第3回土佐乃国横断遠足 242km(制限60時間)
つづきです。
2016年5月28日(土)午前0時20分 高知市桂浜
スタートから15時間経過、再び走り始めて、しばらくは順調に走れています。
コースは、高知龍馬マラソンと同じ、海沿いの花街道を走ります。真っ暗ですが、波の音は聞こえてきます。
(今年ニュースで話題となった某・元メジャーリーガーの自宅もこの近くのようです。)
3回目で、コースを覚えていたこともあり、ここまでは地図をチェックせずに来ましたが、過去2年、この近辺で道に迷っており(特に2年前は、直進をしすぎて、4kmほど長く走ってしまいました。)慎重に、曲がる場所を確認して、高知競馬場へと向かいました。
チェックポイントの高知競馬場の写真を撮って、春野の運動公園を通過しました。
昨年は、運動公園内のホテルに宿泊して、3時間ほど睡眠して、明け方出発しましたが、今回は、宿泊せずに、近くの休憩スペースのあるコンビニで、仮眠することにしました。
10時50分頃、道の駅かわうその里すさきに到着、ここで友人家族と合流して、しばし休憩しました。
過去2回、ここを通る時に、気になっていた須崎名物 鍋焼きラーメン、営業時間外で食べられなかったのですが、今回は、11時開店のお店、営業時間まで少し待って、鍋焼きラーメンを食べることにしました。
昨日とは一転して、寒くなってきたので、あつあつのラーメンで体を温めることができました。
ここで、前を行くランナーの情報、棄権者の情報が入ってきました。
特に、3回連続出場のランナーが、多数棄権していることを知りました。
完走経験者と未経験者とでは、レースへのモチベーションが異なり、完走経験者の3度目のレースの難しさは、自分だけではないことを知り、少しホッとしました。
昨日は1日9本ほどペッドボトルを購入しましたが、この日は喉が乾くことがなくなり、ほとんど購入することがなくなりました。
第1回大会は、56号線の七子峠を通りましたが、昨年からは、非舗装の道になりました。
1時間15分ほど仮眠をとって、21時ギリギリに、エイドを出発しました。
昨年より3時間遅れのスタート。制限時間との戦いになってきました。
雨が凌げる、お遍路さんの休憩所で、仮眠をしつつ、深夜の道を歩いていきます。
3年連続のキツネうどんで、空腹を満たしました。
8時前に道の駅ビオス大方に到着。昨年より仮眠の時間が短かった分、昨年より2時間遅れ、少し挽回していました。
公式Facebook https://www.facebook.com/tosanokuni?fref=ts
2015土佐乃国横断遠足 (室戸岬ー足摺岬 242km) 完走記
(その1) http://bit.ly/1G2Wk8p
(その2) http://bit.ly/1J8mPtQ
(その3) http://bit.ly/1SKXQ2L
(その4) http://bit.ly/1SQugso
**********************
2014土佐乃国横断遠足 (室戸岬ー足摺岬 242km) 完走記
(その1) http://bit.ly/1tpRR3G
(その2) http://bit.ly/1nzo9fk
(その3) http://bit.ly/1ez8QjX
(その4) http://bit.ly/1J8rz14
(その5) http://bit.ly/1dzqtjw
(その6) http://bit.ly/1JWMUey
土佐の国横断遠足
つづきです。
2016年5月28日(土)午前0時20分 高知市桂浜
スタートから15時間経過、再び走り始めて、しばらくは順調に走れています。
コースは、高知龍馬マラソンと同じ、海沿いの花街道を走ります。真っ暗ですが、波の音は聞こえてきます。
(今年ニュースで話題となった某・元メジャーリーガーの自宅もこの近くのようです。)
3回目で、コースを覚えていたこともあり、ここまでは地図をチェックせずに来ましたが、過去2年、この近辺で道に迷っており(特に2年前は、直進をしすぎて、4kmほど長く走ってしまいました。)慎重に、曲がる場所を確認して、高知競馬場へと向かいました。
チェックポイントの高知競馬場の写真を撮って、春野の運動公園を通過しました。
コンビニの定員の方にも「ゆっくり休んでください」と心良いお言葉を頂きました。
1時間ほど仮眠をとって、午前3時40分頃、再出発しました。
