2009年12月7日月曜日

2009福岡国際マラソン 結果

昨日の福岡国際マラソンは、ケベテの圧勝、国内初の2時間5分台のタイムでした。
予想はしていましたが、最後2.195kmを6分17秒というのは、異次元の速さです。

日本勢は下森選手の9位が最高、モグス選手は途中のアクシデントで棄権と残念な結果に終わりました。
モグス選手は、これまでも、挫折を乗り越えて、最後に結果を残してきた選手なので、将来的には、結果を残してワンジル選手とともに、世界のトップランナーになると思います。今は我慢の時でしょう。

日本惨敗の記事が踊っていますが、そもそも今年のエントリーリストを見ても、真の実業団の選手は10名いるかいないか、その中で、2時間10分以内を期待できたのは佐藤選手一人だったので、惨敗というよりは不戦敗ということでしょう。

同じ日に行われた甲佐10マイルのレースの方が、豪華メンバーが揃っています。上位入賞者には今井選手、北村選手と期待の若手も出てきています。

五輪、世界陸上の選考会がないため、今年はニューイヤー駅伝に重点が置かれた格好になっています。
おそらく、来年東京マラソンは賞金レースということもあり、男女共に豪華メンバーが揃うのではないかと思います。

ただ、4年前、8年前の福岡国際マラソンは、それでも日本選手はそれなりに結果は残しています。

これだけ長距離選手の層が厚いのは、駅伝による効果が大きいのですが、超一流選手が育ちにくくなってきているともいえます。

そんな中で、福岡国際マラソンの市民ランナーのレベルが上がってきており、2時間25分以内の完走者も数多く見られます。実業団を脅かす選手が増えれば、今後の長距離ランナーの育成システムも変化が見られてくるのではないでしょうか。

2009福岡国際マラソン 最終結果

1 ツェガエ・ケベデ(エチオピア) 2時間05分18秒※大会新 国内最高タイム
<LAP 15:02-14:51-14:50-15:02-15:13-14:49-14:37-14:37-6:17>
<昨年15:08-15:07-15:10-15:15-15:10-14:51-14:17-14:47-6:25>2:06:10
2 テケステ・ケベデ(エチオピア) 2時間07分52秒
3 ドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ) 2時間08分19秒
4 デレジェ・テスファイエ(エチオピア) 2時間08分36秒
5 エバンス・チェルイヨット(ケニア) 2時間09分46秒
6 ルイス・フェイテイラ(ポルトガル) 2時間13分07秒
7 オレク・クルコフ(ロシア) 2時間13分49秒
8 アルン・ジョロゲ(小森コーポレーション) 2時間14分17秒
9 下森直(安川電機) 2時間14分42秒
10 ビタリー・シャファル(ウクライナ) 2時間15分07秒

2009熊本甲佐10マイル 結果

1 今井 正人(トヨタ自動車九州)46分40秒
2 北村 聡(日清食品グループ) 46分41秒
3 座間 紅祢(日清食品グループ)46分45秒
4 門田 浩樹(カネボウ) 46分55秒
5 佐藤 悠基(日清食品グループ)47分09秒
6 堺 晃一(富士通) 47分10秒
7 梅枝 裕吉(NTN) 47分11秒
8 小野 裕幸(日清食品グループ)47分12秒
9 治郎丸 健一(大分東明高校職)47分14秒
10 木野 行純(エスビー食品) 47分15秒

11 足立 知弥(旭化成) 47分15秒
12 渡辺 和也(山陽特殊製鋼) 47分16秒
13 西村 哲生(YKK) 47分17秒
14 保科 光作(日清食品グループ) 47分19秒
15 森本 直人(山陽特殊製鋼) 47分21秒
16 前田 翼(YKK) 47分26秒
17 上條 記男(愛知製鋼) 47分27秒
18 大森 輝和(四国電力高知) 47分30秒
19 丸山 敬三(日清食品グループ) 47分31秒
20 井手上 隼人(トヨタ自動車九州) 47分34秒

21 家谷 和男(山陽特殊製鋼) 47分34秒
22 濵口 隆幸(四国電力) 47分35秒
23 荒川 丈弘(旭化成) 47分36秒
24 辻 茂樹(東京電力) 47分36秒
25 北岡 幸浩(NTN) 47分36秒
26 小川 雄一朗(カネボウ) 47分37秒
27 河添 俊司(旭化成) 47分38秒
28 西川 哲生(YKK) 47分38秒
29 東野 賢治(旭化成) 47分38秒
30 渡邉 真一(山陽特殊製鋼) 47分40秒

31 竹内 健二(トヨタ自動車九州) 47分40秒
32 佐藤 秀和(トヨタ紡織) 47分42秒
33 中村 高洋(京セラ鹿児島) 47分43秒
34 幸田 高明(旭化成) 47分44秒
35 瀬戸口 賢一郎(旭化成) 47分52秒
36 渡邉 竜二(トヨタ自動車九州) 47分52秒
37 板山 学(日清食品グループ) 47分53秒
38 諏訪 利成(日清食品グループ) 47分57秒
39 小西 祐也(トヨタ自動車九州) 48分02秒
40 大西 毅彦(NTN) 48分05秒

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)