2013年1月30日水曜日

2013第11回奥むさし駅伝 (その1)


奥むさし駅伝
http://www.city.hanno.saitama.jp/0000000959.html


2013年1月27日(日)

繰り上げなく、襷をつなげることを目指して、今年も奥むさし駅伝出場しました。

実業団駅伝、箱根駅伝、高校駅伝に出場したランナーが数多く参加する6区間約39キロを走る大会で、第3中継所と第5中継所で、繰り上げ措置が取られ、特に第5中継所は、1時間50分(計29.5キロをキロ3分44秒平均)までに通過しなければならず、過去の大会はすべて、この第5中継所で我がチームは繰り上げスタートになっており、ここで襷を繋げることが念願となっていました。

それでも、昨年はチーム内にアクシデントが発生しながらあと2分21秒まで迫り、現実味を帯びてきました。とは言いつつ、完全にタイムで足を引っ張っているのは自分で、苦手な短い距離を克服するため、ここ1カ月は長い距離を封印してスピード練習に心がけてきました。

昨年は、調子のピークが合って、好調を維持して大会に臨めたのですが、今年は12月のフルマラソンで一旦ピークがあり、その後、下降傾向で、さらに正月に体調を崩すなどして、今ひとつ調子が上がっていない状態で、それでも走力自体は去年より向上しているので、悪いなり、数秒ですが、5キロの自己ベストを更新して、大会前日を迎えました。



前日の土曜日、近くの陸上競技場で1000mを走ってみると3分45秒かかってしまいました。本番では、約5キロを3分53秒平均で走らなければならず、明らかに調子が悪く、不安を抱えたまま、飯能に向かうことになりました。



1月27日(日)大会当日、朝5時半。ホテルの外を眺めると、暗い中、佐久長聖高校の選手が駐車場でウォーミングアップを始めていました。もっと速く走るためには、練習が足りないなと痛感しつつ、東飯能駅前の受付で、ゼッケンや襷、パンフレット、参加賞などを受け取りました。



 



一旦、ホテルに戻って、朝食を済ませ、準備をして、7時半前にチームメンバーと合流しました。今年も中継所でのサポートに多くの方に来て頂いてありがたい限りです。



ここから、電車に乗って各中継所に分かれて、スタートを待ちます。



今回も、いわゆる「繋ぎの区間」と言われる4区、4.679㎞で下り基調のコースで走りやすく、チーム内で一番遅いランナーが担当するところ、今年で3回目で、コースの下見を合わせると10回近く走っていて、熟知した道です。



スタート地点から一番離れた西吾野駅が第3中継所で、すでに多くの人が準備をしていました。

午前9時、レースがスタートしました。

テレビ中継はないので(地元のケーブルテレビはあったようですが)レースの状況は分かりません。

とりあえず、寒いので念入りのウォーミングアップをしました。

すると、見覚えのある顔がすれ違いました。川内優輝選手でした。

この大会有名選手は1区や6区を走ることが多いのですが、川内選手は補欠登録だったので、(前週エジプトマラソン+埼玉県駅伝出走したこともあり)、一番、負担の軽い4区の起用だったと思います。





ちょっとワクワクしつつも、チーム状況が気になります。

今回は、同じ区間を走ったことがある経験者が多く、ある程度タイムは予測でき、自分の頭の中でシミュレーションをしています。

4区は、三年前19分22秒、昨年18分31秒で走って、今回の設定タイムは18分10秒です。

4区が終わった時点で繰り上げまで残り20分、10時30分までに襷を渡せれば、かなりの確率で襷を繋ぐことができると思っていたので、

・10時11分より前に襷をもらえれば、前半ゆっくり入って後半上げる安全策。
・10時11分台で襷をもらえれば、イーブンペースで走る。
・10時12~13分台で襷をもらったら、前半から突っ込んで、失速覚悟で勝負する。
・10時14分台以降だったら、自分の走りに徹する。

そんな感じで、いくつかのケースを想定して、どんな状況でも対応しようと考えていました。

1区中間点で16分台と速い通過をした後、メール連絡がなく少し心配したのですが、35分台の通過、ほぼ予定通りのタイムで、過去2回経験したことのない緊張感が漂い始めました。

我がチームで鬼門になりつつある2区、9時55分台で通過、こちらも想定内で、さらに緊張してきました。果たしてちゃんと役割を果たせる走りができるのか、ウォーミングアップも何か重く感じ、重圧がかかってきました。

風も強く吹きはじめましたが、幸い、4区は追い風気味になりそうな風でした。

10時過ぎると、先頭の中央大学が第3中継所に入ってきました。出番が近づき、中継所付近で、仲間の到着を待ちます。

つづく


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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)