2014年10月11日土曜日

2014別海町パイロットマラソン(その2・レース編)

別海町パイロットマラソンつづきです。

2014年10月4日(土)午後、雨が降ったり止んだりの中、厚岸から別海まで約60km運転して、北海道別海町に到着しました。


11度目の別海町、第2の故郷に戻ってきた感じで、落ち着きます。


受付を済ませて、別海町内で毎年お世話になっている一般のお家に向かいました。


その後は、例年通り郊楽苑で温泉に入り、開会式に参加しました。







ここ数年は、ご当地アイドル別海ミルクガール (別海町の公務員)のステージがあったのですが、3月で活動休止となり、ちょっと寂しい感じでしたが、アイスクリーム・牛乳の無料サービス、抽選会など行われ、今年もまたレースが始まるという気持ちになってきました。




2014年10月5日(日)大会当日

昨年は、かなり暑かったですが、今年は寒い朝を迎えました。

朝食を頂いて、地元の新聞を見ると、昨日の開会式の模様が載っていました。

選手宣誓


午前9時前に、会場に到着。

ここ数年は、参加者が増えたので、会場近くのキャンプ場では、テント泊の方が目立ちますが、今年は昨晩の雨と冷え込みで、かなり大変だったのではないかと思います。


風は強く吹いていましたが、日差しがあり、思ったほど寒くなく、走りやすいコンディションになってきました。



今季はまだ調子は上がっておらず、4時間10分かかってしまった昨年と同じような状態です。それでも、今年は出場5レース(北九州、静岡、佐倉、長野、奥尻)全てサブ4で走っているので、
本日もサブ4を最低目標に、走ることにしました。


午前10時、レーススタート


前半はともかく体力温存で、無理な力を使わないように静かにスタートしました。

大会アドバイザーの浅井えり子さん
人より牛の数が多い別海町ですが、5キロまでの街中は、多くの方の声援を受けながら走ることができます。



11年来ていると、見慣れた風景ですが、その中でも、新たにつくられた建物、橋など、変わりつつある風景も感じます。


5キロ地点は、26分22秒で通過。今日の調子だと、後半落ち込むことが考えられるので、サブ4を狙うにはギリギリのラインと思いながら通過しました。


5キロ過ぎからは、牧草地に入り、防風林もなくなり、向かい風を強く受けるようになりました。なるべく、集団で風を受けないよう心がけますが、無理してペースを上げることも避けたいので、時折、単独走となり、苦戦し始めます。


10kmまでの5キロは、27分1秒。やはり今回はサブ4との戦いになってきました。


人が少なくなるこのあたりは、牧草ロールでのメッセージが応援が励みになります。

「牛乳でこの世の中を変えたいっ。」と、号泣してしまいそうな?メッセージも。


14km地点は、中西別の市街地で、ここも住民の方に応援していただけます。
 風も穏やかになり、走りやすくなってきました。


15キロ地点を通過。この5キロは27分23秒。まだ余力を残して、中盤戦に入りました。


再び長い直線に入り、早くも先頭ランナーとすれ違いました。ここ最近は優勝タイムは2時間30分前後でしたが、牧野冴希選手(川内優輝選手の練習パートナー)、それよりもかなり速いペースで独走していました。


17キロで左折。
例年は向かい風で苦戦するポイントですが、今年は横風で、多少楽です。しかし、イーブンペースで走っているつもりが徐々にペースが落ちてきていました。


15〜20キロは、27分39秒で通過。昨年は今頃はかなりばてていましたが、今年はある程度余裕を持って、後半勝負にかけます。


中間点を1時間55分台で通過して、22キロ地点あたりで再び時計をみると、1時間59分台。
残り20kmをキロ6分ペースでいけば、サブ4。
1キロずつ、6分より速いペースで、貯金ができれば、サブ4が近づきます。


