平成25年5月24日(金)に岡山県庁にて第3回おかやまマラソン(仮称)準備委員会が開かれ、基本構想が発表されました。
2年後の秋の予定で、詳細はこれからのようです。
秋の大会となると、大阪マラソン、神戸マラソン、下関海響マラソン、福知山マラソンといった既存の人気大会のある中で、長年継続して大会を開催することが重要となってきますので、県や市の負担金をいかに少なくして、効率的に充実した運営ができるかが今後のカギとなってくると思います。
少し気になるのは、行政(市・県)の負担金が2億円と高額なことです。長野マラソンと比べると、1桁違いますし、東京マラソンの都負担金よりも高くなっていますので、もう少しスリム化する必要があると思います。
イベントや事業は、色々面白いものが企画されていますが、
おかやまマラソンランニングアイドル「おかやまRUNドル」によるPRは、いかにも、おじさん的発想かなと個人的に思います。
むしろ、女性の参加者の方が、地元で消費をしてくれるので、行うのであれば、「イケメン制服応援隊」による35キロ地点での応援にした方が、女性参加者が増えると思います。
コース設定が今後、課題となると思いますが、県外からの参加者を呼び込むのであれば、倉敷美観地区もコースの一部に含めれば面白いと思いますが、交通事情や岡山市と倉敷市との関係を考えると厳しそうですね。
おかやまマラソン(仮称)基本構想
http://www.pref.okayama.jp/page/337385.html
開催時期:平成27年秋季 (※想定可能な最も早い時期)
種 目: フルマラソン、短い距離のレースを併設
参加人数:15,000 人 (併設レース含む。)
制限時間:6~7時間
基本方針:県民・市民みんなで参加「走る」「みる」「支える」大会
コース
- 岡山が誇る名所旧跡や、普段走ることができない空間(後楽園・岡山城周辺、桃太郎大通りなど)を取り込み、走って楽しいコースとする。
- 公益財団法人日本陸上競技連盟の公認コースとする。
- 平坦地にコースを設定し、記録更新を目指す方や、初挑戦・完走を目指す方など、様々な方がそれぞれの目標を達成しやすいものとする。
- 多数の観客が見込まれるコースとする。
- 15,000 人のランナーが安全かつスムーズに走行できる道路幅とする。(→概ね2車線以上の道路幅(スタート地点付近は3~4車線幅)
- 大規模・長時間の規制による、沿道住民の日常生活や企業の営業活動への影響が極力少なくなるよう、迂回路が十分確保できるコースとする。
スタート・フィニッシュ地点
kanko スタジアム又はその周辺道路とすることを基本として検討
大きな地図で見る
- 大会運営に必要な諸施設(受付、更衣室、手荷物預かり等)や、EXPO等の関連イベント会場、収容バス等の輸送路などのスペースを十分確保できる。
- 15,000人のランナーが整列し、安全にスタート可能な道路が周辺に存在する。
- 選手、役員、観客等を円滑に輸送する公共交通機関が存在する。
- JR岡山駅及び岡山空港からのアクセスが良く、県外参加者の取り込みも期待できる。
- 山陽女子ロードレース大会のスタート・フィニッシュ会場
- 既存施設(桃太郎アリーナ等)を活用することにより、仮設物の設置に係る経費を節減できる。
- スタート会場とフィニッシュ会場を同一とすることにより、手荷物、役員等の輸送運搬や、会場設営に係る経費を節減できる。
主催事業
①トップアスリートと一緒に走ろう!キッズランニング教室
岡山にゆかりのあるマラソン選手を招へいし、「おかやまマラソン(仮称)から、次世代のメダリストを育成」をテーマにした、子ども向けのランニングクリニックを展開。
■対象: 県内の幼児・児童など
■開催場所: 県内競技場
■開催時期: 1年前、もしくは、100日前などの節目
②おかやまマラソンランニングアイドル「おかやまRUNドル」PRキャラバン
岡山在住のランニングアイドル、略して「RUNドル」を結成。岡山が好きで、走ることで岡山の魅力を全国に発信することができる!という方を公募。
近隣府県で開催される大会や、県内各地をキャラバンしたり、ランドルブログを書くなど様々な広報活動を行ってもらう。
■対象: 県民・市民
■開催場所: 近隣府県、県内各地
(商店街・スポーツ大会・トップクラブチームの試合会場・メディア等)
■開催時期: 1年前頃から
③おかやまマラソンEXPO
