2011年10月6日木曜日

2011別海町パイロットマラソン(その2:レース編)

つづきです。

10月2日(日)大会当日


冷え込みましたが、その分、美しい秋空、清々しい朝です。
たくさんの朝食を頂いて、準備をして、会場に車で向かいました。

9時前、広い駐車場も埋まり始めていて、ペーパードライバーとしては、多少駐車に苦労しましたが、普段とは違って、大きな荷物を持ち運ばなくてよいので、楽に感じました。

参加者は増えたとはいえ、2000人規模なので、遠くのトイレはすいていて待ち時間がなく快適です。

別海町内はそれほど宿泊施設は多くないので、会場のそばのキャンプ場で、寒い中、テント泊で参加する人もいます。


1回目の2004年は、初マラソンで出した4時間27分の自己ベストを9年ぶりに更新しましたが、
その後は、後半失速するレースが続き、昨年ようやくサブ4をこの大会でも達成しましたが、いつもラスト10キロには苦労しています。


ということで今回の目標は、30キロまで無理しないペースで走り、30キロ以降で勝負して、昨年の別海町でのベスト記録更新を目指すことにしました。


フルマラソンは、3月の鳥取マラソン以来、7か月ぶりですが、その間に、112キロ、50キロ、77キロ、44キロとウルトラの距離の大会には参加していたので、スタミナ面は自信を持っていました。しかし、スピードは、暑い夏が続いて思うように走れず、やや不安がありました。


午前10時、晴れ、しかし、強い風が吹く中、スタートしました。最初の5キロは、別海町の中心市街地を走るコース、声援も多く、風も建物で遮ってくれて、さほど感じず、5キロ地点は26分42秒で、ほぼ予定通りのタイムで通過しました。


5キロを過ぎると、酪農地帯に入り、まともに風を受けます。直線道路なので、10数キロ向かい風気味の横風が続きます。それでも、5キロから10キロは26分36秒でペースを維持しました。その後も、単独走にならないように集団の中でできるだけ風をまともに受けないように気をつけながら15キロは、27分1秒で通過しました。

17キロで左折すると、まともな向かい風に、ここで前後に人がいなくなり、直接風を受けてしまう形になり、ここは仕方なく少しペースを上げて前の集団に追いついて、風を避ける作戦をとりました。

牛が間近に見えるポイント長閑な雰囲気ですが、ペースを上げたこともありこのあたりから疲れが出始めました。20キロ地点は、27分10秒で通過、まともな向かい風の中、ほとんどペースを維持しました。

中間点を1時間53分で通過、4時間切りを狙えるタイムで、折り返しました。折り返すと追い風になり、後ろからペースアップしているランナーに次々抜かされていきます。さきほど少しペースを上げた分、その反動でペースが落ちて行きました。ただ、キロ5分40秒台では走れていたので、焦らず30キロから勝負と言い聞かせて、どんどん抜かされるのを我慢しながら、力を貯めることにしました。


25キロのラップは28分36秒で通過、次の5キロが大事になってきました。後半は追い風気味の横風で、前半よりは多少楽に走れます。体も回復して、再びペースを上げることができました。28キロ地点は、中西別の集落、例年はこのあたりでかなりくたくたになっているのですが、今年は多少の余裕を残して通過、30キロのラップは27分58秒で、ペースアップに成功しました。



しかし、30キロ地点の総合タイムは昨年よりも30秒ほど遅いタイム、ここからが勝負となりました。例年ラスト10キロは、全体的には多少下っているはずなのですが、きつい上り坂に感じてしまうほど、いつも苦しんでいるのですが、今回は足が動いてくれました。一度抜かされたコスプレランナーも再び抜き返すなので、挽回してきました。

35キロ地点のラップは27分56秒、まだ27分台を維持して、昨年よりも1分ほど上回り、別海町でのベストが見えてきました。しかし、呼吸のほうがまた苦しくなり、37キロから徐々にペースは落ちてきました。3時間50分切りは難しいけど、4時間切りは問題ないという状況で、モチベーションの維持が難しく、じわりじわりペースが落ちて、40キロ地点のラップは29分23秒で通過、何とか30分は切ってきました。街中で声援が多くなり、最後のひと踏ん張りしたいところですが、ラスト2キロは再び強い向かい風となりました。




ペースが落ちてしまいましたが、もう昨年の記録は更新できる状況で、競技場内に入りました。最後のトラック1周は再びスピードを上げて、ゴールしました。


3時間55分26秒、北海道マラソン、千歳国際マラソン、洞爺湖マラソンを含め、北海道でのベストタイムとなりました。
途中はどうなることかと思いましたが、何とかそれなりのタイムでは走ることができました。

ゴール後は、いつものように秋味鍋を食べたのですが、食べている途中で、大粒の雨が降ってきました。今回は奥武蔵ウルトラマラソンとは逆に、昨年より早くゴールできて雨を避けることができました。

秋空だと思っていたら、急に夏のようなにわか雨、そして、空には虹がかかりました。





その後、完走賞の鮭を頂き駐車場へ、いつもは重い荷物と鮭で着替えや移動が結構大変でしたが、今年はレンタカーで快適でした。

つづく

トラックから鮭を積みだしています。

完走賞の鮭を受け取る場所です。

その場で郵送の手続きもできます。

完走賞の鮭とバター

















ラップタイム
 0-  5km 26:42 (昨年26:41)
 5-10km 26:36 (昨年27:10)
10-15km 27:01 (昨年27:11)
15-20km 27:10 (昨年27:20)
20-25km 28:36 (昨年27:07)
25-30km 27:58 (昨年27:58)
30-35km 27:56 (昨年29:35)
35-40km 29:23 (昨年31:26)
40-ゴール14:04 (昨年13:50)

ゴール 3時間55分26秒 (昨年3:58:18)

別海町パイロットマラソン全成績
2004年 4:15:25(9年ぶりの自己ベスト)
2005年 4:14:14
2006年 4:22:34
2007年 4:38:29
2008年 4:24:55
2009年 4:08:53
2010年 3:58:18
2011年 3:55:26

参加賞:バター、牛乳、アイスクリーム、秋味鍋、スポーツドリンク
完走賞:バスタオル、鮭一匹
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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)