第1回白馬国際トレイルラン (2011.9.18開催)
(つづきです。)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjFaxgKNjgNQzEM_GQOrDDD5IIatMQi7P6xlHDQYMBi57WfdwtroQerrOmt2oG-2UbnmUXK9ggoCzwyP2XsTmhi90uASrOcHg7qLSjsZtT8ElgOmvbJZZ45GsEXg8zrVgOa3buK6XtztbLz/s200/NEC_0703.JPG)
八方尾根を過ぎると一気に下り、勢いよく駆け下りました。松川の河川敷のコースに入ると、しばらく平坦な道が続きます。普段軽いシューズで走っているので、トレランシューズは重く、平地ではなかなか進みません。一人、また一人と抜かれてきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLkleP2g01q5ZJdLNGU0vgN_Uk84kQuIRP1lvQlB9Sd8X-ByLQy0Iaf_xLa7sFu-UqV4F36_HUw66BKPfEPbjVyJ6OeUy01pzJOWr5Sbfg_J2uaGfilqyBeakVEAPKsPlgDjzwbG0pL99c/s200/NEC_0705.JPG)
途中の私設エイドで果物やおにぎりを食べつつ、岩岳山頂に向けた上りが始まりました。今回は岩岳が最大の難所だと思っていたので、覚悟して、暑くなりはじめた天気の中、ゆっくり登って行きました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjaXnN6PGd3ygsgjWECivBVa3QcUm4DZGpUX1JNFwuVO5FBcCVexyHtHukBwWiW8h7SXo3y6ZibPJN7sv-3V-r0SUSKO00y5suRBXkYJj6JYNQOvZZDM-Y2CuCgRWiOmaK6HBO83l0jAEV1/s200/NEC_0706.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhB5y0Go3P8zvMXpsbdwh9IqhIW_ASVClNJrfAYYRg9r_l62pyJFjW3O9aKmh_mvs2VqJarSDRX2vn0fKcVhcZTOqKcZ5p4_fnPPPrgmNb3AQqXivkODSOvX83WLtouky8Eo_z1MIvceM24/s200/NEC_0707.JPG)
林道を抜けて、周囲が開けたゲレンデに出ると、はるか遠くの山頂に走っている人が見え、気分が沈みかけます。
おまけに上級コースなので、傾斜は急、あまり上を見ずに、足元だけを見ながら登りました。そして、岩岳山頂の到着、よい景色を眺めながら、エイドで水分と蕎麦などを頂きました。まだコースの3分の1でしたが、とりあえずほっとしました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0xNSZDJkz7CfXWyqyj_ctO3yizGlJGwVdYz4rqUA2f6fwKxpjg9VbbiNl-E4oi26FU8qc4foiyinNx3yKinAkXoULuV1XYmiQKlX3Vvj8HbbxmhAT3jZ7J-vj4mkJY9NfElCjhnNPe84o/s200/NEC_0708.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigywRWsAEFb4TACV47h4NTP7TIFGFoiNtoZdC4qIIKjptBavDEAMq7WPn-kLfCzLvEWBQ1ytaTeRvulToX4pyCGpiVpw01QKpalRmOvToAabVl4wJ1ARHyo6VPkn6GAIriEszyjE1mfPs0/s200/NEC_0709.JPG)
岩岳からの下りは急で、雨上がりの地面は、ぬかるんでいる場所もあり、おまけにハーフパンツで、ハイソックスなしなので、滑らないように注意していたのですが、1回転倒し、腕に擦り傷ができました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXRSWfKOAoKybcbI1N9qli3iqGosb06_EQYwx6w3aaMdeMWug2bVaCfdmbqekdIhi6QmUukcADxusiABH5RT68G0XZAWNCfgqo9qIngwaMikWWkJEBjgIV5GTrsfbU7YLZA4wuYhNUPJ1q/s200/NEC_0711.JPG)
