2012年6月18日月曜日

2012飛騨高山ウルトラマラソン(その3:レース編2)

つづきです。

2012年6月10日(日)

19.1kmの道の駅のエイドを過ぎると、再び、長く続く上り坂に入りました。
20キロ地点は2時間14分で通過。設定より3分ほど早いタイムに。


ここからの上り坂は、第一の山場だと思い、少し頑張って走ることにし、前をゆくランナーを一人、また、一人と抜いていきました。



22.5キロのエイドを過ぎると、傾斜がきつくなってきましたが、まだ前半ということで余裕を持って走れました。
25キロまでの5キロは33分で走破、40分を想定していたのですが、いいリズムで進みました。



27.5キロのカクレハキャンプ場のエイドを超えると、上り坂がさらに急になりました。ここまで勢いよく登ってきたので、ここからは無理せず歩き中心に変更しました。



このあたりから雨が本格的に降り始めました。暑いよりはいいのですが、靴ずれを起こしやすくなるので、靴を濡らさないよう気をつけながら進みました。

30キロまでの5キロは44分、少しかかりましたが、力を貯めることができました。30.5キロの駄吉林道峠で険しい斜度の坂は終わり、ここから最高地点までは、緩やかな下りと上り坂が続きます。まず、2.5キロの非舗装の道、下りですが、雨が降って、足場が多少不安定で、細心の注意を払って下っていきました。

その後は、舗装路の上り中心の道、最高地点が近づいてきたので、多少の上りでも、苦にせず走ることができました。

35キロまでの5キロを37分で通過、そして、標高1345m、このコースの最高地点の飛騨高山スキー場が見えてきました。ここの第2関門は4時間20分、閉鎖時間より1時間25分、設定タイムより14分早く到達しました。思ったより苦しまず、前半の山場をクリアしました。


ここからは、しばらく下り坂が続きます。ここで少し休めるかと思ったのですが、常にスピードが出ている状態、勢いよく下ったら100キロまで耐えられるか、そんな不安が生じ、ついつい、スピードを緩めてしまって、後ろから抜かされがちになっていました。



42.195キロ地点は、4時間58分で通過、完走に向けてはすこし貯金ができましたが、まだ大きな坂が2つ残されているので、安心はできません。



下りきって、45キロを通過。40~45キロは30分54秒、この区間が最速ラップでした。雨もすっかりやんで、太陽も時折顔を出し始め、暑くなりはじめてきました。


46.6キロの岩滝公民館を過ぎると、トンネル、そして、上り坂、休ませてくれません。


50キロの中間点は、5時間54分で通過、あと8時間で50キロ行けば完走、平地であれば、何とかなりそうですが、坂が待ち構えているコース、まだ不安を持ちながら走っていました。


コースはトンネルをくぐり、高山と地元の松本方面を結ぶ国道158号線へ、ペースは落ち気味になってきましたが、まもなく、荷物受け渡しの大休憩ポイント(第3関門)が近づいてきました。


丹生川支所付近では、また大声援が聞こえてきました。地元の小学生も一生懸命応援してくれています。
54.4キロの関門は6時間24分で通過、設定より23分、関門閉鎖より1時間51分早く通過しましたが、ここは82.5キロで再び戻ってくるところで、ちょうど先頭ランナーにここで追い抜かれました。



ここのポイントでは、この後の上り坂に備えて、痛みを抑えるコールドスプレーやジェルを足や背中に入念につけて、だんごやトマトシャーベットやおにぎりなどエネルギー補給もしっかりしました。




つづく

飛騨高山ウルトラマラソン ホームページ
http://www.r-wellness.com/hida100/2012hida.html

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)