2011年10月28日金曜日

2011出水ツルマラソン(その2:当日編)

つづきです。

10月23日(日)

今週も、先週と同じぐらい晴れて朝から暑い陽気になりました。


大浴場で朝風呂に入り、朝食バイキングを食べて、7時45分頃ホテルを出ました。
(鹿児島県内で食事をすると、さつま揚げ、黒豚、鶏肉、さつまいも、焼酎(ビン)茶色系統のものが多いなと、ふと感じました。)

会場までは歩いて15分、アクセスのよい場所にあります。偶然、道中、前夜祭で参加された方と一緒になりました。
エントリー数は2000人弱で、混雑もなく快適に準備ができました。トイレも待ち時間ゼロでした。


今回はレース前までの一週間多忙で、睡眠不足ということもあり、体調が万全でなく、天気も25度を超える予想で、おまけに前日焼酎を結構飲んだので、とても記録を狙う状況ではなかったので、ゆっくり走ることにしました。

午前9時、800人強のランナーで、フルマラソンの部がスタートしました。最初は、競技場周辺を5キロ周回して、スタート付近に一旦戻るほぼフラットなコースで、沿道から声援も多かったのですが、やはり今日は足が重くて、5キロ地点は27分18秒で通過、ここ数年では一番遅い入りで、厳しいレースになりそうな雰囲気を感じました。



その後コースは、中心市街地に入り、日差しを遮る建物が増えたのですが、ペースは上がらず10キロ地点は27分46秒で通過しました。

多くはないですが、仮装のランナーもちらほら走っていて、バットマンの格好したランナーに「悪魔がんばれ」と応援していたお婆さんは印象的でした。

10キロから15キロは、このコース最大の難関で、50m~100mの坂を2,3回上ったり、下ったりを繰り返します。とりあえず、上り坂は頑張って、下り坂は休む作戦で、ちょっとペースを盛り返して、15キロは27分45秒で通過しました。


ここは2.5キロ毎に、給水、給食があって、果物、パン、お菓子の他に、さつまいもまで出ます。この暑さなので、ともかく給水には気をつけて多めに取ることにしました。

15キロ過ぎからは、下り坂が多かったのですが、暑さで体力がかなり奪われつつあったので、少し抑えて走りました。沿道からは、「ハイサイおじさん」の音楽が流れ、「沖縄か」と心の中で突っ込みを入れつつ、音楽にのりながら、20キロは27分49秒で通過しました。その後、砂利道を走ると、中間地点を1時間57分強で通過しました。4時間を切るには、ちょっと厳しい状況です。

砂利道を過ぎると、ツルの飛来地になるのですが、昨年の2月開催から、鳥インフルエンザの影響を受けにくい10月開催に今年から変更になったため、現在150羽程度飛来しているようですが、見ることはできませんでした。


25キロは28分27秒で通過、かなり暑くなってきました。海が見えてきて、きれいな景色になってきましたが、いっぱいいっぱいになってきました。


折り返して残り15キロ、汗だらだらになって、何とか踏ん張っている状態です。30キロ地点は、29分22秒で通過、ペースの下げ幅が大きくなってきました。

それでも32キロ地点を約3時間で通過、10キロのレースを1時間以内で走るつもりで、そこから頑張ろうと気力を振り絞りました。徐々にペースを上げて、いい感じになってきました。

再び走りづらい砂利道を過ぎて、35キロ地点は28分40秒で通過、ペースアップに成功し、サブ4が見えてきました。

しかし、このあたりから、一生懸命に走っているのですが、後ろから再び抜かれはじめて、なかなかペースが上がらなくなりました。おかしいなと思っていたら、徐々に空腹状態になりました。そして、こんなに暑いのに寒気を感じはじめ、完全にエネルギー切れを起こしてしまいました。

水分に気をとられて、栄養補給が不十分だったようです。幸いすぐにエイドがあり、茹でたサツマイモとバナナを一気に食べて、多少回復して、ゆっくりですが走れるようになりました。

40キロ地点は33分16秒で通過、サブ4まで10分を切って、絶望的になりました。あとは走り続けてゴールを目指すことにしました。

競技場が近づいて、沿道の声援が増えてきました。マラソンゲートをくぐって、ラスト100m、背後からスパートして迫ってくる足音が聞こえてきました。トラック練習しているせいか、咄嗟に反応して全速力でスパートしました。場内アナウンスでも実況され、スタンドも盛り上がり、4時間は過ぎていましたがついつい頑張って、抜かされずにゴールしました。

4時間4分40秒、万全な状態でなくてもサブ4できたらよかったのですが、最初の5キロを考えたら、まあまあ踏ん張れました。

着替えて、空くじなし抽選で、出水市の特産品を頂き、さらに、うどんとおにぎりのサービスがあり、美味しく頂きました。そこで、前夜祭で同じテーブルにいた方と再会、デットヒートを展開した方でした。









その後、無料温泉券で、市内の温泉に入って汗を流し、市内にある日本一のお地蔵さんを拝観して、出水市内をあとにし、鹿児島空港で、豚とじ丼を食べて、東京に戻りました。



 

おもてなしをたくさん受けて満足の遠征でした。

ラップタイム
 0-  5 km 27:18
 5- 10km 27:46
10-15km 27:45
15-20km 27:49
20-25km 28:27
25-30km 29:22
30-35km 28:40
35-40km 33:16
40-Goal   14:17

ゴール 4時間4分40秒

参加賞:Tシャツ、タオル、アクエリアス、茶パック、佃煮、みかん
遠来賞:炭火鶏肉、鶏釜めしの素

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)