2016年4月23日土曜日

2016長野マラソン(その2)

長野マラソンつづきです

2016年4月17日(日)大会当日 朝5時起床

前日の天気予報では朝から雨予報でしたが、曇り。
しかし、予報通り強い風が吹いていました。

コースは南西方向に進むワンウェイ。
風も南西から、向かい風区間が長く、とても厳しいコンディションになりそうです。


朝食など、準備を済ませ、ホテルをチェックアウト。
長野駅に向かいました。


すでに気温は17度を超えていましたが、強い風でそれほどの暑さを感じませんでした。
長野駅から北長野駅までは電車で移動。(選手は無料で乗車できます。)



北長野駅は、昨年からJRから、しなの鉄道の駅に。北陸新幹線開業で変わりました。


ランナーの流れとは異なる道を通って、途中、神社のトイレを利用して、会場に向かいました。


 7時過ぎにスタートの長野運動公園に到着。
長野マラソンは、お昼近くから千曲川沿いで風が強くなることは、よくありますが、朝からここまで強いのは初めてです。


荷物が飛びそうで、注意しながら準備をしました。


例年、桜が満開の公園ですが、今年は首都圏と異なり、長野の桜は早く、すでに散っていました。


それでも、桜以外の花は綺麗です。


雨対策もしながら、荷物をトラックに預けました。



スタート地点の横の石渡八幡神社 では、応援お守りシール」が配布されているので、頂いて、スタート地点に向かいました。


直近4年の長野マラソンはサブ4(4時間以内)で走ってきましたが、今回は、長引く不調で、直近2大会の日本平桜マラソン甘楽さくらマラソン共に、序盤からスピードがなく、終盤も粘れませんでした。


気象条件が良くて、ペース配分が100%うまくいかない限りでは、サブ4は難しい状態です。むしろ、強い風、高い気温の条件だと、かなり終盤は厳しく、完走も危うくなるのではないかと思い、とにかく、きっちり完走することを目標にしました。


強風のため、スタート地点のバルーンゲートは、危険防止のため、撤去されました。
そして、熊本地震で亡くなられた方に対して黙祷が捧げられ、いつもとは違う雰囲気で、午前8時半、長野マラソンがスタートしました。


スタート前から、雨が降ったり、止んだりの状態でしたが、気温も高いこともありそれほど気にならず、風も、建物、沿道の応援も多く、ランナーが密集して走っていることもあり、あまり影響を感じず、走っていきます。


しかし、1キロ、2キロのペースは、5分半前後で、例年より遅め、サブ4は厳しい状況で、やはり計画通り、我慢で粘るマラソンになりそうです。


他の大会でもそうですが、今年は、外国のランナーの姿が目立ちます。


長野の中心部に入り、だんだんと増えて行く声援の中、5km地点を通過。28分1秒。
昨年とは2分以上遅いペースですが、もう今年は、今の力を考えれば、我慢です。


ここから、しばらく上り坂が続きます。風の影響は思ったほど感じず、善光寺前へ。


善光寺から駅までは、緩やかに下る道で、多くの方の声援を受けられる場所です。


黒い雲が不気味な感じですが、ペースを上げすぎないように気をつけて、走っていきます。




気温が高いので、こまめに給水を取りつつ、8kmまで行きました。


序盤は、建物が多いので、予想していたよりは風の影響は少ないのですが、エムウェーブを折り返した17kmあたりからは、大変だろうなと頭で想像しながら、無理しないで走っていきます。


受付会場のビッグハット前、10km通過。この5kmは、27分57秒で通過。予定通りのペースで走れています。


昨年はラスト3kmで抜かれたランスマのハブくんに、12km地点で早くも抜かれ、サブ4のペースメーカーにも抜かれましたが、慌てないようにしました。




コースは、犀川の堤防沿いに。追い風で、スタート時よりも風が穏やかになった気がします。


15km地点を通過。この5kmも28分13秒でキープ。しかし、この後、長い向かい風の区間が迫っており、ここからが本番と考え、気持ちの準備を始めます。


コースは、エムウェーブへ向かう道、折り返してきたランナーとすれ違うところです。

明らかに、すれ違うランナーが向かい風で苦しんでいます。かなり厳しそうです。



エムウェーブに来て周回、この辺りから、強い風を感じるようになりました。


なるべく、風を直接受けないように気をつけ、前傾姿勢を意識して走ります。


給食で、饅頭、バナナなどたくさん補給をして、向かい風に備えました。


いよいよ本格的な向かい風がスタート、旗のなびき方が尋常ではありません。


20km通過、この5kmは29分1秒で通過。向かい風の中、耐えていました。

しかし、五輪大橋に入った途端、今まで以上に強い向かい風で、体が飛ばされそうになります。


そして、雨が強く降ってきました。


橋の上は、暴風雨状態で大変な状況です。


何とか橋を渡りきり、多少風も収まって、中間点を通過。1時間59分36秒。
後半は、最低でも2時間10分。2時間20分は覚悟しないといけないような風、集中力を切らさないようにしました。