折り返すと、追い風、正午を過ぎると、気温も上がり、むしろ暑さも感じ始めました。


25キロ地点までの5キロは28分2秒。追い風になっても、ペースは上がっていませんでした。


このあたりから、ペースを上げる人もいるのですが、ついていくことができず、徐々にキロ6分に近いペースに落ちてきました。

28キロ、中西別の市街地で、バナナをとり、終盤に備えます。


30キロまでの5キロは、29分6秒。サブ4を狙うには、ギリギリの状況が続きます。

このコースはここから市街地に入るまでの7キロが、孤独の戦いで正念場に入ります。

後半は下り基調の道なのですが、疲れで上りが多いように感じてしまいます。

35キロまでの5キロは、29分37秒。エイドの区間のロスタイムを考慮すると、キロ6分ペースを維持し続けないと、サブ4は厳しく、気が抜けません。


あと、5キロ地点を通過、残り31分弱。足が動かなくなり、ぎりぎりの状況がまだ続きます。

そんな中、沿道の声援が増えてきて、何とか力が湧いてきました。

40キロを通過、この5キロも30分16秒で、何とか耐えました。それでもラスト2.195km、気が抜けません。

競技場までの直線道路は、果てしなく長く感じましたが、マラソンゲートをくぐると、残りトラック1周。時計は3時間57分を示していました。


400m2分あれば大丈夫と思っていたので、ここでようやく安心しました。

ラストスパートで3時間58分55秒で11回目の別海町パイロットマラソン ゴールしました。

現在の調子では、精一杯のタイムで、今回は最後まで集中して走ったので、ゴール後、芝生の上で寝転がり、しばらく動けませんでした。
タイムはそれほどよくなかったですが、充実感がありました。


そして、ゴール後は、鮭が入った秋味鍋と牛乳のサービス。秋風を受けながら、芝生の上で食べるのは気持ちよいです。




そして、忘れてはいけない
完走賞の鮭、今年も頂きました。


例年は、鮭を東京まで、自分で持ち帰っていたのですが、
翌日の朝、帰る予定の飛行機が、台風で欠航する可能性が高く、いつ帰れるか分からなかったので、
会場内で郵送の手配をしました。



会場内では、別海の牛乳とアイスクリームを使ったシェイク(300円)が売られていたので飲みながら、制限時間5時間20分までにゴールを目指すランナーを観戦していました。



2014別海町パイロットマラソン動画



LAP TIME
  0-  5km 26:22 (5:16.5/km)
  5-10km 27:01 (5:24.2/km)
10-15km 27:23 (5:28.6/km)
15-20km 27:39 (5:31.8/km)
20-25km 28:02 (5:36.5/km)
25-30km 29:06 (5:49.2/km)
30-35km 29:37 (5:55.5/km)
35-40km 30:16 (6:03.1/km)
40-Goal 13:19 (6:04.0/km)

3時間58分55秒

参加賞:秋味鍋、バター、ヨーグルト、チーズ、牛乳、スポーツドリンク、アイスクリーム
完走賞:新巻鮭、バスタオル

男子総合 結果
1 牧野 冴希 2:28:58 (3:31.8/km) 
2 大滝 一夫 2:36:04 (3:41.9/km) 
3 一橋 聖也 2:36:44 (3:42.9/km) 
4 磯松 紀広 2:36:56 (3:43.2/km) 
5 石井  憲 2:37:39 (3:44.2/km) 
6 京谷 和央 2:38:39 (3:45.6/km) 
7 平田  武 2:39:24 (3:46.7/km) 
8 釜谷 茂樹 2:40:52 (3:48.7/km) 
9 島崎 浩明 2:41:02 (3:49.0/km) 
10 仲村 真哉 2:41:41 (3:49.9/km) 
    
女子総合 結果
1 片山 志保 2:55:45 (4:09.9/km)
2 清水 佳世 2:58:07 (4:13.3/km)
3 浅沼 志保 2:58:56 (4:14.4/km)
4 稲澤  忍 3:04:50 (4:22.8/km)
5 田端 りん 3:09:13 (4:29.1/km)
6 山崎 明美 3:12:35 (4:33.8/km)
7 田中しのぶ 3:13:58 (4:35.8/km)
8 榎本 久子 3:14:19 (4:36.3/km)
9 本山可那子 3:15:24 (4:37.9/km)
10 近藤 まや 3:16:36 (4:39.6/km)

過去の別海町パイロットマラソンの成績 (開催年をクリックすると完走記にリンクしています)
2004年 4:15:25
2005年 4:14:14
2006年 4:22:34
2007年 4:38:29
2008年 4:24:55
2009年 4:08:53
2010年 3:58:18
2011年 3:55:26
2012年 3:53:46
2013年 4:10:59
2014年 3:58:55

その3へつづく
大会ホームページ http://betsukai-marathon.jp/

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)