2009年11月17日火曜日

横浜国際女子マラソン 結果

日曜日の横浜国際女子マラソンの結果を振り返ってみたいと思います。

向かい風の時は、できるかぎり風を避けて、体力温存するということです。
今年の正月の箱根駅伝の時も、向かい風の時に、集団の先頭に立っていた選手がゴール手前で失速していました。

ここ3週間、自分のレースも強い向かい風だったので、よく分かったのですが、上り坂は心肺機能がきつくなるので、大変さを実感できるのですが、向かい風はスピードが出ないだけで、あまり体力は消耗していないと勘違いしがちです。しかし、向かい風も相当に体力消耗するので、後半、力が残ってなく失速することがよくあります。

今回のレースでは、嶋原選手は、先頭でレースを引っ張っていましたし、ヌデレバ選手は、集団から離れて後方で独走していました。一方、アビトワ選手は終始、集団の後ろで風をよけて走っていました。

その結果、アビトワ選手が3周目でスパートして、独走、圧勝しました。しかし、集団の後ろで我慢するのは、できそうでできないことで、この戦略がはまりました。

嶋原選手の2位も、かなり潜在能力が高いと評価できるでしょう。

また、今回の周回コースでのレースは、2周目が中だるみでペースが落ちました。2周目の走り方が今後、戦略として重要となってきそうです。

横浜国際女子マラソンは、東京の出場資格の3時間30分より厳しく、3時間15分でした。周回コースですので、1周遅れになると選手の安全走行を考えると、失格にせざるをえないと思いますので、この資格条件の緩和は周回コースが続く限り難しいでしょう。

横浜国際女子マラソン 最終結果 2009年11月15日 12時10分スタート

優勝 インガ・アビトワ(ロシア) 2:27:18
2位 嶋原 清子(セカンドウィンドAC) 2:28:51
3位 キャサリン・ヌデレバ(ケニア) 2:29:13
4位 ブルーナ・ジェノベーゼ(イタリア) 2:29:57
5位 大平 美樹(三井住友海上) 2:30:22
6位 ロベ・グタ(エチオピア) 2:31:49
7位 ジビレ・バルシュナイテ(リトアニア) 2:32:09
8位 宮内 宏子(京セラ) 2:32:20
9位 大南 博美(トヨタ車体) 2:33:16
10位 土屋 直子(静岡陸協) 2:35:12

ラップタイム
0- 5km 17:13
5- 10km 17:23
10-15km 17:34

15-20km 17:54
20-25km 18:02
25-30km 17:33

30-35km  17:12
35-40km  17:05
40-ゴール 7:22

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)