各地でマラソン大会が増える一方で、どの大会も財政事情が苦しく、参加料の値上げが続いています。その中で、東京マラソンだけは、第1回大会から消費増税分を除けば、1万円で据え置かれています。
東京マラソン と 板橋Cityマラソンの平成26年度の事業収入の内訳がホームページ上で公開されているので、整理すると以下のようになります。
平成26年度(2015年大会)
板橋Cityマラソン 参加料6,000円 約15,000人
大会参加費 113,503,573円 (84.2%)
板橋区負担金 8,742,858円 (6.5%)
協賛金 12,550,000円 (9.3%)
計 134,796,431円 (100.0%)
雑収入除く
東京マラソン 参加料 国内10,800円 約36,000人
大会参加費 435,327,900円 (15.2%)
東京都負担金 148,739,000円 (5.2%)
協賛金 1,886,699,707円 (65.8%)
ライセンス収益 14,937,523円 (0.5%)
EXPO収益 200,733,120円 (7.0%)
放映権収益 33,423,840円 (1.2%)
JOGPORT収益 10,275,183円 (0.4%)
プレミアム会員費収益 135,995,640円 (4.7%)
計 2,866,131,913円 (100.0%)
雑収入等除く
参加料収入が大きな割合を占める 板橋Cityマラソン 一方で
協賛金収入が全体の3分の2近くを占めている他、東京マラソンEXPOや有料会員の会費など多様な収入源となっています。
注目度が日本一の東京マラソン以外の大会では、協賛金を集めるのは容易ではなく、参加料の値上げで、運営費を賄っている状況が続いています。
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フルマラソン大会の高額参加料ランキングと運営費、行政負担 http://bit.ly/Ud9Z64
totoの助成金が交付されているマラソン大会一覧(平成27年度) http://bit.ly/1TCxjnx
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