2017年12月27日水曜日

2017青島太平洋マラソン(その2)

2017年12月10日(日)青島太平洋マラソン(宮崎・フルマラソン)http://www.aotai.gr.jp/ 
続きです

脚やせ

午前9時、フルマラソンがスタートしました。


この大会は、2004年以降、2006年と2010年を除いて、毎年、合計11回出場してきました。
そのうち、最初の2004年を除いて、10回連続サブ4を記録しており、とても相性の良い大会です。


しかし、今年は、春先の東京マラソン能登和倉万葉の里マラソンでサブ4で走れましたが、4月の長野マラソン以降、別海町パイロットマラソンぐんまマラソン大田原マラソンと、4時間はおろか、4時間30分も切れておらず、調子は最悪な状態です。

おまけに、前週の所沢シティマラソン(ハーフマラソン)は、2時間3分かかっており、とてもサブ4を狙えるような調子ではありません。


それでも、11月の大田原マラソンは、制限時間が厳しく、前半オーバーペースで走らざるを得ない状況で、後半ペースダウンして完走できませんでしたが、前半は自分でも納得のいく走りができていたので、そのイメージを持ちつつ、イーブンペースを維持できれば、サブ4の可能性は少しはあるかもと思いつつスタートしていきました。


コースは宮崎の中心部を走るようになって今回10年目(自身9回目)で、コースの特徴は熟知しているので、最初はペースが上がらなくても落ち着いて走ることを心掛けました。



宮崎総合運動公園を出ると、ワシントニアパームで有名な国道220号線へ




最初はキロ6分を超えていましたが、2キロ以降はサブ4を狙えるキロ5分半ペースに近づいてきました。


早朝は快晴でしたが、いつ間にか、雲に覆われ、例年よりは暗く感じます。
気温も上がってきません。しかし、風があまりないので、走るには、それほど苦になりません。


最初の5kmは、28分30秒で通過。予定よりは遅いですが、決して焦らず、ペースを上げすぎないように気をつけながら、進んでいきます。


宮崎の中心部が近づき、徐々に沿道の応援が増えてきて、気持ちも高ぶり、ペースも5分半を切るようになってきました。




10kmまでの5kmは、27分14秒で通過。サブ4を狙えるペースになってきました。




橘橋で先頭ランナーの松本翔選手とすれ違いました。
(例年より早くすれ違ったと思ったら、大会記録で優勝されていました。)


10kmから21kmまでは、応援が多く、意識しなくてもペースが上がるので、ここからはペースが上がり過ぎないことを考えて走ります。




橘通り、昨晩宿泊したエムズクレールホテル宮崎前で右折して、宮崎県庁前の通りへ


道幅が狭くなり、ペースも速くなっている感じがします。


折り返して、再び、橘通りへ
4時間のペースランナーが近づいてきました。
てっきり、自分の後ろを走っていると思ったのですが、前方にいたので、今年の自分のペースは最初遅かったと気づきましたが、
逆に考えれば、余裕を持って追いついてきたので、いまのところは順調な走りです。


15kmまでの5kmは、27分3秒。ほぼ予定通り、これ以上ペースを上げないように気をつけます。


昨日の夜は、道路も歩道も混雑していた橘通り、車の姿はなくランナーと応援で独占しています。


エイドで日向夏やみかんを食べて、エネルギーを補給しつつ、落ち着いたペースで走っていきます。


ここは沿道や仮装ランナーを楽しみつつリラックスすることを心がけます。




コースは宮崎神宮方面へ、折り返しが近づいてきました。


この辺は、気持ち良く走れます。





宮崎神宮のロータリーで折り返して、再び、往路と同じ道を戻ります。


例年だと気温が上がる時間帯ですが、この日は雲が広がり、時折、雨粒が落ちてきます。


汗はあまりかかず、普段ならはずしているアームウォーマーもつけたままです。
エイドできゅうりを食べて後半に備えます。


橘通三丁目の交差点付近で、4時間のペースランナーに並びました。
多くのランナーが集団を形成しています。
この先、宮崎県庁へ左折する道は狭くなるので、ここだけは意識してペースを上げて、ペースランナーより少し前のポジションを確保して、混雑なくマイペースで走れる状況を維持しました。