スタート・フィニッシュ会場において、岡山のご当地グルメの飲食、県内物産の販売コーナー、スポンサーブース、県内各地域の情報発信コーナーなどを設置するとともに、大会を盛り上げる様々なステージイベントを開催。参加ランナーだけでなく誰もが楽しめる内容とし、岡山の魅力を多くの人に知っていただく「お祭り」として実施。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: スタート&フィニッシュ会場内の広場
■開催時期: 大会前日~当日
④沿道応援-1 おかやまチビッ子応援団
県内の保育園や幼稚園などに呼びかけ、沿道で応援パフォーマンスをするなどして、ランナーに声援を送っていただく。
■対象: 県内の幼児・児童
■開催場所: コース沿道のイベントスペース
■開催時期: 大会当日
⑤沿道応援-2 中高校生ハイタッチ応援団
ランナーを元気づけるために、県内の中高校生に呼びかけ、学生服を着て、声援を送りながらハイタッチをしてくれる学校、生徒を大募集!また、学生服がシェア日本一であることを全国にアピール。
■対象: 県内の中高校生
■開催場所: コース沿道のイベントスペース
■開催時期: 大会当日
⑥おもてなし給食ステーション
県内の農家や企業、商店街に協力いただき、エイドステーションにて、おかやまグルメをランナーに提供。大会を盛り上げるとともに、県外参加者に岡山のうまいもんをPR。
■対象: ランナー
■開催場所: コース沿道のエイドステーション
■開催時期: 大会当日
⑦おかやまマラソン特別杯桃太郎仮装駅伝
4人一組での参加枠を設定。それぞれ、イヌ・サル・キジ・桃太郎の仮装をして出場。タイムの早かった上位チームには、桃太郎仮装駅伝特別賞を授与。これまでマラソンに参加したことのない方々にも、マラソン参加のきっかけを作る。
■対象: ランナー
■開催場所: マラソン参加
■開催時期: 大会当日
⑧おかやまアスリートの星☆スペシャルサポーターズ
岡山のトップクラブチーム、4チームからそれぞれ応援サポーターとして選出いただき、大会のPRや、セレモニーへの出演、ランナーとしての参加などご協力をいただく。クラブチームの露出を増やすことで、「スポーツ立県おかやま」を内外にアピールする。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: セレモニー参加・マラソン参加など
■開催時期: 大会当日
応援事業
①JA等共同企画フルーツRUN
大会の開催気運を盛り上げるため、1年前などの節目に、ファンランイベントとして開催。コース内に、『フルーツステーション』を設置し、美味しいフルーツを味わっていただくなど、県産品のPRも実施する。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: 県内競技場など
■開催時期: 1年前、もしくは、100日前などの節目
■連携団体: JAなど(想定)
②ショッピングモール共同企画 おかやまマラソンスペシャルWEEK
岡山県内のショッピングモールや商業施設とタイアップ。館内に催事コーナーを設けていただき、トレーニングウェアやグッズなどの特別販売コーナーを設置。合わせて、大会概要や、コース紹介などのパネルも展示し、大会の認知度を高めるとともに、開催気運を盛り上げる。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: 県内商業施設など
■開催時期: 半年前、100日前など
■連携団体: ショッピングモールなど(想定)
③旅行代理店共同企画 魅惑のおかやまマラソンツアー
首都圏等から、おかやまマラソンの参加者を集客するとともに、県内の観光誘客を促進するため、旅行代理店や、交通会社に協力いただき、大会参加と県内観光がパッケージとなった商品を設定いただく。
■対象: ランナー
■開催場所: 首都圏など
■開催時期: 半年ぐらい前から
■連携団体: 旅行代理店など(想定)
④おかやまマラソン協働事業公募
市民団体、NPO、企業などが企画する、おかやまマラソン(仮称)を盛り上げるイベントその他の応援事業、関連事業の公募を行う。認定された団体には、「おかやまマラソン(仮称)」のHPでの告知など、広報連携を行う。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: 県内
■開催時期: 半年ぐらい前から
■連携団体: 市民団体・NPO・企業等(想定)
⑤おかやまマラソン前夜祭 ご当地グルメカーボローディングパーティ
