2012年12月12日水曜日

2012青島太平洋マラソン (その2:レース編)

つづきです。

2012年12月9日(日) 大会当日

朝5時半起床、ホテルの朝食バイキング、走る準備などして、会場までの送迎バスに乗車、朝7時にホテルを出発しました。

例年、道路渋滞が激しいので、最近は、大会関係車両、一般車両と通行可能エリアを分けているようで、30分ほど会場のサンマリンスタジアムに到着しました。




いつもより明らかに寒いと感じつつ、気になる風はほとんど吹いておらず、絶好のコンディションになっていました。



混雑する前に球場内のトイレに入り、貴重品を預け、開会式を見学・ゲスト紹介で、大会会長が猫ひろしさんの名前だけ忘れるというボケ?があったり、和やかな雰囲気でした。



スタート30分前、昨日買った、カロリーたっぷりのなんじゃこら大福を食べて、スタート地点に整列しました。



陸連登録エリアはなく、申告タイム順で、前から2番目のブロックからのスタートなりました。
昨年は、スタート混雑で序盤のタイムが伸びず、焦ってペースアップして、終盤失速したので、今回は、少しスタートで時間がかかっても決して慌てずペースを上げないことを考えていました。



午前9時、レーススタート、1分20秒前後でスタートラインを通過、サンマリンスタジアムの周回道路を走ります。ランナーの波は、ちょうど球場一周を取り囲んでいっぱいになっています。



1キロは6分20秒で通過、昨年と同様、時間がかかりましたが、今回は慌てず我慢、マイペースを保ちます。国道220号線に入り、パームツリーが南国雰囲気を醸し出しています。しかし、明らかに例年と違う寒さ、そして、穏やかだった風が突然、強く吹き始めました。



混雑は解消されましたが、1キロのペースが5分15秒前後で、いつもより10秒ほど遅く、全くペースが上がりません。



2週間前の疲れが残っているのか、それとも、寒さで体が動いていないのか、いずれにせよ、この時点で自己ベストの更新は諦めて、昨年の3時間46分を上回る青島でのベストを狙うことにしました。



5キロ地点は27分32秒で通過して、徐々にタイムが上がるかなと思ったら、強い向かい風と細かなアップダウンで上がるどころか、停滞気味です。思ったより調子が悪いのか、相性のよい青太も今年は苦しいレースになるのか、そんな思いを巡らせつつ、10キロ地点を通過、この5キロは26分29秒、この時点ですでに3分以上、つくばのタイムより遅くなりました。



しかし、ここからが、このコースのハイライト、大淀川を渡ると、沿道の観客が増える橘通りに入りました。大きな建物が増え、強風も抑えれ、さらに大声援で気持ちが高揚して、自然とペースが上がってきました。



この大会は、何といっても、高校生ボランティアが素晴らしく、熱烈な応援をしてくれます。ハイタッチしながら、気持ちを高めていきました。
(特に、女子校生の青いスタッフポンチョが良い感じです。)

一旦、宮崎県庁方面に曲がると、先頭ランナーとすれ違いはじめます。猫ひろしさんは、今回は設定タイムが3時間以内だったようです。前の方にはいませんでした。



折り返して、再び、橘通りに戻ると15キロ、この5キロ25分35秒、ようやく通常のペースに戻りました。



エイドでは、バナナもありましたが、日向夏やみかんがあったので、そちらを中心に食べて、後半に備えました。

大鳥居をくぐると、宮崎神宮の折り返しが近づいてきました。この辺りも多くの応援で、気持ちが高まります。17キロで折り返して、方向が変わると、追い風と思ったら、風の方向が一定ではなく、横風時々ちょっと追い風でした。






まだ余力があり、日向夏ゼリーエイドも、積極的に取って食べました。再び、県庁を通り、折り返すと、20キロ、この5キロは25分53秒でした。そして、大淀川を超えると21キロ、中間点(今年は看板なかったですが)、1時間51分台のタイムで通過しました。



3時間45分ぐらいは狙えるか。そう思いつつ、青島太平洋マラソンは、残り半分が沿道の声援も少なくなり正念場で、ここからさらに気を引き締めて走りました。

追い風になってきましたが、このコースで一番標高の高いところで、思ったよりもペースが上がらず、25キロは26分3秒で、再び26分台に落ちてしまいました。

ただ、まだ足は動いていたので、少しペースアップを試みました。ゴールのサンマリンスタジアムが見え始め、追い風に乗ってペースは上がっているかと思って時計をチェックしても、1キロごとそれほど上がってきません。