それでも、下りは軽快に走ることができ、途中、蜂が発生して、道なき道を迂回するハプニングがありましたが、無事20.8キロの第1関門(ほぼ中間点)を通過しました。ここまでで3時間半、単純に倍をしても7時間、制限時間は10時間で問題ないのですが、やはり長いレースになりました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiohNrkYD7D_X9rqRvK8YbPIa4-ti9FzXIDyEWjCYQxiVUNun3TpmSvrnQteayqzC5SHwTHfvb3xttQWdyd-jRJKOMt-1lnVaYK7BXXjF4baKW8yDJyOCnubrULoOHJHKlzDj2CznpEaIV1/s200/NEC_0712.JPG)
後半しばらくは平坦な舗装道路、お昼近くになり、かなり体感気温は上昇してきました。続いての関門は塩の道、日本海から塩などを運んだ伝統ある道、ここは八方尾根や岩岳よりは高低差がないので、スムーズに通過することができました。
その後、再び舗装道に戻り、学生がテニス合宿をしている光景を横目に見ながら、走っていきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRyIOgcmsfUubAoNDkdMfnylRdgB4T-xSKR1xA-cA9bo3uZGwKXx7eAiXmhoTYqXF08wsc8P4NSZJ_ztryBain_i1kS2qkWtB11fFPp4AO9uL8ftI1-g91TSRwTVPt38tlTKslMT4CGZfT/s200/NEC_0713.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgV5TGPYVbc1CfKGXtxuFT-RJdM_f0lCxfN_07PSa_9-xTy-tdmHj7eV_3U-__ReT3sZ59uxqYUwy_Fzxt3Xq3JKDRMzH0gh-Mm6rUWY32nf4GHDbENfk-xxiWeZWp9mMzrvG3BDmlKVGUb/s200/NEC_0714.JPG)
陸橋を通過すると、ロープ伝いに降りて、下の道を走り、白馬の田園地帯を走ります。ここまで来ると、前後のランナーとの間隔が開き、自然の音しか聞こえない状況です。気持ちいい光景ですが、さすがに疲労も出てきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg9eVYAwwN9E5A1HNRr4T_ht18jK_hB_kuj0E5vaqVKcahy2o2eW_CgtO5wn6Op0cgBYH5W49O8aR3HEZr3n7uSdVlpkSE7k2c_K5OR1wBvQTkiGcraQ78UiJGN_6XYR4N7xDQmsI0raMxH/s200/NEC_0715.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgSy1yvet_FGX38qyUgqh0Kcx5dES_q8OMkW0Kp55vDeTcvF6dXSosC_2-vy2dGwntvD-_13T0lyIrYjcyu5pR_9g6MsKB27pMUj34kIGzwFwyVJ3ol-R94WKhnJwRX8V_W8bS0yPTb7rs9/s200/NEC_0716.JPG)
ゆっくりゆっくりと姫川の川沿いを走り、吊り橋の景色に感動しながら、30キロを通過しました。エイドには、Red Bullがあり、実は初めて飲み、炭酸系が心地よくおかわりしてしまいました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwUS5Ngdn_E87GoIEyRhK3P6O5V_mnA83GNf1CQkERewjCESCSFS88Nwvqevsjc7y793VfPUlzIkUUL99tzyRri8Rbg4tYYrQqt7J0HwYWGPwD8KTFAIF5Xt3ocfsnbiJ0hr_isugNWy5d/s200/NEC_0717.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3WlrQbW51laBSeKB6b65UeqN1cqYwNi6fxTwF8gDbvWYhyUW7yu5NbfgKNIZvQ-Ix3G3yCCsEL4UwJkRfIAukkPhMjWtZ3BM1WYRkHxL6-j6nGRxRALRD7owjfgfEwRqCUyWfKt2v0Fej/s200/NEC_0718.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRk3XDJctNuL3LBuKqWDi95VfQv2BP2C-HH9K4LFJaIKF2EqXqzXeT0CFYum1yTizKKeTGmHRVYRYWpCOjxTluf4qbcBJs5oWFUtEhKzz7GznU8Hqh6WnbmQCZxNCgxuPA05R5wIGmsKbK/s200/NEC_0719.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdp7MCX93Ip7yLe4l26MP2MlLSKEju4It0FWqNf5VlRSvVP1N0-L5bsWHXAjL9ZX0InRNinFx3jC1J9olWhPeScwpo_gaqJ-C2GaoxkwPyNfcSAfY2WbW14yBfTeffiNnb-gt6ZT-AzJor/s200/NEC_0720.JPG)