宿泊しなかった分、昨年より2時間ほど速いペースで、あじさい街道に入りました。
午前2時すぎから降り始めた雨が強まってきて、水溜りなどで、足が濡れるようになってきました。
こうなるとマメができやすくなり、気になるようになりました。
100km付近の仁淀川大橋で、空が明るくなり始めましたが、睡魔が再び襲ってきました。
橋の途中で、うとうとして、目をつぶることが多くなり、なかなか前に進まなくなってきました。
橋を渡ると、土佐市内に入りました。眠気が収まらず、雨をしのげるベンチを探して、10分ほど休むことにしました。
(2年前は、眠気覚しにコーヒーやドリンク剤などを多飲しすぎて、脱水症状を起こした経験があったので、初日の夜はそういったものは取らずに我慢しました。)
眠気は治まってきましたが、走りの方は回復せず、足の痛さが気になり、走るよりも歩く時間が長くなってきました。
街の中心部を抜けると、トラックなどの交通量の多い道に、雨脚が強くなり、前日の猛暑から一転して、寒くなってきました。
轍の水たまりに車が通過して、水をかぶることも、何度かあり、心が折れそうになりながら、進んでいきます。
気がつくと、春野での昨年のアドバンテージは早くもなくなってきていました。
新名古屋トンネルを抜けると、須崎市に入りました。
須崎まで来ると、ゴールが少し近づいたと感じるようになりました。
須崎の市街地に入ると、前を行くランナーに追いつき、少し挽回してきました。
午前10時過ぎ、須崎市役所の手前あたりが約120kmの中間地点、昨年とほぼ同じ時間となりました。
昨年は、このあたりはかなり余裕を持って通過していましたが、今回は、かなりいっぱいいっぱいの状態なので、昨年の記録を上回ることが難しく、この時点で制限時間60時間以内の完走を最大目標とすることに下方修正しました。
10時50分頃、道の駅かわうその里すさきに到着、ここで友人家族と合流して、しばし休憩しました。
過去2回、ここを通る時に、気になっていた須崎名物 鍋焼きラーメン、営業時間外で食べられなかったのですが、今回は、11時開店のお店、営業時間まで少し待って、鍋焼きラーメンを食べることにしました。
昨日とは一転して、寒くなってきたので、あつあつのラーメンで体を温めることができました。
ここで、前を行くランナーの情報、棄権者の情報が入ってきました。
特に、3回連続出場のランナーが、多数棄権していることを知りました。
完走経験者と未経験者とでは、レースへのモチベーションが異なり、完走経験者の3度目のレースの難しさは、自分だけではないことを知り、少しホッとしました。
口から出る言葉は、弱気な発言が多くなりましたが、心の中では、完走だけは絶対にする、という気持ちでいました。
11時40分頃、再び、走り始め、須崎の海沿いの風光明媚な景色を楽しみました。雨も止み、少し良いペースで走れるようになりました。
昨日は1日9本ほどペッドボトルを購入しましたが、この日は喉が乾くことがなくなり、ほとんど購入することがなくなりました。
コースは中土佐町に入り、国道56号線を離れて、遍路道になります。
再び、前後にランナーがおらず、単独走で孤独の状態で山道に入りました。
雨で濡れた道は、少し滑りやすくなっていたので、気をつけて登っていきます。
長い階段を登って、135km添蚯蚓のチェックポイントは、14時10分に到着しました。
ここで、すいとんや飲み物を頂き、トレイルの道を再び走り始めました。
昨年は、ここから四万十町まで、かなり良いペースで走ることができましたが、今回は睡眠を十分とれていないこともあり、途中、うとうとしながら、おぼつかない足取りで進んでいきました。
道に迷っていないか、逆走していないか不安に感じながら、進んでいきます。
昨年より長く感じた遍路道がようやく終わり、舗装道路に戻りました。
ここで、私設エイドがあり、飲み物などをいただいて、仮眠のできる152kmの第4エイド東又地区基幹集落センター を急ぎました。
昨年は良いペースで走った道、今年は歩くことが増え、かなり遅くなっています。
次のエイドの制限時間は午後9時、なるべく仮眠の時間を増やしたいので、早く着きたいのですが、なかなか進みません。
再び、睡魔が襲ってきて、うとうとし始めます。足取りがおかしくなり、ふと目が覚めると、「ここ、さっき通った道だ。間違えた。」そんな感覚に襲われました。