復路の宮崎県庁への道を折り返して、20km地点を通過。この5kmは、27分7秒でした。
ここまでは想定通りの展開で、まだ余力もあります。

20kmを過ぎて帰りの橘橋を渡ると中間点 1時間56分1秒。サブ4を狙えるペースを維持しています。


アオタイ(青島太平洋マラソン)のコースは、ここから30kmまでが、沿道の応援が少なくなり、緩やかな上り坂が多く、ペースが落ちやすくて我慢のしどころです。

昨年は、それを意識し過ぎて、少し無理してペースを上げてしまって、終盤失速したので、今回は、頑張り過ぎず、ペースを落とし過ぎないことを注意して後半を進みます。


後ろの4時間のペースメーカーの集団の足音、声が徐々に遠ざかり、ランナーも追い抜くことが増え、いいペースで走っていることを自覚しつつ、25km地点を通過しました。
この5kmは、27分28秒で、キロ5分半ペースを守っています。


走る前は厳しいと思ったサブ4の可能性も現実味が出てきました。
前方に いちご の仮装ランナーをペースメーカーにして、それを目印に一定のリズムで走ってきます。
(エイドで いちごがみかんを食べている姿が何か面白かったです。)


途中エイドで、みかんを喉に詰まらせましたが、落ち着いて、飲み込んで、進んでいきます。


フィニッシュ地点のサンマリンスタジアムが大きく見えるようになって、30km地点を通過。この5kmは、27分45秒でカバーして、4時間切りに向けてちょっと貯金ができました。


32kmで一旦、大会会場のサンマリンスタジアム近くを通過します。ここから、残り10kmは、青島までサイクリングロードのトロピカルロードを往復します。

長くはないのですが、いくつかアップダウンがあり、風も大きく影響を受ける場所でこのコースの最難関です。

少し余裕が出てきたので、エイドで確実に果物などで栄養補給をして、キロ6分を上回らないペースを心がけます。


さすがに足取りが悪くなりましたが、昨年よりは順調に進んでいきます。
35kmまでの5kmは、28分48秒で通過。まだ、ペースは大幅に落ちておらず、サブ4はかなりの確率で行けそうだと思い始めます。


37kmの青島のエイドでは、名物の日向夏ゼリーと飫肥天があります。
サブ4は大丈夫そうだと思い、両方とも頂きました。


しかし、その油断が、アクシデントをひき起こしてしまいました。
飫肥天を喉に詰まらせてしまい、呼吸ができなくなってしまいました。
先ほどのみかんは、飲み込んだら問題なかったのですが、揚げ物なので、飲み込めず、給水も3km先の40kmまでありません。

仕方なくペースを少し落として、徐々に呼吸を整えることにしました。

この日は、海沿いにも風がほとんどなく、残り5kmも強烈な向かい風がなく、大きなペースダウンは避けることができました。

苦しみつつもなんとか40km地点を通過。この5kmは30分21秒に落ちましたが、サブ4までは残り15分以上あり、何とか間に合いそうです。

NTTフレッツ光

昨年はギリギリで素通りしたラストのエイドで、水を飲んで、詰まらせた喉をクリアにしました。ラスト2.195km、サブ4は大丈夫だと思っても、なかなかフィニッシュが近づかず長く感じます。

それでも沿道からサブ4いけるよ、という声で最後の元気が出てきます。

ラスト1kmで、4時間のペースランナーに追いつかれましたが、ここまでくれば大丈夫です。

ラスト500mを切り、サンマリンスタジアムの周回道路へ、
グロスタイムでもサブ4は大丈夫だとの声がかかり安堵しつつペースをあげます。

フィニッシュ地点が100m手前にならないと見えないので、ラストもとても長く感じましたが、ゲートが見えてスパートしてフィニッシュ。

3時間57分31秒(グロスタイムでも3時間59分11秒)

