向かい風の時は、できるかぎり風を避けて、体力温存するということです。
今年の正月の箱根駅伝の時も、向かい風の時に、集団の先頭に立っていた選手がゴール手前で失速していました。
ここ3週間、自分のレースも強い向かい風だったので、よく分かったのですが、上り坂は心肺機能がきつくなるので、大変さを実感できるのですが、向かい風はスピードが出ないだけで、あまり体力は消耗していないと勘違いしがちです。しかし、向かい風も相当に体力消耗するので、後半、力が残ってなく失速することがよくあります。
今回のレースでは、嶋原選手は、先頭でレースを引っ張っていましたし、ヌデレバ選手は、集団から離れて後方で独走していました。一方、アビトワ選手は終始、集団の後ろで風をよけて走っていました。
その結果、アビトワ選手が3周目でスパートして、独走、圧勝しました。しかし、集団の後ろで我慢するのは、できそうでできないことで、この戦略がはまりました。
嶋原選手の2位も、かなり潜在能力が高いと評価できるでしょう。
また、今回の周回コースでのレースは、2周目が中だるみでペースが落ちました。2周目の走り方が今後、戦略として重要となってきそうです。
横浜国際女子マラソンは、東京の出場資格の3時間30分より厳しく、3時間15分でした。周回コースですので、1周遅れになると選手の安全走行を考えると、失格にせざるをえないと思いますので、この資格条件の緩和は周回コースが続く限り難しいでしょう。
横浜国際女子マラソン 最終結果 2009年11月15日 12時10分スタート
優勝 インガ・アビトワ(ロシア) 2:27:18
2位 嶋原 清子(セカンドウィンドAC) 2:28:51
3位 キャサリン・ヌデレバ(ケニア) 2:29:13
4位 ブルーナ・ジェノベーゼ(イタリア) 2:29:57
5位 大平 美樹(三井住友海上) 2:30:22
6位 ロベ・グタ(エチオピア) 2:31:49
7位 ジビレ・バルシュナイテ(リトアニア) 2:32:09
8位 宮内 宏子(京セラ) 2:32:20
9位 大南 博美(トヨタ車体) 2:33:16
10位 土屋 直子(静岡陸協) 2:35:12
ラップタイム
0- 5km 17:13
5- 10km 17:23
10-15km 17:34
15-20km 17:54
20-25km 18:02
25-30km 17:33
30-35km 17:12
35-40km 17:05
40-ゴール 7:22
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