2009年9月4日金曜日

2009北海道マラソン (その3:総括編)

今年、リニューアルされた北海道マラソンについて振りかえってみたいと思います。

<自分のレース結果>
3時間59分17秒(ネットタイム3時間57分30秒ぐらい)
これは、自己3番目のタイムで、宮崎の青島太平洋以外では、初めてグロスタイムでのサブ4になります。

この気象条件であれば、3時間54分の自己記録も狙えた可能性がありましたが、昨年より練習量も少なく、けがの不安がある中で、よく粘ったほうだと思います。
この夏は、ウルトラマラソンを走っていて、エンジンがかかるのが30キロすぎぐらいでしたが、今回も前半ペースがあがらず、40キロからようやくエンジンがかかってかろうじてサブ4達成しました。前半のスピード強化は今秋の課題です。

○5km地点
 3860 位 0:29:58
○10km地点
 4026 位 0:57:21
○15km地点
 3939 位 1:24:47
○20km地点
 3924 位 1:52:34
○中間点
 3883 位 1:58:42
○25km地点
 3791 位 2:20:34
○30km地点
 3685 位 2:49:50
○35km地点
 3410 位 3:19:05
○40km地点
 3182 位 3:47:52
○フィニッシュ
 3066 位 3:59:17

<全体のレース結果>
今回の招待選手のメンバーは豪華で、誰が勝つか予想がつかなかったですが、男子はジェンガ選手、女子は嶋原選手が優勝しました。今回は気象条件がよく、コースもフラットで、自己記録を更新されたランナーが多かったと思います。女子では大会記録も更新されました。
男子も9分台を期待したのですが、思ったほどは記録が伸びませんでした。夏の大会でスタミナ重視の練習が多かったのかもしれませんが、男子の場合はペースメーカーがつくレースに慣れてしまい、今回のようにペースメーカーがなく5㎞ごとのラップの変化が激しいレースになると、後半思うように伸びず、失速気味だったジェンガ選手をとらえられなかった感じがします。

<長野マラソンとの比較>
今回の制限時間の延長で、参加者の規模、トップ選手の参加、参加料、テレビ中継など似通ってきました。

●完走率
北海道マラソンの完走率は92%で、長野の85%前後より高いものになりました。コンディションはほぼ等しいので、この差は、北海道マラソンは、最低でもハーフマラソンの経験(2時間20分以内)がないと出場できませんので、その分高くなったと思われます。夏のマラソンなので、この条件は残しておくべきでしょう。
長野マラソンは、こういった参加条件がないので、今回は5時間でエントリーがいっぱいで締め切られてしまいました。来年は更なる競争が予想されるので、抽選になるよりは、こうした参加条件も必要かなとも思います。

●大会運営・ボランティア
今回は、北海道マラソンはたくさんの方々のボランティアの皆さまのおかげで、スタート・給水・ゴールととても円滑でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。長野と北海道同等といってよいと思います。
ただし、北海道マラソンの紙コップ・スポンジの散乱は、ポイ捨てして当然という傲慢なランナーが増えてしまう危険性があり、改善すべきで、ごみ箱の設置が必要だと思いました。あと、整列からスタートまで20から30分ありますが、長野マラソンでは開会式や招待選手紹介などがあり、待ち時間も飽きないのですが、北海道でも、もう少し工夫ができるのではないかと思います。

●交通アクセス・コース
コースは、変化に富んでいますが、アップダウンが少なくいいと思いました。ただし、新川通の長い直線は、今回は何とか踏ん張れましたが、暑くなったり、風が吹いたりした場合は非常に過酷になりそうで、できれば、もう少し短くして、ゴールも中島公園にすれば、後半、北大・北海道庁と魅力的なコースなだけによりいっそう面白くなる気がしました。(しかし、交通規制を考えると、大通公園までが精一杯で、中島公園までのばすのは難しいかもしれません。)
そういった意味で善光寺や五輪施設を巡る長野マラソンと比べても同等かそれ以上の評価をしていいコースだと思います。
アクセスについても、長野に比べて、徒歩圏内でスタート・ゴールの場所へ移動できるのでランナーに優しく良いと思われます。


以上、またとりとめのない中身になってしまいましたが、いろいろな大会の良いところを踏襲しつつ、参加者・ボランティア・応援・一般市民が楽しめる大会になっていただければと思います。そのためには、ランナーもマナー良く、過剰な要求をし過ぎない姿勢が必要だと思います。

おまけ
<北海道マラソンのトイレ対策等>
スタート地点へは、中島公園ではなく、幌平橋で下車されると荷物置き場も近く便利です。トイレも仮設トイレを利用せず、幌平橋周辺の公衆トイレは、すいています。また、ドニチカきっぷ(500円)を購入したら、駅構内のトイレも利用できるので、便利かもしれません。

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)