激しい雨と風の中でも、多くの方の声援、ボランティアの方も給水・給食など手際よくやっていただいて、本当に頭が下がります。


23kmで一旦、折り返し、向かい風から、ちょっとだけですが解放されます。


徐々に足が動かなくなってきているのを感じながら、ホワイトリング前の25km地点を通過。この5kmは、30分3秒。キロ6分を超えました。


給水で落ち着こうと思ったら、鼻に入ってしまい、呼吸困難に。落ち着くまで時間がかかってしまいました。


コースは千曲川の堤防道路に入り、再び向かい風になりました。35kmまではずっと向かい風、この10kmが正念場、厳しい戦いです。


風も強く、雨も強く、心が折れそうになります。


土手に咲く菜の花に、心が救われる思いですが、強い風が吹き続けます。






長野インターチェンジそばの30km地点を通過。この5kmは31分57秒、ペースはかなり落ちましたが、順位は上がっており、踏ん張っています。


難所、フタコブラクダの坂、しかし、今回は、風の方が気になるので、坂はあまり気にならずに通過しました。

この後、再び、堤防道路が待っていて、強烈な向かい風を覚悟して、ペースが落ちてきました。


そして、32kmの堤防道路に入ると、雨が止み、晴れ間が出てきました。
覚悟していた風が収まっていました。

これはラッキーと思う反面、少し、拍子抜けの感じも。
再びペースを上げて走っていきます。


高橋尚子さんの応援もあり、順調に進んでいきましたが、34km近くなって、再び、強い風が吹き始めてしまいました。




また、頑張っても進まないような向かい風。やはり甘くなかったですが、岩野橋が近づいて、もうすぐ追い風が待っています。


それだけを励みに何とか、橋を渡り、右折して対岸の堤防道路に入りました。


35kmまでの5kmは、32分49秒。次の5kmはほぼ追い風なので、ここから頑張ろうと思いました。


追い風に乗って、ペースは上がりましたが、ランナーに抜かれはじめます。どうもペースが上がりきっていないようです。


おまけに、追い風と思った地点が、横風から向かい風になり、完全に足が止まってしまいました。余力を持って走っていたつもりが、厳しいに走りになってきました。


長かった堤防道路が終わり、フィニッシュ地点のオリンピックスタジアムに向けて、最後の直線道路に入りました。


40km地点までの5kmは、33分4秒。追い風を考慮すると、かなりペースダウンしてしまいました。


ラストの2.195kmは、再び、向かい風で厳しい区間です。それでも、10年前と比べると、大規模な店舗、建物が増えたおかげで、堤防道路よりは風が抑えられていました。


気温が上昇して、暑くて厳しい中、多くの方の声援に支えられて、なんとか、オリンピックスタジアムに到着しました。


最後は、ハイタッチしながら、ゆっくり球場を周回して、ゴールしました。


4時間16分46秒
過去走った中では、一番、タフなコンディションになり、悪い方のタイムになってしまいましたが、最低限の走りはできました。ただ35km以降はもう少し頑張りたかったです。

ワイナイナさん






いつもより長く感じた42.195km、レース後は疲れて、しばらく動けませんでした。






レース後は、湯田中駅に行き、駅前の温泉、楓の湯で汗を流しました。




湯田中温泉の桜は、まだ残っていました。







入浴後は、長野駅に戻り、駅前ビルで、駒ヶ根ソースかつ丼の有名店、明治亭でソースかつ丼を頂きました。


強風の影響で、北陸新幹線が乱れていたので、長野駅でゆっくりして、夕方、東京に戻りました。

15回目の長野マラソン、100回目のフルマラソン、直前に熊本で地震があり、大会当日は強風のコンディションで、自然には逆らえない、普通に走れることに感謝する、改めて、色々知る機会となりました。

長野マラソン2016 スタートからフィニッシュまでダイジェスト - YouTube http://bit.ly/1U9r90J

LAP TIME
  0-  5km 28:01 (5:58.4/km)
  5-10km 27:57 (5:35.4/km)
10-15km 28:13 (5:38.6/km)
15-20km 29:01 (5:48.2/km)
20-25km 30:03 (6:00.6/km)
25-30km 31:57 (6:23.4/km)
30-35km 32:49 (6:33.8/km)
35-40km 33:04 (6:36.8/km)
40-Finish 15:41 (7:08.7/km)
  
前半 1:59:36 (5:40.1/km)
後半 2:17:10 (6:30.1/km)

ネットタイム 4:16:46 (6:05.1/km)
グロスタイム 4:18:37

出走者 9,530人
完走者 8,052人
完走率 84.5%

長野マラソン全成績
ネットタイム (グロスタイム)
2001年 4:54:01(4:56:26) 
2002年 <37km DNF> 
2003年 4:57:05(4:59:14)
2004年 4:37:17(4:39:05)
2005年 4:08:09(4:10:19)
2006年 4:02:48(4:04:22)
2007年 4:21:37(4:22:54)
2008年 4:01:35(4:03:29)
2009年 3:59:14(4:01:41)
2010年 4:07:20(4:09:20)
2011年 中止
2012年 3:52:13 (3:52:33)
2013年 3:52:32 (3:53:03)
2014年 3:51:40 (3:55:00)
2015年 3:54:40 (3:55:33)
2016年 4:16:46 (4:18:37)

参加賞:Tシャツ、バスタオル、おにぎり、スポーツドリンク、サプリ、おしぼり、完走メダル
→ 2016長野マラソン 結果 (ラップタイム) http://bit.ly/1SfHtse
長野マラソン 公式
http://www.naganomarathon.gr.jp/

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)