横浜国際女子マラソンは、1979年〜2008年まで行われた前身の東京国際女子マラソンを受け継ぐ形で、2009年から始まりましたが、2014年11月16日、今回の大会を持って、財政難の理由で、終了することとなりました。
横浜国際女子マラソンが終了→来年からはさいたま開催へ - NAVER まとめ http://bit.ly/1zqDbpA
11月開催の横浜国際女子マラソンは、コースは平坦であるものの、高温になることが多く、シーサイドコースのため午後から風が強く吹き、大阪、名古屋と比べると記録が出にくい傾向にありました。
3時間以内で走ったランナー数を比較すると、
昨年のシーズンでは、2012年から市民マラソン化して、さらに、スタート時間を昼から午前スタートに変更した名古屋ウィメンズマラソンが92人と最も多く、次いで、大阪国際が75人と続き、横浜国際はわずか36人で、毎年同様の傾向が続いていました。
これは、気象条件と共に、実業団の選手の多くは12月の実業団駅伝に出場するために、この大会への有力選手の出場が少ないことがあります。さらに、最近は、一般の市民ランナーも、参加資格を持っていても、記録の狙いやすいつくばマラソン等に出場し、この大会を回避するランナーも見られるようになりました。
このような状況だったので、ある程度、予想はされていましたが、朝日新聞の苦しい状況もあり、早めに終了の決断がなされました。
さいたま開催への課題
来年以降は、さいたま市への開催が打診されていますが、色々解決しなければ、いけない問題が多く、一筋縄ではいかないような気がしています。
1) 開催日程
さいたま市では、2016年度から市民フルマラソンを実施する予定ですが、2015年はエリート女子のみの大会として行うこととなりそうです。
日本陸連では、現在と同じ11月開催の意向があるようです。
しかし、11月の第3週は、さいたま市の隣の市で、上尾シティマラソン(ハーフマラソン)が開催されています。同日の開催するとなると、交通渋滞や人員確保等の問題が生じるので、どちらかの日程を変える必要が出てきそうです。
また、11月の最終週は、小江戸川越ハーフマラソンもあります、コース設定によっては、調整する必要が出てきそうです。
毎年11月3日に、埼玉県で行われてきた東日本実業団女子駅伝が今年限りで終了しましたので、11月の上旬での調整も考えられるかもしれません。
2016年度以降についてですが、さいたま市のフルマラソン大会については、提言書を読むと、2月又は3月開催で計画を進めようとしておりこの点についても調整する必要が出てきそうです。
フルマラソン開催に係る提言書~市民参加で、さいたま市の魅力を国内外に発信~
平成 26 年 3 月 フルマラソン開催検討委員会 (PDF)
http://27.100.10.181/006/015/039/002/p035426_d/fil/teugensho20140408.pdf
2)スタート方式
市民マラソンと一緒に行う場合、
名古屋ウィメンズのように市民ランナーも女性限定にした場合は、スタートは全員一斉スタートとなると思いますが、
男性も一緒に走る場合は、女子エリートと一般でスタート時間をずらす必要が生じてきます。ロンドンマラソンやニューヨークシティマラソンでは、そのような方式がとられています。
このようなウェーブスタートの場合、一般ランナーの制限時間を東京と同じ7時間をとろうとすると、交通規制の時間が更に長時間必要となってくるので、色々と制約が出てきます。
3)コース設定
さいたま市内のみのコースにするのか、川越、上尾など近隣都市を通るコースにするのか、後者の場合、既存大会と重なるので11月開催が難しくなります。
*******************
その他、新たな主催者、テレビ放送等、さいたま市で、当初の案で考えていた計画を一度白紙にして、練り直す必要も出てくることも多くなると思いますが、どのように解決させていくのか、今後の動きに注目したいと思います。
横浜国際女子マラソンが終了→来年からはさいたま開催へ - NAVER まとめ http://bit.ly/1zqDbpA
11月開催の横浜国際女子マラソンは、コースは平坦であるものの、高温になることが多く、シーサイドコースのため午後から風が強く吹き、大阪、名古屋と比べると記録が出にくい傾向にありました。
3時間以内で走ったランナー数を比較すると、
昨年のシーズンでは、2012年から市民マラソン化して、さらに、スタート時間を昼から午前スタートに変更した名古屋ウィメンズマラソンが92人と最も多く、次いで、大阪国際が75人と続き、横浜国際はわずか36人で、毎年同様の傾向が続いていました。
三大女子マラソンのサブ3ランナー数の推移 |
このような状況だったので、ある程度、予想はされていましたが、朝日新聞の苦しい状況もあり、早めに終了の決断がなされました。
さいたま開催への課題
来年以降は、さいたま市への開催が打診されていますが、色々解決しなければ、いけない問題が多く、一筋縄ではいかないような気がしています。
1) 開催日程
さいたま市では、2016年度から市民フルマラソンを実施する予定ですが、2015年はエリート女子のみの大会として行うこととなりそうです。
日本陸連では、現在と同じ11月開催の意向があるようです。
しかし、11月の第3週は、さいたま市の隣の市で、上尾シティマラソン(ハーフマラソン)が開催されています。同日の開催するとなると、交通渋滞や人員確保等の問題が生じるので、どちらかの日程を変える必要が出てきそうです。
また、11月の最終週は、小江戸川越ハーフマラソンもあります、コース設定によっては、調整する必要が出てきそうです。
毎年11月3日に、埼玉県で行われてきた東日本実業団女子駅伝が今年限りで終了しましたので、11月の上旬での調整も考えられるかもしれません。
2016年度以降についてですが、さいたま市のフルマラソン大会については、提言書を読むと、2月又は3月開催で計画を進めようとしておりこの点についても調整する必要が出てきそうです。
フルマラソン開催に係る提言書~市民参加で、さいたま市の魅力を国内外に発信~
平成 26 年 3 月 フルマラソン開催検討委員会 (PDF)
http://27.100.10.181/006/015/039/002/p035426_d/fil/teugensho20140408.pdf
2)スタート方式
市民マラソンと一緒に行う場合、
名古屋ウィメンズのように市民ランナーも女性限定にした場合は、スタートは全員一斉スタートとなると思いますが、
男性も一緒に走る場合は、女子エリートと一般でスタート時間をずらす必要が生じてきます。ロンドンマラソンやニューヨークシティマラソンでは、そのような方式がとられています。
このようなウェーブスタートの場合、一般ランナーの制限時間を東京と同じ7時間をとろうとすると、交通規制の時間が更に長時間必要となってくるので、色々と制約が出てきます。
3)コース設定
さいたま市内のみのコースにするのか、川越、上尾など近隣都市を通るコースにするのか、後者の場合、既存大会と重なるので11月開催が難しくなります。
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その他、新たな主催者、テレビ放送等、さいたま市で、当初の案で考えていた計画を一度白紙にして、練り直す必要も出てくることも多くなると思いますが、どのように解決させていくのか、今後の動きに注目したいと思います。
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