2016年12月17日土曜日

2016青島太平洋マラソン(その2)

2016年12月11日(日)青島太平洋マラソン(フルマラソン・宮崎)




大会当日朝5時起床、ホテルの朝食バイキングでしっかり食べて、支度をしてチェックアウト


 午前6時45分発のホテルからの無料送迎バスで、今年も会場に向かいました。


朝日を見ながら、午前7時15分頃には、サンマリンスタジアムに到着しました。



晴天、無風、良いコンディションになりました。





貴重品を預けて、球場内で準備をして、前日購入したなんじゃこら大福を今年も食べました。


大福の中は、いちご、栗、チーズが入っています。マラソンの前に食べるにはちょうど良い中身。これを食べてサブ4を外したことがありません。



スタートが近づいて、整列。雲ひとつない晴天ですが、じっとしていると寒いので、スタートまではビニールをかぶって寒さをしのぎました。


午前9時、1年ぶりのサブ4に向けての挑戦が始まりました。


運動公園内は、混雑するのですが慌てず、流れに逆らわず、ゆっくり走り始めます。


たくさんの応援を受けて、運動公園を出ます。


最初はキロ6分ペースで、徐々にペースを上げていきます。



宮崎名物のワシントニアパームの並木道の国道220号線に入ると、ペースがキロ5分25秒前後で、サブ4ペースに入ってきました。



今回が11回目の宮崎・青太、落ち着いて走って、5km地点を通過。
28分18秒。最初の混雑を除けば、まずまずのタイムです。


前半は、とにかくおとなしく、力を使わず、それを心がけて走っていきます。


給水など今年も高校生ボランティアの熱烈な応援を受けて走っていきます。


キロ5分20秒から30秒の間で落ち着いたペースで、順調に10km地点を通過します。


この5kmは、27分1秒。このペースで終盤まで、そう思いながら、コースは宮崎の中心部に入っていきます。


ここからは、沿道の応援が続いて、意識しなくてもペースが上がるので、ハイペースにならないように気をつけながら進んでいきます。


12km過ぎ、大淀川を渡る橘橋、早くも先頭ランナーとすれ違います。
(いつもは県庁付近だったので、ちょっと驚きました。)


橋を渡ると、宮崎のメインストリート、毎年ですが気持ち良い場所です。



一旦、右折して、県庁のある通りを走ります。
気温は上昇して多少暑さも感じましたが、この地点は木陰があり、逆に寒いぐらいでした。



折り返して、再び、橘通りに戻って、沿道から大声援を受けます。



エイドで、みかんなど食べ物を取り、体をリラックスさせながら進んでいきます。





15km地点を通過、この5kmは、26分45秒。ちょっと速いぐらいです。
勝負は後半、と言い聞かせて、走っていきます。


コースは宮崎神宮の折り返しへ、ここまで足の痛みも出ず、呼吸の乱れもなく順調です。



晴れ、風もほとんど感じることなく、良い条件のまま16km過ぎで折り返していきました。



ここからは、南へ
逆光で、暑さを感じつつ進んでいきます。



毎年のことですが、いつもは車で渋滞が激しい道を今日はランナーが独占。ありがたいことです。


再び、コースは折り返して2度目の県庁へ、そして20km地点を通過、
この5kmは27分30秒。少しペースが落ちました。



中間点は、1時間55分43秒で通過。昨年より数十秒速いペース。サブ4を狙えるペースで後半に入りました。


過去のこのコースの経験から20kmから30kmはペースが落ちる傾向にあるので、勝負はここからと思い、少しペースを上げることを意識しながら走ることにしました。



ここからは上り坂基調、風もいつもと違って向かい風気味、その中、速めのペースで、ランナーをどんどん抜いていきます。


高校生の応援を受けながら走っていきます。
25kmまでの5kmは、27分14秒で、ペースを若干上げることができました。


サブ4に向けて、この辺りから残り距離と必要なペースを頭で計算して、どれだけ貯金があるのか、考えます。

ここからは、キロ6分を切るペースをいかに続けられるかで、サブ4の達成確率が変わっていきます。

キロごと5分台の数字を見て安心する。ということを繰り返していきます。



フィニッシュ地点のサンマリンスタジアムが見え始めて、30km地点を通過。
この5kmは、27分35秒。6分ペースでいけばサブ4。
体力的にはまだ余力がある感じで、サブ4が出ると思い始めました。


しかし、ここからが本当の勝負どころです。32kmで、一旦サンマリンスタジアムのある運動公園内を通過、残り10kmを切りましたが、このあたりから足が重くなって、ペースが鈍ってきました。

だんだんリズムが悪くなってきたので、33km過ぎの給食でパンなどを補給してガス欠対策をして、再び走り始めました。

コースは青島サイクリングロードに入りましたが、ペースがかなり落ちて、再びランナーに抜かれることが多くなってきました。

35km地点を通過。この5kmは29分16秒。30分は切っているもの、直近の2kmはキロ6分を超えるペースになっており、サブ4は危険信号。これ以上ペースを落とせない状況になってきました。


