2011年6月12日(日)いわて銀河100kmチャレンジマラソン 大会当日
朝6時起床、100kmの部は、すでに午前4時北上から雫石へ向けてスタートして2時間が経過しているのですが、50kmの部は、10時スタートということで、ゆっくり朝風呂、食事を楽しんで、走る準備をして、チェックアウトしました。(この時は、大きな忘れ物をしたことを全く気づかずに。。。)
湯川温泉からバスでほっとゆだ駅へ(始発から終点まで信号が一つもないバス路線です。)
そして、ほっとゆだ駅で盛岡/湯本温泉方面のバスに乗り換えて、スタートの沢内バーデンのある最寄りのバス亭に到着、そこから1.5km、美しい田舎道を歩いて、8時半ごろに会場に到着しました。
会場内は、温泉・宿泊施設、スキー場、室内競技場もあり、思ったよりも広くて立派な施設で驚きながら用意をしました。
9時半に開会式が始まり、30秒間の黙祷、周囲は静寂に包まれました。鳥取でも、富士五湖でも開会式では黙祷がありましたが、被災地岩手での黙祷は、うまく表現できないのですが、全く異なるものに感じました。
(身内や親類を亡くされた参加者がいらっしゃるわけで、岩手と東京で埋めようとしても埋まらない温度差があると感じつつ、それでも、これから長く続くであろう復旧・復興に向けて、継続的に行動をとらねばと感じました。)
スタート10分前、スタート地点にゲートを設置、選手も協力して立てました。日差しも強くなって、暑さを感じながら、午前10時、50キロの部のレースがスタートしました。
50キロのレースは初出場なので、フルマラソンのちょっと長い距離のつもりで走るのか、ウルトラマラソンを多少短くした距離のつもりで走るのか、どのような感覚が走ればよいのか悩んだのですが、今回は、先週の風邪で高熱を出した影響で、体調は万全ではないので、ウルトラマラソンよりは多少速いペース(5キロ30分、5時間台でのゴール)で、後半余力があればペースを上げていくことを目標に走ることにしました。
(周りのランナーの格好を見ると、ウルトラマラソンというよりは、フルマラソンのような軽装の方が多かったです。)
最初数百メートルは、逆方向に走って、折り返して、一旦スタートに戻ってから、ゴールの雫石に向けて北上していきます。緑豊かで交通量も少ない道路、穏やかな雰囲気に包まれて、5キロ地点を通過、29分台、予定通りですが、いつもより体が重い感覚でした。
時折、集落があり、農家の方の応援を受けながら、10キロ手前で、最初のエイドに到達しました。東京のような蒸し暑さはないのですが、強い日差しをうけ、のどの乾きが速く、いつもより多めに水分をとりました。
丘を越えて、15キロ手前で100キロの部と合流します。15キロまでの5キロは32分台、暑さでペースダウンしてきました。16.5キロは、レストステーションで、100キロの部の方は、荷物の受取ができます。エイドには、豚汁、おにぎり、果物などが並び、ビール(※ノンアルコール)もありました。
この暑さで、ついついビールに手が伸びてしまい、一気にゴクリ。美味しかったですが、再スタートするとペースが落ちてしまいました。さすがに今回は制限時間が8時間ということもあり、関門閉鎖を気にする必要がないので、集中力・気力が欠いた走りで、ゆっくり、ゆっくりゴールを目指しました。
20キロ地点では、緩やかですが、上りが続いていて、12時過ぎて気温も上昇して、苦しくなってきて、50キロ余分に走っている100キロの部の人と並走するのが精一杯の状態が続き、エイドが待ち遠しかったです。
エイドの途中には、かぶり水がおいており、水をかけて体を冷やし、エイドまでの飲み水もボトルに注いで、途中で飲みながら走りました。
25キロ中間点は2時間48分で通過、予定よりも18分オーバー、これは6時間コースになりそうだと、覚悟しました。
小さな峠を越えて、後半は下り基調のコースになります。しかし、ペースは上がりません。
