2013年4月25日木曜日

2013長野マラソン (その2)

つづきです。

4月21日(日)

午前1時半ごろ、一旦、目が覚めて、窓の外を見るとまだ雨。
とりあえず、安心して、再び、布団に入り、

午前5時半起床、カーテンを開けたら、一面真っ白でした。



携帯でツイッター等をチェックしても、特段、メッセージがなかったので、
とりあえず、いつも通り走る準備をしました。


雪は止む気配なく、むしろ強く降り、
見る見るうちに、一面の白さの度合いが濃くなっていく気がしましたが、
ほどなくして、大会主催側から「予定通り開催」のつぶやきが入りました。



(残念ながら同日開催の車いすマラソン(ハーフ)は中止となりました。)

開催が決まれば、雨より雪のほうが楽しみというか、面白そうというのか、
雨の時とは異なるワクワク感が出てきました。

長野マラソンは、過去12回、1回だけスタート直前まで大雨だったことがありますが、レース中、雨に降られた経験はありません。今回もそのジンクス通り?雨ではなく雪です。



ホテルを出て、外を歩くと車道は積もっていないものの、歩道などは積もりはじめて、咲き始めた花にも雪が積もっていました。





臨時駐車場からのシャトルバスに乗ると、車内でラジオで、高速道路が大雪で通行止めとのニュースが流れ、車内でどよめきか。しかし、車が走れなくても、人は走ります。


スタートのアクアウィングに到着すると、例年は、芝生の緑、桜のピンクが鮮やかなのですが、今年は真っ白な雪景色で、そこに多くの人が集まり、バブル時代のスキー場のような雰囲気です。


陸連登録者は、陸上競技場内でアップができるのですが、トラックには雪が積もっており、ボランティアの方が必死で雪かきをして頂いて、2~3コースは走れる状態になっていました。

大半の人は、室内で雪対策を施しているところでした。




空いているバックスタンド側のトイレに入って、その後、トラックで走っている選手を見てみると、ワイナイナ選手やおそらく川内選手等、招待・ゲストランナーが雪の中、ウオーミングアップしていました。

スタート時刻が近づき、
いつもの格好に、ビニールのポンチョを被って、荷物を預け、スタートラインに向かいました。

気温は0.4度、しかし、風がないせいか、人が密集しているせいか、それほど寒くは感じません。



いつもレースと比べて、明らかに参加者のテンションは高めで、雨ではなく雪のレースを楽しもうとしている感じです。

午前8時半、例年とは違った景色の中、長野マラソンがスタートしました。


2週間前のさが桜マラソンは4時間オーバーだったので、今回は練習もまだ十分できておらず、さらに悪天候なので、とりあえず楽しみながら4時間以内で走れればという気持ちでスタートをきりました。

沿道からの応援は少ないだろうなと思っていたら、雪が降り続く中でも、多くの方の声援があり、励まされます。

路面は凍結しておらず、時折、大きな水たまりがあり、それを避けながら走る感じで、初めはリズムがとれず、最初の1キロは6分近くかかりましたが、その後、5分10秒台で、2週前のさが桜マラソンよりは、走れている感じです。

途中、ポケットのものを取ろうと気にしているうちに、右の手袋をいつのまにか落としてしまいましたが、(寒さには強い方なので)手袋なくても、あまり気にならずに走れました。



長野市内の中心部に入って、5キロ通過、26分48秒、サブ4を目指すにはまずまずのタイムでした。

善光寺に向かっての坂を上り終えると、長野駅に向かって緩やかに下る中央通り、ここも傘をさしながら多くの人が応援してくれています。





気持ちよく下っていると、1キロのラップタイムが4分30秒台。目を疑いました。そんなに速くないはず、GPSが雪で機能していないのではないか?そんな疑いをもちながら、8キロ、9キロを通過すると、いずれもキロ5分を切るタイムで、ペースが上がっています。

途中、大きな水たまりに気付かず、足を入れてしまい、早くも左足にマメの兆候が出始めましたが、10キロ地点は、24分57秒で通過して、長野では過去最速ラップです。

後半暑さで苦しむ長野マラソン、今年は気温が上がらないので、もしかしたら、自己ベストを狙えるのではないかと、密かに自分に期待します。

雪は相変わらず止む気配がないまま、ビッグハットの横を通り過ぎて、五輪スピードスケート会場のエムウェーブを目指します。

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)