もがいても、足が動かず、ペースが上がらず、36km過ぎではキロ6分半を超えるペースになってしまいました。

サブ4をしたい自分と、諦めて楽に走りたい自分、葛藤状態が続きます。


しかし、ここでサブ4ができなかったら、他ではできないと思い、何とかサブ4を出そうと思う気持ちが多少勝ちました。

37kmの青島の折り返しの手前の飫肥天と日向夏ゼリーを食べて、ラスト5kmは精一杯走って勝負しようと心に決めました。


37km地点では、時計は3時間27分(ネットタイム)。キロ6分前半がノルマです。


折り返したら、例年、強烈な向かい風を受けるのですが、この日はいつもの風と違い東風、海からの風・横風で、大幅なペースダウンは避けることができました。

38kmまでの1kmは6分13秒。ギリギリの状況が続きます。

ここで、後ろから、サブ4のペースランナーとその集団と合流します。
「サブ4しようぜ!」「ここで4時間切らなければ一生後悔する!」と熱い(松岡修造ばりの)メッセージを叫んで、ペースランナーの方がランナーを叱咤激励しています。

その言葉にのって、必死でペースランナーについていきます。

おかげで、39km、40kmときつい地点をキロ5分45秒前後のペースに上げることができました。

40km地点までの5kmは、31分13秒。なんとか耐えて、ネットタイムでのサブ4は、15分あるので確実となりました。

こうなると、グロスタイムでのサブ4が次のターゲットになります。
40km以降は、ペースランナーの集団からは離されてしまいましたが、時折、ペースランナーが来て応援して頂いて、何とか踏ん張ります。

沿道からの声援も、「4時間切れるよ」という応援が増えてきます。
早く解放されたいという思いと、久しぶりにこのドキドキ感を味わえている喜びと両方感じつつ、動かない足を必死に動かし、腕を振ります。

41kmまでの1kmは6分を超え、グロスタイムは本当にギリギリの状態、そして、ラストのサンマリンスタジアムの外周道路に入りました。

レース後、撮影

ここからは、カーブが続き
陸上競技場のトラックと違って、フィニッシュゲートがなかなか見えません。
スパートをかけるタイミングも難しいです。

ラスト100m付近でようやく、フィニッシュゲートとゴールの時計が見えて来ました。
59分15秒あたりを指していました。間に合いそうだと、思いつつ、スパートしました。
周りのランナーも必死に走っています。

そして、ゴール。 
グロスタイム3時間59分42秒
ネットタイム3時間58分7秒

ギリギリでしたが、今年もサブ4達成することができました。


ゴールしてしばらくは、うずくまって、動くことができませんでした。
久しぶりに、フルマラソン、全て出し切った感じでした。


ここのゴール後の楽しみは、コーラとメロンパン、目標通り走れたので味も最高でした。


今回のレースを振り返って、ちょっとペースアップするタイミングが早く最後まで持たなかったですが、積極的に走り切ったことは収穫でした。

2007年以降、最低1回は毎年サブ4で走っていたので、何とか継続できてよかったです。
今年の別海町のどん底の時を考えたら、何とか最低限ですが復活できた感じです。

青島太平洋マラソンは、11回中10回がサブ4、残る1回も当時の自己ベストで抜群の相性です。
10回以上参加している大会でサブ4は、
長野マラソン は15回中5回
別海町パイロットマラソン は13回中4回
つくばマラソンは 12回中2回
なので、青島の良さが際立っています。










レース後は、巨人のキャンプ地・宿泊所でおなじみの青島グランドホテルで温泉に入りました。


 そして、先ほどまで走った青島の海でのんびりしました。



ただ、ゴール後、くしゃみが止まらず、風邪をひいたみたいです。



夕暮れ時の青島と月を見て、宮崎空港にバスで戻りました。



 宮崎、最後の食事は、昨年と同じく、冷汁ラーメン。
気がつけば、この2日間で、宮崎名物冷汁を3度食べていました。



そして最終便の羽田行きに乗って、日曜日のうちに東京に戻りました。


LAP TIME
  0-  5km 28:18 (5:39.6/km)
  5-10km 27:01 (5:24.2/km)
10-15km 26:45 (5:21.0/km)
15-20km 27:30 (5:30.0/km)
20-25km 27:14 (5:26.8/km)
25-30km 27:35 (5:31.0/km)
30-35km 29:16 (5:51.2/km)
35-40km 31:13 (6:14.6/km)
40-Finish 13:15 (6:02.2/km)
  
前半 1:55:43 (5:29.1/km)
後半 2:02:24 (5:48.1/km)
  
ネットタイム 3:58:07 (5:38.6/km)
グロスタイム 3:59:42 




参加賞:Tシャツ、タオル、タクシー・入浴割引券、メロンパン、ドリンク

青島太平洋マラソン 全成績
2004年  4時間03分(PB)
2005年 3時間56分(PB)
2007年 3時間59分 (SB)
2008年 3時間53分(PB)
2009年 3時間49分(PB)
2011年 3時間46分 (SB)
2012年 3時間38分(PB)
2013年 3時間37分 (PB)
2014年 3時間47分(SB)
2015年 3時間57分
2016年 3時間58分

公式HP http://www.aotai.gr.jp/

2016青島太平洋マラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト https://youtu.be/KbLrhiPHejk

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)