2014年10月24日金曜日

2014長井マラソン

2014年10月19日(日)長井マラソン (フルマラソン)

ひがしねさくらんぼマラソン以来、6年ぶりに山形県へ。
山形県内唯一のフルマラソン、長井マラソンに出場しました。

10月18日(土)関東・南東北がエリア内で山形鉄道も乗れる週末パスを利用して、久しぶりの山形新幹線に乗車しました。


14時過ぎに赤湯駅に到着して、山形鉄道フラワー長井線のホームへ移動すると、1両編成の趣のある列車が待っていました。


長閑な風景を見ながら、30分ほど電車に揺られて、15時過ぎに、南長井駅に到着しました。


無人駅で、マラソン大会が行われる会場としては、とても珍しいです。



長井市内の街並を見ながら、ゆっくり歩いて、前日受付に向かいました。


山形県長井市、どのような街か分からなかったですが、四方、山に囲まれている中、平らな大地が広がっていました。マラソンコースもあまり起伏はなさそうでした。


受付会場の長井市置賜生涯学習プラザに到着、大きな施設ですが、人はまばらでした。


受付を済ませて、会場から2キロほどのホテルにチェックインして、夕食に。


飲食店に入ろうかと思ったのですが、安いスーパーに美味しそうなものが売っていたので、買ってホテルで食べることにしました。


玉こんにゃく、麩、など、山形らしいものを食べて、明日に備えました。


2014年10月19日(日)大会当日

この日もいい天気ですが、盆地の朝、冷え込んでいます。

朝食をとって、朝8時前にホテルをチェックアウトして、会場まで歩いていきました。




会場は、参加者数が全体でも1000人に満たないので、混雑はなく、静かです。


この大会は、スペシャルドリンクを一般ランナーでも置けます。(私は置きませんでしたが)



体育館も広々と使えました。


準備をして、スタート地点に向かうと、スタートゲートがまだ準備できていませんでした。


のどかな光景でしたが、係の方は焦っていて、慌てて、空気を入れて、スタート5分前にようやく、完成して、スタート地点は拍手が轟きました。



そして、午前9時5分、フルマラソンとハーフマラソン、同時にスタートしました。


長井マラソンは、1周目と2周目と少し異なるコースを周回するコースで、今年から公認コースとなりました。


今回も、今年6レース(北九州静岡佐倉長野奥尻別海)続けているサブ4(4時間以内)を目標に走ることにしました。


快晴微風で、気温もほどほどで絶好のコンディションで、さらに混雑もないのですが、最初の1キロが5分39秒。自分の感覚よりも20秒近く遅いタイム、このままではサブ4も厳しい不安な立ち上がりとなりました。


コースは、大きな通りに入って、徐々に沿道の声援が多くなっています。


沿道、そして、コース上では、高校生が走っています。一瞬 "なぜ"と思ったのですが、25日(土)に同じコースで、高校駅伝の山形県予選が行われるので、その試走をしていることが分かり納得しました。地方の大会、ならではの光景です。


5キロは、27分54秒で通過。やはり遅いタイムですが、しばらく我慢して、身体が軽くなってペースが上がることを待つことにしました。


コースは、長井市の昔ながらの商店街に入り、応援が一段と多くなってきました。
りんごの私設エイドもあり、食べて、何とかよいリズムに変わることを待ちました。


途中、テレビカメラ、中継車、アナウンサーがいたので、長井マラソンの生中継をしているのかなと思っていたら、「花の1区のランナーを待ち受けています。。。」と、リポートしていて、25日(土)の高校駅伝の中継のリハーサルだと分かると、肩すかしを食らってしまいました(笑)。



このコース2度目となる山形鉄道の踏切をわたり、10キロ通過、この5キロも27分42秒。ペースがなかなか上がりません。


コースは飯豊・朝日連峰の山並みを見ながら走るコースに変わりました。
山と空が綺麗で、気分爽快ですが、ペースは急激にダウンしました。


1キロ6分近くかかって、何か身体に異変があったのかと気になったのですが、緩やかな上り坂がずっと続いていたことが分かると少し安心しました。


13キロ過ぎると、下り坂が始まり、徐々にペースが戻ってきました。


15キロまでの5キロは、28分22秒で通過、上り坂が多かった分、遅くなりましたが、少しずつ上向きです。


緩やかな下り坂で、徐々にペースを戻してきましたが、お昼近くになり、気温が上昇してきて、汗の量も増えてきました。


20キロまでの5キロは、27分18秒。ようやく、キロ5分半より速いペースになりましたが、終盤のペースダウンすることを考えると、サブ4はまだ黄信号のままです。


スタートの置賜生涯学習プラザが近づき、応援も増えてきました。
ゴール地点を横目に中間点を通過。1時間58分20秒。イーブンペースを維持しないとサブ4は厳しい状況になりました。