30キロは25分42秒で通過、残り12キロ、つくばではペースが落ちたので、ここから、落とさないことに注意をしました。

運動公園へ向かう坂を下ると残り10キロ、あと50分、キロ5分で走れば自己ベストと頭をよぎりましたが、ラスト5キロは再び向かい風になるので、さすがに無理だろう。色々交錯しながら、運動公園内から青島へ向かう自転車道トロピカルロードへと出て行きました。

気づくと、結構な人数をごぼう抜きしているなと思いつつ、走るリズムが徐々に良くなっているのを感じました。35キロは、3時間2分34秒、この5キロは25分20秒で通過。つくばがちょうど3時間だったので、2分半以上遅いタイム、次の5キロ、25分で走れたら、自己ベストも可能と思いつつ、いつも、そのような期待をして、失速しているので、厳しいだろうなと思いながら、青島を望む海沿いの道を走っていました。



35キロ以降は、自分が想像しているペースより、実際のタイムが遅くてがっくりすることが常ですが、1キロごとタイムをチェックすると、5分前後のペース、ひょっとしたらという思いがよぎり始めます。

37キロの折り返し地点、名物の日向夏のゼリーと飫肥天があるのですが、ゼリーだけ食べて、ちょっと離れた場所にある飫肥天は諦めて、ラスト5キロに懸けることにしました。



折り返すと向かい風、しかし、午前中と比べると多少穏やかになっている感じ、ただし、路面はコンクリートで悪く、いつも苦戦する道、さすがにペースは落ちるだろうなと思いながら走っていると、38キロ、39キロとまだ5分のペースを維持しています。

上り坂も向かい風も、勢いを落とさず、この数キロで何百人ものランナーを追い抜いています。橋のアップダウンを終えて、再び運動公園内に入ると40キロ地点、この5キロは24分57秒で、17年前の初マラソンの最初の5キロ以来の25分切り、それも、体力的にもコース的にも一番厳しい35~40キロでの記録に自分で驚いてしまいました。

それでも、気を抜いたら失速すると思い、最後の給水には寄らず、スピードを落とさずゴールへ、長いと感じつつも、キロ5分を切るペースを維持して、サンマリンスタジアムの周回道路へ、円状にほぼ球場を一周するラストは、ゴールゲートがなかなか現れず苦しいのですが、踏ん張って、ゲートが見えたら、ラストスパートをしてゴール。



2週間前のつくばより、さらに52秒更新する3時間38分20秒でゴールしました。
(グロスタイムでも3時間39分38秒で、つくばより20秒更新しました。)

前半は1時間51分、後半は1時間47分で、フルマラソンでは、初めてのネガティブスプリット達成しました。青島は相性のよい大会ではありますが、最後、ここまで走れたのは驚きでした。

2005年も、つくば―青島 のパターンで中2週間で走り、どちらもベスト更新しています。
フルマラソンの中2週間は、自分にとってはよい間隔で、後半ペース落とさず走れるようです。
(2週連続フルマラソンというケースも、何度かありましたが、その時は、全て2週目の大会はボロボロでした。)

これで、サブ3.5も、遠い目標ではなくなってきましたので、来年、再来年までには、何とかしたいと思います。

ラップタイム
  0-  5km 27:32 (つくば25:23)
  5-10km 26:29 (        25:34)
10-15km 25:35 (        25:40)
15-20km 25:53 (        25:24)
20-25km 26:03 (        25:20)
25-30km 25:42 (        26:02)
30-35km 25:20 (        26:41)
35-40km 24:57 (        27:18)
40-Goal 10:49 (         11:50)

前半 1:51:13 (つくば1:47:27)
後半 1:47:07 (    1:51:44)

ゴール 3:38:20  (つくば3:39:12)

1キロごと(修正値)
 0- 5km 6:20-5:25-5:15-5:11-5:21
5-10km 5:26-5:21-5:11-5:19-5:12
10-15km 5:14-5:12-5:10-5:06-4:54
15-20km 5:15-5:12-5:08-5:14-5:05
20-25km 5:13-5:14-5:07-5:12-5:17
25-30km 5:12-5:09-5:07-5:07-5:07
30-35km 5:08-5:08-4:59-5:02-5:03
35-40km 5:02-4:56-5:02-4:54-5:03
40-Goal  4:56-4:56-0:57


参加賞:Tシャツ、タオル、ティッシュ、タクシー・入浴割引券、メロンパン、ゼリー

青島太平洋マラソン 全成績

2004年  4時間03分(PB)
2005年 3時間56分(PB)
2007年 3時間59分
2008年 3時間53分(PB)
2009年 3時間49分(PB)
2011年 3時間46分
2012年 3時間38分(PB)


青島太平洋マラソン http://www.aotai.gr.jp/

つづく

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)