2015年6月19日金曜日

新潟シティマラソン 新コース、目指すは「東京」?

新潟シティマラソンが2017年大会から新コース及び制限時間延長を検討することとなりました。

新潟シティマラソン 新コース、目指すは「東京」 - 産経ニュース http://bit.ly/1LiOc5f
(2015.6.17 07:08)
新潟市は「新潟シティマラソン」(今年は10月11日開催)の新コース検討に着手した。東京マラソンのような人気ある大会を目指したい市側の思惑や制限時間の延長を望む市民らの声を受けて、平成29年の第35回大会から新コースでの開催を目指す。




2015年6月4日の市長定例記者会見でこの件について、言及されておりました。

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平成27年6月4日 市長定例記者会見
午前10時00分〜午前10時50分
場所新潟市役所(本館6階 執行部控室)
http://www.city.niigata.lg.jp/shisei/koho/koho_kaiken/index.html
新潟シティマラソンの参加者募集及び新コースの検討について

(市長)

 本市の一大スポーツイベントであります「新潟シティマラソン」を10月11日(日曜)に開催いたします。つきましては、参加者の申込みを7月1日(水曜)から、併せてボランティアの募集も始めさせさせていただきます。10月11日の大会当日は、開会式を7時30分から行い、フルマラソンを8時に、ハーフマラソンと10キロが8時30分にスタートします。
 募集人数はフルが6,000人、ハーフが2,000人、10キロが4,000人の計1万2,000人ということであります。昨年と比べますと、人気の高いフルマラソンの枠を2,000人増やし、ハーフをその分、削らせていただいたということであります。ゲストランナーには、今年もランナーに走る勇気と元気を与えていただいける、高橋尚子さん(Qちゃん)をお迎えします。
大会開催に当たって、市民、関係団体の皆さまのお力を借りながら取り組んでまいりたいということで、ご理解とご協力をお願いいたします。
 また、新コースの検討に着手しており、平成29年度(第35回大会)からの新コースでの開催を目指していくということであります。検討に際しては、シンポジウムを開催するなど、マラソンに対する皆さまの想いをちょうだいしながら、関係団体等との協議を進め、一番要望の強い、制限時間の延長を大きな課題にしていきたいと。参加者のさらなる拡大などにも努めていきたいと思っています。

(記者)

 シティマラソンについてお尋ねします。新しいコースの検討に着手しているということですけれども、新コースを検討されている理由についてお聞かせいただけますか。

(市長)

 一番は、走れる時間が5時間ということで、これが6時間あれば完走できるのに、7時間なら参加できるのにというご意見、ご要望が以前からかなりいただいています。
 最近、まちなかマラソンがブームのようになってきて、いろいろな都市で6時間あるいは7時間といった時間帯でフルマラソンをやると。我々はそれらのコース設定も参考にしながら、やはり新潟の代表的なまちなか、萬代橋、賑わい、これと6時間、7時間をどう両立させられるかと。さみしいところを6時間でも7時間でもというのでは、ランナーが走る意欲が湧いてこないと。県警をはじめとする関係者といろいろと意見交換してきているわけですけれども、今回、改めてもう1回、時間帯をさらに長くできないのかと。より応援の声援が届くコースはあり得ないのか、これ以上ないのかといった可能性を含めて、もう1回いろいろな材料を並べて関係者のテーブルについていただいて、最大限いい方向を探る議論をしてみたいということで、そういう面で、シンポジウムなども直接ランナー、協力されているボランティアなどの声もいただける場を設けて、もう一度徹底的に勉強してみようということです。
 やはりまちなかマラソンが各地で盛んになっている中で、本当に新潟市の都市構造として6時間、7時間が無理なのかどうかということも改めて検討する。今はそういうタイミングではないかということでやらせていただきたいと思っています。

(記者)

 シティマラソンは世界的にも国内外でもたくさんできている中、ランナーのモチベーションとしては記録が出るコースを求めるということもあったりして、世界新記録を狙うようなランナーはドイツのベルリンに行きますし、日本でも福岡マラソンだったりフラットな東京マラソンを選ぶ傾向がありますけれども、コース変更の際にスピードの出るコースをポイントにしていくということはありませんか。

(市長)

 正直、記録のことはあまり考えていませんでした。どちらかというと、新潟は11月から3月くらいまではマラソンに向かない、そうすると、やや気温が高めの時期に設定せざるを得ない。また、新潟は結構風があるので、記録の出やすいコースはなかなか作りにくいのではないかと思っていますけれども、高低差がないという面は、ランナーにとって自分の記録に挑戦するということが可能かもしれないので、今のお話の要素も加えて検討してもらいたいと感じました。




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新潟シティマラソンは、5年前に走ったことがありますが、コースについては、現状でも都市型でかなりよいコースだと思いました。

各都市で制限6時間〜7時間の大会が増えておりますが、必ずしもコース全体が名所を巡るコースとなっておらず、単調な部分もあり、新潟がとりわけ単調かといえば、そうではありません。

地元の熱意が伝わるかが重要
コースが単調であっても、熱烈な地元の応援やおもてなしによって魅力を感じ人気のある大会もいっぱいあります。
また、記録狙いで、フラットで単調なコースにエントリーするランナーもたくさんいます。

新潟市内は、交通量が多く、街の中心に信濃川が横切り、なかなか長時間道路閉鎖をすることが困難な地域だと思われます。

一方で、制限6時間に伸ばせば、今まで走らなかった地元のランナーが挑戦するようになり、大会当日の応援も今、以上に増えて、単調な海岸沿いでも応援が増えることが期待できます。

したがって、新潟シティマラソンでは、応援を増やして、単調なコース部分をカバーして、制限6時間に伸ばす取り組みが、望ましいかなと思います。

ランナー目線の運営も
新潟シティマラソンでは、
・(最近まで)フルマラソンとハーフや10kmと同時スタート
・他の大会では地元の方と触れ合える荷物預かりが、民間業者に外部委託で行われている。
・ホームページのコース図に高低差が記載されていない
・新潟駅で、マラソン大会の雰囲気をあまり感じられない
など、ちょっとしたことなのですが、そういった細かい事が改善されると、大会の印象度も大きく変わってくるので、7/15にシンポジウムが開催されるとのことなので、よい方向に改善して頂ければと思います。



新潟シティマラソン2015
平成27年10月11日(日) フル 8:00 start ハーフ・10km 8:30  start

 2010新潟シティマラソン 完走記 http://bit.ly/1et6Vxr

2010新潟シティマラソンは競技場内、10kmと同時スタートでした

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)