おかやまデミカツ丼や、ひるぜん焼そば、日生カキオコ、津山ホルモンうどんなど、岡山のご当地グルメ満載のカーボローディングパーティを開催。
また、ゲストに著名なアスリートを招いて、ランニングクリニック(トークショー)も合わせて実施し、集客と直前の盛上げを図る。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: 岡山市内ホテルなど
■開催時期: 大会前日
■連携団体: ご当地グルメ推進団体・ホテルなど(想定)
⑥企業共同企画 おかやまマラソン親子スマイルRUN
スタート・フィニッシュ会場エリア内に3キロ程度のコースを設定し、親子参加型のランニングイベントを実施。家族全員で走って楽しんでいただく。
■対象: 親子(小学生)
■開催場所: スタート&フィニッシュ会場内の広場
■開催時期: 大会前々日、もしくは前日
■連携団体: 企業など(想定)
⑦衣料メーカー共同企画 制服応援隊
衣料メーカーとの共同企画として実施。大会当日コース沿道に「制服応援ゾーン」を設け、そこで制服を着て応援してくれた方には全員に、チアスティックなどの応援グッズをプレゼント。ランナーや
大会自体を盛り上げるとともに、岡山の産業を、元気よく内外にアピールする。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: コース沿道
■開催時期: 大会当日
■連携団体: 衣料メーカー(想定)
⑧美術系大学・専門学校共同企画 応援フラッグアート
岡山の美術系大学学生や、岡山で活動するアーティストに、「おかやまマラソン(仮称)応援フラッグ」を制作いただき、大会当日、スタート・フィニッシュ会場や沿道に設置し、大会を盛り上げ、岡山の文化性を内外に発信する。
■対象: ランナー・一般
■開催場所: コース沿道
■開催時期: 大会当日
■連携団体: 県内の美術系大学、専門学校の学生・アーティストなど(想定)
⑨岡山活性化!共同企画ランナー応援キャンペーン
岡山の商店街組合やアーケードとの共同企画として実施。ランナーが、ゼッケンや完走メダルを見せると、それぞれの店舗で様々なサービスが受けられる取組を展開。ランナーへのおもてなしと、地元経済の活性化を図る。
【展開イメージ】
- 飲食店で、最初のビール半額
- スーパー銭湯で、入浴料100円引き
- 商業施設のクーポン券
- 宿泊ホテルのマッサージが5%オフなど
■対象:ランナー
■開催場所:県内・市内商店街やデパートなど
■開催時期:大会直前~大会後
■連携団体:商工会議所等、幅広い地元企業(想定)
「おかやまを丸ごと走ろう!」キャンペーンの実施
「おかやまを丸ごと走ろう!」をスローガンに、県内既存大会実施主体と連携し、共同企画を実施することにより、県民の県内既存大会への参加を促すとともに、県外からの誘客を積極的に行う。
①おかやまを丸ごと走ろう!ポータルサイトの立ち上げ
県内の各マラソン大会実施主体と連携して、県内のマラソン大会情報を一元化し、県内大会の開催情報を発信。また、各大会の個別HPとのリンクや、県内大会連携企画のPRも行う。
②「おかやまのマラソン」PRイベント
おかやまマラソン(仮称)の大会前日及び当日に、スタート・フィニッシュ会場で開催されるEXPOにおいて、県内の各マラソン大会を広報するブースを設置。
また、同EXPO内ステージにおいて、県内の各マラソン大会のPRイベントを行う。
③おかやまを丸ごと走ろう!スタンプラリー
県内の各マラソン大会に参加又は観戦された方を対象としたスタンプラリーを実施し、一定以上のスタンプを集めた方に抽選で岡山県の特産品をプレゼントする。
④おかやまマラソン先行抽選枠の設定
県内のマラソン大会の一定距離以上の種目を完走した方を対象に、おかやまマラソンの先行抽選枠を設定し、一般参加の募集に先立ち、募集・抽選を実施。
大会運営費の予定
支出
広報・イベント費 52百万円 (大会告知、セレモニー、イベント等)
交通安全対策費 105~122百万円 (交通規制告知、警備人件費等)
大会運営費 137百万円 (会場設営、コース運営、 役員・ボランティア関係経費)
エントリー・記録関係費 37百万円(エントリーセンター運営、記録計測等)
事務局関係費 16百万円
計347~364百万円
財源構成
参加料収入129百万円 (フル10,000円×12,000人、併設3,000円× 3,000人)
協賛金収入 30百万円
行政負担 188~205百万円
計347~364百万円
0 件のコメント:
コメントを投稿