6月28日(日)朝?2時半起床、昨夜コンビニで買った、すあま、ジャムパン、おにぎり、野菜ジュースという統一感のない朝食を済ませ、帽子・サングラス、半袖・アームウォーマー、短パン、膝にはサポーター そして、ランニングベストにペットボトルや補給食、顆粒、お守りを入れて走る準備を整えて、3時20分頃、紋別のホテルを出発しました。
あたりはすでに明るくなっていましたが、霧が濃くて、前方が見えないほど、先行き不透明で不安が募ります。午前4時前に湧別町のスタート地点に到着しました。3000人以上が参加しているので、午前4時とは思えないほどの人ごみです。トイレも大行列でした。周辺には、たくさんのテントも張られており、スタート地点で寝泊まりして参加する人も多くみられました。
荷物を預けて、同行メンバーと円陣を組んで気合いを入れて、午前5時、長い一日がスタートしました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3hLzlWQGWP1MqkizVJ7n5_rMw_YB_rHuErpzS592N4NvY-UUfYf8YmEr7nDtpjuyf05y98lBznEjYVgdV1E9A-jNRttbpZUjfVvuIZPYtGxmpnTvbFkIA0G0bASO1YtNfuOV8lwEpdzhq/s200/DSC00057.JPG)
これだけの人数なので、スタート地点通過するまでに3分近くかかりましたが、予定どおりのロスタイム、焦らないようにしました。最初の5kmは体がだるくて重くて、ペースがあがりません。それでも33分、設定タイムより早く一安心しました。霧が深くて景色が全くわからないまま、淡々と走っていくと、竜宮台の折り返しが近づき、仲間とすれ違い元気が沸いてきます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2EZP6thKyMJnc96PX4joJ4sg9x0AJsmP9X6Gx5Qtmse5NXaf38bZ5kde6e4LlrYNUWl5JYjeGcaFhfEmRijcjXWWrZy8I8zCYaAz1zaS79V2FJqtwRvGglcAJKI-FOxs8T48slVN0qWay/s200/DSC00061.JPG)
20キロになると、エイドに食べ物が出てきて、バナナ、レモンなど栄養補給をしていきました。その後も5kmごとの設定タイムより1分前後早いペースで走れていましたが、早くも踵が痛くなってきました。
実は、足の筋力の強さには自信があり、前半スピード重視の作戦で、超軽量シューズで走ったのですが、北海道の路面の硬さで、予想以上にダメージがあったようです。
しかし、35km過ぎのアップダウンの多い国道に入ると、体が軽くなった感じで、ペースダウンしている人を抜いていき、サロマンブルーの青いゼッケンの人たちも何人か抜くことができました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCydbbdS5HnU1Mle69oCJpFuWD6ivFFRN-lpE9iEZhAUFDFqIF9eWsK6Ima2i2DazG3-9mcpNAJZ9gAIoc7a4OTDEud20gOlOStTNH8pLfWjqVTkPGu0ltcMfOckUCOrWFJjR76U1neCST/s200/DSC00067.JPG)
42.195km地点は、4時間39分で通過し、予定よりも10分以上早く通過、曇りの天気も幸いしているようです。50キロの中間点は、5時間31分で通過し、最難関の80キロ関門まで30キロを4時間半でいけばよくなり少し余裕が出てきました。
そして、54キロ過ぎ、レストステーションのあるみどり館に到着し、ここではスタート地点で預けた荷物を受け取ります。ここでは、靴をクッション性のあるものに履き替え、足に某メーカーのジェルを塗り、おにぎりなど食べ物を補給し、トイレに行き、万全な体制に整えてから、再スタートしました。
今までのウルトラは、休憩後がなかなかスムーズに走れなかったのですが、今回は靴の履き替えが成功しました。足の痛みが和らぎ、55キロから60キロまで33分で走りきることができ、ここで大きなゆとりができました。
60キロから70キロは、霧もすっかり晴れ、綺麗なサロマ湖を間近に見ながら走れ、”魔女の森”を抜け、名物の白帆食堂の私設エイドや、屋根の上で旗を振る熱烈な応援などがあり、ここも予定より早く走りぬけることができました。
70キロは8時間10分で通過し、完走に向けてかなりの貯金ができ一安心、しかし、ここから足が止まってきました。そして、おしるこまで2キロの看板を発見して、そこまで頑張ろうと走ったのですが、73キロのエイドではお汁粉はなくなっていました。そうめんもなくなっていました。ショックでしたが、これもよくあること気持ちを切り替えて、80キロ地点に用意したスペシャルドリンクのカフェオレを目指して頑張ることにしました。
そして、80キロ手前まで何とかキロ8分のペースで持ちこたえ、カフェオレを飲むことができ、気分がすっきりしました。そして、ワッカ原生林への小道を登っていくと80キロ関門を制限時間の約30分前の9時間31分で通過して、完走を確信して、このコースの最大のハイライト、ワッカ原生林へと入っていきました。
ここまでくると、足は言うことは聞かず苦しいですが、何とかゴールに向けて頑張ろうという気持ちで足を前に進めます。左はサロマ湖、右はオホーツク海という何とも素晴らしい光景で、苦しい時は写真をとって気持ちを和ましていました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg34jXHvjSieSNWBovtkTO8Y0mJpvQnCW-3z49wX4a1dm9hyJu6nLZ_IkvUr8UgjIY69X8VOAODC5MSmW3Ob6uV6nGZgGxCWYosiMGMMcR2sjuRBg6gMcd_gitEVyJ0E4IHJBteimvu9lR2/s200/DSC00075.JPG)
