12/6 湘南国際マラソンでは、レース直前に、自殺をした男性が乗った不審車輌が発見されました。その影響で、ハーフマラソンと10kmは競技が中断となり、順位表彰はありませんでした。
2015湘南国際マラソン 結果 完走率 (コース上の車で自殺者発見) http://bit.ly/1OeJ6Ud
マラソンのコースに死体 路肩の車に男性…自殺か - 社会 : 日刊スポーツ http://bit.ly/1N6jqvg
湘南国際マラソンの注意事項では、
荒天・天災・事故・事件・疫病等の理由で大会を中止することがあります。その場合も参加料・手数料の返金は一切行ないません。と、明記されています。これに承諾をした上で、参加者はエントリーしています。
また、湘南国際マラソンの参加案内では、走行を一時停止する場合がある旨が書かれています。
http://www.shonan-kokusai.jp/10th/download/p-guide2.pdf
コース上や近隣で事故・火事、災害が発生した場合は警察官、大会スタッフなどが、走行を一時止めることがあります。緊急車輌が走行する場合は、スタッフの指示に従ってください。
この事項は、どのマラソン大会でも共通しています。災害や事故、事件等大会が中止になっても、返金されません。それに承諾した上で、ランナーは参加料を支払っています。
しかし、大会のfacebookでは、返金を求める書き込みが散見されます。
大会の規約を無視して、返金を求める。これでは、金沢マラソンの交通規制に因縁をつけて恐喝した男性と変わらないことになります。
金沢マラソンの交通規制に因縁か 恐喝未遂容疑で大学生逮捕 - 産経WEST http://bit.ly/1Q6KDlj
当日の現場での対応、説明の仕方、情報伝達で問題があったとすれば、どんどん意見を出していくことは重要だと思いますが、
だからといって返金を求めていいわけではありません。
さらに、今回は、限られた交通規制の時間や、すでに薄着で整列している事を考慮すると、長時間スタートを遅らせる事は不可能で、
大会を中断か、中止のどちらかしかなく、運営側の判断としては間違っていたとは思えません。
ランナーは、公道を走らせて頂いていることに感謝すべき
そもそも、東京マラソンが始まる前は、交通量の多い街中を走れる大会は皆無でした。あっても、制限時間が厳しくエリートランナーしか走れなかったり、4時間が経過したら、歩道を走らされたりで、河川敷のコースが、交通量の少ない田舎のレースが主流でした。
湘南国際マラソンも、交通渋滞の激しい国道134号線を利用するので、開催にこぎつけるまでには、かなり紆余曲折があったと聞いています。
昔から走っている者としては、今、各都市部の中心を走れることがとても有難く感じています。
しかし、残念なことに、街の中を通行止めにして、走るのが当然であると思っている人が少なからずいるのも事実だと思います。
通行止めで、地元住民に迷惑をかけて走らせて頂いている認識を持っていたら、簡単に『スタートを遅らせろ』とか、『延期して再レースしろ』とかは言えないはずです。
多くの大会は、各自治体の税金が使われて、ようやく収支がトントンとなり成立しています。湘南国際マラソンの場合は、国・自治体からの税金を使わない代わりに、運営費を抑えたり(先着順は抽選大会よりコストが安い、単純折り返しコースは人の配置が少なくて済む 等)、定員を増やしたり、参加料を高くしたりして、ようやく継続しています。(第1回大会は、8000万円の赤字でした。)
今回の件で、すぐに返金を求めるような事をしてしまえば、湘南国際マラソンはなくなります。そして、公道を使う全国の大会は、どんどん消滅していき、昔のように走りにくい環境に逆戻りしてしまいます。
ただでさえ、各自治体は財政難で苦しむ中で、かろうじてマラソン大会を開いている状態です。もっと、走れることに感謝する気持ちを持つべきです。
そして、屋外、公道で、マラソン大会が行われる限り、災害や事件、事故で中止になることもあります。そんな時は仕方ないと割り切って、寛容な気持ちになることが大事だと思います。
湘南国際マラソン2007 http://bit.ly/1OVhdDy
2015湘南国際マラソン 結果 完走率 (コース上の車で自殺者発見) http://bit.ly/1OeJ6Ud
マラソンのコースに死体 路肩の車に男性…自殺か - 社会 : 日刊スポーツ http://bit.ly/1N6jqvg
大会遅延に関してのお知らせ大会開始(出走)直前に、コース上である西湘バイパス下り(大磯町国府本郷付近)に不審な車両が発見されました。車内には、消防の検査の結果、硫化水素とみられる液体と人が発見されました。有毒性の恐れがあるため、消防隊...