その後、コース場に湧水?があり、頭からかぶったり、飲んだりして、何とか体を回復するようにしました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCDFiy4KdctLtmQXnV6BTCK6sxpH2_WYu6oQEBCEG7l6-Iip-EAXhE7nfkKFvVKA5JggliBoX6E-CUFCmHGm_PgnT8xN-qpXCKN43K2v2Y10CgNKyY7le-DStqDX02sMcXW_68KPaXeGMh/s200/NEC_0721.JPG)
残り10キロ、岩岳も越えて、もう大丈夫かと思ったら、最後に最大の難所が残っていました。それは「きこりの道」、ネーミングで大したことないだろうと侮っていたのですが、いつまでも、いつまでも、先の見えない林道の上り坂でした。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrXNwksriFwA-P9yZipQyuzbJR2hgcSaZ73IItIqCiZcWgmNT4cXCC-D_Fw7FdPUt1HUDssAfmDwI86U8UzJW87O1YiaM9gS8UWMalN9Iwfo_BTzdE2ubTpgm8sJhqYlHJvZLWnZsikyxe/s200/NEC_0722.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVD46q3k4BtUvVMQwDct5N5nXOHV6HKK9e_BxNfCg0wpTanBY4G68a_QPH0Ric-V0nFLjRoFvLzn4dyY25hGMGC80E5LuXI51NhhgSpgsfPohB5VN3uMMk_jjc6CFndN6KS2LAkEhj0UwA/s200/NEC_0723.JPG)
一旦下ったかと思うと、また果てしなく上りが続きました。途中、ランナーに追いついても、先頭で登ると辛いので、後ろについて登るようにしました。 しかし、皆、考えることは一緒で、先頭で登るのを避けて皆が道を譲り合います。こんな場所で「ウエシマ作戦」?が展開され、「どうぞ、どうぞ」と次々に道を譲ってもらったので、頑張って先頭で引っ張って登るようにしました。
長かった登りも終わり、ようやく下り始めて、徐々に元気が出始めたところで、ハイドレーションのドリンクも少なくなってきました。それでも、残り距離を考えたら妥当な量だったなと思い、何とか次のエイドまで目指しました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhUpLye9FoxgXsG_x1VI2uvyLs25m4wuqkXNcdC-eXVucoTXYwB62dgKJkJgRUlE5nhLcT6Lm1a8y2b3UlBHX-tWNRrLmtLwZAjuMyPJlkAS1v6AnD3nvJ0nP3Fy_vEzuT3oLDOhFyR_TAO/s200/NEC_0724.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkYQz_Kqk5_BXPomnnCHoLt-HvpNml8k3ZdBxhn6daEn52roLIpQaGDLSQLzAnaHoLlqbR8YC85PAT5Li-KjfCvOUbw6foUHOy-J-32-9Y0cszT-5anJ5XyMdGdX9TAa5LHKtrYq6lNQ5n/s200/NEC_0725.JPG)
きこりの道での格闘もようやく終わり、つり橋を渡ると、最終エイドに到達しました。残り4キロちょっと、時間は7時間を経過して、あとはゴールまでの辛抱です。暑くて、走ったり歩いたりで、何人かに抜かされながら、ゴール地点を目指します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzrkfwHF7Q9QlAetYv0TLz3MM9zBwcZChP5_0f57exDR5VMGYXS1S5IUpxhrmcU6rrGoAStMtKivKEzn9KRWbCMQ_4smR-eCToiNA6DqcK2U6P8QRibmL37S64mv43LDYsFPpfY0FxRii3/s200/NEC_0726.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi_WP0BRTwmwEy9coaV4iLBP-xy_KVNRO3Q4pxWBl7DMZhRi9MQPuuhlE5LgLjOdm3fjpiUhIQGXNcE-esgaizxlh8GWDeI-doWc5vynzQpJdZE0yxhS3_zg0lfUmxC7kgqrXv564ltL82I/s200/NEC_0727.JPG)