今年も無事サブ4達成できました。


4時間を切るのはやはり気持ち良いです。




フィニッシュ後は、コーラのサービス
例年ならがぶ飲みするのですが、今年はゆっくり飲んでいました。

気温が低く、寒さであまり喉が乾かなかった感じです。


完走証と完走マンゴーメロンパン、水を頂きました。



例年だったら、青い空なのですが、今年は曇り空、午後1時過ぎですが、走らないととても寒かったです。





今年は、日曜夜も宿をとったので、レース後は、バスで青島のルートインへ
午後3時前後から強い雨が降ってきました。

フィニッシュ後でよかったですが、宮崎らしくない天気でした。

ホテルの温泉でくつろいだ後


夜は、バスの一日乗車券(土日祝ワンコインパス宮崎)が、期間限定で250円と格安となっているので、バスを利用して再び、宮崎の中心部、橘通に向かいました。




毎年、大会前日の土曜の夜に行列ができているチキン南蛮で有名なおぐらへ

日曜の夜は待ち時間なく、入ることができました。


注文をして、出てきたら、なぜ行列できているか謎が解けた感じがしました。


チキン南蛮といえば、唐揚げにタルタルソースですが、
ここのチキン南蛮は、チキンステーキに近く、ナイフとフォークを使って食べます。
さらにボリュームもあり、大満足でした。


その後、宮崎駅をぶらぶらしながら、青島のホテルにバスで戻りました。
(それにしても、正規の運賃だと1300円以上するのですが、1日乗車券は250円、安すぎる感じがします。)



国内宿泊

2017年12月11日(月)大会翌日


また、宮崎らしい青空が戻ってきました。


ホテルで朝食バイキングを食べてチェックアウト、昨日のコースの青島ビーチを少し歩きました。

この日は天気がよかったですが、風が強く、もし走っていたら、ラストは強烈な向かい風になっていたところなので、昨日の天気でよかったかもしれません。



青島 こどものくには、10年前は遊園地だったのですが、今はパークゴルフ場になっています。


毎年、宮崎に来ていますが、街の風景も年々変わってきています。


青島からバスで宮崎空港へ
お昼の便で、東京に戻りました。


今年も今大会で終わり、今年は2回途中棄権のレースを経験してしまいましたが、最後は良い走りで締めくくることができました。

レンタカー


 LAP TIME
  0-  5km 28:30 (5:42.0/km)
  5-10km 27:14 (5:26.8/km)
10-15km 27:03 (5:24.6/km)
15-20km 27:07 (5:25.4/km)
20-25km 27:28 (5:29.6/km)
25-30km 27:45 (5:33.0/km)
30-35km 28:48 (5:45.6/km)
35-40km 30:21 (6:04.2/km)
40-Finish 13:15 (6:02.2/km)
  
前半 1:56:01 (5:29.9/km)
後半 2:01:30 (5:45.5/km)
ネットタイム 3:57:31 (5:37.7/km)
グロスタイム 3:59:11 

参加賞:Tシャツ、タクシー・入浴割引券、メロンパン、水

青島太平洋マラソン 全成績
2004年  4時間03分(PB)
2005年 3時間56分(PB)
2007年 3時間59分 (SB)
2008年 3時間53分(PB)
2009年 3時間49分(PB)
2011年 3時間46分 (SB)
2012年 3時間38分(PB)
2013年 3時間37分 (PB)
2014年 3時間47分(SB)
2015年 3時間57分
2016年 3時間58分(SB)
2017年 3時間57分

公式HP http://www.aotai.gr.jp/

2017青島太平洋マラソン ダイジェスト 動画 https://youtu.be/e4LRpVSESMY 

レンタカー

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)