2009年12月4日金曜日

2009福岡国際マラソン 展望

民ランナーにとっては、夢の大会、福岡国際マラソン
12月6日に行われます。

今年は世界陸上もオリンピックの選考会もありませんので、記録狙いで走れるのですが、
日本の有力選手は、元日の実業団駅伝重視の傾向があるのか、佐藤智之選手しか出場しません。
(尾方選手も欠場のようです。)

今回の注目は、山梨学院大学卒のメクボ・モグスの初マラソンと
日本で初めて2時間5分台の記録が見られるかという2点でしょう。

昨年はケベテが30~35㎞を14分17秒という驚異的なラップタイムを出すなど、終盤のペースアップによって大会記録で優勝しました。

今年はどのような展開になるでしょうか。当日の天気は晴れ、気温も高くならない予想です。
ペースメーカーが15分5秒ぐらいだと遅すぎるでしょうし、14分台だとアフリカ勢しかつけなくなります。
日本の大会なので、佐藤選手の希望が優先となるでしょうから、早くても15分00秒となるでしょうか。

そうなると、モグス選手が遅いと感じるこのペースに我慢するのか、それとも途中から抜け出して独走するのか
一つのポイントとなると思います。

しかし、30キロまで集団で行った場合、ケベテのスピードについていける選手はなかなかいないと思われますので、
優勝を狙うとなると、モグス選手が前半から独走して、勝負をかける可能性も考えられます。

いずれにせよ、悪くても2時間6分台の決着となるでしょう。
その中で、佐藤選手が2時間8分台を出せれば、日本のマラソンも明るい兆しになるのですが、それも30キロ以降で15分30秒前後で我慢できるかがポイントになります。

あとは、三津谷選手のペースメーカーぶりも注目です。今後の初マラソンのために、世界標準の選手と一緒に走るのは貴重な体験となると思います。


<招待選手>

1 ツェガエ ケベデ (エチオピア) 2:05:20
2 エバンス・チェルイヨット (ケニア) 2:06:25
3 ドミトロ・バラノフスキー (ウクライナ) 2:07:15
5 ジョン・ブラウン (カナダ) 2:09:31
6 テケステ・ケベデ (エチオピア) 2:09:49
7 オレク・クルコフ (ロシア) 2:10:13
22 佐藤 智之 (旭化成) 2:09:43
23 メクボ・モグス (アイデム) 0:59:48(ハーフ)

ペースメーカー
41 三津谷 祐 (トヨタ自動車九州)
42 サムソン・ラマダニ (タンザニア)
43 ジョン・カールズ (ケニア)

2009年12月6日 12時10分スタート

テレビ放送
12:00~14:30 テレビ朝日系列

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)