ゴールまで2キロから、遠く感じましたが、ゆっくりゆっくり、草の道を進み、八方のゴール会場が近づいてきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhiJz0u8diYt-s_Jrok-3IPHL_OrTknwuy4Z4JokEv0MvSHrFGgvdubde9Wq8r4n5ES0YeHWDBf1QafMvsynrKtH5nleg0k0WY0pSmIpmv7vXsLK4c3T8sbslTC_mHTYQJJzgKUps8PVMCY/s200/NEC_0728.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPm1Mt63uwpOlH1_6cTll0bs4_cW4VyiXQdxRbD_3FESh81KKX9_F3EhB8h2jzovXyWqr8UuZ5xLTz4Q5LHHDEoU_7PtwURb4EFbIhqKI3xhFqj7Q2GFYgjrKv1qxc-K8qlqr5qzp_PBSk/s200/NEC_0730.JPG)
7時間53分の白馬村一周の旅は、ようやく終わりました。
うまく表現できないですが、マラソンとは違った疲労感でしばし動けなかったですが、ゴールには椅子が用意され、そこに座っていると、完走賞もドリンクも手渡され、ひと時の王様気分?を味わって、ゴールの余韻に浸りました。
その後、会場内にある温泉で、汗と泥を流しました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiYOB5JWLChhL5NEjlYd2b6-k_w1V7YGuLrnx4v5xOiSOBfA75ROGKUYy0zUjLYoszPXU5Vwr5hj5VCFwBzOWMAOQvGdb_mfLdZzSd3bBig1iY37rdCabnX55LGQHFE2rn7GkYhIvUDw1LO/s200/NEC_0732.JPG)
帰りは八方からバスで、上村愛子選手(ポスター)が見守る白馬駅に向かい、そこから電車で1時間ちょっとの実家に戻りました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh-vc8iokIb2JFCzTw8UL9zQ-AHAtX8xjAfZ2dP19RBSJVDNoIJ5P_OZbiTUOwliMUD8QFsMAH2tvcxkPzExOJY65pQE0hePYAfPy3p15afdJdISrQrBxEHHhWWxV8w6lduLHKR21ayAu37/s200/NEC_0733.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhoAszXMwEY0c3mzJqbI5NII9wpaJq3ns6guRX13D2rN5OVzKJTnJAw7tno4UGSmVBqBAudza8kNt9xVB9h8Y72valkk8tigOPVMIXe3aSo9vBU-7n01CQOdtgptYrYi7k2tW1d9ZrGYSX7/s200/NEC_0734.JPG)
実家の階段では転倒して、お尻を強打、手や腕に擦り傷を作り、翌々日以降は、筋肉痛も重なって、全身色々な痛みで大変なことになっていますが、久しぶりのトレイルランは、下り・登りは健闘、平地でなぜか苦戦という結果で、ある程度、収穫はあったかなと思います。
また、面白いコースがあれば挑戦したいと思います。
白馬国際トレイルラン
http://www.hakubatrail.com/top.html
コース
http://www.hakubatrail.com/coursemap.html
参加賞
バッグ、Tシャツ、タオル、りんご、ドリンク、鈴、入浴割引券、牛乳、氷、豚汁
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(つづきです。)
八方尾根を過ぎると一気に下り、勢いよく駆け下りました。松川の河川敷のコースに入ると、しばらく平坦な道が続きます。普段軽いシューズで走っているので、トレランシューズは重く、平地ではなかなか進みません。一人、また一人と抜かれてきました。