どうも、昨年見た景色と、数十分前に見た景色と頭の中が混乱しているようです。
実際は、道を間違えておらず着実に、エイドには近づいています。
JR仁井田駅を過ぎたところで、左折をすると、あと数キロ、近そうで遠いエイド。
今、どこを走っているのか、高知で走っていることを忘れている状態の時もあり、結構ギリギリの状況でした。
それでも、昨年のエイドだったクラインガルテンを通過して数百メートル。
152km・第4エイドの東又地区基幹集落センター に18時19分に到着しました。
やっと、仮眠やシャワーを浴びれると思ったら、ホッとしました。
シャワーや携帯等の充電、着替えなど慌しく行って、ホルモン定食など、食べ物はしっかりいただきました。
調子が悪くても、食欲だけはしっかりあって、それだけは残り距離に向けて、プラス要因でした。
1時間15分ほど仮眠をとって、21時ギリギリに、エイドを出発しました。
昨年より3時間遅れのスタート。制限時間との戦いになってきました。
ここからは、昨年と引き続き、第1回大会に5人でフィニッシュしたラン仲間と並走することになりました。
明らかに、昨年より足取りが重く、必死についていく感じでした。
四万十町の名物、芋けんぴの水車亭を通過して、この先、しばらくなくなるコンビニで初めて、ホットコーヒーを購入して、今晩に備えました。
雨がまた降り始め、寒くなってきました。
コースは、黒潮町に入りました。しばらくは店舗などがなく、孤独で険しい山道が続きます。
途中、応援の車で、コーンスープを頂いて、温まりながら、進んでいきます。
雨が凌げる、お遍路さんの休憩所で、仮眠をしつつ、深夜の道を歩いていきます。
午前2時45分に、土佐佐賀の久しぶりのコンビニに到着。
そばの道の駅なぶら土佐佐賀で、少し休憩をしてから、波音が眠気を誘う海沿いの道を進んでいきます。
昨年より遅いペースなので、海沿いで早くも空が明るくなってきました。
猛暑だった金曜日が、嘘のような天気、海が荒れてきています。
大方近くのビーチで、サーフィンを楽しむ人の姿も数多く見られました。
8時前に道の駅ビオス大方に到着。昨年より仮眠の時間が短かった分、昨年より2時間遅れ、少し挽回していました。
とりあえず、安全圏に入って少しホッとしました。
その後、コンビニで、冷やしうどんで朝食。歩き始めますが、雨が再び、強く降り始めました。
雨で新緑が深まる高知の風景、列車も趣があります。
激しい雨の中、トンネルを抜けると、四万十市に入りました。
ここからは、四万十大橋のチェックポイントまで、足を温存して、ラスト42.195km力を出せるように準備します。
しかし、雨でマメができ、足はむくんで、かなり痛みがありました。
古津賀交差点のチェックポイントを通過して、四万十川へ。すでに、足摺岬をゴールして、帰宅の途につくランナーからのエールを頂きながら、川沿いの道を歩いていきます。
午前11時30分過ぎ、最終チェックポイントの四万十大橋に到着。
昨年より約2時間遅れ、四万十町ー四万十市の区間だけは、過去3回で一番早いタイムで到着することができました。
しかし、足の疲労があったので、ここでしっかり休憩、食べ物も調達して、足摺岬に向けてのラストに備えました。
その4へつづく
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2015土佐乃国横断遠足 (室戸岬ー足摺岬 242km) 完走記
(その1) http://bit.ly/1G2Wk8p
(その2) http://bit.ly/1J8mPtQ
(その3) http://bit.ly/1SKXQ2L
(その4) http://bit.ly/1SQugso
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2014土佐乃国横断遠足 (室戸岬ー足摺岬 242km) 完走記
(その1) http://bit.ly/1tpRR3G
(その2) http://bit.ly/1nzo9fk
(その3) http://bit.ly/1ez8QjX
(その4) http://bit.ly/1J8rz14
(その5) http://bit.ly/1dzqtjw
(その6) http://bit.ly/1JWMUey
土佐の国横断遠足
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