89キロで折り返し、90キロ地点を10時間51分で通過し、あと10キロ、11時間台は難しいけど、完走はできる。ただここまで来ると歩かずに完走したい、そんな気持ちで着実に進みました。途中、メンバーからの暖かい応援もあり、最後まで気持ちを切らさずに進むことができました。
ワッカを抜けると、ゴールまであと2キロ、早く終わってほしいような、しばらくこの余韻に浸りたいような複雑な気分でした。そして、沿道の人が増えて、完走おめでとうの声に感激しながら、カーブすると、ゴールゲートが見えました。
そして、両手をあげてゴール、12時間13分41秒、予想外の快走に自分で驚きながら、完走メダルを受け取りました。北海道マラソンでは一度も受け取ったことのないメダルを獲得することができて、本当にうれしかったです
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi9oK75KzsXO4N68F-3M3oI6N1_rUkG-K9BXGwn_Hfi-JRvlHiyYmQN7Kz0gkiq5oq-Bl0cxywvvl3_rMD2PPKD9bLPvwtSVkOCO1JYKvSVfRaiQ5o2AooL5PBXAAz27WrUQKaxR2OSTRn-/s200/DSC00078.JPG)
その4へつづく
LAKE SAROMA 100km ULTRA MARATHON 2009
あたりはすでに明るくなっていましたが、霧が濃くて、前方が見えないほど、先行き不透明で不安が募ります。午前4時前に湧別町のスタート地点に到着しました。3000人以上が参加しているので、午前4時とは思えないほどの人ごみです。トイレも大行列でした。周辺には、たくさんのテントも張られており、スタート地点で寝泊まりして参加する人も多くみられました。
荷物を預けて、同行メンバーと円陣を組んで気合いを入れて、午前5時、長い一日がスタートしました。
これだけの人数なので、スタート地点通過するまでに3分近くかかりましたが、予定どおりのロスタイム、焦らないようにしました。最初の5kmは体がだるくて重くて、ペースがあがりません。それでも33分、設定タイムより早く一安心しました。霧が深くて景色が全くわからないまま、淡々と走っていくと、竜宮台の折り返しが近づき、仲間とすれ違い元気が沸いてきます。
20キロになると、エイドに食べ物が出てきて、バナナ、レモンなど栄養補給をしていきました。その後も5kmごとの設定タイムより1分前後早いペースで走れていましたが、早くも踵が痛くなってきました。
実は、足の筋力の強さには自信があり、前半スピード重視の作戦で、超軽量シューズで走ったのですが、北海道の路面の硬さで、予想以上にダメージがあったようです。
しかし、35km過ぎのアップダウンの多い国道に入ると、体が軽くなった感じで、ペースダウンしている人を抜いていき、サロマンブルーの青いゼッケンの人たちも何人か抜くことができました。
42.195km地点は、4時間39分で通過し、予定よりも10分以上早く通過、曇りの天気も幸いしているようです。50キロの中間点は、5時間31分で通過し、最難関の80キロ関門まで30キロを4時間半でいけばよくなり少し余裕が出てきました。
そして、54キロ過ぎ、レストステーションのあるみどり館に到着し、ここではスタート地点で預けた荷物を受け取ります。ここでは、靴をクッション性のあるものに履き替え、足に某メーカーのジェルを塗り、おにぎりなど食べ物を補給し、トイレに行き、万全な体制に整えてから、再スタートしました。
今までのウルトラは、休憩後がなかなかスムーズに走れなかったのですが、今回は靴の履き替えが成功しました。足の痛みが和らぎ、55キロから60キロまで33分で走りきることができ、ここで大きなゆとりができました。
60キロから70キロは、霧もすっかり晴れ、綺麗なサロマ湖を間近に見ながら走れ、”魔女の森”を抜け、名物の白帆食堂の私設エイドや、屋根の上で旗を振る熱烈な応援などがあり、ここも予定より早く走りぬけることができました。
70キロは8時間10分で通過し、完走に向けてかなりの貯金ができ一安心、しかし、ここから足が止まってきました。そして、おしるこまで2キロの看板を発見して、そこまで頑張ろうと走ったのですが、73キロのエイドではお汁粉はなくなっていました。そうめんもなくなっていました。ショックでしたが、これもよくあること気持ちを切り替えて、80キロ地点に用意したスペシャルドリンクのカフェオレを目指して頑張ることにしました。
そして、80キロ手前まで何とかキロ8分のペースで持ちこたえ、カフェオレを飲むことができ、気分がすっきりしました。そして、ワッカ原生林への小道を登っていくと80キロ関門を制限時間の約30分前の9時間31分で通過して、完走を確信して、このコースの最大のハイライト、ワッカ原生林へと入っていきました。
ここまでくると、足は言うことは聞かず苦しいですが、何とかゴールに向けて頑張ろうという気持ちで足を前に進めます。左はサロマ湖、右はオホーツク海という何とも素晴らしい光景で、苦しい時は写真をとって気持ちを和ましていました。
89キロで折り返し、90キロ地点を10時間51分で通過し、あと10キロ、11時間台は難しいけど、完走はできる。ただここまで来ると歩かずに完走したい、そんな気持ちで着実に進みました。途中、メンバーからの暖かい応援もあり、最後まで気持ちを切らさずに進むことができました。
ワッカを抜けると、ゴールまであと2キロ、早く終わってほしいような、しばらくこの余韻に浸りたいような複雑な気分でした。そして、沿道の人が増えて、完走おめでとうの声に感激しながら、カーブすると、ゴールゲートが見えました。
そして、両手をあげてゴール、12時間13分41秒、予想外の快走に自分で驚きながら、完走メダルを受け取りました。北海道マラソンでは一度も受け取ったことのないメダルを獲得することができて、本当にうれしかったです
その4へつづく
LAKE SAROMA 100km ULTRA MARATHON 2009
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