2011年9月22日木曜日

2011白馬国際トレイルラン(その2)

第1回白馬国際トレイルラン (2011.9.18開催)

つづきです。)


八方尾根を過ぎると一気に下り、勢いよく駆け下りました。松川の河川敷のコースに入ると、しばらく平坦な道が続きます。普段軽いシューズで走っているので、トレランシューズは重く、平地ではなかなか進みません。一人、また一人と抜かれてきました。



途中の私設エイドで果物やおにぎりを食べつつ、岩岳山頂に向けた上りが始まりました。今回は岩岳が最大の難所だと思っていたので、覚悟して、暑くなりはじめた天気の中、ゆっくり登って行きました。



林道を抜けて、周囲が開けたゲレンデに出ると、はるか遠くの山頂に走っている人が見え、気分が沈みかけます。
おまけに上級コースなので、傾斜は急、あまり上を見ずに、足元だけを見ながら登りました。そして、岩岳山頂の到着、よい景色を眺めながら、エイドで水分と蕎麦などを頂きました。まだコースの3分の1でしたが、とりあえずほっとしました。





岩岳からの下りは急で、雨上がりの地面は、ぬかるんでいる場所もあり、おまけにハーフパンツで、ハイソックスなしなので、滑らないように注意していたのですが、1回転倒し、腕に擦り傷ができました。




それでも、下りは軽快に走ることができ、途中、蜂が発生して、道なき道を迂回するハプニングがありましたが、無事20.8キロの第1関門(ほぼ中間点)を通過しました。ここまでで3時間半、単純に倍をしても7時間、制限時間は10時間で問題ないのですが、やはり長いレースになりました。



後半しばらくは平坦な舗装道路、お昼近くになり、かなり体感気温は上昇してきました。続いての関門は塩の道、日本海から塩などを運んだ伝統ある道、ここは八方尾根や岩岳よりは高低差がないので、スムーズに通過することができました。

その後、再び舗装道に戻り、学生がテニス合宿をしている光景を横目に見ながら、走っていきました。



陸橋を通過すると、ロープ伝いに降りて、下の道を走り、白馬の田園地帯を走ります。ここまで来ると、前後のランナーとの間隔が開き、自然の音しか聞こえない状況です。気持ちいい光景ですが、さすがに疲労も出てきました。


ゆっくりゆっくりと姫川の川沿いを走り、吊り橋の景色に感動しながら、30キロを通過しました。エイドには、Red Bullがあり、実は初めて飲み、炭酸系が心地よくおかわりしてしまいました。




その後、コース場に湧水?があり、頭からかぶったり、飲んだりして、何とか体を回復するようにしました。



残り10キロ、岩岳も越えて、もう大丈夫かと思ったら、最後に最大の難所が残っていました。それは「きこりの道」、ネーミングで大したことないだろうと侮っていたのですが、いつまでも、いつまでも、先の見えない林道の上り坂でした。



一旦下ったかと思うと、また果てしなく上りが続きました。途中、ランナーに追いついても、先頭で登ると辛いので、後ろについて登るようにしました。 しかし、皆、考えることは一緒で、先頭で登るのを避けて皆が道を譲り合います。こんな場所で「ウエシマ作戦」?が展開され、「どうぞ、どうぞ」と次々に道を譲ってもらったので、頑張って先頭で引っ張って登るようにしました。

長かった登りも終わり、ようやく下り始めて、徐々に元気が出始めたところで、ハイドレーションのドリンクも少なくなってきました。それでも、残り距離を考えたら妥当な量だったなと思い、何とか次のエイドまで目指しました。



きこりの道での格闘もようやく終わり、つり橋を渡ると、最終エイドに到達しました。残り4キロちょっと、時間は7時間を経過して、あとはゴールまでの辛抱です。暑くて、走ったり歩いたりで、何人かに抜かされながら、ゴール地点を目指します。



ゴールまで2キロから、遠く感じましたが、ゆっくりゆっくり、草の道を進み、八方のゴール会場が近づいてきました。


7時間53分の白馬村一周の旅は、ようやく終わりました。

うまく表現できないですが、マラソンとは違った疲労感でしばし動けなかったですが、ゴールには椅子が用意され、そこに座っていると、完走賞もドリンクも手渡され、ひと時の王様気分?を味わって、ゴールの余韻に浸りました。

その後、会場内にある温泉で、汗と泥を流しました。


帰りは八方からバスで、上村愛子選手(ポスター)が見守る白馬駅に向かい、そこから電車で1時間ちょっとの実家に戻りました。




実家の階段では転倒して、お尻を強打、手や腕に擦り傷を作り、翌々日以降は、筋肉痛も重なって、全身色々な痛みで大変なことになっていますが、久しぶりのトレイルランは、下り・登りは健闘、平地でなぜか苦戦という結果で、ある程度、収穫はあったかなと思います。

また、面白いコースがあれば挑戦したいと思います。

白馬国際トレイルラン
http://www.hakubatrail.com/top.html

コース
http://www.hakubatrail.com/coursemap.html

参加賞
バッグ、Tシャツ、タオル、りんご、ドリンク、鈴、入浴割引券、牛乳、氷、豚汁

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)