途中の私設エイドで果物やおにぎりを食べつつ、岩岳山頂に向けた上りが始まりました。今回は岩岳が最大の難所だと思っていたので、覚悟して、暑くなりはじめた天気の中、ゆっくり登って行きました。
林道を抜けて、周囲が開けたゲレンデに出ると、はるか遠くの山頂に走っている人が見え、気分が沈みかけます。
おまけに上級コースなので、傾斜は急、あまり上を見ずに、足元だけを見ながら登りました。そして、岩岳山頂の到着、よい景色を眺めながら、エイドで水分と蕎麦などを頂きました。まだコースの3分の1でしたが、とりあえずほっとしました。
岩岳からの下りは急で、雨上がりの地面は、ぬかるんでいる場所もあり、おまけにハーフパンツで、ハイソックスなしなので、滑らないように注意していたのですが、1回転倒し、腕に擦り傷ができました。
それでも、下りは軽快に走ることができ、途中、蜂が発生して、道なき道を迂回するハプニングがありましたが、無事20.8キロの第1関門(ほぼ中間点)を通過しました。ここまでで3時間半、単純に倍をしても7時間、制限時間は10時間で問題ないのですが、やはり長いレースになりました。
後半しばらくは平坦な舗装道路、お昼近くになり、かなり体感気温は上昇してきました。続いての関門は塩の道、日本海から塩などを運んだ伝統ある道、ここは八方尾根や岩岳よりは高低差がないので、スムーズに通過することができました。
その後、再び舗装道に戻り、学生がテニス合宿をしている光景を横目に見ながら、走っていきました。
陸橋を通過すると、ロープ伝いに降りて、下の道を走り、白馬の田園地帯を走ります。ここまで来ると、前後のランナーとの間隔が開き、自然の音しか聞こえない状況です。気持ちいい光景ですが、さすがに疲労も出てきました。
ゆっくりゆっくりと姫川の川沿いを走り、吊り橋の景色に感動しながら、30キロを通過しました。エイドには、Red Bullがあり、実は初めて飲み、炭酸系が心地よくおかわりしてしまいました。
その後、コース場に湧水?があり、頭からかぶったり、飲んだりして、何とか体を回復するようにしました。
残り10キロ、岩岳も越えて、もう大丈夫かと思ったら、最後に最大の難所が残っていました。それは「きこりの道」、ネーミングで大したことないだろうと侮っていたのですが、いつまでも、いつまでも、先の見えない林道の上り坂でした。
一旦下ったかと思うと、また果てしなく上りが続きました。途中、ランナーに追いついても、先頭で登ると辛いので、後ろについて登るようにしました。 しかし、皆、考えることは一緒で、先頭で登るのを避けて皆が道を譲り合います。こんな場所で「ウエシマ作戦」?が展開され、「どうぞ、どうぞ」と次々に道を譲ってもらったので、頑張って先頭で引っ張って登るようにしました。
長かった登りも終わり、ようやく下り始めて、徐々に元気が出始めたところで、ハイドレーションのドリンクも少なくなってきました。それでも、残り距離を考えたら妥当な量だったなと思い、何とか次のエイドまで目指しました。
きこりの道での格闘もようやく終わり、つり橋を渡ると、最終エイドに到達しました。残り4キロちょっと、時間は7時間を経過して、あとはゴールまでの辛抱です。暑くて、走ったり歩いたりで、何人かに抜かされながら、ゴール地点を目指します。
ゴールまで2キロから、遠く感じましたが、ゆっくりゆっくり、草の道を進み、八方のゴール会場が近づいてきました。
7時間53分の白馬村一周の旅は、ようやく終わりました。
うまく表現できないですが、マラソンとは違った疲労感でしばし動けなかったですが、ゴールには椅子が用意され、そこに座っていると、完走賞もドリンクも手渡され、ひと時の王様気分?を味わって、ゴールの余韻に浸りました。
その後、会場内にある温泉で、汗と泥を流しました。
帰りは八方からバスで、上村愛子選手(ポスター)が見守る白馬駅に向かい、そこから電車で1時間ちょっとの実家に戻りました。
実家の階段では転倒して、お尻を強打、手や腕に擦り傷を作り、翌々日以降は、筋肉痛も重なって、全身色々な痛みで大変なことになっていますが、久しぶりのトレイルランは、下り・登りは健闘、平地でなぜか苦戦という結果で、ある程度、収穫はあったかなと思います。
また、面白いコースがあれば挑戦したいと思います。
白馬国際トレイルラン
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コース
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バッグ、Tシャツ、タオル、りんご、ドリンク、鈴、入浴割引券、牛乳、氷、豚汁
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