Posted by 湘南国際マラソン on 2015年12月5日
湘南国際マラソンの注意事項では、
荒天・天災・事故・事件・疫病等の理由で大会を中止することがあります。その場合も参加料・手数料の返金は一切行ないません。と、明記されています。これに承諾をした上で、参加者はエントリーしています。
また、湘南国際マラソンの参加案内では、走行を一時停止する場合がある旨が書かれています。
http://www.shonan-kokusai.jp/10th/download/p-guide2.pdf
この事項は、どのマラソン大会でも共通しています。災害や事故、事件等大会が中止になっても、返金されません。それに承諾した上で、ランナーは参加料を支払っています。
しかし、大会のfacebookでは、返金を求める書き込みが散見されます。
【ハーフマラソン、10km、10km車いす 参加ランナーの皆様へ】このたびの大会運営に関しまして、まことにご迷惑をおかけしました。ランナーの皆様におかれましては、残念な結果となりました。大変申し訳ございませんでした。参加者及び関...
Posted by 湘南国際マラソン on 2015年12月5日
【(ハーフマラソン、10km、10km車いす 参加ランナーの皆様へ)第11回湘南国際マラソン出走権について】このたびは、第10回湘南国際マラソンへご参加いただき、誠にありがとうございました。さて、第10回湘南国際マラソン大会当日にコ...
Posted by 湘南国際マラソン on 2015年12月9日
大会の規約を無視して、返金を求める。これでは、金沢マラソンの交通規制に因縁をつけて恐喝した男性と変わらないことになります。
金沢マラソンの交通規制に因縁か 恐喝未遂容疑で大学生逮捕 - 産経WEST http://bit.ly/1Q6KDlj
当日の現場での対応、説明の仕方、情報伝達で問題があったとすれば、どんどん意見を出していくことは重要だと思いますが、
だからといって返金を求めていいわけではありません。
さらに、今回は、限られた交通規制の時間や、すでに薄着で整列している事を考慮すると、長時間スタートを遅らせる事は不可能で、
大会を中断か、中止のどちらかしかなく、運営側の判断としては間違っていたとは思えません。
ランナーは、公道を走らせて頂いていることに感謝すべき
そもそも、東京マラソンが始まる前は、交通量の多い街中を走れる大会は皆無でした。あっても、制限時間が厳しくエリートランナーしか走れなかったり、4時間が経過したら、歩道を走らされたりで、河川敷のコースが、交通量の少ない田舎のレースが主流でした。
湘南国際マラソンも、交通渋滞の激しい国道134号線を利用するので、開催にこぎつけるまでには、かなり紆余曲折があったと聞いています。
昔から走っている者としては、今、各都市部の中心を走れることがとても有難く感じています。
しかし、残念なことに、街の中を通行止めにして、走るのが当然であると思っている人が少なからずいるのも事実だと思います。
通行止めで、地元住民に迷惑をかけて走らせて頂いている認識を持っていたら、簡単に『スタートを遅らせろ』とか、『延期して再レースしろ』とかは言えないはずです。
多くの大会は、各自治体の税金が使われて、ようやく収支がトントンとなり成立しています。湘南国際マラソンの場合は、国・自治体からの税金を使わない代わりに、運営費を抑えたり(先着順は抽選大会よりコストが安い、単純折り返しコースは人の配置が少なくて済む 等)、定員を増やしたり、参加料を高くしたりして、ようやく継続しています。(第1回大会は、8000万円の赤字でした。)
今回の件で、すぐに返金を求めるような事をしてしまえば、湘南国際マラソンはなくなります。そして、公道を使う全国の大会は、どんどん消滅していき、昔のように走りにくい環境に逆戻りしてしまいます。
ただでさえ、各自治体は財政難で苦しむ中で、かろうじてマラソン大会を開いている状態です。もっと、走れることに感謝する気持ちを持つべきです。
そして、屋外、公道で、マラソン大会が行われる限り、災害や事件、事故で中止になることもあります。そんな時は仕方ないと割り切って、寛容な気持ちになることが大事だと思います。
湘南国際マラソン2007 http://bit.ly/1OVhdDy
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