このペースでは、厳しいと思い、ここで意識的にペースを上げることにしました。

2周目に入ると、ハーフの部のランナーもいなくなり、集団で走るより、単独で走ることが増えてきました。

25キロまでの5キロは、26分55秒で通過。ようやくいいペースになってきました。

気温上昇、給水所が他の大会よりは若干少ないこともあり、ペースダウンする人が目立つ中、徐々に順位を上げていきました。

30キロまでの5キロは、27分45秒で通過。このあとの上り坂も考慮して多少ペースダウン、ラスト12キロに勝負をかけることになりました。


山形鉄道の列車に和みながら、再び、飯豊・朝日連峰に向けての長い上り坂が始まりました。

2度目の坂は、ボディーブローのように効いてきて、足が止まってきました。


何とか登りきって、ゴールまでほぼ下り、少しほっとします。

しかし、35キロまでの5キロは、29分23秒、中盤のスパートの貯金もなくなってきて、キロ6分を維持しないと、サブ4は危ない状況になってきました。

次のエイドでは、色々食べたかったのですが、あまり食べ過ぎるとスピードが鈍ると思い、バナナ1切れだけ食べて、最後のスパートにかけました。

徐々にペースを落ちていることを感じながら、40キロ地点は、3時間45分台で通過。ラスト2.195キロの勝負となりました。

しかし、ラスト1キロで、身体に寒気を感じ、ガス欠の兆候、エネルギーが切れているのを感じました。

大会前日撮影

なんとか、最後までもって欲しい、そう願いながら、競技場のトラックに入りました。


ラスト1周400m、サブ4まであと3分弱、いつもであれば、余裕の距離なのに、全く身体に力が入りません。フラフラになりながら、トラック1周がこんなに長かったのか思いながら、なんとかゴールにたどりつきました。




グロスタイム 3時間59分18秒。
今回も何とか、サブ4は、死守しました。

ゴールしてしばらくは、トラックの上で寝転がって、起きれませんでした。

ガス欠と少し脱水気味だったようで、疲労困憊、しかし、何とか調子が悪いなりに出し切った達成感がありました。


ゴールしてから、豚汁、おにぎり、ウーロン茶を頂きました。具沢山の豚汁は、最高でした。


帰りは、南長井駅から山形鉄道、今泉駅で乗り換えて、米坂線で米沢駅で途中下車しました。






走った後でしたが、米沢駅から上杉神社まで、米沢市内の街を散策しました。


洋風の建築物が趣きがあり、何とも雰囲気のある街並です。









上杉神社の近くで、あっさり系の米沢ラーメンを頂きました。



米沢牛のお店では、ハンバーグやコロッケを買い、

さらに、駅前のお店で、米沢牛の卵とじを食べて、米沢のグルメを満喫しました。




長井マラソン、山形県唯一のフルマラソンということもあり、県外からの参加者は、47都道府県制覇を目指すコアのランナーが多かった感じです。

(今年から公認コースになりましたが参加料は4000円で、日本で最も安い公認コースのフルマラソン大会となりました。)

これで、80回目のフルマラソンの完走。しかし、東北は、秋田/田沢湖、岩手/北上、山形/長井の3回完走と少なめです。フルマラソンの大会自体少ないこともありますが、もう少し東北のレースも増やしてもいいかなと思いました。

LAP TIME
  0-  5km 27:54 (5:34.8/km)
  5-10km 27:42 (5:32.4/km)
10-15km 28:22 (5:40.5/km)
15-20km 27:18 (5:27.5/km)
20-25km 26:55 (5:23.1/km)
25-30km 27:45 (5:33.0/km)
30-35km 29:23 (5:52.6/km)
35-40km 29:50 (5:58.1/km)
40-Goal 13:54 (6:20.0/km)

前半 1:58:20 (5:36.5/km)
後半 2:00:44 (5:43.4/km)

ネット 3時間59分04秒(手元)
グロス 3時間59分18秒

参加賞:Tシャツ、豚汁、おにぎり、ドリンク、土産券300円

ゲスト:大東文化大学陸上競技部、宇野けんたろう

コース:雄大な飯豊・朝日連峰の山並みを望みながら、最上川発祥の地で、かつて舟運で栄え、今も古い商家が残り“山の港町”と称されるまちなかや郊外の比較的平坦な田園地帯を走るコース http://www.e-ase.net/marathon/nagai-marathon-course.pdf



ホームページ:http://www.e-ase.net/marathon/

男子総合 結果
1 小川 智寛 (南陽市) 2:37:35 (3:44.1/km)
2 羽賀 隆義 (大石田町) 2:40:23 (3:48.1/km)
3 関  伸介 (新潟県) 2:41:31 (3:49.7/km)
4 伊藤 雅紀 (福島県) 2:45:12 (3:54.9/km)
5 鈴木 卓也 (東根市) 2:47:42 (3:58.5/km)
6 田中 保平 (山形市) 2:47:55 (3:58.8/km)
7 蔵本 康孝 (大阪府) 2:53:16 (4:06.4/km)
8 香曽我部英明 (山形市) 2:56:48 (4:11.4/km)
9 西田 竜也 (東根市) 2:57:07 (4:11.9/km)
10 竹歳 真路 (山形市) 2:59:23 (4:15.1/km)

女子総合 結果
1 齋藤 美紀 (宮城県) 3:13:13 (4:34.7/km)
2 友岡かさ音 (山形市) 3:19:01 (4:43.0/km)
3 小野 泰子 (東根市) 3:23:15 (4:49.0/km)
4 平井あやか (宮城県) 3:29:42 (4:58.2/km)
5 西塚 孝子 (尾花沢市) 3:51:52 (5:29.7/km)
6 豊島由喜子 (山形市) 3:57:10 (5:37.2/km)
7 野崎あゆみ (宮城県) 4:15:21 (6:03.1/km)
8 高橋多美子 (山形市) 4:21:13 (6:11.4/km)
9 リーダィアン (山形市) 4:24:03 (6:15.5/km)
10 吉越 光子 (宮城県) 4:37:55 (6:35.2/km)


0 件のコメント:

Buy me a coffee

マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)