という事になり、別大会の資金の用意もあり、支払いが出来ず、資金不足に陥りました。

何とか資金を調達しようと奔走致しましたが、徒に時間を過ごしてしまい、中止の決定の判断にも踏み切れず、直前の中止の発表となってしまいました。

当日は、動揺もあり資金繰りの為の中止と言い出せず、咄嗟の言い訳に終始してしまい、改めて思い返すまでもなく
恥ずべき行為であり、心よりお詫び申し上げます。

運営計画がずさんであった事は、申し開きのしようも無く、その為参加者の皆様に
多大なご迷惑をお掛け致しました事、誠に申し訳御座いません。

今回の件により、参加者の皆様を始め、関係者の皆様に大変なご迷惑をお掛け致しました事、また、報道をご覧になられた皆様にもご不快な思いをさせてしまいました事を、改めて謝罪申し上げます。

誠に、申し訳御座いませんでした。

株式会社アールビーズ様より、事前送金頂いております参加費に関しましては、現在株式会社アールビーズ様へ送金手続きを進めており、参加費等の返金にあたりましては引き続き、ランネット様のお力添えも頂き真摯に対応して参ります。

今回、当初の計画やその後の対応等、全てにおきまして誠実な対応が出来ておらず、事態を徒に拡大させ大きな混乱を招いてしまった事を、深く猛省しております。

この度は、誠に申し訳御座いませんでした。

心より、お詫び申し上げます。

12/26(金) 
ランネットより具体的な返金手順の説明、今後の対応方針等の発表
https://runnet.jp/committee/2041521_1917.html
主催者による個人情報の取り扱いについて
主催者に対し、申込者の個人情報ならびに開催中止決定以降に収集した口座情報の破棄を、弊社より強く申し入れております。
また、クレジットカード番号情報は、いずれの大会の場合もRUNNETシステムでは保持しておらず、主催者に提供することは一切ございません。

参加料および手数料の返金について
大会参加料と手数料の返金は、弊社から申込者の皆様へ行うことになりました(返金相当額については、弊社から大会主催者に対し返還を求めます)。
以下、該当のお客様へ返金対応についてご案内させていただきます。

(略)

エントリー代行受託時の審査について
弊社では、利用規約に則り、過去の実績等様々な事情を総合的に考慮してエントリー代行受託の審査を行っています。今回の大会は、東京で初開催ということで複数の必要書類の提出を義務付け、また過去にも関西方面で取引実績がある団体と代表者が同じという認識があり、導入を認めていました。

ランニングが広く国民の間に定着する中、弊社は、自治体が主催する大会に加えて、NPOや個人が新しい大会を企画運営していくものと予想しております。こ のたびの事態は想定外の事例という認識ではありますが、今後の再発防止につきまして、ランナーの皆様ならびに各界からの様々なご意見を伺い、弊社としての方向 性を見い出していく所存です。
大会参加者および主催者にとって使いやすいRUNNETの利便性を今後ますます強化すると共に、「ランニングというスポーツの発展」と「参加者保護」の両立を保つ見地から、この課題に取り組みます。

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住所がバーチャルオフィスで、7年前に長崎県警発表した振込詐欺注意住所リストと同じだったため、参加者の個人情報を活用した大規模な詐欺の疑いが騒がれていますが、
こちらに関しては、大規模詐欺グループであれば、7年前から警戒されている住所であれば移動するでしょうし、ランネットから参加料が振り込まれた時点で、姿をくらますでしょうから、大会当日、そして、その後も主催者は対応していますので、そのような詐欺ではないと思われます。
(単に資金不足でバーチャルオフィスを利用していると思われます。)

こちらのページで東京荒川マラソンのボランティアを募集した形跡もありますので、
走り納め!年内最期の正統マラソンを一緒に盛り上げよう!!- Yahoo!ボランティア http://bit.ly/1B5pv3H

おそらく、マラソン大会を開こうとしていたのは、確かだと思います。
しかし、主催者も書かれているように、途中で、資金不足、そして、人手不足が分かり実現が困難になり、投げ出してしまったのが、原因だと思われます。


