今年の高校駅伝は、鹿児島実業がマラソン世界記録と同じ2時間3分59秒で初優勝しました。
1区は須磨学園の西池選手が飛び出すかと思ったのですが、非常に慎重なレース運びで、区間賞はとったものの2位以下であまり差が開かなかったことで、優勝候補以外と思われていた世羅、青森山田、仙台育英といった外国人留学生を抱えるチームが3区、4区で先頭争いに加わり、面白い展開になりました。最後は、6区、7区に有力選手を配置した鹿児島実業が大逆転で優勝しました。
今回のポイントは、3区と5区、
3区では留学生が走る区間となり、完全に花の1区以上に重要な区間となってきました。
今回1区では、区間1位と10位の差が22秒であったのに対し、3区では1分38秒と大きな差がつく区間であり、ここでつまづくと挽回が利かない区間で、須磨学園はここで初優勝の夢が断たれてしまいました。
そして、5区3キロは、つなぎの区間ですが、今回はとても重要な区間でした。独走する世羅高校に迫っていた鹿児島実業は7人のうち5人はエース級の実力で、6番目以降の選手との差が開いており、この5区が一番不安と思われていた区間でした。しかし1年生の下野選手が区間4位の力走で、先頭との差も縮めたことにより、6区、7区で大逆転が実現しました。
兵庫県勢は毎年優勝候補に挙げられながら、2002年以降優勝がありません。これは、他の都道府県と違って、兵庫県大会にピークを持っていかないと、全国大会に出られないということで、12月に本番になかなかベストの状態で臨めていないのではないかと想像します。
第61回全国高校駅伝競走大会
2010年12月26日 12時30分スタート 京都市西京極総合運動公園陸上競技場 発着
<総合順位>
1位 鹿児島実(鹿児島) 2:03:59
2位 世羅(広島) 2:04:05
3位 九州学院(熊本) 2:04:24
4位 仙台育英(宮城) 2:04:47
5位 須磨学園(兵庫) 2:05:26
6位 青森山田(青森) 2:05:33
7位 佐久長聖(長野) 2:05:50
8位 田村(福島) 2:06:09
9位 秋田工(秋田) 2:06:42
10位 倉敷(岡山) 2:06:59
11位 洛南(京都) 2:07:08
12位 浜松日体(静岡) 2:07:10
13位 一関学院(岩手) 2:07:24
14位 豊川工(愛知) 2:07:28
15位 小林(宮崎) 2:07:31
16位 鳥栖工(佐賀) 2:07:45
17位 遊学館(石川) 2:07:52
18位 東農大二(群馬) 2:07:53
19位 西京(山口) 2:08:21
20位 大牟田(福岡) 2:08:46
21位 東海大山形(山形) 2:08:47
22位 佐野日大(栃木) 2:08:47
23位 上野工(三重) 2:08:50
24位 多摩(神奈川) 2:09:00
25位 日本文理大附(大:) 2:09:02
26位 埼玉栄(埼玉) 2:09:12
27位 諫早(長崎) 2:09:15
28位 市船橋(千葉) 2:09:18
29位 出雲工(島根) 2:09:22
30位 水城(茨城) 2:09:54
31位 和歌山北(和歌山) 2:09:55
32位 富山商(富山) 2:10:08
33位 鳥取中央育英(鳥取) 2:10:15
34位 関大北陽(大阪) 2:10:33
35位 韮崎(山梨) 2:10:39
36位 中京(岐阜) 2:10:40
37位 高知農(高知) 2:10:40
38位 美馬商(徳島) 2:10:45
39位 滋賀学園(滋賀) 2:11:17
40位 宇和島東(愛媛) 2:11:23
41位 智弁学園(奈良) 2:12:05
42位 美方(福井) 2:12:06
43位 尽誠学園(香川) 2:12:20
44位 コザ(沖縄) 2:13:11
45位 東京実(東京) 2:13:39
46位 村上桜ケ丘(新潟) 2:13:44
47位 室蘭大谷(北海道) 2:16:07
<区間賞>
1区 西池和人(須磨学園) 29:35 (2:57.5/km)
2区 山本雄大(須磨学園) 8:18( 2:46.0/km)
3区 チャールズ・ディランゴ(世羅) 22:41(2:47.9/km)
4区 ベナード・ワウエル(仙台育英) 23:27(2:54.0/km)
5区 佐野拓馬(須磨学園) 8:43 (2:54.3/km)
6区 市田宏(鹿児島実) 14:40 (2:56.0/km)
7区 高田康暉(鹿児島実) 14:31(2:54.2/km)
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2010年12月28日火曜日
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マラソンの記録
【フルマラソン】
◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)
◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)
◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)
◆自己記録 3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)
【100km】
◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)
◆自己記録 12時間13分41秒 2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)
◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)
◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)
◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)
◆自己記録 3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)
【100km】
◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)
◆自己記録 12時間13分41秒 2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)
記録
【ハーフマラソン】
◆男子世界記録 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録 1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)
◆男子世界記録 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録 1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)
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