30キロを過ぎてからは、徐々に私設エイドが登場して、「コーラが飲みたいな」と思ったタイミングで、コーラを飲むことができ、本当に助かりました。35キロ地点を通過、残り15キロ、ペースは上がりませんが、気温も下がって、多少走りやすくなってきました。
今までは、人気のあまりない山道を走ってきましたが、徐々に建物が増え、温泉街が近づいてきました。鴬宿温泉は、ゴール後、選手は無料で入浴できる温泉です。早く温泉につかりたいと思いつつ、40キロを4時間52分で通過、6時間切りは怪しくなってきました。スぺシャルエイドでは、お汁粉とトマトを頂きました。すると元気が戻ってきて、最後の10キロは、しっかり走ろうと思い、ペースを上げました。
ただこのコース、ラスト10キロ切ってから、結構アップダウンが厳しく、上り坂に苦しめられました。それでも、今までゆっくり走って余力を残していたので、ようやくごぼう抜きが始まりました。
45キロ地点通過、6時間切りまで残り30分、6時間切りにこだわる必要はないけど、目標を持って走らないとだらだらしそうなので、追い風にも乗ってペースを上げました。残り4キロ、残り3キロ、そして、残り2キロあと13分、これで大丈夫かと思ったら、また壁のような坂、でも上りきって、よしゴールだと思ったら、なかなか残り1キロの表示が現れず、おかしいなと思いつつ、ゴールのある雫石総合運動公園が近づいてきました。
あと数百メートルでゴールかなと思ったら、残り1キロの表示が登場、この時点で残り3分少々、距離表示は?で、6時間切りは絶望となってしまいました。ゴール目前で、陸上競技場をほぼ1周して、外の周回道路のゴールを目指すという最後に厳しい試練がありましたが、周りの皆さんが笑顔で出迎えてくれて、無事50キロゴールしました。
6時間2分、体調が万全でないので仕方ないのですが、富士五湖112kmの時の50キロ地点の通過タイムが5時間20分、高低差1000mの野辺山の50キロ地点の通過タイムも6時間だったことを考えるとかなり遅いタイムでした。
制限時間が厳しくて、気持ちが張り詰めていると走れるけど、緊張感がないと、なかなか速く走れない、それを象徴する結果だったと思います。
(富士五湖112キロはよく完走できたなと、今頃ですが、改めてそう感じました。)
メダル、完走賞、ビールをもらい、そして参加賞のTシャツと食券をもらって、会場内の出店でじゃじゃ麺、おにぎり、おでん、オムレツ、シュウマイを頂きました。(食券にチヂミもあったのですが、すでに完売で食べることができませんでした。) 普段はそんなに飲まないビールをレース中もレース後、たくさん飲んで、特に盛岡名物のじゃじゃ麺は美味しかったです。
鴬宿温泉へはゴール時間が遅くなったこともあり入る気力がなくなってしまったので、17時半にシャトルバスで盛岡駅に向かい、本日のホテルにチェックインしました。
そして、ホテルの部屋に入ったときに、ジャージから普通の服に着替えようとしたら、服を湯川温泉の宿に置き忘れてしまったことに気づきました。(気づくのが遅すぎますが。。。)
翌日は、仕事でお世話になった方に会う予定だったので、さすがにジャージはまずいなと思いました。ただ翌日はレンタカーを使うので、かなり遠いですが、戻って取りに行くしかないなと思い、湯川温泉の宿に連絡して、服があることを確認し車で伺う旨を連絡し、翌日の岩手横断ドライブが決行されることとなりました。
Lap time
0 - 5km 29:40
5 -10km 30:36
10-15km 32:45
15-20km 38:15
20-25km 36:59
25-30km 39:43
30-35km 38:56
35-40km 45:36
40-45km 36:50
45-50km 33:38
前半 2:48:15
後半 3:14:43
6時間2分58秒
つづく
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