ただし、関西では、過去に実績がある団体ということでしたが、
一度、マラソン大会を運営していれば、どれだけ大変かということが分かり、河川敷約10キロの往復コースでフルマラソンの開催というのは、大変すぎて計画しないはずです。

今大会要項では、給水所・給食所を2km毎に設置と書かれていますが、東京マラソンでも2.5km毎です。
1周2キロのコースであれば、給水所1カ所ですみますが、今回のコースでは、往復同じ場所に設置するにしても6カ所は必要です。明らかに無理な計画です。
(大会運営も関わっているアールビーズ社であれば、書類審査の段階でこのような点を指摘してほしかったのですが。。。)

そして、大会ホームページでは、中止の発表前までNPO団体名が出ていませんでしたし、現在も代表者、主催者、責任者が誰なのかホームページで明らかにしていません。

果たして、関西で開いた大会と同一のメンバーが担当したか疑問が残るところです。


今後、被害に遭わないためには
マラソン大会は、人も、お金もかかり、決して儲かるものではありません。だから、ランナーの参加料の他に、自治体の負担金だったり、企業からの協賛金、そして、各関係団体の運営協力でようやく開催できるものです。

したがって、自治体が関係しない民間の団体主催のマラソン大会では、本当にマラソンが好きでないと、時間に見合う収益ではないので、なかなか続けられません。

今回の理由で中止となるのはかなりレアなケースではありますが、今後、同様な被害に遭わないためのチェックポイントを示しておきます。

1)RUNNETだけでなく、必ず大会ホームページをチェックする
昔からの大会であれば問題ないですが、新規の大会であれば、大会ホームページで主催者、コース、大会要項は確認しておきましょう。

2)大会主催者の確認(実行委員会であれば、構成団体を確認する)
まず、今回の場合、大会主催者が「東京・荒川マラソン"事務局"」となっていました。事務局は運営する立場であって、主催になりえません。本来であれば、「NPO団体 黎明」とすべきです。
また、実行委員会であれば、その構成団体(自治体、企業、NPO等)名が明記されていますので、それを確認しましょう。

3)協賛、協力団体の確認
100人ぐらいの小規模の大会では、こちらは関係ないですが、今回のように1000人以上の規模で、給水・給食ありという大会の場合、協賛企業や運営を協力してくれる団体がついていないと、運営は成り立ちません。

ちなみに、12/23で東京・お台場で行われたランイベントのサンタクロースミュージックフェスが告知内容とかけ離れていると問題となっておりますが、こちらも大会概要を見ると、1万人規模であれば、当然あるべき協賛企業がありませんでした。(東京 Color Me Radは大企業が協賛となっています。)

【一部始終】炎上!金返せの声も…”サンタクロースミュージックフェス”が酷すぎると話題に - NAVER まとめ http://bit.ly/1CMAel4

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少なくとも、この3点を確認できれていれば、今回のような騒動に巻き込まれることはないと思います。
(ただし、いくら、しっかりしている団体が主催していても、当日大会で、コースの誘導ミス、道路大渋滞に巻き込まれスタートできない、給水が足りない 等のトラブルが生じることは可能性が少ないですが覚悟しておく必要はあります。)


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Books

マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間02分57秒 デニス・キメット (ケニア) 2014年9月 ベルリンマラソン (2分55秒/km)

◆男子日本記録 2時間06分16秒 高岡 寿成 2002年10月 シカゴマラソン (3分00秒/km)

◆女子世界記録 2時間15分25秒 ポーラ・ラドクリフ (英国) 2003年4月 ロンドンマラソン (3分13秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間13分33秒 砂田 貴裕 (日本)  1998年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分44秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 58分23秒 ゼルセナイ・タデセ(エリトリア) 2010年3月(ポルトガル・リスボン)(2分46秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分25秒 佐藤 敦之 2007年10月(伊・ウディネ)(2分52秒/km)
◆女子世界記録 1時間05分06秒ペレス・ジェプチルチル (ケニア)2017年2月(RAKハーフマラソン・UAE) (3分05秒/km)
◆女子日本記録 1時間07分26秒 福士 加代子 2006年2月 香川丸亀国際ハーフマラソン) (3分12秒/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)