4月30日(土)
大会当日、熟睡はできず、寝不足状態で2時半起床、黙々と朝食を済ませ、走る格好に着替えて、準備を完了させました。午前3時半、宿のバスで会場まで送迎されるはずが、宿泊者20数名なのに、バス定員は15名ほど、1回で乗り切らないことを、宿の主人がこのときに気づき、宿泊者同士で話し合って、とりあえずスタートの早い112キロの部の人を先に乗せていただくことになりました。
午前3時50分に会場に到着、まだ暗いのに、たくさんの人です。荷物を預けて、スタート地点へ、思ったより寒くなく、富士山もうっすら姿を現し、清々しい天気です。
112キロを走るランナーが陸上競技場内に整列、112キロでも仮装ランナーの姿を見かけます。午前4時半、いよいよ一番長い一日がスタートしました。
チャレンジ富士五湖は、ウルトラマラソンにしては、平坦なコースですが、河口湖からゴールまでのラスト7キロの上りは最難関、4年前も最後の上りで力尽きました。なので、このコースでは後半勝負は厳しく、練習不足ですが、100キロ地点は12時間30分以内で通過して、ラスト12キロは2時間残して、一か八か、先行逃げ切り作戦でいくことにしました。
スタートして少し上ってからは、しばらく下りが続き、無理のない程度に速いペースで進みます。夜が明けて、くっきりと富士山が顔を出し、絶景の中、爽快な気分です。最初の5キロは30分58秒、キロ6分をちょっと超えるいいペース、10キロも30分台で通過、しかし、それでも残り100キロ以上もあり、気が遠くなります。
しばらくすると1つめの湖、山中湖、時間的にも、富士山が一番綺麗に見えるスポットかもしれません。特に、まだ余裕があるので、景色を楽しみながら走ることができます。このあたりから、30分後にスタートした100キロの部の選手に抜かれ始めました。ペースが落ちてないか気になるところですが、15キロ〜25キロも5キロ31分〜30分台のペースで走ることができ、当初の予定よりも15分ほど貯金ができました。
山中湖の周回が終わると、またもと走った道を戻り、河口湖方面を目指します。快調なペースですが、徐々に足、肩などの痛みが出るようになり、早くも余裕がなくなってきました。それでも、信号待ちの時間をうまく活用して、屈伸や腕をまわしたりして、何とかペースを落とさず走ります。
35キロまでの5キロも31分台で通過すると、「ビジネスホテル登り坂」が見えてきました。4年前の復路は92キロ過ぎ、リタイアした場所、忘れもしないホテルの名前、今回はコースが変わり復路では通りませんが、今回は悔しい場所を作りたくないと心に誓い、通過していきました。
40キロは、長い信号待ちもあり、初めて5キロ35分を超えるタイム、しかし、まだ貯金があるので大丈夫な時間、2番目の湖、河口湖に到達すると、フルマラソンの距離です。正確な距離表示はなかったのですが、4時間30分を切るタイム、サロマ湖の時よりも7分ほど速いペース、3月走った鳥取マラソン(フル)より10数分遅いだけ、この速いペースは、吉と出るか凶と出るか?、ただ、完走するには、このペースしかないと思っていました。
河口湖は、沿道や車から応援してくれる方が多く、励みになりました。気温も上昇してきて、さすがに、今までのペースとはいかなくなり、キロ7分ペースに落ちてきました。ゲストランナーのワイナイナ選手(72キロの部?)が軽快に通り過ぎて行きました。50キロ地点は、5時間24分で予定より20分ほど速く通過しました。100キロだとあと半分ですが、今回はまだ62キロあります。
このコースで一番傾斜のきつい上りをあがって51.6キロの第2関門通過、4年前より約1時間速いタイム(ただし今回は12キロ余計に走らなければいけません)で、小休憩に入りました。
→その3へつづく
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21st Challenge Fuji 5 Lakes 112 km April 30, 2011 (Ultra Marathon)
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